ソファの処分方法8選

今回紹介するソファの処分方法は以下の8通りです。
- 粗大ごみとして捨てる
- 自治体のクリーンセンターへ持ち込む
- 解体して家庭ごみとして出す
- 販売店の引取サービスを利用する
- 買取店に売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの特徴や注意点について、確認していきましょう。
粗大ごみとして捨てる
不要になったソファは自治体の粗大ごみ回収で処分できます。
排出までの流れは以下の通りです。
- 自治体の窓口やウェブサイトで粗大ごみ回収を申し込む
- コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入
- 処理券に必要事項を記入する
- ソファに処理券を貼り、指定日に自宅前や指定場所に出す
手数料は自治体やサイズによって異なりますが、1人掛けで300〜800円、2〜3人掛けで1,000〜2,000円程度が一般的となっています。
大きなソファを手軽かつ低コストで処分できるのがメリットといえるでしょう。
ただし排出時には以下のような注意点もあります。
- 回収日が決まっており、即日処分はできない
- 搬出は基本的に自己対応
- 分解や解体が必要な場合がある
急ぎで処分したい場合や、搬出が難しい場合は不用品回収業者との併用も検討してください。
自治体によっては持ち込み処分のほうが安くなるケースもあるため、事前に料金表を確認しておくと安心です。
ソファを自分で解体し、家庭ごみとして出す
大型のソファはそのままでは粗大ごみ扱いになりますが、解体して小さくすれば家庭ごみとして処分できる場合があります。
手間や体力、時間はかかるものの、処分費を抑えたい方には有効な方法です。
解体手順(例)
- クッションやカバーを外す
- 布地や革部分をハサミやカッターで切り取る
- 木枠や骨組みをノコギリで分解
- 金具やバネなどの金属部分を取り外す
- 可燃ごみ・不燃ごみに分別して袋詰め
作業時にはプラスドライバー・六角レンチなど必要な工具を事前に揃え、ケガ防止のため必ず軍手を着用しましょう。
ネジ・金具は小袋にまとめ、床に散らばらないようにしておくと後片付けが簡単です。
自治体のクリーンセンターへ持ち込む
車や軽トラックでソファを運べるなら、自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)へ直接持ち込む方法を検討するのもいいでしょう。
基本的に即日回収となるため、回収日を待たずにソファを処分できるのがメリットです。
重量やサイズで料金を決定する施設では、個別回収より費用が安くなる可能性もあります。
お急ぎの方や、費用を節約したい方におすすめの方法です。
ただし、利用の際は次の点に注意しましょう。
- 自分で搬入・積み下ろし作業を行う必要がある
- 積載制限や搬入可能時間が決まっている
- 大型ソファは事前に分解が必要な場合もある
受け入れ条件や料金、必要な持ち物(身分証明書など)などは自治体ごとに異なるため、事前確認が必須です。
搬入前には自治体のホームページをしっかり確認するようにしてください。
販売店の引取サービスを利用する
ソファを新しく買い替えるなら、販売店の引取サービスを利用するという方法もあります。
販売店の引取サービス
販売店 | 費用の目安 | 条件・備考 |
---|---|---|
ニトリ | 4,400円(税込)〜 | ・配送商品と「同数量」または「同容量」の家具 ・宅配商品は不可など条件有 |
IKEA | 引取手数料は無料 ※3万円分以上のソファを購入が条件 | ・ソファ購入、かつ配送サービスを利用の場合に、不要な同等商品を引取(配送時) ・オンラインストア、電話注文での購入は対象外、1人掛けソファは不可など条件有 |
島忠ホームズ | 無料 | ・購入家具と同数量かつ同容量の場合のみ可 ・大型家具(配送員設置商品)』が対象 ・店舗引取、宅配商品は不可など条件有 |
大塚家具 | 3,300円(税込)※3人掛けソファ1台の引取料金 | ・購入家具と同数、同等の商品に限り、配送時に有料で引取 |
無印良品 | 無料 | 注文商品と「同種」かつ「同数」の家具のみ引取可 |
自治体の粗大ごみ回収よりも費用はやや高めですが、新品の搬入と同日に処分できる利便性が大きなメリットです。
店舗によって料金体系や条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ただし、こちらは新しいソファを購入時のみ利用できるサービスです。
引取のみでは利用できないことがほとんどなので、注意してください。
処分だけしたい方は別の方法を検討しましょう。
買取店に売却する
カリモク家具や天童木工、カッシーナやアルフレックスといった高級ブランドのソファなら、使用済みでも需要があります。
捨ててしまう前に、リサイクルショップや家具買取専門店に売却を検討してみるのがおすすめです。
売却先の特徴・注意点
売却先 | 特徴 | 向いているケース | 注意点 |
---|---|---|---|
リサイクルショップ | ・幅広いジャンルの製品を取り扱っており、持ち込みやすい ・店舗数が多い | 早く処分したい、近場で済ませたい | 一般的な査定基準のため、高級ブランド家具でも安く評価されやすい |
家具買取専門店 | ブランド・デザイナー・素材など細部まで評価してもらえる | ブランド家具や高品質なソファを売りたい | ・店舗によって査定基準に差がある ・店舗数が少ない |
ブランドもののソファでも、破損や大きな汚れがあるものは大幅に減額されたり、買取対象外になってしまったりする可能性があります。
二度手間を防ぐためにも、写真を送るだけで査定を受けられる「写真査定アプリ」や「LINE査定サービス」をあらかじめ利用しておくと安心です。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
フリマアプリ・ネットオークションは自分で価格を設定できるため、リサイクルショップや買取業者よりソファを高く売れる可能性があります。
以下のポイントを意識すれば、よりお得に手放せるでしょう。
- 出品前にきれいに清掃・撮影する
- ブランド名や型番、サイズや使用期間などの情報を詳しく書く
- 相場を調べて適正価格を設定する
- 季節や需要に合わせて出品時期を選ぶ
- タイトルに検索されやすいキーワードを入れる
- 即購入歓迎や送料込みを明記する
- コメントや質問には迅速に対応する
ソファは大型家具のため、梱包や発送に不安を感じる方もいるかもしれません。
その場合は「梱包・発送たのメル便」や「Yahoo!フリマおまかせ配送」といったサービスを利用するのが便利です。
ただし利用料が高めに設定されているため、販売価格を慎重に決めておかないと赤字になることもあります。
梱包や発送コストとのバランスを見極めることが大切です。
譲渡する
まだ使用できるソファでも、ブランドや需要によっては売却が難しい場合があります。
そんなときに検討したいのが「譲渡」という選択肢です。
- 親族や友人に使ってもらえないか聞いてみる
- 地域の掲示板や回覧板で譲渡先を探す
- ジモティーなど地域密着型アプリに掲載する
- SNSで呼びかけて必要な人を探す
- 保育園や福祉施設など公共施設に相談する
譲り先が見つかれば、まだ使えるソファを無駄にせずに済みます。
相手に引取に来てもらえれば梱包や発送の手間もなくなるため、気軽な手段です。
ただし、ジモティーやSNSなどの個人間取引では、ドタキャンや個人情報の悪用といったトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
「やりとりはアプリ内で完結させる」「支払いは現金手渡しか、オンライン決済を利用する」などを徹底して、問題なく取引を終えられるようにしておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者なら大型ソファはもちろん、そのほかの家電・家具をまとめて回収してもらえます。
ソファ単体の回収はもちろん、引っ越しや大掃除の際に利用するのもおすすめです。
利用の手順
- 業者を調べて比較する
- 見積もりを依頼する
- 料金・対応内容を確認する
- 回収日時を予約する
- 当日までに不用品をまとめておく
- 回収に立ち会い、支払いをする
費用は1人掛けで3,000〜5,000円、2〜3人掛けで5,000〜1万円前後が目安ですが、搬出経路や作業人数によって変動することもあります。
価格設定が違ったりお得なプランが用意されていたりと業者ごとにサービス内容は異なるため、内容を比較してよく検討することが大切です。
ソファを高く売るコツ

ソファの状態がまだきれいなら、なるべく高く売りたいですよね。
ここからは、ソファをお得に手放すための具体的なコツを紹介します。
事前にクリーニングを済ませておく
ソファはそのままでも査定に出せますが、表面やクッション部分の汚れ、シミ、ホコリなどが付着しているとそのぶん査定額が減額されてしまいます。
できるだけクリーニングを済ませてから査定に臨むのがおすすめです。
特にペットやタバコの臭いは査定額に影響しやすいため、消臭スプレーや重曹、布専用クリーナーで除去しておきましょう。
ただしきれいにしたいからといって無理に擦ったり、洗剤を使用したりすると、ソファの破損や色落ちを招く可能性もあります。
お手入れは自分にできる範囲で、無理なく行うようにしてください。
複数業者に見積もり依頼する
ソファの買取価格は業者によって大きく異なり、同じ商品でも査定額に数千円〜数万円の差が出ることがあります。
高く売りたいなら2〜3社以上に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較しておきましょう。
業者選びの際は、出張費や搬出作業の有無、追加料金の条件も確認しておくと安心です。
不用品をまとめて買い取ってもらう
引っ越しや大掃除など大量に不用品が出るタイミングなら、ソファだけでなく、家電や日用品を一緒にまとめて売却するのがおすすめです。
業者によっては「まとめ売りキャンペーン」や「複数点ボーナス査定」を設けていることもあり、さらに高額査定が期待できる場合もあります。
ブランド・購入時期などを正確に伝える
ソファを査定してもらう際は、ブランドや使用年数といった基本情報を正確に伝えることが重要です。
- ブランド名やシリーズ名(例:カリモク、カッシーナなど)
- 型番やモデル名
- 購入時期や使用年数
- 保証書やレシートなどの購入証明
- 付属品やオプションの有無
これらの情報が不十分だと、ソファ本来の価値が正しく反映されず、査定額が下がってしまう恐れがあります。
手間はかかりますが、査定前に情報の整理は済ませておくようにしましょう。
ソファ処分の注意点

最後に、ソファを処分する際に注意したいポイントを解説します。
スムーズに処分を終えられるよう、一度目を通してみてください。
運搬時のケガ・家屋損傷に注意
ソファは重量があるため、無理に持ち上げると腰や肩、手首を痛める恐れがあります。
そのほかソファを落として壁や床、ドア枠を傷つけてしまうなど、家屋損傷のリスクもあるため注意が必要です。
以下のポイントを意識しつつ、慎重に作業を行いましょう。
- 必ず2人以上で作業し、無理な姿勢で持ち上げない
- 搬出経路を事前に確認しておく
- 軍手や滑り止め付き手袋を着用する
- 壁や床を毛布・養生シートで保護する
- 進行方向や段差を声掛けで確認する
人手が足りない、家の構造的に持ち運べないという場合はプロに依頼するのが安心です。
悪質業者に注意
重いソファの梱包や搬出、トラックへの積み込みまで任せられる不用品回収業者は頼れる存在です。
しかし一方で、作業後に高額な請求をしたり、不法投棄を行ったりする悪質な業者も残念ながら存在しています。
「無料と言われたから」「家まで来てくれたから」と軽い気持ちで依頼することで、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため注意が必要です。
とはいえ業者はたくさんいるため、何を基準に選べばいいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
その際は以下のポイントをチェックしてみてください。
安全に依頼するためのチェックポイント
- 一般廃棄物収集運搬業や古物商などの許可を持っているか
- 見積りを事前に提示し、内訳や追加費用が明確か
- 契約書や領収書をきちんと発行してくれるか
- 会社の所在地や連絡先が明記されているか
- スタッフの対応が丁寧で強引な勧誘がないか
- 口コミやSNSでの評判を確認する
- 相場に見合った料金設定かどうか
- 回収品の処分方法について説明があるか
上記のポイントを意識しつつ、2~3社から見積もりを取って内容を比較する「相見積もり」を行っておくと、さらに安心です。
ちょっと面倒ですが、安全な取引のためにもぜひ試してみてください。
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まとめ

ソファの処分方法には、粗大ごみ回収や販売店の引取サービス、買取店への売却、不用品回収業者への依頼など、さまざまな選択肢があります。
- 粗大ごみとして捨てる
- 自治体のクリーンセンターへ持ち込む
- 解体して家庭ごみとして出す
- 販売店の引取サービスを利用する
- 買取店に売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれ費用・手間・スピードが異なるため「できるだけ安く済ませたい」「早く処分したい」「少しでも高く売りたい」といった自分の目的に合った方法を選ぶことが大切です。
不要になったソファの処分でお悩みでしたら、ぜひ「買取いちばんドットコム」にご相談ください。
ブランドソファやデザイン性の高いものはもちろん、量産品やノーブランドの製品でも一点ずつ丁寧に査定いたします。
「まずは査定額を知りたい」「処分方法について相談したい」といったご依頼でも大歓迎です。
どうぞお気軽にご利用ください。
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