何ごみで捨てればいいの!?鍵がない開かずの金庫でも処分できる?なるべくお金をかけない金庫の処分方法とは
突然金庫を処分することになったら、何ごみで捨てればいいのか戸惑ってしまいますよね。
頻繁に買い替えるものでもないので、いざ処分するとなるとお困りの方も多いのではないでしょうか?
金庫は不燃ごみや粗大ごみでは処分できないものがほとんどなため、処分する方法は限られています。
今回はそんな金庫の処分方法や方法ごとのだいたいの費用の目安、また金庫の状態によっての注意点などを詳しくご紹介していきます。
私が監修致しました
買取いちばんスタッフの河上です。お金は銀行に預けるのが主流でしたが、近頃は銀行の低金利のあおりを受けて、また「タンス預金」という言葉が注目されつつあります。 そんなときに大切なお金や証券、実印や権利書など大切なものを守るために金庫は欠かせないものですよね。 火災から貴重品を守るための「耐火金庫」なんてものもありますからその頑丈さはお墨付き。そうしょっちゅう買い替えたりするものではありませんが、実は金庫にも種類やそれに準じた寿命があることをご存じでしたか? 20年ほどと家電製品に比べるとその寿命は長いですが、いつかは買い替え、処分を検討しなくてはなりません。そんないざというときに困らないよう、今回は金庫の処分方法について解説をしております。ぜひご一読ください!
目次
実は金庫にも寿命がある
若い方で金庫を買い換えた経験をしたことがある人はそう多くはないはずのではないでしょうか。
大切なものを守るための金庫ですのでそうそう買い替えるものではありませんが、一度購入した金庫は一生使えると思い込んでしまうのは危険です。
金庫にも用途によって材質が違い、その材料の寿命があるのです。これを頭に入れておかないと、いざというときに金庫を開けてみたら大切な中身が破損してしまっていた…なんてことになりかねません。
例えば火災にも耐えられる耐火金庫の素材には気泡コンクリートという断熱性に優れたコンクリートが使われています。
これはコンクリートを練って混ぜる時に水分や発泡剤を入れているもので、火災が起きた際にはこの水分が気化熱を発して金庫内の温度上昇を防ぎ、中身を守ってくれる仕組みです。
しかし、この気泡コンクリートの中の水分は20年程度で自然に気化して抜けていってしまうという特徴があります。
耐火金庫の耐用年数は20年程度が目安ということになるので、耐火金庫に貴重品を入れている方は購入した時期を覚控えておくようにしましょう。
堅牢に思える金庫にも寿命があるため、永久品ではありません。
したがって金庫の寿命が近づいてきたりぼろぼろの金庫を保有している場合は、これから紹介する処分方法を利用して金庫を処分することを検討しなくてはなりません。
金庫を処分する方法
金庫はその用途上、丈夫で耐火性のある内部の複雑な構造により一般的な不燃ごみや粗大ごみとして自治体で処分してもらうことができません。
そのため処分する方法については、有償または無償で回収してもらうか、買い取ってもらうかの二択となります。
買い取ってもらえてお金になればとてもお得ですが、重い金庫を店舗に持ち込む手間や買取不可で二度手間になる可能性もあります。
それに金庫は「大切なものを安心して預けられる」というのが大事な条件となっていますので、中古で傷や破損のある金庫はその信頼性を欠くためなかなか買取は厳しいかもしれません。
まずは、
- 処分したい金庫が壊れているのかどうかの確認
金庫やその鍵が壊れていて開かなかったりすると当然中身が出せません。
専門店にお願いをすれば開けてもらうことができるので、壊れて開かない金庫は処分と同時に中身を取り出す依頼もしましょう。 - 金庫内のものを取り出しておく
金庫の扉が開くのであれば、処分の前に中を確認し重要な書類や現金など入ったままにしないようにしておきましょう。 - 暗証番号、鍵の準備
引き取りの依頼時に鍵が必要になるので、必ず準備しておきましょう。
ダイアル式の場合は必ず暗証番号を控えておきましょう。 - 金庫の型式、型番の確認
お店に金庫の回収や解錠を依頼する時、金庫の型式や型番の確認をお願いされることがあります。
あらかじめ確認しておきましょう。 - 大きさを測っておく
ネットや電話などから見積もりをしてもらう場合、処分したい金庫の3辺の長さが分かっていると正確な金額が出しやすく業者の手間が省けます。重さも運ぶ際の人件費が変わってきますので計っておきたいところですが、金庫をご自宅の体重計などに乗せるのは危険ですので、ひとまず大きさだけでも測っておきましょう。
この五点を済ませておき、ここからはそれぞれの処分方法について詳しくご紹介していきます。
金庫を購入した店舗に引き取ってもらう
最初にその金庫を購入した店舗であればほぼ間違いなく引き取ってもらうことが出来るでしょう。
お店側も、数十年後にお客様が金庫処分に困るであろうことはわかっているので、無料ないし有料にて引き取りサービスを行っているはずです。
チェーン店や大きな販売店であれば自宅や会社まで引き取りに来てくれる出張回収も行っていますが、ご自身で店舗へ持ち込まないといけない場合もあります。
【費用の目安】金庫の重量や設置場所によるが3,000円から3万円ほど
★新しい金庫購入時であれば無料で回収してもらえる!
今回、金庫を処分するだけではなく新しい金庫に買い替えるということであれば、搬入の時に古い金庫を無料で回収してもらえます。もし金庫を買い直す予定があるのなら、一緒に引き取ってもらうこの方法が一番です。
【費用の目安】無料!新しい金庫の購入代金のみ
鍵屋さんに無料回収してもらう
誰も使っていない、いつからあるのか分からない、中に何が入っているのか誰も知らない…そんな開かずの金庫の処分もよくあるケースです。
そんな金庫でも、中に貴重なものが入ったままかもしれませんから一応中身を確認してから処分したいですよね。
不用品回収業者やリサイクルショップでは、鍵の開かない金庫はお手上げです。
そんな時、力になってくれるのが鍵屋さんです。
開かずの金庫のレスキューの場合は、金庫の開錠・中身の確認後は処分したいということであれば、無料で回収してくれる場合が多いです。
【費用の目安】無料!
不用品回収業者に出張回収してもらう
盗難防止に特化した金庫は100キロ以上の重さがあります。
家庭用のものはそこまでの重量にならなくとも、数十キロにはなりますのでそれを運んで処分に持ち込むのはかなりの重労働です。
そういうときに助かるのが、不用品回収業者に出張で回収に来てもらう方法です。
メールやLINEで問い合わせや簡単な見積もりもでき、金庫の置いてあるお部屋まで取りに来てくれるため、こちらの手間はほぼありません。
すべての手間が省ける分、やや金額は高めですが引っ越しや大掃除などで金庫以外にも処分したいものがある場合などは割引などもあるため相談してみるとよいでしょう。
階段作業や床や壁からの取り外し作業の有無によっても料金が異なる場合がありますが、家庭用の膝下くらいの小さめのサイズのものでしたら5000円ほどで回収してもらえることが多いです。
防盗性能に優れた100キロを超すものになると一人では運べなくなってくるため人件費やトラックの容量も上がり、10000円からの回収費用になる場合が多いようです。
【費用の目安】5,000円から数万円ほど
金庫は売ることができるの?
金庫はリサイクルショップや、メルカリなどのフリマサイト、オークションサイトなどで売ることができます。
しかし高額で買い取ってもらえることはほぼ期待できないと言っていいでしょう。最初に少し述べたように中古の金庫には傷や破損のあるものが多く、そうしたものに貴重品を預ける気になるか…という購入者の心理により、あまり需要が高くないためです。購入金額よりは大幅に金額が下がることを承知した上で、少しでもお小遣い程度になればいいかと思える方は試してみてもいいかもしれません。
1000円~2000円ほど金額がつけばいい方かと思いますので、売れたお金を何かの当てにするようなことはやめておいた方がいいでしょう。
メルカリなどフリマサイトやネットオークションに出品する場合は価格を出品者が自由に設定することができるため、自分の売りたい金額で売ることができます。そのため購入希望者が現れればある程度のお金にすることができます。
価格の設定の自由度が高い分、出品してすぐに売れるということはあまりなく、売れるまで時間がかかることがありますので、急いで売りたい場合には向いていないかもしれません。
なかなか買い手がつかない場合は、出品する金庫の状態や相場と見比べて値下げなど適切な金額に設定しましょう。
送料を出品者が負担するケースが多いですが、重たい金庫は送料も高額になりますので、それを加味した価格設定を行いましょう。
また個人間のやり取りとなりますので、取引後の相手方とのトラブルを避けるために出品する金庫の状態は詳しく説明して分かりやすくしましょう。傷など特記事項があれば写真を撮って表示しておくのも良い手です。
メルカリなどフリマサイトを利用した売買では、梱包や発送作業も出品者が行わなくてはいけません。
また購入希望者とのメッセージのやり取りや値引き交渉など、こまめなコミュニケーションも必要です。
手間や時間がかかってもよいから金庫をお金に換えたい、という方に向いている処分方法ですね。
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まとめ
今回は粗大ごみで処分することができない金庫の処分方法と費用相場をご紹介させていただきました。
重量があり大きさもある分費用も高額になるのかなと心配される方も多いですが、買い替えや鍵屋さんを利用したりと無料で処分できる方法もあります。
金庫の状態によって最適な処分方法も変わってまいりますので、ご自身の状況に合った処分方法をお試しくださいね。
買取いちばんでは、金庫以外の事務機器やオフィス家具の買取・回収を行っております!
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