引っ越し時の不用品処分を業者に依頼する相場

次の表は、業者による不用品を処分する料金の一例です。
引用したのは、弊社グループの出張回収センターの料金一覧で、相場より低めに設定されていますが、処分料金が量に応じて変化するなど参考になるでしょう。
買取いちばんドットコムに不用品処分を依頼した場合も、同程度の金額になると考えてください。
| 不用品の量 | 容量 | 目安 | 料金(税込み) |
| カゴ台車 | ~1.5立方m | 大型アイテムを含まないケース | 4,950円~ |
| 軽トラ | ~2.5立方m | 引っ越し・大掃除の際の不用品 | 9,900円~ |
| 1t車 | ~4.5立方m | 一人暮らしで多めの不用品 | 1万9,800円~ |
| 2t車 | ~7立方m | ファミリーで多めの不用品 | 3万9,600円~ |
料金には訪問見積り・出張・日時指定・基本清掃・家電取外し・家具の解体料金が含まれています。正確な料金をお知りになりたい場合は、お気軽に無料見積りをご利用ください。
カゴ台車とは
カゴ台車とはスーパーなどで使われる、3方向に囲いのある台車のことです。
カゴ台車に収まる程度の不用品処分は、4,950円〜が相場となっています。
お客様が一人暮らしで、不用品に大型家具・家電が含まれていないなら、このサイズで収まるでしょう。
軽トラとは
軽トラック一台に収まる程度の不用品処分は、9,900円~が相場です。
不用品にソファなどの大型家具や、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が一点でも含まれると、一人暮らしでもこのサイズが必要です。
1t車とは
1t車一台に収まる程度の不用品処分は、1万9,800円〜が相場です。
一人暮らしの方で大型家具・家電を複数含む不用品を処分するには、このサイズが目安になります。
2t車とは
2t車一台に収まる程度の不用品処分は、2万9,600円〜が相場です。
ファミリーの引っ越しで出る、多めの不用品処分に必要になるサイズです。
不用品処分を業者に依頼するメリット
引っ越し先まで運ぶ予定のない不用品を回収業者に依頼するメリットは、融通が利くところです。
スケジュールや処分する物・量をお客様の都合に合わせられるのは、自治体の不用品処分にはないメリットです。
不用品買取も併用すれば、さらにメリットは大きくなります。
スケジュールの融通が利く
不用品の処分業者なら、お客様の都合に合わせて指定の場所まで来てくれます。
自治体サービスで回収してもらうには、決められた日・時間に所定の場所まで不用品を持っていかねばなりません。
買取いちばんドットコムなら、名古屋市近隣なら即日・最短30分でうかがいますが、3月〜4月、9月〜10月の引っ越しシーズンには、すぐにうかがえないかもしれません。
希望したスケジュール通りの不用品処分がご希望なら、なるべく早くのご予約をおすすめします。
ほとんどの不用品を引き受けてくれる
処分業者なら可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみなどの分別なしにすべてを処分可能です。
家電リサイクル法にのっとって処分する必要がある、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機も引き受けてくれます。
自治体サービスでは分別が必要なうえに決められた日にしか回収してくれませんし、家電リサイクル法の対象アイテムは断られてしまいます。
さらに、買取いちばんドットコムなら、足の踏み場もないなど荒れた現場もお任せいただけます。
また、事業系のごみなど自治体の収集では断られてしまうものもお任せいただけますが、銃器・弾薬など法に触れる恐れがあるものはお断りいたしますので、ご了承ください。
写真や電話でも見積りできる
不用品処分の正確な料金には見積りが必要ですが、家まで来てもらうのに抵抗を感じる方や時間がない方も多いでしょう。
一部の処分業者は写真や電話でも見積りできるので、問い合わせてみてください。
買取いちばんドットコムもLINEで写真を送ってもらったり、電話で様子を伝えてもらえれば見積り可能です。
不用品買取も併用できる
これは、買取いちばんドットコムだけのメリットかもしれません。
弊社は不用品処分もおこなう買取業者なので、不用品の中から使えるものを探し出して買取いたします。
不用品回収にかかった費用を買取で得たお金で埋められるので、引っ越しで物入りな時期にぴったりです。
買取対象は、家具や家電、ブランドバッグ、貴金属など100ものカテゴリに及びます。詳しくは弊社の買取品目一覧をご覧ください。
不用品処分を業者に依頼するデメリット
コストがかかるのが、不用品処分を業者に依頼するデメリットです。
次の章で詳しく扱いますが費用だけの比較では、自治体の不用品処分は業者を圧倒しています。とはいえ、それだけで比較できないのが、不用品処分の難しさなのですが。
自治体の不用品処分を利用する相場

それでは、自治体の不用品処分サービスの相場として、名古屋市の例を見ていきましょう。
ここでいう不用品とは粗大ごみのことで、名古屋市では30センチ角を超えるものと定めています。
粗大ごみ以外は可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、事業系ごみなどに分類されており、処分にはそれぞれのルールに従わねばなりません。
粗大ごみについては、公式ページにさらに詳しく載っているので、参考にしてください。
| 大きさ | 例 | 手数料 | |
| 小 | 換気扇、照明器具、衣装箱、布団、ベビーカーなど | 250円 | |
| 中 | オーディオ機器、ガスコンロ、ソファ(一人掛け)、ゴルフ用品、自転車など | 500円 | |
| 大 | 電子レンジ、ファンヒーター、マッサージチェア、テーブル、ロッカーなど | 1,000円 | |
| 特大 | 電子ピアノ、ソファ(二人掛け以上)、ベッド(マットレスは除く)、カップボードなど | 1,500円 | |
自治体による不用品処分のメリット
繰り返しになりますが、自治体の不用品処分サービスを利用するメリットは料金の安さです。一方でデメリットも大きいのが自治体のサービスなのでご注意を。
自治体による不用品処分のデメリット
自治体の不用品処分サービスのデメリットは融通が利かないところです。
次の例は名古屋市のものですが、ほかの自治体のデメリットも大差はありません。
回収日が月に一度しかない
粗大ごみの回収日は月に一度しかないため、スケジュールを合わせるのが大変です。
引っ越しの不要品処分に活用するには、1カ月くらい前から計画を立てなければならないので、急に決まったケースでは間に合わないでしょう。
手続きが面倒
名古屋市の粗大ごみ回収を利用するには、面倒な手続きが必要です。
インターネットや電話で申し込みが必要ですし、手数料納付券も購入しなければなりません。
手数料納付券とは、処分手数料を納めるともらえるシールのことです。
市内のスーパーなどで販売されているので、処分したい粗大ごみに合わせて購入して貼付してください。
決められた時間・場所に出さなければならない
粗大ごみの回収を依頼したら、月に一度の決められた日の8時までに、集合住宅なら入り口前、一戸建てなら玄関前など定められた場所まで運びます。
回収日は平日なので出勤前の忙しい時間に粗大ごみを運べるか、大きくて重いものを限られた人数で運べるかなど、なかなか悩ましい仕組みです。
家電リサイクル法の存在
自治体では家電リサイクル法の対象であるエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は収集してくれません。
過去に購入した販売店に引き取りを依頼するか、指定場所まで持ち込まねばならないのです。
引き取りを依頼した場合はリサイクル料金と収集料金が、持ち込みの場合はリサイクル料金の支払いが必要になります。
リサイクル料金はアイテムにより異なり1,000~6,000円程度となっています。詳しくは一般財団法人・家電製品協会のホームページをご覧ください。
ごみ出しのルールが難しい
粗大ごみに限らず、自治体のごみ出しルールは厳しいものです。
普段ならともかく、引っ越しであわただしいときに従うのは難しいものです。
名古屋市では可燃、不燃など、ごみを16種類に分け、ルールに従って出すよう定めていますが、たとえば空き瓶回収の日まで引っ越しの期日は待ってはくれません。
事業ごみは対象外
一般家庭以外から出るごみは、自治体の不用品処分サービスの対象外です。
事務所の引っ越しや大掃除などで、大量の不用品が出た場合は、買取いちばんドットコムを含む回収業者に依頼してください。
引っ越し時に不用品処分の費用を抑えるポイント

引っ越し時に大量に出た不用品処分は、融通が利く業者を利用するのが便利ですが、費用が掛かるのが気になる方も多いはずです。
ここからは、費用を抑えるポイントを紹介していきましょう。
複数の見積りで相場を把握する
不用品処分にかかる費用は、全業者一律ではありません。
引っ越し時のように、大量処分が必要なケースではなおさらです。複数の業者から見積りを取って相場を把握したうえで、最も安い業者に任せるのがよいでしょう。
買取いちばんドットコムなら、LINEによる写真送付や、電話によるヒアリングでも見積り可能です。
とはいえ後にも述べている通り、安すぎる業者に依頼するのは不安も残ります。あくまでも相場を把握したうえで安い業者に依頼してください。
自治体サービスと併用する
できるだけ自治体の処分サービスを利用して、できないものは業者に任せるなど、両者を併用するのも不用品処分の費用を抑えるポイントです。
引っ越しが決まったらすぐに要・不要の判断やごみの分別を始める、粗大ごみ回収の日を確認するなど手間はかかりますが、費用は大幅に抑えられるでしょう。
分別・解体は済ませておく
ごみの分別や家具の解体などは処分業者任せにせず、できることは済ませておくことも、費用を安くするポイントになります。
業者によっては解体に3,000〜5,000円、分別に2,000〜5,000円など別途料金を請求するところもあるとか。前もっておこなえば、かなりの節約になるはずです。
買取もできる業者を利用する
不要品処分の専業でなく、買取もできる業者を利用すると費用の節約になります。
買取いちばんドットコムの買取対象は、家具や家電、ブランドバッグ、貴金属など100ものカテゴリに及びます。
処分予定のアイテムに、ただ捨てるのはもったいないと感じる物が含まれているなら、ぜひ弊社をご利用ください。
悪質な業者は利用しない
事前の説明より高い料金を請求された、支払わないなら積み込んだ不用品をすべて下すと脅されたなど、不用品処分業者にまつわるトラブルを耳にするようになりました。
次の項目をチェックして、安心して利用できる業者を利用してください。
口コミや評判をチェックする
利用の前にGoogleマップやX(旧Twitter)、Instagramなどの口コミをチェックして、業者の評判を確かめましょう。
とはいえ、近年では費用を支払って、ニセ物の口コミを掲載する業者もいるようです。
評価がよく似た言い回しばかりではないか、評価者のほかの投稿は怪しくないかなど、口コミの信ぴょう性も確認してください。
買取いちばんドットコムのGoogleマップでの口コミは、2025年11月現在4.6です。中には厳しいお言葉もいただいているケースもあるので、改善に努めてまいります。
見積りが安すぎないかをチェックする
家電リサイクル法の対象であるアイテムの処分には、リサイクル料金として1,000〜6,000円程度必要など、どうしても費用が掛かってしまうのが不用品処分です。
安すぎる業者は、後から高額な費用を請求されかねません。
不用品処分の費用は安いに越したことはありませんが、安すぎる見積りには注意してください。
見積り担当のスタッフをチェックする
あいさつができない、服装が乱れているなど、少しでも怪しさを感じるスタッフが見積りに現れたら、その業者は敬遠するのが無難です。
業者の体質は、そのままスタッフに現れます。
会社情報が不明瞭、連絡先が携帯電話のみ、見積りがわかりづらい、突然訪問してきたなども、悪質な業者を示すサインかもしれません。
まとめ

引っ越し時の不用品処分の費用は、量や内容で大きく異なります。相場を示すのは難しいものですが、一人暮らしの方が業者に依頼するなら5,000~2万円程度と考えておけばよいでしょう。
一方で、相場が安いのは自治体の不用品処分です。
名古屋市なら粗大ごみの処分料金は1点当たり250〜1,500円ですが、融通が利かないのが残念なところ。
引っ越しなど時間が限られているケースでは、頼れないことも多いでしょう。不用品処分業者と、自治体のサービスを併用するのがおすすめです。



