マッサージチェアの寿命は何年?処分のタイミングは?

マッサージチェアは高額な家電製品だけに「どのくらい使えるのか」「買い替えや処分はいつが適切なのか」と気になる方も多いでしょう。
ここでは、マッサージチェアの寿命と処分のタイミングを解説します。
マッサージチェアの寿命
一般的にマッサージチェアの寿命は7~10年程度とされています。
これはメーカーが定める部品の保有期間(多くは7年)や、モーターやリクライニング機能の耐久年数を基準としたものです。
とはいえ、週に数回しか使わない場合は10年以上問題なく使えるケースがあったり、毎日のように使用した結果、平均寿命より早く寿命を迎えてしまったりと、使用頻度や環境によって寿命が変わることもあります。
平均寿命だけを処分の基準とするのではなく、状態を見極めることが大切です。
処分のタイミングは?
マッサージチェアの処分や買い替えを考えるタイミングとしては、以下のようなケースが代表的です。
- 電源が入らない、動作が不安定になる
- 異音や異臭がする
- リモコンや主要部品の修理対応が終了している
- サイズやデザインが生活空間に合わなくなった
- ほとんど使用しなくなった
このような状態になった場合、無理に使い続けても修理費がかさむだけで、かえってコストが高くなることもあります。
寿命が近づいたマッサージチェアは、処分または買い替えを検討するサインといえるでしょう。
また、処分を急がなくても「使わないのに場所を取っている」と感じ始めた時点で、一度査定に出すのもおすすめです。
状態が良ければ買取の対象となり、思わぬ収入につながることもあります。
マッサージチェアの処分方法5選

マッサージチェアは大型家電のため費用を支払って処分するのが一般的ですが、実は廃棄せずに手放す方法もあります。
ここからは、マッサージチェアの処分方法を5つ、順に確認していきましょう。
1. 粗大ごみに出す
自治体によって扱いは異なりますが、多くの地域ではマッサージチェアを「粗大ごみ」として受け付けています。
この場合、以下の手順で排出可能です。
- 自治体の窓口やウェブサイトで粗大ごみ回収を申し込む
- コンビニや郵便局で「粗大ごみ処理券」を購入
- 処理券に必要事項を記入する
- 靴箱に処理券を貼り、指定日に自宅前や指定場所に出す
手数料は500~2,000円程度で設定されていることが多いため、比較的安くマッサージチェアを処分できるのがメリットです。
ただし回収は月1回のみのため待ち時間があり、さらに自分で収集場所まで運び出さなければならないというデメリットもあります。
急ぎで処分したい場合や、マッサージチェアの運搬が難しい場合は別の方法を検討したほうがいいでしょう。
なお、ハンディタイプのマッサージ器などは不燃ごみとして捨てられるほか「小型家電リサイクル法」の対象製品になっているものなら小型家電回収ボックスに入れて処分することも可能です。
分別や捨て方については自治体ごとに違いがありますので、よく確認してからごみに出すようにしましょう。
2. 販売店の引取サービスを利用する
販売店が提供する引取サービスを利用し、マッサージチェアを処分する方法です。
各販売店の引取対応と費用を一覧にしたので参考にしてください。
会社名 | 引取対応 | 費用の目安 | 条件・備考 |
---|---|---|---|
ノジマ | あり | 同等商品を購入の場合、無料で引取可(モバイル会員限定サービス) | 処分だけの場合は引取不可 |
ビックカメラ・コジマ | なし | - | |
ジャパネットたかた | あり | 3,500円(税込)~ | ※対象商品購入の場合のみ |
エディオン | あり | 4,400円(税込)~ | ・引取のみでも可 ・室内からの搬出は別途費用が発生 |
ニトリ | なし | - | 小型家電リサイクルはあり(2,200円~) |
専門業者により適切な運搬と処理が行われるため、安心感があるのがメリットです。
しかし回収は基本的に有料となります。
自宅への訪問引取を依頼した場合、より高額な費用がかかることもあるため注意してください。
3. リサイクルショップや買取専門店に売却する
まだ使用可能なマッサージチェアであれば、リサイクルショップやマッサージチェア買取専門店での売却を検討するのがおすすめです。
売却できれば高額になりがちな処分費用がかからないだけでなく、収入につながる可能性もあります。
以下のような有名メーカー品の上位モデルであれば、相場以上での買取も期待できるでしょう。
- パナソニック(Panasonic)
- フジ医療器(FUJIIRYOKI)
- ファミリーイナダ(FAMILY INADA)
- アテックス(ATEX)
- スライヴ(THRIVE / 大東電機工業)
ただし、上記メーカー製であっても年式が古いものや故障している製品は買取が難しく、無料回収や有料処分となる場合があります。
買取を検討する際には、事前に店舗へ問い合わせを行い、製造年数や対応機種を確認しておくと安心です。
高く売るためのチェックポイント
マッサージチェアは新品なら数十万円以上する高額商品だけに、中古市場でも一定の需要があります。
ただし使用済みのものをそのまま査定に出すだけでは、本来の価値をきちんと理解してもらえない可能性も。
より高く売りたいなら、以下のポイントを意識してみましょう。
- 付属品を揃える(リモコン・取扱説明書・保証書など)
- 簡易的に清掃して見た目を整える
- 年式やモデル名を正確に伝える
- 複数の業者に査定を依頼する
- 出張買取を利用して搬出の負担を減らす
複数業者に査定を依頼したり清掃したりするのは少し手間ですが、実践するだけで査定額が大きく変わる可能性があります。
マッサージチェアを高く売りたいなら、ぜひこれらのポイントを取り入れてみてください。
4. 譲渡する(知人や友人など)
まだ使えるマッサージチェアであれば、処分せずに譲渡するのもひとつの方法です。
たとえば親族や知人に声をかけたり、地域の掲示板・回覧板で呼びかけたりすれば、必要としている人に引き取ってもらえる可能性があります。
ただし、マッサージチェアのような家庭用医療機器は、「管理医療機器」に該当し、ジモティーなどの地域アプリでは出品・譲渡が禁止されています。(出典:ジモティー「医療機器・医薬品が投稿できない」)
そのため、譲渡を希望する場合は、
- 身近な人への直接の受け渡し
- 福祉施設や高齢者施設などへの相談
といった運営許可を必要としないルートを選ぶのが安心です。
また、譲る際には「動作確認」と「簡易清掃」を行い、相手が安全に使用できる状態で引き渡すようにしましょう。
トラブル防止のため、搬出方法(引き取り・配送など)も事前に取り決めておくことが大切です。
5. 不用品回収業者に依頼する
重量があり運び出しが難しいマッサージチェアは、不用品回収業者に処分を依頼するのが便利です。
自宅までスタッフが引取に来てくれるため、搬出や運搬の負担を一切かけずに処分できます。
不用品回収業者のメリット
- 自分の都合に合わせて日時を指定できる
- 即日・夜間対応も可能な業者が多い
- マッサージチェア以外の家具・家電もまとめて処分できる
- 自治体では回収してもらえない品目も対応可能
- 不用品を買い取ってもらえるケースもあり、処分費用の軽減につながる
- 仕分け・分別の手間が不要
このように利便性の高いサービスですが、処分費用が比較的高額になるというデメリットもあります。
特に大型で重量のあるマッサージチェアは搬出人数や運搬費用がかさみやすいため、自治体の粗大ごみと比べると割高に感じることも少なくありません。
そんなときには、複数の不用品回収業者に見積もりを依頼して費用を比較するのがおすすめです。
複数社の見積もりを見比べれば、料金の相場を把握しやすくなるだけでなく、同じサービス内容でより安い業者を探しやすくなります。
さらに、相場を理解しておくことで悪質な業者から不当な請求を受けるリスクを減らせるというメリットも。
不用品回収業者の多くは無料見積もりに対応しているため、まずは気軽に試してみてください。
マッサージチェア処分時の注意点

最後に、マッサージチェアをスムーズに処分するために注意しておきたいポイントを紹介します。
知らないままで処分することで思わぬトラブルにつながる可能性もありますので、ぜひ一度目を通してみてください。
フリマアプリ・ネットオークションには出品できない
マッサージチェアを手放す際、「フリマアプリやネットオークションで売りたい」と考える方もいるでしょう。
しかし結論から言うと、マッサージチェアはこれらのサービスに出品できません。
出品できない主な理由
- マッサージチェアは「管理医療機器」に分類されるため、販売には許可が必要
- フリマアプリやオークションサイトの規約で出品禁止と明記されている
- 大型で重量があり、個人間での梱包・発送が現実的に難しい
- 故障時や不具合時に安全性を保証できず、個人間売買ではリスクが大きい
許可を得ずに出品や販売を行えば、出品停止やアカウント削除といった措置を受けるだけでなく、最悪の場合は法令違反に問われる可能性もあります。
スムーズに手放すためにも、マッサージチェアは販売許可を持つリサイクルショップや買取専門店といった正規のルートを利用して処分しましょう。
搬出時のケガや家屋損傷に注意
マッサージチェアは小型タイプでも50〜80kg以上の重量があるため、無理に持ち上げると腰や肩を痛める危険があります。
必ず2人以上で作業し、必要に応じて台車や持ち手ベルトといった搬出補助具を活用しましょう。
仮に持ち上げられても、運搬中にバランスを崩して転倒する恐れもあります。
特に階段や狭い通路では、壁や床、ドア枠を損傷してしまうリスクもあるため注意が必要です。
こうしたトラブルを避けるためにも、マッサージチェア本体を毛布で覆う、壁や床に養生シートを貼るなど、事前に十分な養生を行ってから搬出に臨むようにしてください。
マッサージチェアの分解は危険
マッサージチェアの内部には複雑な電気配線やモーター、リクライニング機構などが組み込まれています。
そのため、素人が自己判断で分解を行うのは大変危険です。
工具の扱いに慣れていないとケガをする恐れがあるほか、誤って電源部やモーターに触れて感電や火災の原因になるケースもあります。
また、分解してしまうとメーカー保証やリサイクル業者での引取が受けられなくなることも多く、結果的に処分の選択肢を狭めてしまうリスクも。
マッサージチェアの処分を検討する際は、自己流の分解は避け、粗大ごみ回収や不用品回収業者、買取専門店といった正規の方法を利用するのが安心です。
まとめ

ここまでマッサージチェアの処分方法について確認してきましたが、結局どの方法が一番自分に合っているのかわからないこともあるかもしれません。
そこで処分方法の特徴や費用、向いているケースをまとめてみました。
処分方法を選ぶ参考にしてください。
処分方法 | 特徴 | 費用の目安 | 向いているケース |
---|---|---|---|
粗大ごみに出す | 自治体の粗大ごみ回収を利用。回収日は月1回程度のことが多い | 500〜2,000円程度 | 安く処分したい・回収日まで待てる人 |
販売店の引取サービスを利用する | 新規購入が条件になったり引取のみでも利用できたりと、サービス内容に差がある。費用が高め | 3,500〜5,000円程度 | 新しく買い替える予定がある人 |
リサイクルショップや買取専門店に売却する | 状態やメーカー次第で買取対象。人気モデルは高額査定も | 無料〜数万円の買取 | 比較的新しい・人気メーカー品を持っている人 |
譲渡する(知人や友人など) | 親族・知人への直接譲渡や施設への寄付で再利用が可能。アプリ出品は禁止されている | 無料(場合により運搬費が必要) | 状態が良く、身近に引き取り手がいる人 |
不用品回収業者に依頼する | 自宅まで回収に来てくれる。即日対応やまとめ処分も可能 | 5,000〜15,000円程度 | 急いで処分したい・搬出が難しい人 |
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