効果がすごいと言われる「全捨離」とは?

「断捨離」という言葉を耳にしたことはあっても「全捨離」は知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここではまず、全捨離の概要を解説していきます。
- 全捨離とは?
- 断捨離との違いは?
全捨離とは?
全捨離(ぜんしゃり)とは、家にある物の約8割を手放すことを目指す、徹底的な片付け・開運メソッドです。
実業家の櫻庭露樹氏が提唱したもので、単に部屋をきれいにするだけでなく、運気を上げて人生を好転させることを目的としています。
断捨離との違いは?
断捨離とどう違うの?と疑問に思う方も多いかもしれません。
全捨離と断捨離の違いを表にまとめました。
| 項目 | 全捨離 | 断捨離 |
|---|---|---|
| 発祥・提唱者 | 櫻庭露樹氏が提唱した開運・片付けメソッド | やましたひでこ氏が提唱したヨガの思想に基づく片付け術 |
| 目的 | 徹底的に物を減らし、運気を上げて人生を好転させる | 物への執着を手放し、自分にとって快適な生活環境を整える |
| 手放す量の目安 | 家にある物の約8割 | 基準は決めず、自分にとって本当に必要な物を見極めて選別する |
| 処分の基準 | 1ヶ月使っていない物は原則すべて処分 | 現在の自分にとって必要か・適しているか・心地良いかで判断 |
| 重点を置くポイント | 8割の処分、床面積を広げること、床を磨き上げること | 物と自分との関係性の見直し、選択決断力の向上 |
全捨離は「1ヶ月使っていない物は原則すべて処分」など、かなり徹底した姿勢で身の回りの物を処分し、自分の習慣を変えていきます。
「断捨離をしたこともあるけれど、また物が多い状態になってしまった」
「たくさんの物を徹底的に処分してしまいたい」
このような方は、一度チャレンジしてみるといいかもしれません。
全捨離で期待できる効果とは?

全捨離を経験した方のなかには「予想以上の効果があった」と感じている方も少なくありません。
具体的な変化としては、以下のような点が挙げられます。
- 部屋にゆとりができる
- 心にゆとりができる
- 物欲を抑えられる
- 運気が上がった
こうした変化がなぜ起こるのか、それぞれの理由を詳しく解説していきます。
部屋にゆとりができる
全捨離では、普段使っていない物や「いつか使うかもしれない」と残していた物まで一気に手放します。
部屋に物が少なくなることで圧迫感がなくなり、すっきりとした空間を作れるでしょう。
物が減ることで日々の掃除も格段に楽になり、空間を綺麗に保ちやすくなるという良いサイクルも生まれます。
心にゆとりができる
物が多い部屋で過ごしていると、視界に入る情報量が多くなり、無意識のうちに脳が疲れてしまいます。
「片付けなければ」「あれもやらなければ」という焦りや、物を探す手間、管理する負担が積み重なることで、知らず知らずのうちにストレスを抱えてしまうのです。
全捨離で思い切って8割程度の物を手放すと、こうした余計な情報や管理の手間が一気に減り、頭の中がすっきりと整理されます。
目に入る物が減ることで意識が分散しにくくなり、今やるべきことに集中しやすくなるのもメリットです。
物欲を抑えられる
全捨離を経験すると、物欲そのものが自然と落ち着いていく効果も期待できます。
多くの物を手放す過程で「なぜこれを購入したのか」「本当に必要だったのか」と、自身の買い物習慣を振り返る機会が増えるためです。
また、物を所有することへの執着が薄れることで、新しい物を次々と求める必要がなくなります。
無駄な出費を抑えながら、本当に価値を感じられる物に囲まれた暮らしを実現できる点も、全捨離の大きなメリットといえるでしょう。
運気が上がった
全捨離を実践して心身のコンディションが整うことで、仕事や人間関係、日々の行動にも前向きな影響が生まれます。
「最近なんだか調子が良い」「良い話が舞い込んでくる」「人と会うのが楽しく感じる」
そんな変化を実感し「運が向いてきた気がする」と感じる人も少なくありません。
もちろん科学的に運気そのものが上がったかどうかを証明することは難しいですが、こうした心身の変化の積み重ねが「運気が上がった」という実感につながっていると考えられます。
気分をリフレッシュしたい方や、新しいスタートを切りたい方は、ぜひ全捨離に挑戦してみてはいかがでしょうか。
全捨離のやり方は?

ここからは、実際に全捨離を進める手順を解説していきます。
- 捨てる基準を決める
- 「床の上」「収納の中」の物から捨てる
- 「何も置かない状態」を目指してどんどん捨てていく
- 床を拭き上げる(仕上げ)
捨てる基準を決める
全捨離では「1ヶ月以上使っていない物は手放す」を基本ルールとしますが、それだけでは判断に迷う場面も少なくありません。
事前に自分なりの判断基準を設けておくことで、作業をスムーズに進めやすくなります。
判断基準の例
- ストックなど複数ある物は捨てる
- 壊れている物や使いにくい物は捨てる
- 期限が切れている物、古い物は捨てる
- 「手元にあると嬉しい、ときめく」という物以外は捨てる
「床の上」「収納の中」の物から捨てる
捨てる基準を決めたら、床面積を広げられるように意識しながら、床にある物を捨てていきます。
「床がより多く見える状態」を目指して、さまざまな物を処分していってください。
| カテゴリー | アイテム |
|---|---|
| 衣類・身の回り品 | 脱ぎっぱなしの服、鞄、靴下、置きっぱなしの上着 |
| 紙類・容器 | 読み終えた本・雑誌、空き箱、紙袋、溜まった段ボール |
| インテリア・家具 | 使っていない座椅子、不要なラグ、クッション、スツール |
| 家電・コード類 | 出しっぱなしの延長コード、使っていない小型家電、充電器 |
| 雑貨・日用品 | 床に直接置いてある日用品のストック、用途不明の小物類 |
また、収納の中身を見直すことも大切です。
引き出しやクローゼットのものを一度すべて外に出し「これからも身につけたいか」「心がときめくか」といった基準で残すアイテムを選別していきましょう。
例えばジュエリーなどは「高かったから、あまり使う機会がないけどとっておこう」と考えるのではなく「リーズナブルな物だけどとても気に入っているからとっておこう」といった基準を採用してください。
「何も置かない状態」を目指してどんどん捨てていく
床の面積を増やしたら、キッチンや玄関といった狭い空間の物を整理します。
「何も置かない」空間を目指し、どんどん捨てていきましょう。
| 場所 | 捨てる物の例 |
|---|---|
| 玄関 | 壊れた傘、履かなくなった靴、古い靴べら、使っていない靴用品、期限切れの防水スプレー、不要なレジャー用品 |
| キッチン | 賞味期限切れの食品、使い切れない調味料、古いスポンジ、汚れたふきん、使っていない食器、欠けた食器、重複している調理器具、使い捨て容器 |
| お手洗い | 使い切った掃除用品、古いトイレブラシ、不要な芳香剤、使っていない洗剤、古くなったマットやカバー、不要な掃除用品のストック |
| 浴室 | 使い切ったシャンプー・ボディソープの容器、古い掃除用品、使っていない入浴剤、カビや汚れが落ちない風呂用品、古くなったバスチェアや洗面器、不要な詰め替え容器 |
床を拭き上げる(仕上げ)
全捨離の最後を締めくくる重要な工程が、床の拭き上げ(床磨き)です。
物を減らして床面積を広げたあとに徹底的に床を磨くことで、空間に溜まっていた停滞感や埃を完全に取り払い、部屋全体をクリアに整えます。
- 床に置かれている物をすべて排除する
- 雑巾の水拭きで汚れと埃を拭き取る
- 部屋の四隅や隙間まで念入りに磨く
- 仕上げにしっかり換気を行う
全捨離の効果を最大限に実感するためにも、妥協せず最後の一仕上げとして取り組んでみてください。
全捨離を完了させるためのコツ

効果がすごいと語られる全捨離ですが、処分を続けるうちに迷いが生じたり、作業途中で挫折したりすることももちろんあります。
その際は以下のようなポイントを意識してみてください。
- 少しずつ捨てることに慣れていく
- 断捨離から始めてみる
- 無理に捨てない
- ビフォーアフター写真を撮影する
- もったいない精神にとらわれない
少しずつ捨てることに慣れていく
家にある8割の物を手放す全捨離は、決して簡単な作業ではありません。
「本当に捨てて大丈夫か」と迷ったり、物を大切にする気持ちから抵抗感を覚えたりするのは当然のことです。
そんなときは無理をせず、少しずつ捨てていくようにしましょう。
判断を繰り返すうちに選別にも慣れ、手放すことへの心理的なハードルも自然と下がっていきます。
断捨離から始めてみる
捨てることに不慣れな方であれば、いきなり全捨離にチャレンジするのではなく、断捨離から始めてみるという方法もあります。
断捨離には全捨離のように「8割」といった目安はないため、自分の基準で無理なく捨てられます。
断捨離で必要な物を見極め、少しずつ物を捨てる練習をしてから全捨離へ移行してみてください。
無理に捨てない
全捨離の目的は「捨てる」ことではなく「より良い生活を送る」ことです。
全捨離によって必要な物までむやみに捨ててしまい、生活が窮屈になってしまっては元も子もありません。
自分にとって大切と思える物は無理に捨てずに残す判断も必要です。
- 日常的に使っている家具や家電
- 仕事や生活に必要な道具
- 思い入れがあり、手元に残しておきたい物
- 家族や友人からもらった大切な物
- 買い直すのが難しい物
- 季節や用途に応じて必要になる物
- 防災用品や非常時に必要な物
- 将来的に使う予定が明確に決まっている物
また、全捨離の際に「家族の物を勝手に捨てない」ことも重要です。
相手にとって大切な物だった場合、大きなトラブルになりかねません。
全捨離はあくまで自分自身の所有物に限って行うようにしてください。
ビフォーアフター写真を撮影する
全捨離のモチベーションを維持するには、事前に部屋の写真を撮影しておく方法が効果的です。
片付け後に再び撮影して見比べれば、どれだけ物が減って綺麗になったかが一目で伝わります。
視覚的な効果によって大きな達成感が得られ、作業の途中でも「さらに綺麗にしたい」という意欲を引き出せるでしょう。
もったいない精神にとらわれない
全捨離を進めるなかで、作業の手を止めてしまうのが「もったいない」という気持ちです。
「まだ使えるのに捨てるのは惜しい」「せっかくいただいたのに申し訳ない」といった思いが、作業を阻む原因になってしまいます。
こうした思い切りを妨げる感情を手放すことこそが、全捨離をスムーズに進める鍵です。
「今の自分にとって必要かどうか」という基準だけを残し、それ以外の迷いや罪悪感は一度脇に置いて進めていきましょう。
全捨離で出てきた不用品の処分の仕方は?

最後に、全捨離で出てきた不用品の処分の仕方を紹介します。
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションを使う
- 不用品回収業者を利用する
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ご自身に一番合った手放し方を選んでみてください。
リサイクルショップで売却する
まだ十分に使える品や人気のあるアイテムが全捨離で出てきたら、リサイクルショップでの売却がおすすめです。
品物を直接店舗へ持ち込むだけで査定が完了するため、複雑な手続きなしでスピーディーに不用品を処分できます。
リサイクルショップのメリット
- その場で即現金化できる
- 出品・梱包・発送の手間がかからない
- さまざまなジャンルの不用品をまとめて一括処分できる
- 個人発送が難しい大型の家具や家電も手軽に手放せる
- 個人間取引のようなトラブルが発生しない
手軽に利用できる方法ですが、査定額はショップ側の基準で決まるため、希望通りの金額で売れるとは限らない点には注意が必要です。
「もっと高く売りたい」なら特定のジャンルに強い専門店へ持ち込むか、自分で価格を設定できるフリマアプリやネットオークションの利用も検討してみると良いでしょう。
フリマアプリやネットオークションを使う
「処分する数が少ない」「少しでも高く買い取ってほしい」という方には、フリマアプリやネットオークションの利用が適しています。
フリマアプリ・ネットオークションのメリット
- スマートフォンやタブレットから手軽に始められる
- 自分で販売価格を設定できるため、納得のいく金額で手放せる
- リサイクルショップより高く売れる可能性がある
- 買い手が見つかりにくいニッチな商品も売却できる
- 自宅にいながら出品・販売できる
- 全国の購入希望者に向けて販売できる
ただし、出品作業をはじめ、梱包や発送、万が一のトラブル対応などをすべて自分でこなす必要があります。
忙しい方や手間をかけたくない方には負担が大きく感じられるかもしれません。
また、買い手がつかない限りは手元に品物が残り続けるため、片付けのモチベーションが下がってしまう懸念もあります。
「今すぐ部屋をすっきりさせたい」と考えている方は、他の手放し方も視野に入れてみてください。
不用品回収業者を利用する
売りたい物と捨てたい物が同じくらい多い、というときは不用品回収業者の利用が便利です。
大型家具や家電、大量の衣類など捨てるには大変な物をまとめて引き取ってもらえます。
買取を実施している業者であれば「売却」と「処分」を一度で済ませられ手間もかかりません。
不用品回収業者を利用するメリット
- 家まで引き取りに来てもらえる
- 梱包や運び出しが必要ない
- 仕分け不要
- 即日対応してもらえることもある
大量の不用品を処分するのにぴったりな方法ですが、業者によって費用や買取サービスの有無、プランなどは異なります。
複数の業者から見積もりを取り、費用や作業内容を比較したうえで依頼することをおすすめします。
まとめ

今回のコラムでは「全捨離」について解説しました。
部屋や心にゆとりができたり、物欲を抑えられたりと、こんなにメリットがあるのかと驚いた方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、家にある物を8割手放すのはハードルが高いと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、記事内では全捨離を完了させるためのコツも紹介しています。
全捨離を行う際には、ぜひ参考にしてください。
全捨離で処分することに決めたお品物の査定は、買取いちばんドットコムにおまかせください。
経験豊富な査定士が、お客様の大切なお品物を丁寧に査定いたします。
見積もりや査定後のキャンセルは無料ですので、まずはお気軽にお試しください!
▼こちらの記事もおすすめです



