昔のもので高く売れるもの13選

さっそく、買取現場で特に高値がつきやすい「昔のもので高く売れるもの13選」を紹介していきます。
ご実家でよく見かける品や「古いから」と処分しようとしていたものが含まれていないか、ぜひチェックしてみてください。
1.金・プラチナ・宝飾品
鏡台やタンスの奥から出てきた昔のブランドアクセサリーが、ヴィンテージ品として高く評価されることもあります。
刻印やタグ、購入時の付属品やギャランティカード(保証書)などを手がかりに、ブランド名やモデル・シリーズを確認し、現在どれほどの価値があるのか調べてみましょう。
【買取対象になりやすいブランド】
- Cartier(カルティエ)
- Tiffany & Co.(ティファニー)
- CHANEL(シャネル)
- BVLGARI(ブルガリ)
- Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
- Harry Winston(ハリー・ウィンストン)
- MIKIMOTO(ミキモト)
切れてしまったネックレスや、片方だけ残ったピアスでも、金やプラチナ、ダイヤモンド、ルビーなどの上質な素材が使われていれば、買取対象になることがあります。この場合、K18やPt850といった品位表示や重さを基準に、グラム単位で査定されるケースが一般的です。
「壊れているから」「古いから」と諦めず、一度査定に出してみることをおすすめします。
2.高級ブランド時計
ロレックスやオメガなど、高級ブランド時計の価値は年々高まっています。
中でもサブマリーナやデイトナといった人気モデルや、限定仕様・ヴィンテージ品にはプレミアがつきやすく、査定額が数十万円を超えることも珍しくありません。
ブランド名 | シリーズ・モデル名 |
---|---|
ROLEX(ロレックス) | デイトナ / サブマリーナ |
OMEGA(オメガ) | スピードマスター |
PATEK PHILIPPE(パテック フィリップ) | カラトラバ |
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ) | ロイヤルオーク |
CARTIER(カルティエ) | タンク ルイカルティエ |
ZENITH(ゼニス) | エル・プリメロ |
SEIKO(セイコー) | グランドセイコー ファーストモデル |
上記のようなブランド時計であれば、故障して動かなくなっていても、修理やクリーニングを前提に買い取ってもらえることがほとんどです。
自己流で修理したり、高額な費用をかけて修理に出したりする前に、まずは専門の買取店へ相談してみましょう。
3.ブランドバッグや財布
エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンといったハイブランドのヴィンテージバッグや財布は、現行モデルにはないデザインや、年代物ならではの風合いが魅力です。
定番モデルの価値が高いのはもちろん、生産数が限られたモデルや限定カラーの品には、プレミア価格がつくことも珍しくありません。
【買取対象になりやすいブランド】
- Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)
- CHANEL(シャネル)
- Hermès(エルメス)
- GUCCI(グッチ)
- PRADA(プラダ)
- LOEWE(ロエベ)
- Balenciaga(バレンシアガ)
- CELINE(セリーヌ)
- Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)
- Miu Miu(ミウミウ)
- Cartier(カルティエ)など
付属の箱や保存袋、ギャランティカードが残っていれば、さらなる査定額アップのチャンスです。
いつ買ったかわからないようなバッグでも、一度査定に出してみるといいでしょう。
4.骨董品
掛け軸や茶道具、陶磁器などの骨董品も、有名作家や流派による作品、歴史的価値のある品であれば、高値で買い取ってもらえる可能性があります。
【買取対象になる骨董品の例】
- 掛け軸(著名作家の真筆や古筆)
- 茶道具(茶碗・棗・風炉など)
- 古伊万里や九谷焼などの陶磁器
- 真鍮や銅製の香炉・火鉢
骨董品市場は贋作や模倣品が多く流通していることもあり「真贋を見抜けるかどうか」が査定の重要なポイントになります。一般的なリサイクルショップでは判別が難しい場合も多いため、取り扱い実績のある専門店での査定がおすすめです。
また、骨董品は作品そのものの価値に加えて「共箱(作家の署名や捺印がある箱)」の有無も評価の対象となります。一見ぼろぼろに見える箱でも、誤って捨ててしまわないようご注意ください。
5.仏像・仏具・仏壇
木彫りの仏像や真鍮製の香炉、りん、仏壇の装飾品などが美術品として評価されることもあります。
特に江戸時代以前の仏像や精巧な細工の仏具はコレクターや専門業者からの需要も高く、高額査定につながりやすいです。
古くても状態が良い品や、由緒あるものはしっかりと価値がつくため、一度専門家に見てもらうのをおすすめします。
ただしご実家の仏壇や仏具を売却する際は、ご家族や親族への配慮が必要です。独断で進めてしまうと、人間関係のトラブルに発展する恐れもあるため注意してください。
思い入れのある品については、あらかじめ家族で話し合い、納得したうえで手放すことが大切です。
6.古銭・記念硬貨・切手
古い硬貨や紙幣、記念硬貨、プレミア切手などは、コレクターから根強い人気があるジャンルです。
明治・大正・昭和初期の古銭や、発行枚数が限られた記念硬貨、印刷ミスによって通常とは異なる状態で発行されたエラー切手など、希少性の高いものは数十万円以上の高額査定が付くケースもあります。
分類 | 高く買い取られやすい例 |
---|---|
古銭 | 正徳小判 / 元文小判 / 寛永通宝 |
記念硬貨 | 天皇陛下御在位60年記念10万円金貨 / 長野五輪1万円銀貨 / 皇太子殿下御成婚記念5万円金貨 |
切手 | 月に雁(シート) / 見返り美人 / エラー切手 |
これらのコレクターズアイテムは、保管状態やシリーズの揃い具合によって買取価格が大きく変動します。下手にいじらず、ファイルや台紙に収めたままの状態で査定に出すようにしましょう。
こちらも骨董品と同じく真贋の判断や価値の見極めに専門知識が求められる分野のため、査定士が在籍する専門店への依頼をおすすめします。
7.フィルムカメラ・レンズ
ライカやニコン、キヤノンといった老舗メーカーがかつて製造・販売していたフィルムカメラやオールドレンズは、デジタル化が進んだ現在でも高い人気を誇ります。
代表的なメーカーは、以下の通りです。
- Leica(ライカ)
- Nikon(ニコン)
- Hasselblad(ハッセルブラッド)
- Rollei(ローライ)
- Canon(キヤノン)
- Zeiss(ツァイス)
外観が美しく、動作確認がとれている機種は流通数が少ないため、高額査定につながりやすくなります。製造年やモデルによってはプレミア価格がつく可能性も。
一方で、動作しない品でも価値がゼロになるとは限りません。部品取り用やアンティーク目的での需要があるため、あきらめずに専門店やフリマアプリ、オークションなど複数の売却手段を検討してみましょう。
8.ヴィンテージ楽器
ギブソンやフェンダーのギター、ドイツやイタリア製のヴィンテージバイオリンなど、古い楽器も高額で取引されています。
【高く買い取られやすいヴィンテージ楽器のメーカー例】
- Gibson(ギブソン)
- Fender(フェンダー)
- Martin(マーティン)
- Guarneri(グァルネリ)
- Hofner(ヘフナー)
- YAMAHA(ヤマハ)
特定の製造年やシリーズ、限定モデルは特に人気があり、状態やシリアルナンバーによっては数十万円以上の査定がつく可能性も。
押し入れに眠っていた古い楽器でも、修理歴が少なくオリジナルパーツが保たれていれば、高値がつく可能性は十分あります。
専用ケースやスタンドなど付属品が揃っているものはさらに査定額アップが期待できるため、まとめて査定に出すのがおすすめです。
9.おもちゃ
ブリキのおもちゃやソフビ人形、初代ファミコンやゲームボーイなど、すでに生産が終了している古いおもちゃやゲーム機は、国内外のコレクターから人気の高いアイテムです。
特に、以下のような人気シリーズで箱付き・説明書ありの完品の場合、驚くような高額査定がつくこともあります。
- 初期のトミカ・黒箱シリーズ
- 仮面ライダーグッズ
- ソフビ(ゴジラ、ウルトラマンなど)
- リカちゃん人形
- セーラームーンの変身グッズ
- 初期のたまごっち
- ガンダムの限定プラモデル など
幼い頃に遊んでいたおもちゃには、サインペンで名前が書かれていたり、傷みがあったりするものも多いかもしれませんが「古いから」と自己判断で処分してしまうのは危険です。
まずはフリマアプリなどでおおよその相場を調べてみるか、専門の買取店に相談したうえで処分を検討しましょう。
10.レコード・CD・DVD・書籍
昭和のシティポップやロックのレコード、限定版のCD・DVDなどが、廃盤や流通量の少なさからプレミア化することもあります。
- UKオリジナル盤のビートルズレコード
- 荒井由実/ひこうき雲
- アイドルの初回限定CD・DVD
- ライブ会場限定・通販限定の音楽DVD など
また、作家の初版本や戦前の古書、専門性の高い絶版書籍も高価買取の対象です。帯付き・美品・未開封などの条件が揃っているものは、1点で数千円〜数万円に化けるケースも。
- 絶版の写真集・画集(アイドル・アーティスト関連)
- 村上春樹の初版本・サイン本
- 手塚治虫、藤子不二雄、永井豪などの絶版漫画
こちらも、リサイクルショップでは価値が理解されず安価な買取になる可能性があるため注意しましょう。処分前に、まずは専門店での査定を検討してみてください。
11.洋酒(ウイスキー・ワインなど)
山崎・響・竹鶴・マッカランなどのウイスキーや、長期熟成されたワインは、未開封であれば高額買取の対象となります。
特に旧ボトルや終売品、限定ラベルの洋酒は、投資目的で売買されることもあり、買取価格が数万円〜数十万円に達するケースも珍しくありません。
種類 | 銘柄 |
---|---|
ウイスキー | 山崎18年 / 響30年 / マッカラン25年 |
ブランデー | レミーマルタン ルイ13世 / ヘネシー リシャール |
日本酒 | 十四代 龍泉 / 黒龍 石田屋 |
焼酎 | 魔王 / 森伊蔵 / 村尾 |
ワイン | ロマネ・コンティ / シャトー・マルゴー |
シャンパン | ドン・ペリニヨンP2 / クリュッグ クロ・デュ・メニル |
中国酒 | 貴州茅台酒(マオタイ) / 五粮液(ごりょうえき) |
古いお酒でも、液漏れがなくラベルの劣化が少ない状態であれば、十分に価値が見込めます。
ご実家のリビングの棚や食器棚、床の間などに長年飾られたままのお酒がある場合は、一度査定に出してみるのがおすすめです。
12.着物・帯
「がっかりするほど安い」「二束三文で買い取られる」と言われることもある着物ですが、正絹素材や大島紬、加賀友禅などの作家物・伝統工芸品であれば、高価買取が期待できます。
譲り受けたままタンスに眠っている着物がある場合は、一度状態を確認し、着物買取の専門業者に相談してみましょう。
【高く買い取られやすい着物・帯の例】
- 初代 久保田一竹の辻ヶ花 袋帯
- 本加賀友禅
- 本場大島紬
- 牛首紬
- 芭蕉布
- 西陣織袋帯
- 川島織物製の丸帯
ただし上記のような価値ある着物であっても、保管状態が悪く、虫食いやシミが見られる場合は買取対象外となることがあります。
着物の価値を保つためには、年に1~2回虫干しをしたり、必要に応じてクリーニングに出したりと、定期的なお手入れが必須です。管理が難しい場合は、着物が傷む前に査定に出すことを検討しましょう。
13.昭和レトログッズ
若い世代を中心としたレトロブームの影響で、かつて「古いから」と処分されていた昭和時代の家電や家具、食器、雑貨などに、思いがけない価値が見出されるケースが増えています。
カテゴリ | 高く買い取られやすい製品例 |
---|---|
昭和レトロ家電 | ナショナル製 扇風機 / ソニー製 トランジスタラジオ / 黒電話(ダイヤル式) |
古い食器 | オールドノリタケ / オールドバカラ / リチャードジノリ アンティーク |
昭和レトロ雑貨 | ホーロー看板(ボンカレー・コカコーラなど) / アデリアグラス / サントリーのウイスキー販促グッズ |
とはいえこうした品物は購入層が限定的なため、一般のリサイクルショップでは価値を見逃されてしまう可能性もあります。
より高く売りたいなら、昭和レトロに精通した専門店や、フリマアプリ・ネットオークションなどの販路を活用するのがおすすめです。
売却方法はどんなものがある?

「古いものでも売れる可能性があるのはわかったけれど、実際どこで売ればいいの?」という方に向けて、昔のものを売却する方法を紹介します。
それぞれの特徴や、どのような品に適しているかもあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
専門買取業者
古いものの査定で最もおすすめなのが、古銭、ブランド品、おもちゃ、楽器などジャンルに特化した専門業者です。
査定経験が豊富で相場にも詳しく、商品の価値を正しく見極めてもらえます。
お店によっては店頭買取だけでなく出張や宅配査定に対応しているため、忙しい人にも便利です。
ただし、専門業者は基本的に特定のジャンルしか取り扱っていないため、たとえば着物とおもちゃ、骨董品とブランドバッグといった異なるジャンルの品をまとめて査定に出すことが難しいケースもあります。
複数ジャンルにまたがる品を査定に出す際は、ジャンルごとに業者を変える手間がかかる点に注意が必要です。
フリマアプリやネットオークション
専門店で安値をつけられたり買取を断られたりして「価値がないかも」と感じた品でも、フリマアプリやネットオークションなら思いがけず買い手がつくことがあります。
価格を自由に決められるため、専門店の査定よりも好条件で手放せることも珍しくありません。捨てる前には、気軽に出品してみるのがおすすめです。
ただし、商品の撮影や説明文の作成、購入者とのやり取り、発送、トラブル対応まで、すべてを自分で行う必要があるため、それなりに手間と時間がかかります。
時間に余裕があり、手間を惜しまない方に向いている売却方法といえるでしょう。
リサイクルショップはおすすめしない
リサイクルショップは地域密着型で持ち込みやすい点がメリットですが、取り扱いジャンルが広いため専門性に欠けることも多く、価値のある品でも安く査定されてしまう可能性があります。
店舗によっては「古い」という理由だけで、買取を断られるケースもあるため注意しましょう。
「手軽に現金化できれば十分」「買取額はあまり気にしない」といった場合にはリサイクルショップを利用し、高く売りたい場合は専門店やフリマアプリ・ネットオークションを選ぶなど、不用品の種類やご自身の希望に応じて方法を使い分けることが大切です。
高く売るためのコツ

最後に、古いものを少しでも高く売るためのコツを紹介します。ちょっとした違いが金額に大きく響くこともあるので、査定前にぜひチェックしてみてください。
相見積もりを取る
大切な品をできるだけ高く売りたい場合は、複数の業者に査定を依頼する「相見積もり」を活用しましょう。
複数の見積もりを比較することで相場感がつかめ、高値を提示する業者を選びやすくなります。
「相見積もり」は、やり取りを通じて各社のサービス内容や対応の丁寧さ、キャンセル料の有無など、価格以外の要素も確認できるため、悪質な業者を避ける手段としても有効です。
多少手間はかかりますが、少なくとも2〜3社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。
清掃してから査定に出す
実家や蔵から発掘した古い品はそのままでも査定に出せますが、見た目の印象が悪いと「保管状態が悪い」と判断され、査定額に影響する可能性があります。
ホコリやクモの巣などが付着している場合は取り除き、可能な範囲で汚れを落としておくのがおすすめです。
ただし、見た目を良くしようとして無理に表面を磨いたり、洗剤を使ったりすると、破損や色落ちを引き起こすおそれもあるため注意してください。
落ちにくい汚れが残っている場合は無理に手を加えず、そのまま査定に出すようにしましょう。
付属品・箱・保証書を揃える
古い品の場合、付属品を紛失してしまっていることも少なくありませんが、購入時の箱や説明書、タグ、証明書などが揃っているかどうかで、査定額が大きく変わる可能性もあります。
査定に出す前には付属品の有無を確認し、不足している場合は保管場所をあらためて探してみましょう。明らかに欠品がある場合には、スタッフに事前にその旨を伝えておくと査定がスムーズです。
まとめ

古いものはどうしても「流行遅れ」「価値がない」と見なされてしまいがちですが、中には思いがけず高く評価される品もあります。
昔のもの=ゴミと決めつけて捨ててしまう前に、一度専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。
「買取いちばんドットコム」では、アンティーク家具や古いおもちゃなど、さまざまな製品を査定対象としています。
古いお品物、状態の悪い品でも査定実績・知識豊富な専門スタッフが隅々までしっかりと査定いたしますので、安心してご依頼ください。
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