モニターの引っ越し、壊さないために大切なこと

モニターは、パソコン周辺機器の中でも特に破損リスクが高い精密機器です。
画面がむき出しのままだと、わずかな衝撃でも液晶が割れてしまう恐れがあります。
特に注意が必要なのは以下のケースです。
- 元箱や専用パッケージがない
 - 湾曲型・大型ゲーミングモニターなど特殊なサイズ
 - PC本体やキーボードなどの周辺機器も一緒に梱包する
 
こうした場合、段ボールのサイズが合わなかったり、緩衝材が不足して画面を保護しきれないことがあります。
また、モニターだけでなくPC本体やノートパソコン・キーボードなどの周辺機器もまとめて運ぶ際は、配線の取り外し方やバックアップの保存先にも気を配っておきたいところです。
モニターを安全に運ぶための梱包方法

画面サイズ・高さに合った箱と梱包資材を選ぶ
モニターを安全に運ぶには、まずサイズに合った段ボールと適切な梱包資材を用意することが基本です。
一般的な液晶モニターは21〜27インチが主流で、高さ30〜50cm・幅50〜70cm程度の大きさになります。
元箱が残っていればそれを使うのが最も安心ですが、ない場合はサイズに合った家電用の段ボールや、やや大きめのテレビ用ボックスが代用できます。
梱包時は、モニターが箱の中で動かないよう、
- プチプチ(気泡緩衝材)
 - タオルや毛布
 - 新聞紙を丸めたもの
 
などを使ってすき間をしっかり埋めるのがポイントです。
さらに、画面の前面と背面には厚紙や段ボールを当て板として挟み、圧力が集中しないように保護しましょう。
湾曲モニターやウルトラワイドモデルは、画面のカーブ部分が圧力に弱く破損しやすいため、慎重に梱包することが大切です。
モニターを梱包する手順
モニターの梱包は、以下の3ステップで進めましょう。
1.画面を保護する
液晶面の前後に段ボールや厚紙を当て、直接の圧力や衝撃から守ります。
プチプチを直接巻くと圧がかかりやすくなるため、当て板を入れることで破損リスクを減らせます。
2.本体を包んで固定する
本体全体をプチプチやタオルで丁寧に包み、段ボールに入れた際に隙間ができないよう四隅に緩衝材を詰めて固定します。
モニターの脚部は突起が多く壊れやすいため、ここも忘れずに保護しましょう。
3.段ボールを補強する
底抜けや開封による落下を防ぐため、段ボールの底面やフタを養生テープでしっかり補強します。
持ち上げた瞬間に底が抜けると、一度の衝撃で液晶が割れてしまうこともあるため注意が必要です。
このように、モニターの梱包には「動かない・押されない・落ちない」構造を意識することが大切です。
手間はかかりますが、正しい手順を守るだけで破損のリスクを大きく下げられます。
種類別モニターの梱包注意点【ゲーミング・デュアルなど】

ゲーミングモニターや湾曲モニターの場合
ゲーミングモニターや湾曲型モニターは、一般的なフラット型と比べてサイズが大きく、形状も特殊です。画面がカーブしているモデルでは、梱包時に力のかかり方に偏りが出やすく、破損しやすい傾向があります。
安全に梱包するために、以下のように対策しましょう。
- 湾曲部分に厚めのプチプチを巻き、画面のカーブをつぶさないよう保護
 - 段ボールとのすき間は、タオルやクッション材で曲面を支えるように詰める
 - スタンドが取り外せるタイプは、必ず分解して別に包む
 - 重量がある機種では底抜け防止のテープ補強を入念に行う
 
30インチを超えるゲーミングモデルも多いため、テレビ梱包資材や大型家電用段ボールなどを使って、サイズ感に合った荷造りを心がけましょう。
デュアル・トリプルディスプレイの場合
モニターを複数台使っている場合は、1台ずつ個別に梱包するのが基本です。
重ねて詰めると画面同士が接触して傷ついたり、荷重が集中して破損する恐れがあります。
注意すべきポイントは次の通りです。
- モニター1台ごとにプチプチを巻き、箱を分ける
 - モニターアームは金属製で重いため、必ず外して別で梱包
 - 配線の復元が難しい場合は、接続状態を写真で記録しておく
 
トリプルディスプレイ環境では、周辺機器や配線が増えて手間取りやすいです。
事前にケーブル管理や復旧手順をまとめておくと、引っ越し後のセットアップがスムーズに進みます。
小型モニター・テレビ兼用モデルの場合
24インチ前後の小型モニターや、テレビチューナーを内蔵した兼用モデルは、軽くて扱いやすい反面、梱包が雑になりやすい点に注意が必要です。
コンパクトでも液晶や端子はデリケートなため、丁寧な保護が欠かせません。
荷造りの際は、以下の点を意識しましょう。
- 液晶面は、当て板・緩衝材でしっかり覆う
 - リモコン・B-CASカードなどは袋でまとめておく
 - 箱の中で動かないよう、底面・側面に厚めの緩衝材を配置
 - アンテナケーブルなどの配線は取り外し・保護を忘れずに
 
テレビと同じ扱いで、本体だけでなく周辺機器もセットで丁寧に荷造りすることで、破損や紛失のリスクをしっかり防げます。
PC本体と周辺機器の荷造り・データ対策

バックアップは必須!トラブル回避の基本
パソコンを引っ越しで移動させる際、外装の破損だけでなく内部データの保護も重要です。
たとえ見た目に異常がなくても、強い振動や衝撃でHDDやSSDが損傷し、データが読み込めなくなるケースがあります。
事前に行いたいバックアップ方法として以下が挙げられます。
- 外付けHDD・USBメモリ:大容量で接続も簡単
 - クラウドストレージ(Google Drive・Dropboxなど):端末が壊れてもデータが残る
 - NAS(ネットワークHDD):複数のPCからアクセス可能で利便性◎
 
仕事用PCや、写真・文書などの大切なファイルが入っている場合は、2重バックアップが理想です。
また、Wi-Fi設定やアプリのログイン情報なども、メモやスクリーンショットで控えておくと復元作業がスムーズになります。
引っ越し業者の補償は基本的に物理的な破損のみが対象です。データ保護は自己責任となるため、早めに準備しておきましょう。
ノートパソコン・デスクトップの荷造りのコツ
パソコン本体の梱包は、ノートパソコンとデスクトップで適した方法が異なります。
それぞれの特性に合った梱包方法を確認しておきましょう。
ノートパソコンの場合
コンパクトで運びやすい反面、液晶と本体が一体になっているぶん、画面への衝撃リスクが高い点に注意が必要です。
- 本体はケースまたはプチプチで包む
 - 液晶画面とキーボードの間に厚紙や柔らかい布をはさむ
 - 電源ケーブルやマウスは別の袋に入れる
 
スリーブケースやバッグは一見便利ですが、輸送時の衝撃や荷重に対する保護力は十分とは言えません。
引っ越し時は段ボールと緩衝材を併用し、輸送中の揺れや衝撃からしっかり守ることが大切です。
デスクトップパソコンの場合
見た目は頑丈でも、内部にはHDD・グラフィックボード・電源ユニットなど振動に弱いパーツが密集しているため、慎重な梱包が必要です。
- ケース内部のパーツが緩んで破損しないよう、立てて固定する
 - 厚めの緩衝材を使って、本体が段ボールの中で動かないようにする
 - 通気口・排気ファン部分にはホコリ除けとして、カバーやラップをかける
 - 配線口やUSB端子周辺は、マスキングテープで保護する
 
グラフィックボードを搭載したゲーミングPCでは、本体重量も20kg以上になることも。
段ボールの底が抜けないよう、ガムテープでしっかり補強しておくと安心です。
ケーブル配線と復旧手順を記録しておこう
引っ越し後「どのケーブルがどこに繋がっていたかわからない…」というトラブルはよくあります。
複数モニターやスピーカーなどの周辺機器を使っている環境では、配線が複雑になりやすいため要注意です。
スムーズな復元のため、以下を準備しましょう。
- 接続状態の写真を撮っておく(背面の全体像)
 - ケーブルや端子に番号付きのマスキングテープを貼る
 - 設置手順や電源の位置などをメモする
 
こうした準備をしておくことで、新居で配線する際に戸惑うことがなくなります。
モニターの引っ越し当日の注意点

梱包をしっかりしていても、運び方や積み込み時の対応によっては、モニターが破損してしまうケースがあります。
ここでは、当日にできる破損防止のポイントを3つに分けて解説します。
運搬中の向きや置き方に注意
モニターの液晶画面は寝かせたまま運ぶと、横に寝かせると画面に自重がかかり、割れやゆがみの原因になります。
必ず「立てた状態」で運んでもらえるよう、積み込みや置き方を確認しておきましょう。
- 梱包の向きをあらかじめ調整し、立てた状態で運べる形にしておく
 - 他の重い荷物の下にならないよう、トラック積載時の配置にも気を配る
 - 心配な場合は、積み込み直前まで自分で保管し、最後に手渡すのも安心
 
モニターを荷台の中で寝かされたまま運ばれてしまうと、一度の振動や圧力で液晶が破損するリスクがあります。
不安がある場合は、見積もりの段階で相談すると良いでしょう。
引っ越し作業員に声かけ・ラベリングで注意喚起する
どれだけ丁寧に梱包していても、段ボールの中身が何か分からなければ雑に扱われてしまう可能性があります。
引っ越し業者に依頼する際は、モニターが入っていることをしっかり伝えることが大切です。
以下のように内容を簡潔に共有しておきましょう。
- 「モニターが入っています」「精密機器なので横にしないでください」
 - 「上積みしないでください」「最後に積んでもらえると助かります」
 - 段ボールに「液晶モニター在中」「われもの注意」「上積み厳禁」などのラベルを貼付
 
ひと手間で、モニターやパソコンの破損リスクは大きく減らせます。
受け取り後はすぐに状態をチェック
モニターが新居に届いたら、早めに開封して破損や異常がないかを確認しましょう。
外見は無傷でも、内部にトラブルがあるケースも少なくありません。
チェックするポイントは以下の通り。
- 液晶画面に「割れ・にじみ・電源が入らない」などの異常がないか
 - フレームやスタンドにヒビ・ゆがみがないか
 - モニターが正常に映るか、パソコンと接続して表示を確認
 
問題があれば、梱包材の状態とあわせて写真を撮って記録しておきましょう。
また、引っ越し業者の伝票や補償窓口の連絡先もすぐ出せるように保管しておくと安心です。
モニターの外箱がない・梱包材が足りないときの対処法

引っ越しの準備中「外箱が見つからない」「プチプチが足りない」というケースはよくあります。
しかし、手元にある段ボールや身近な素材でも、工夫次第で安全にモニターを梱包することは可能です。
ここでは、梱包資材が不足しているときの方法を解説します。
外箱を使わずに梱包する方法
モニターの梱包で大切なのは「画面を守る」「中で動かさない」という2つのポイントです。
外箱がない場合は、以下の手順で安全に代用できます。
- 画面の前後に段ボールや厚紙を当て板として挟む
 - プチプチを2〜3重に巻き、さらにタオルなどで包んで保護力を強化
 - 箱とのすき間には新聞紙・衣類・クッション材などを詰めて固定
 - 大型家電用段ボールや、引っ越し業者が用意するBOXなどを活用するのも◎
 
形状が特殊な場合は、カーブに沿わせて緩衝材を詰め、圧力が偏らないように調整しましょう。
緩衝材が足りない時の工夫
プチプチやエアパッキンが不足していても、身近なものを活用すれば代用できます。
ポイントは「柔らかい・傷つけない・衝撃を吸収する」素材を選ぶことです。
- バスタオルや毛布(厚みがあり包みやすい)
 - セーターやフリースなどの衣類(やわらかく、画面に優しい)
 - 新聞紙をクシャっと丸めたもの(直接触れさせず、すき間埋めに)
 - 座布団やクッションの中身(ウレタン素材など)
 
モニターの液晶画面と角、箱の四隅を重点的に保護することで、揺れや衝撃に強くなります。
梱包に不安がある場合は引っ越し業者への依頼も検討
「モニターの梱包に自信がない」「資材が足りない」「特殊サイズでうまく収まらない」
そんな場合は、引っ越し業者や専門サービスに梱包ごと依頼する方法も検討してみましょう。
モニターが大きいほど破損リスクが高いため、専用資材とノウハウを持つプロにまかせたほうが安心です。
見積もりの際に相談しておくことで、以下のような対応が可能になります。
- モニター専用の梱包ボックスを持参してもらえる
 - 「精密機器扱い」として、積載時に立て置き・上積み厳禁で対応してもらえる
 - 梱包作業の代行サービスを利用できる場合もあり
 - PC一式を箱詰め・運搬までまかせることで、引っ越し作業の手間も軽減
 
サービスによっては梱包料金や補償内容が異なるため「箱がありません」と事前に伝えておくことで、より適切な対応を受けやすくなります。
不要なモニターや周辺機器は売却も選択肢に

引っ越し準備では、モニターやパソコン本体をどう運ぶかだけでなく「そもそも今使っていない機器は手放す」という選択肢も視野に入れておくと、作業がラクになります。
荷物が減れば段ボールの数も減り、引っ越し費用や手間も抑えられるため、売却や出張買取を活用するのも有効な手段です。
出張でまとめて査定できるから荷造りがラク
不要なモニターや周辺機器を手放すなら、まとめて査定できる「出張買取」が断然効率的です。
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運搬や梱包の手間を省けるため、引っ越し前の荷造りを大幅に時短できます。
さらに、梱包せずにそのまま査定できるため「処分しようか迷っていた機器」も気軽に見てもらえるのが利点です。
モニターやパソコン機器は段ボール1箱でもサイズが大きくなりやすいので、売却するだけで1~2箱分のスペース削減につながります。
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買取いちばんドットコムの出張査定は「早い」「無料」「今すぐOK」の3拍子がそろった使いやすいサービスです。
引っ越し直前のバタバタした時期でも、そのままの状態でスピード対応してもらえるのが大きな強みです。
- 査定料・出張費・キャンセル料はすべて無料
 - 最短で当日中の訪問・査定・引き取りも可能
 - 夜間・土日にも対応できる柔軟なスケジュール
 
「引っ越し前日なのにまだ片付いていない…」「モニター1台だけでも今日中にお願いしたい」
そんなシーンでも、柔軟なスケジュール対応で安心して依頼できます。
また「査定はしたけど金額に納得できなかった」という場合でも、キャンセル料ゼロで断れるためリスクなし。
使っていたパソコンやモニターをギリギリまで使ってから手放したい方にもぴったりです。
周辺機器も一緒に依頼できる|まとめ売りで査定額アップの可能性も
使わなくなったモニターを処分するなら、周辺機器もまとめて売却するのがおすすめです。
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これらを個別に処分するにはそれぞれ回収方法を調べたり、粗大ごみに出したりする手間がかかりますが、まとめて一度に引き取ってもらえるだけで労力が大幅に軽減されます。
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といった強みを活かし、他社より1円でも高く買取価格を提示できるよう努めています。
「これは売れないかも」と思った機器も、高く評価される可能性があるため、お気軽にお問い合わせください。
モニターの引っ越しは、運ぶ・手放すを賢く選ぼう

モニターやPCは、引っ越し作業の中でも特に壊れやすく、慎重な取り扱いが求められるアイテムです。
安全に運ぶためには、正しい梱包・丁寧な運搬・当日の声かけが欠かせません。
また、すでに使っていない機器があるなら、運ぶより手放すことで、荷物もコストもすっきり減らせます。
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 - 最短30分での出張対応、もちろんキャンセル料は無料
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引っ越しの荷造りと同時に、使わない機器の整理まで済ませられるから効率的です。
モニターや周辺機器の処分にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
															
															

