マットレスを搬出できるかチェックしよう

マットレスは思っている以上にかさばるうえ、柔軟性や住まいの構造によっては「運び出せない」というケースも少なくありません。
引っ越し当日に慌てないよう、まずはサイズと搬出経路の相性をしっかり確認することが大切です。
マットレスのサイズによって、運びやすさが変わる
最初に確認しておきたいのは、マットレスのサイズと柔軟性です。
搬出のしやすさはこの2つに大きく左右され、必要な人手や道具も変わってきます。
| サイズ | 幅 × 長さの目安 | 特徴 | 
|---|---|---|
| シングル | 約97 × 195cm | 比較的軽く、柔らかめの製品が多いため一人でも対応しやすいことも。 | 
| セミダブル | 約120 × 195cm | 幅が広がることで、曲がり角や廊下で詰まりやすくなる。 | 
| ダブル | 約140 × 195cm | 重量・厚みともに増し、1人では搬出が困難になるサイズ感。 | 
また、高反発マットレスやポケットコイル入りで厚みが20cm以上あるものは、折り曲げができず重量もあります。
そのため、搬出には2人以上の作業と十分な動線の確保が必要です。
通路・階段・エレベーターのつっかえポイントにも注意
マットレスがどんなに軽くても、住まいの構造によっては運び出せないケースもあります。
事前にチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
エレベーターのサイズ
内部の広さだけでなく、入口の開口幅にも注意が必要です。
シングルサイズでも斜めにしないと入らないことがあります。
玄関ドアの幅
一般的に70〜80cmですが、ドアの開き方によっては角がぶつかって通らないこともあります。
廊下や曲がり角
廊下が直線なら問題ない場合も、曲がり角があると立てたり斜めにしたりしても通過できない場合があります。
階段と踊り場のスペース
階段が折れ曲がっていたり、踊り場が狭かったりするとマットレスが回転できず、途中で詰まる原因になります。
引っ越し時にマットレスが運び出せない事態を防ぐために
引っ越し当日は慌ただしく、判断を誤ると無理に押し込んでマットレスや壁を傷つけてしまうことも。そうならないためにも、採寸は必ず事前に行いましょう。
とくに以下のようなケースでは、数日前までに準備しておくと安心です。
- 2階以上に住んでいてエレベーターが狭い
 - 廊下に曲がり角が多い
 - 折りたためないマットレスを使っている
 
搬出経路を正しく把握しておけば「自力で運べるか」「業者に頼むべきか」の判断もしやすくなります。
引っ越しでマットレスをどう運ぶ?自力・業者の違い

重くてかさばるマットレスは、車に積むのも部屋から出すのも一苦労。
自分で運べるケースもありますが、サイズや素材によっては引っ越し業者に頼んだほうが安全な場合もあります。
ここでは、自分で運ぶ場合と引っ越し業者に依頼する場合の違いや、それぞれの判断ポイントを見ていきましょう。
自力で運ぶなら|レンタカー費用・道具を確認
マットレスを自分で運ぶ場合、最初に確認しておきたいのが「車に積めるかどうか」です。
一般的なシングルマットレスは約195cmの長さがあるため、奥行2m以上のスペースがある車(ミニバン、ワゴンタイプ)が必要になります。
また、厚さや硬さによっては曲がらないタイプのマットレスもあるため、斜めに積める空間が確保できるかも重要です。
引っ越しの際に揃えておきたい道具は以下の通り。
- 台車(大型・2輪タイプが理想)
 - 養生テープ・毛布
 - 軍手(滑り止め付きがベスト)
 - ロープや荷締めバンド
 
そして何より大切なのが人手の確保です。
マットレスは大きくて視界を遮るため、最低でも2人以上での作業が基本。一人で階段を下ろすのは危険ですし、ドアや壁を傷つける原因にもなります。
レンタカーを使う場合の費用相場
レンタカーを使ってマットレスを運搬する場合の相場は以下の通りです。
| 車種・内容 | 費用目安(6時間レンタル) | 
|---|---|
| 軽トラック | 約5,500〜7,000円 | 
| ミニバン・1BOX | 約7,000〜10,000円 | 
| ガソリン代・保険料含む総額 | 1万円〜1.5万円前後が一般的 | 
一見安く見えても「人手の確保」や「運搬中の破損リスク」なども含めて、総合的に判断することが大切です。
引っ越し業者にまかせるなら|費用とサービス内容を確認
マットレスのような大型寝具は、引っ越し業者にまかせるのが一般的です。
ただし、「寝具だけ先に送りたい」「生活必需品だけ最低限移したい」など、特定のケースではマットレス1点だけの輸送が必要になることもあります。
たとえば、
- フレームは処分して、マットレスだけ新居で使いたい
 - 単身赴任や進学で、最小限の荷物だけ引っ越す
 
このような場面では、マットレス単品でも対応可能な引っ越し業者や家具輸送サービスを活用すれば、無理なく安全に搬出できます。
引っ越し業者に頼むメリットは以下の通り。
- 梱包から搬出、搬入・設置までワンストップ対応
 - 通路や階段が狭くても、プロが安全に運搬してくれる
 - 他の家具とまとめて一括で運べるため、手間も削減できる
 
マットレスの扱いに慣れた業者にまかせることで、トラブルを防ぎ、作業時間の短縮にもつながります。
マットレスの引っ越し料金相場
引っ越し業者に依頼した場合、マットレス1点だけでも対応してもらえることが多いです。
費用は、サイズや運搬距離によって大きく変わります。
| 内容 | 費用目安 | 
|---|---|
| マットレスのみ | 約8,000〜15,000円 | 
| ベッド全体(マットレス+フレーム) | 約15,000〜30,000円 | 
繁忙期(3月・9月)や、搬出時に階段作業がある場合は、別途オプション料金が発生することがあります。
見積もりの際は、搬入先での設置・ベッド組み立てサービスの有無についても確認しましょう。
マットレスの正しい荷造り|傷や汚れを防ぐコツ

マットレスは布製でデリケートな素材が多く、ほこり・水濡れ・摩擦に弱いアイテムです。
そのまま搬出すると、階段や廊下でこすれてカバーが破れたり、角がつぶれたりすることも。
しっかりとした梱包をしておけば、こうしたリスクを大幅に減らせるだけでなく、引っ越し業者に依頼した際もスムーズに受け入れてもらえます。
マットレスの梱包に必要な道具とは?
まずは、以下の資材をそろえておくと安心です。
- ストレッチフィルム(ラップ):大型用で巻きやすいタイプ
 - いらない毛布・古い布団カバー:クッション・滑り止めとして活用
 - ロープやガムテープ・荷締めバンド:全体を固定し崩れを防止
 
これらはすべてホームセンターやネットで簡単に入手可能です。
大きめのゴミ袋も代用できますが、防水性や強度の面から専用資材を選びましょう。
マットレスの梱包手順
マットレスの梱包手順は以下の通りです。
1. ストレッチフィルムで包む
縦方向→横方向→角の順にしっかり巻き、角は厚めに保護します。
フィルムがない場合はゴミ袋を開いて貼り付ける方法もありますが、水濡れや破れには注意が必要です。
2. 毛布でくるむ
毛布を全体に巻きつけることで、こすれや衝撃からのダメージを軽減できます。
角から巻くとズレにくく、見た目もきれいです。
3. ロープやテープで固定
マットレスの中央と両端の3か所を縛るのが基本です。
搬出中に包みが緩むと滑りやすくなり危険なので、しっかり固定しましょう。
雨の日や長距離運搬の注意点
雨天時や長距離の引っ越しでは、以下の点にも注意しましょう。
- 雨の日:ビニール袋・防水カバーを外側にかぶせる
 - 長距離搬送:通気性のない袋は避ける(湿気・カビの原因)
 - 屋外放置の可能性がある場合:ベッド用シーツで包み、防水シートで二重保護
 - 床や壁の汚れ防止:搬出ルートに養生をしておくと安全
 
ビニールカバーは滑りやすいため、マットレスをラップやロープで補強するのがおすすめです。
引っ越し前に圧縮できる?マットレスの素材・構造の違い

「大きすぎて積めないから、圧縮して小さくしたい」
そんなふうに考える方も多いですが、マットレスの素材や構造によって、圧縮できるかどうかは大きく異なります。
圧縮しても問題ないマットレスもあれば、無理に圧縮すると中の構造が壊れてしまうタイプも。
ここでは、マットレスのタイプ別に違いを見ていきましょう。
ウレタン・ノンコイルタイプは圧縮OK
以下のマットレスは、搬出の際に圧縮できます。
- 三つ折りタイプの敷布団
 - 薄手のウレタンマットレス
 - ノンコイル系・高反発フォーム系マットレス
 
ある程度の柔軟性があるため、真空圧縮袋やベルトで軽く縛ってコンパクトにまとめることが可能です。
通販などでロール梱包されて届くようなマットレスは、圧縮前提の設計になっているため比較的安全です。
湿気がこもらないよう、搬出前に十分に乾燥させておきましょう。
スプリング入りマットレスは圧縮NG
以下に該当するマットレスは、圧縮が難しいタイプです。
- ポケットコイルマットレス
 - ボンネルコイルマットレス
 - 一体型・厚手の高反発マットレス
 
これらは中に金属スプリングが入っているため、圧縮や折り曲げには向いていません。
無理に圧縮しようとすると、
- スプリングが変形・破損して寝心地が悪化する
 - 内部フレームがねじれて復元できなくなる
 - 外見上は無事でも、使用時に違和感が出ることがある
 
といったリスクがあり、耐用年数が縮まりやすいです。
見た目が柔らかくても、中にバネ構造があるものは圧縮しないようにしましょう。
処分するなら?マットレスの捨て方まとめ

「もう使わない」「新居では買い替える予定」
そんなときは、マットレスを処分する必要がありますが、サイズが大きく扱いが難しいため、ただ捨てるにも意外と手間がかかります。
ここでは、代表的な3つの方法について、それぞれのメリット・注意点を解説します。
自治体の粗大ごみとして出す
多くの自治体では、マットレスを粗大ごみとして収集しています。
処分方法はおおむね次のような流れになります。
- 自治体の粗大ごみ受付センターやWebサイトで申し込み
 - 回収日を予約し、コンビニやスーパーで処理券(シール)を購入
 - 指定日に、処理券を貼ったマットレスを所定の場所に出す
 
費用は自治体によって差がありますが、マットレス1点あたり300〜1,000円程度が相場です。
ただし「スプリング入りのベッドマットレス」は、処理困難物として扱われることもあり、回収を断られる場合や、民間の収集業者を案内されるケースもあります。
また、注意点として「屋内からの運び出しはしてもらえない」ため、指定場所まで自分で出せるかどうかが分かれ目になります。
階段しかないマンションや、重たいダブルサイズの場合は、事前に人手を確保することも検討しておきましょう。
民間の不用品回収業者を利用する
「重くて外に出せない」「早めに処分したい」といった場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
搬出から処分まですべておまかせできるため、急ぎの引っ越しや高層階の住まいでも対応しやすいのが特徴です。
利用の流れは以下の通り。
- 電話またはWebで見積もりを申し込む
 - スタッフが自宅まで訪問
 - その場で搬出・回収
 - 作業後に料金を支払う
 
費用相場は、マットレス1点あたり5,000〜8,000円前後です。
スプリング入りや階段作業がある場合は、割増になることもあります。
ただし、回収業者の中には無許可営業や高額請求などのトラブル例も。
「一般廃棄物収集運搬許可」を取得している業者かどうかを確認することが大切です。
また、他の家具や家電と一括で依頼すれば、トラック積み放題プランなどを利用できる場合もあります。
出張買取を利用する
「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」
そんなときは、出張買取サービスを利用して、不要なマットレスをお金に換えるという選択肢もあります。
買取対象になりやすいマットレスの条件は、以下の通りです。
- 使用年数5年以内
 - 目立つ汚れ・破れ・カビがない
 - 有名ブランド(エアウィーヴ、シモンズ、フランスベッド など)
 - ペットや喫煙の環境で使用していない
 
出張買取なら、査定・搬出・引き取りまですべて自宅で完結。
買取額がつかない場合も、不用品として引き取ってくれるケースもあるため、捨てる前に一度試してみる価値は十分あります。
査定の申込時には、使用年数・サイズ・ブランド名・状態などを伝えておくとスムーズです。
「引っ越しまでに時間がない」「階段で運び出せない」という方にも、出張買取は手間とコストの両方を抑えやすい選択肢といえるでしょう。
不要なマットレスは買取いちばんでラクに処分!

「引っ越しを機にマットレスを手放したい」「粗大ごみに出すのは面倒…」
そんなときは、出張買取サービスを利用するのがスムーズです。
買取いちばんドットコムでは、マットレス1点から無料で出張査定に対応しており、その場で現金買取も可能です。
最短30分で訪問!大型家具・家電もプロが搬出対応
「今すぐ来てほしい」「階段しかない」「重くて動かせない」
そんなお悩みに応えるのが、買取いちばんドットコムの出張買取サービスです。
地域最大級のトラックが巡回中で、最寄りの車両を即時配車。
名古屋市近郊エリアなら、最短30分で訪問可能です。
搬出はすべて経験豊富なスタッフが対応。
ソファや冷蔵庫、ベッドフレームなどの大型品も、養生しながら運び出します。
他社より高く買い取れる仕組みがあります
買取いちばんドットコムは「他社より1円でも高く」を目指し、仕組みそのものをコスト効率化しています。
- 自社倉庫で再販ルートを確保
 - 広告費や出張経費を最小限に抑える体制
 - 業界歴15年以上のプロ査定で「本当の価値」を見逃さない
 
これにより、マットレスのように再利用しづらい商品でも、状態やブランドによっては高価買取のチャンスがあります。
幅広いジャンルに対応!まとめて依頼で効率アップ
買取対象は、マットレスだけではありません。
買取いちばんドットコムは15ジャンル・100カテゴリ以上に対応しており、たとえば以下のようなものも査定が可能です。
- ベッドフレーム、ソファ、ダイニングセットなどの大型家具
 - 冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジなどの家電全般
 - 楽器、自転車、アウトドア用品、工具類、食器、ブランド雑貨 など
 
不用品の片付けと引っ越し準備を同時に進められるため、荷造り・搬出・処分の時短にもつながります。
よくある質問

Q.マットレス1枚だけでも査定をお願いできますか?
A.はい、1点からでも無料で出張査定をご利用いただけます。
マットレスだけのご依頼でも、スタッフがご自宅まで伺って査定・搬出まで対応可能です。
Q.古いマットレスでも買取してもらえますか?
A.状態やメーカーによって異なりますが、使用年数5年以内・目立つ汚れや破損がないものは査定対象になる可能性があります。
まずはお気軽にお問い合わせください。
Q. 査定だけお願いして、キャンセルしても大丈夫ですか?
はい、査定料・出張費・キャンセル料はすべて無料です。
金額に納得できない場合はそのままキャンセルいただいて問題ありません。
迷ったら「売る」も検討!マットレスの引っ越しで損しないために

マットレスの引っ越しは「運ぶ」「捨てる」「売る」のどれを選ぶかで、手間・コスト・搬出のしやすさが大きく変わります。
- 自分で運ぶなら、サイズや搬出経路、梱包の準備が必須
 - 処分する場合は、自治体回収や民間業者の費用・条件に注意
 - 状態がよければ、出張買取でお金に換えるのも現実的な選択肢
 
どの方法を選ぶにしても「直前に慌てる」と余計な出費やトラブルにつながりやすいため、早めに準備しましょう。
まだ使えるマットレスがあるなら、処分の前に無料の出張査定を受けてみるのがおすすめです。
「買取いちばんドットコム」では、出張費・査定料・キャンセル料すべて無料で、その場での引き取りにも対応可能です。
引っ越し前に、売れるかもしれない家具・家電をまとめて依頼することで、荷物も減って引っ越し費用の節約にもつながります。
処分に迷ったら、まずは無料査定でお気軽にご相談ください。
															
															


