椅子の処分方法7選!

不要になった椅子は、状態・種類によって適切な処分方法が異なります。
- 解体して、一般ごみとして処分する
- 粗大ごみとして出す
- 販売店での引取サービスを利用する
- リサイクルショップに売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 欲しい方に譲る・寄付する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
それぞれの詳しい方法を見ていきましょう。
解体して、一般ごみとして処分する
椅子を自治体指定のごみ袋に入るサイズまで解体できれば、一般ごみとして捨てられます。
解体後は自治体の指示に従い、パーツごとに分別してごみに出しましょう。
素材別の分別例
- 木材部分:可燃ごみ
- 金属部分:不燃ごみ、金属ごみ
- ネジやボルト、スプリングなどの工具:不燃ごみ、金属ごみ
- 布地やビニール部分:可燃ごみ
- プラスチック:可燃ごみ、プラスチックごみ など
この方法なら、パーツをごみ袋に入れて指定日に出すだけで処分が完了し、費用もかかりません。
粗大ごみとは異なり、事前申込や手数料が不要なのが大きなメリットです。
ただし、自治体によっては解体済みでも椅子を「粗大ごみ」として扱うことがあります。
作業を始める前に、お住まいの地域のごみ分別ルールを必ず確認しておきましょう。
粗大ごみとして出す
椅子を解体せずにそのまま「粗大ごみ」として出す方法もあります。
処分の流れは以下の通りです。
- 電話またはインターネットで回収を申し込む
- 手数料の金額や回収日時を確認する
- 郵便局やコンビニ、スーパーで金額分の手数料納付券を購入
- 必要事項を券に記入し、椅子の見やすい場所に貼り付けておく
- 回収日当日の朝、指定された場所まで椅子を運び出す
手数料納付券は1脚に付き1枚必要なので、椅子が複数ある場合はそのぶん手数料の支払いが必要です。
また、椅子の種類やサイズで手数料が変わる点にも注意しましょう。
名古屋市の粗大ごみ手数料
- オットマン・ダイニングチェア・ベビーチェア(応接以外1人用):250円
- 座椅子:250円
- 回転や収納付の大型の座椅子:500円
- 回転座椅子・リクライニングチェア・ベンチ(応接1人用):500円
名古屋市をはじめ、椅子の処分手数料は1脚で数百円程度としている自治体がほとんどなので、費用が比較的安く済むのがメリットです。
とはいえ「捨てる日を選べない」「椅子を自分で家から持ち出さなければならない」といったデメリットもあるため、急いで捨てたい場合や処分する椅子が複数ある場合には不向きな方法といえるでしょう。
お急ぎの方や運搬が難しい椅子をお持ちの場合は、別の方法を検討してください。
販売店の引取サービスを利用する
椅子を買い替える予定があるなら、購入先の販売店で古い椅子を引き取ってもらうという方法もあります。
新しい椅子の搬入時に古い椅子を引き取ってもらえるので、手間も少なく便利な方法です。
- ニトリ:対象商品購入時のみ同数・同容量の家具を引取(税込4,400円)
- 無印良品:対象商品購入時のみ同種・同数の家具を引取(無料)
- IKEA(イケア):買取サービス有※IKEAの家具のみ
※2025年5月時点での情報です
上記のように引取の条件や料金は店舗によって異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。
販売店の引取サービスを利用するには、新しい椅子の購入が必要です。
処分のみでは対応してもらえないことがほとんどなので、買い替えの予定がない場合は、別の処分方法を検討してください。
リサイクルショップに売却する
まだ使えそうな椅子であれば、リサイクルショップへの売却を検討しましょう。
特に以下のような特徴のある椅子は高価買取の対象となることもあるため、使用済みだからと諦めず、一度査定を受けてみるのをおすすめします。
【高値で買取されやすい椅子の特徴】
- ダイニングテーブルとセットになった椅子
- 有名メーカー・家具ブランドの椅子
- 比較的新しいもの
- アンティーク的価値のある椅子
リサイクルショップは幅広いジャンルの製品を取り扱っているので、家電や服など、ジャンル違いの不用品がたくさんあるときに利用するのが便利です。
持込買取が基本ですが条件が合えば出張買取を利用できる場合もあるため、車がない方でも気軽に利用できます。
ただし、買取の可否や価格は店舗によって大きく異なります。
状態が良くても相場や需要次第で買取を断られたり、わずかな金額で引き取られてしまったりするケースもあるため、事前の確認が重要です。
大切な椅子を少しでも納得のいく価格で手放したい場合は、フリマアプリやネットオークションの活用、あるいは専門の買取業者への相談も視野に入れてみましょう。
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
フリマアプリやネットオークションなら自分で販売価格を設定できるため、納得いく金額で椅子を手放せるかもしれません。
特に、デザイン性の高い椅子やブランド家具などは、購入希望者が見つかりやすく、相場以上の高値がつくことも。
また、スマートフォンひとつあれば出品作業が行える点も大きなメリットです。
ただし、フリマアプリやオークションを利用する際は、商品写真の準備や梱包・発送作業、購入希望者とのメッセージのやり取りなど、細かな対応が求められます。
また、すぐに買い手が見つかるとは限らず、出品してから売れるまでに時間がかかることも少なくありません。
そのため、手間や時間をかけてでも少しでも高く売りたい方や、やり取りを楽しめる方に向いている方法といえるでしょう。
急いで処分したい場合や、手間をかけたくないときは、ほかの選択肢を検討するのもおすすめです。
欲しい方に譲る・寄付する
不要になった椅子を必要としている方に譲るという方法もあります。
基本的には無償でのやり取りとなりますが、引き取りに来てもらえれば、梱包や発送といった手間がかからず、手軽に手放せる点が大きなメリットです。
身近に椅子を必要としている知人や家族がいれば直接声をかけるのが一番スムーズですが、見つからない場合は地域掲示板の「ジモティー」やSNSを活用して譲り先を探すのもいいでしょう。
ただし、こうした譲渡は椅子の状態が比較的良好であることが前提です。
汚れが目立つものやガタつきがある椅子をそのまま渡してしまうと、トラブルにつながるおそれがあるため注意してください。
必ず事前に椅子の状態を丁寧に説明し、相手の納得を得てから引き渡すようにしましょう。
また、受け渡し前には、簡単な清掃やネジの締め直しなど、最低限のメンテナンスを行っておくことも大切です。
不用品回収業者に回収を依頼する
椅子をなるべく安く処分したいなら「自治体のごみ回収」を利用するのがベストです。
ただ、回収日があらかじめ決まっていたり、申し込みや処理券の用意など処分までに手間がかかったりして、なかなか思い通りに使えないと感じる方も多いのではないでしょうか。
椅子が1脚だけならまだしも、複数あるとそのぶん作業も増え、処分の負担がぐっと大きくなりますよね。
そんなときに便利なのが、不用品回収業者の利用です。
不用品回収業者を利用するメリット
- 希望する日時に合わせて回収に来てもらえる
- 大型家具の搬出をすべて業者にまかせられる
- 椅子以外の不用品もまとめて処分できる
- 状態が良ければ買取対象になる場合もある
不用品回収業者というと「処分専門」というイメージを持たれがちですが、中には買取にも対応している業者もあります。
そういった業者であれば、不要になった椅子の処分と買取を一度に済ませられるため、手間もかからず効率的です。
もちろん、回収費用は自治体のサービスより高めになる傾向がありますが、そのぶんスピード感や柔軟な対応が期待できます。
急ぎで処分したいときや、重くて運べない家具が複数あるなら、ぜひ利用を検討してみてください。
椅子の種類ごとの捨て方

ここでは椅子の種類に応じた処分方法を紹介します。
お手元の椅子に合った方法を見つけてみてください。
木製の椅子
木製の椅子は、ごみ袋に入るサイズまで小さくして、可燃ごみとして処分するのがおすすめです。
ネジで固定されている部分はドライバーで取り外し、解体していきましょう。
完成品の椅子でも、ノコギリを使えば比較的スムーズにカットできます。
作業の際は、木くずが出るため、床には新聞紙やビニールシートなどを敷いておくと片付けが楽です。
金属パーツが付いている場合は取り外し、別の袋に入れ分別して処分してください。
金属製の椅子(パイプ椅子・スツールなど)
パイプ椅子やスツールなどの金属製の椅子も、解体して小さくすれば一般ごみとして処分できるのでは?と考える方もいるかもしれません。
しかし、金属を切断するにはディスクグラインダーや金属用カッターなど、専門的な工具が必要になります。
また、それらの工具を取り扱えるような知識と設備も必要です。
工具の扱いに不慣れな場合は、無理をせずそのまま粗大ごみとして出すのをおすすめします。
座椅子
布やビニール、合皮などの素材に金属が組み合わされている座椅子は、解体や分別が面倒なため、そのまま粗大ごみとして処分するのがおすすめです。
小さなサイズの座椅子は可燃ごみ・不燃ごみとしている自治体もあるので、まずはお住まいの自治体のルールを確認してみてください。
折りたたみ椅子(アウトドア用など)
折りたたみ椅子はごみ袋に入るサイズであれば、不燃ごみとして出せる自治体が多くあります。
袋に収まらない場合は、アルミ製のフレームを金属用のノコギリで切断して処分しましょう。
金属ノコギリは100円ショップでも購入できます。
座面などの布部分は可燃ごみとして分別してください。
デスクチェア
学習机とセットで使われるデスクチェアは、頑丈な作りのものが多く、解体は容易ではありません。
無理に解体するより、そのまま粗大ごみに出すのがおすすめです。
持ち運べない場合や学習机も一緒に処分したい場合は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
椅子処分時の注意点

最後に、椅子を処分する際に知っておきたい注意点を解説します。
処分前には一度目を通してみてください。
売却前にはきれいにお手入れを
中古買取では「状態のきれいさ」が重要です。
査定前に椅子についたホコリや目立つ汚れを取り除き、できるだけきれいな状態に整えておきましょう。
また、不用品はまとめて売ることで、買取価格がアップする可能性があります。
椅子だけでなく、ほかにも不要なものがないか、一度部屋を見渡してみるのがおすすめです。
無理に解体しない
記事では椅子を解体して一般ごみとして処分する方法をお伝えしていますが、中には金属や強化プラスチックなど、頑丈な素材で作られていて解体が難しい椅子もあります。
無理に解体しようとすると、ケガにつながったり床や壁を破損してしまったりと思わぬトラブルになる可能性もあるため注意してください。
作業が難しいと感じたら、無理せず粗大ごみとして出すか、不用品回収業者などの利用も検討しましょう。
事業で使用した椅子の処分に注意
たとえ1脚だけでも、オフィスや店舗、事業所などで使用されていた椅子は「事業系ごみ」または「産業廃棄物」として扱われ、自治体のごみ回収では処分できません。
処分の際は、対応可能な専門業者へ依頼する必要がありますのでご注意ください。
不用品回収業者の中には、事業系ごみや産業廃棄物の処分に対応しているところもあります。
まずは問い合わせて、見積もりを取ってみましょう。
まとめ

今回のコラムで紹介した椅子の処分方法は以下の7通りです。
- 解体して、一般ごみとして処分する
- 粗大ごみとして出す
- 販売店での引取サービスを利用する
- リサイクルショップに売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 欲しい方に譲る・寄付する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
椅子の状態や種類によって選べる方法が変わりますので、まずはお手元の椅子を確認してみましょう。
椅子を解体する場合は、くれぐれもケガにはご注意くださいね。
もし椅子を解体したり、持ち運ぶのが面倒だったりする場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者を利用するメリット
- 希望する日時に合わせて回収に来てもらえる
- 大型家具の搬出をすべて業者にまかせられる
- 椅子以外の不用品もまとめて処分できる
- 状態が良ければ買取対象になる場合もある
手間や時間をかけたくない方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
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