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引っ越しで出たごみはどう処分する?間に合わないときの対処法やリスクも紹介

■投稿日 2025年11月5日
■更新日 2025年11月5日
ごみを溜め込む

引っ越し時はたくさんのごみが出ることが多いため、処分に悩む人が多いのではないでしょうか。
なかには「種類が多いため分別が大変」や「それぞれの種類ごとに捨てようと思っても、引っ越しまでの回収日に間に合わない」など、引っ越しならではのごみ事情によるものも。

そこで今回は、引っ越し時に出るごみの処分方法について、詳しく解説していきます。
大量のごみを一度に処分する方法や、引っ越しまでに間に合わなかった場合の対処法など紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

引っ越しで出たごみの処分方法

引っ越しごみ 掃除

引っ越しの際はできるだけ荷物を減らしておくほうが引っ越し費用を抑えられ、新居での荷ほどき作業もラクになるというメリットがあります。
また、普段は片付けないような場所の整理もできるため、たくさんのごみが出ることも多いでしょう。

ここでは、引っ越しの際に出たごみの基本の処分方法を紹介します。
主な処分方法は次の通りです。

  1. 自治体のごみ回収で処分
  2. ごみ処理場へ持ち込む
  3. 売却や譲渡など
  4. 専門業者へ依頼して処分

1.自治体のごみ回収で処分

引っ越しの際のごみ捨てで、最も一般的なのが自治体の利用です。
自治体でのごみ捨てのメリット・デメリットを以下にまとめました。

メリットデメリット
・費用が安い
・自治体利用なので安心
・一般ごみ(粗大ごみ以外)なら手続き不要
・収集場所まで自分で運搬しなくてはならない
・回収日が少ない
・分別ルールが複雑
・大量のごみは回収不可の場合もある
・回収不可のものもある

自治体では主に「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「粗大ごみ」を回収しています。
基本的に粗大ごみ以外は無料で処分が可能で、指定ごみ袋に入れて回収日に出すだけで捨てられます。

ただし、規定サイズ以上のごみを捨てる場合は粗大ごみ扱いとなり、申し込みや料金の支払いなどが必要です。
さらに自治体では「家電リサイクル法対象品目」や「適正処理困難物(消火器・金庫・ピアノ・石・土など)」は回収してもらえません。

自治体ごとに分別ルールや回収日の頻度などが異なるため、お住まいの地域のルールを確認しておきましょう。

2.ごみ処理場へ持ち込む

各自治体にはごみ処理施設があり、自分でごみを持ち込んで処分することも可能です。
持ち込むごみの量に制限がなく、施設の営業時間内ならいつでも利用できるため、引っ越し前の大量のごみを捨てたいときや、回収日までに間に合わないときにも便利です。

ごみ処理施設の利用の、メリット・デメリットは次の通りです。

メリットデメリット
・大量のごみを一度に処分できる
・営業時間内なら好きな時間に利用可能
・処分手数料がキロ単位のため、粗大ごみの回収費用より安くなることもある
・車での持ち込みしか利用できない
・運搬や車への積み込みは自分でしなくてはならない
・分別が必要
・営業日が決まっている
・自治体によっては申し込み手続きが必要

この方法であれば、引っ越し前のごみ回収に間に合わない……という場合でも、ごみ処理施設の営業時間内であれば一度にごみを捨てられます。

ただし施設の数は多くはなく、家の場所からかなり遠いこともあるでしょう。
自治体によっては前日までに予約が必要な場合や、申し込み手続きとごみの持ち込み先が異なる場合もあるため、お住まいの自治体のルールを確認してください。

3.売却や譲渡など

「もう使わないけれど捨てるのは惜しい」というような物があれば、売却を検討してみましょう。
ごみが減るだけでなく、臨時収入が手に入るという嬉しいメリットもあります。

売却方法は主に以下の通りです。

  • リサイクルショップへ売却
  • 買取専門店へ売却
  • フリマサイト・オークションサイトの利用

リサイクルショップや買取専門店では、自宅へ査定員が出向き査定・買取をしてくれる「出張買取」が利用できることもあります。
大きな家具や家電、売りたいものが多いときや、買取店まで行く暇がないというときには、ぜひ利用してみましょう。

一方で、売却が難しい品物の場合は「譲渡」や「寄付」という方法もあります。
知人に譲渡するのが手軽な方法ですが、身近に欲しい人が見つからない場合は「ジモティー」を利用するのも一つの方法です。

また、支援団体や養護施設、老人ホームなどでも寄付を募っていることがあります。
それぞれの団体や施設ごとに寄付できる品物の条件があるため、調べてから行いましょう。

4.専門業者へ依頼して処分

専門業者へ依頼してごみを処分する方法もあります。
特に以下のようなケースでは便利なのでおすすめです。

  • ごみの量が多いとき
  • 自治体の回収日に間に合わないとき
  • 自分で運搬が難しいものを捨てるとき
  • 自治体で回収できないものを捨てたいとき

自治体で処分できないものを専門業者で捨てるときは、一般的に以下の業者が推奨されています。

処分品専門業者
パソコン・保有するパソコンのメーカー
リネットジャパン
・家電量販店
ガソリン・エンジンオイル・ガソリンスタンド
・産業廃棄物処理業者
家電リサイクル法対象4品目(エアコン・洗濯機・冷蔵庫・テレビ)・家電量販店
・指定引取場所
消火器・消火器の販売代理店
・指定引取場所
土・石・ホームセンター(要相談)
・土・石専門の回収業者
ピアノ・ピアノ買取業者

また、これらすべてに対応しているのが「不用品回収業者」です。

不用品回収業者は家庭やオフィスで不要になったものを自宅まで引き取りにきてくれる、専門の業者のこと。
回収品目が多いため、一度にさまざまなジャンルの品物を処分できるのがメリットです。
さらに年中無休で対応している業者がほとんどですので「土日や連休中に処分したい」という際にもおすすめです。

業者によっては即日での対応をしてくれるところもあるため、急いでいるときや、まとめて処分したいときは相談してみましょう。

引っ越しでごみ捨てが間に合わなかったときはどうなる?

注意

引っ越しに追われてごみの処分が退去時に間に合わなかった場合、どのようなことが考えられるのでしょうか?
ここではごみ捨てが間に合わなかったときのリスクを紹介します。

1.ごみ捨てにかかった費用を請求される

賃貸物件の場合、退去時には「現状回復義務」と言って入居時と同じ状態に戻さなくてはならないことが法律で定められています。(※ただし通常損耗や経年劣化については対象外)
そのため、室内にごみを放置したまま退去してしまうと原状回復義務に違反したことになり、ごみ捨てにかかった費用を請求される可能性があります。

これは明らかなごみではなく、家具や家電などを置いていったとしても、原状回復義務を怠ったとみなされるため注意が必要です。
さらに、大きなものや大量のごみが残されていた場合は、一般的なごみ捨て費用よりも高額な処分費用を請求されることもあるかもしれません。

ただし、どのような状態が違反となるかや、違反に対してのペナルティなどは賃貸人である大家さんの判断や、賃貸物件の契約内容によって異なるケースもあります。
詳しい内容については賃貸契約を結んだ際の書類や仲介店などに確認し、国土交通省が作成した「ガイドライン」を見ておくと安心です。

2.敷地内に捨てたごみは不法投棄となる可能性がある

室内ではなく、ごみ捨て場や賃貸物件の敷地内などにごみを放置していったときには「不法投棄」とみなされるケースもあります。
不法投棄は家庭ごみや事業系ごみなどの廃棄物を、許可を受けずに道路・空き地・他人の土地などへ捨てる行為のことです。

不法投棄というと、山や川などへごみを捨てる……といったケースを想像する人も多いですが、引っ越しの退去時に粗大ごみや大型ごみなどをごみ捨て場へ置いていくことも不法投棄とみなされます。
一見するとただのマナー違反と思われがちですが、不法投棄は法律違反となり、ペナルティや罰金(懲役5年以下または罰金1,000万円以下)が科せられる重罪です。

ごみは退去時までに計画的に捨てるようにするだけでなく、大きな家具や家電は適切に処分しましょう。

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引っ越しの荷造りが終わらないとどうなる?リスクと対処法を解説!

引っ越しまでにごみ捨てが間に合わなかったときの対処法

引っ越し前のごみ

引っ越しまでにごみの処分が終わらなかったときは、以下のような対策を取りましょう。

  • 新居へ持って行く
  • 引っ越し業者に回収を依頼する
  • 不用品回収業者へ依頼する

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

新居へ持って行く

引っ越し当日になっても処分できなかったごみがある場合には、新居へ持って行き、そこの自治体で処分することも検討しましょう。
少量なら自分で運ぶこともできますし、大きな家具や重たいごみなどは引っ越し業者へ相談すれば、トラックに積み込んでもらえることもあります。

ただし引っ越し業者側はごみを運ぶ、という認識ではなく、あくまでも引っ越し荷物を運ぶということになります。
また、量が多ければその分の費用が加算される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

引っ越し業者に回収を依頼する

引っ越し業者によっては、不用品の回収をしていることもあります。
ただしその場合、ごみではなく家具や家電などの回収をしていることが一般的です。

また、回収には費用がかかるほか、引っ越し当日の対応はしてもらえないことも。
そのため業者へ依頼する際には、できるだけ早めに相談しておきましょう。

以下の引っ越し業者は家電や家具の回収を実施しています。

引っ越し業者回収品目買取について
アップル引越センター家具・家電あり
アリさんマークの引越社要相談なし
アーク引越センター家電リサイクル4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)あり
サカイ引越センター家電リサイクル4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)あり(リユース&買取のサカイ
2025年11月時点

不用品回収業者へ依頼する

不用品回収業者なら、分別や運搬の手間をかけずに引っ越しごみを処分できます。
業者によっては依頼したその日に来てくれることや、夜間や早朝にも対応してくれるため、急いでいるときにも便利です。

また買取やハウスクリーニングなどのオプションが充実していることも多いため、状況に合わせて利用してみてはいかがでしょうか。

ただし、不用品回収業者でも生ごみの回収は行っていません。
また、自分での作業がなく手間がかからない分、処分費用は自治体よりも割高になりがちです。

不用品回収業者にはトラック積み放題プランやパックプランなど、定額プランを用意していることも多いため、ごみの量が多いときは相談してみましょう。

引っ越し時のごみ捨てで気を付けるポイント

ポイント

引っ越しの際のごみ捨てについて、気を付けたいポイントを紹介します。

1.引っ越し日までのごみ収集日を確認しておく

引っ越しまでにごみ捨てを計画的に終わらせられるようにするためには、自治体の回収日を確認しておくことが大切です。
特に粗大ごみや不燃ごみは回収日が少ないことが多いため、気付いたときには引っ越しまでの回収日が終わってしまっているかもしれません。
引っ越し日が決まったときに、自治体のホームページや地域の広報などで回収日を確認しておきましょう。

2.ごみは少しずつ出す

自治体によっては一度に大量のごみを出しても、回収してもらえないことがあります。
一度に出せるごみ袋の量が決められている地域では「3袋まで」や「5袋まで」と制限があるため、それ以上のごみは何回かに分けて出さなければなりません。

引っ越しの際は普段見ない場所の片付けを同時に行うことも多く、ごみが大量に出てしまうことも考えられます。
「まとめて出そう」と思っても一度に捨てられないこともあると考え、計画的に少しずつごみを捨てましょう。

3.売ろうと考えているものは早めに行動する

不用品の売却を考えているときは、早めに行動するのがポイントです。
売却方法にもよりますが、売ろうと思っても買い手が付かなかったり、思うような査定額が付かなかったりしてなかなか手放せないということも考えられます。

また、売却できなかったものは、ごみとして処分しなければなりません。
引っ越しギリギリになってしまうと新居へ持っていかなくてはならないこともあるため、早めに売却できるように準備しましょう。

4.自治体で処分できないものは早めに処分方法を考える

家電リサイクル4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)やパソコンなどは、通常のごみと同じように廃棄できないため、別で処分方法を考えておく必要があります。
これらは主に専門業者に持ち込んだり、回収してもらったりして処分しますが、申し込みが必要になることや、実際の回収日までに時間がかかることがほとんどです。

そのため、捨てたいと思った当日には処分できない可能性もあります。
「どうしても急いで捨てたい」というときは不用品回収業者の利用がおすすめです。
ただし、繁忙期やタイミングによっては回収日まで日にちがかかってしまうこともあるため、早めに計画を立てましょう。

引っ越しのごみ捨てが間に合わないときにやってはいけないこと

NG

引っ越し当日までにごみの処分ができなかった場合でも、やってはいけないことがあります。
ここではごみ捨てが間に合わなかったときのNG例を3つ紹介します。

1.不法投棄をしない

ごみ捨てが間に合わなかったからと言って、ごみ捨て場所や近くの収集場所などへごみを放置してはいけません。
たとえ置いた場所がごみの収集場所だったとしても、回収日以外にごみを放置することは不法投棄になります。

また、自分の住んでいたアパートやマンション以外の集合住宅の、ごみ収集場所へごみや不用品を置くのも同様です。
このようなごみの投棄は「誰にも見られていないだろう……」と油断する人もいますが、防犯カメラの設置や近隣住民・自治体の対策など、社会全体でチェックされることも多く、バレる確率が高いことも知っておきましょう。

2.ごみを部屋に放置しない

すでにお伝えしているように、賃貸住宅の退去時にごみや不用品を置いていくことは、大家さんや管理会社への迷惑行為となり、現状回復金や違反金などを請求される可能性があります。
また、部屋の中以外の廊下やベランダなどの共有部分に置いていくことも同じ扱いとなるため、退去時には確認しておきましょう。

3.分別を怠らない

退去までにごみの処分が間に合ったときでも、正しく分別されていないごみは回収してもらえないため気を付けましょう。
早く捨てたいからといって分別を怠ってしまうと、ごみ収集車に回収されず、いつまでもごみ収集場所に残ってしまいます。

本来であればごみ出しをした人が再度分別を行い、出し直しをする必要がありますが、引っ越してしまうと管理会社や大家さんなど、別の人が対処しなければなりません。
同じ集合住宅の人や近隣住人の人にも迷惑がかかるため、急いでいてもごみは正しく分別して出すようにしましょう。

まとめ

段ボールを運ぶ人

今回は引っ越しの際のごみ捨てが間に合わなかった場合の対処法や、リスク、NG行為などを紹介してきました。
引っ越し前は荷造りや手続きなどで慌ただしいですが、ごみ捨てを怠ってしまうと荷物が増えたり余計な出費がかさんだりするリスクがあります。

引っ越しまでにごみを処分するためには、ごみの回収日や分別ルールをチェックして、計画性を持つことが大切です。
また、売れそうなものはできるだけ早めに査定してもらい、売れなかったときの処分方法も考えておきましょう。

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監修者

寺坂 健吾
買取いちばんスタッフの寺坂です。引っ越し前は荷造りや手続き、部屋の掃除など、やることが多く、ごみの処分はつい後回しになってしまう……ということがよくあります。引っ越しまでにごみの処分を間に合わせるコツは、早めにごみ捨ての計画を立てることと、不用品の処分方法を考えておくことです。特に自治体では処分できないものや、売却を検討しているものは、手放すまでに時間がかかることもあるため、引っ越し日までに余裕を持って行いましょう。当社買取いちばんでは東海エリアなら最短即日での訪問査定が可能です。引っ越しまで日にちがないという方も、まずはお気軽にご相談ください。
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