急な引っ越しにかかる費用の相場はいくら?

引っ越しはお金がかかると焦る前に、具体的にいくら足りないのかを把握してください。
費用の内訳と相場を知ることで、準備すべき金額の目標が明確になります。
まずは、引っ越しでかかる費用の相場を見ていきましょう。
急な引っ越しにかかる費用の内訳5つ
引っ越しに伴う出費は、大きく分けて以下の5つに分類されます。
それぞれの項目がどのような費用なのか、事前に頭に入れておきましょう。
①賃貸契約の初期費用
新居を借りるために不動産会社や管理会社へ支払う費用です。
敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、火災保険料、保証会社利用料などが含まれ、家賃の4〜6ヶ月分が相場とされています。
②引っ越し業者の運搬費用
旧居から新居へ荷物を運ぶための費用です。
荷物の量、移動距離、そして引っ越しを行う時期によって金額が大きく変動します。
③旧居の退去費用
原状回復費用とも呼ばれる、これまで住んでいた部屋を退去する際にかかる費用で、ハウスクリーニング代や修繕費などが該当します。
敷金を入れていればそこから相殺されますが、タバコのヤニ汚れや大きな傷がある場合は追加請求されることもあります。
④家具・家電の買い替え費用
間取りの変化に伴う買い替えや、これまで備え付けの家具家電を使っていた場合に発生します。
⑤雑費・移動費
荷造り用の資材購入費、新居までの移動交通費、役所での住民票発行手数料など、細かな出費です。
世帯構成別・急な引っ越し費用総額の相場一覧
引っ越しにかかる2大費用は「①賃貸契約の初期費用」「②引っ越し業者の運搬費用」です。
以下に2大費用の相場と、その他の実費も含めた実際の費用総額の目安を世帯別にまとめました。
| 世帯構成 | ①賃貸契約の初期費用 | ②引っ越し業者の運搬費用 | 費用総額の目安 |
| 単身者(1K〜1DK) | 15〜25万円程度 | 3〜5万円程度 | 20〜35万円程度 |
| 2人暮らし(1LDK〜2LDK) | 30〜45万円程度 | 6〜10万円程度 | 40〜65万円程度 |
| 3人以上の家族(2LDK〜) | 45〜70万円程度 | 10〜18万円程度 | 60〜100万円程度 |
※新居の家賃を「単身:6万円」「2人:10万円」「家族:15万円」と仮定した一般的な目安です。
「費用総額の目安」には「①賃貸契約の初期費用」「②引っ越し業者の運搬費用」に「③旧居の退去費用」「⑤雑費・移動費」を加えて算出しています。
引っ越しには単身者であっても20万円以上、家族世帯であれば50万円以上の資金が必要となることがわかれば、どれくらいお金が不足するかも見えてきます。
不足している資金をどのようにして準備すればよいのかを、次章から解説していきます。
急な引っ越し費用を工面する3つの方法

手元に現金がない場合、まず最初に取り組むべきは「即金性のある方法で現金を作ること」です。
資金を調達できる手段を、リスクがない順に見ていきましょう。
不用品の出張買取・処分を活用して即座に現金化する
急な引っ越し費用を確保する上で、最も手軽かつ即効性が高いのが「家にある不用品を売却して現金化する」という方法です。
引っ越しは、長年溜め込んだ不用品を一気に処分する絶好の機会でもあります。
特に大型の家具や家電は、引っ越し業者に運んでもらうと運搬コストが跳ね上がる原因になりますが、売却してしまえば「運搬費の削減」と「現金の確保」が同時に達成できます。
高価買取が期待できる不用品の代表例
生活家電:液晶テレビ、冷蔵庫、洗濯機、ドラム式洗濯乾燥機、電子レンジ、エアコンなど
家具:ブランド家具(カリモク、飛騨産業、マルニ木工)など
デジタル機器・ゲーム機:PS5、Nintendo Switch、iPad、ノートパソコン、一眼レフカメラなど
趣味嗜好品・ブランド品:未開封の洋酒、ブランドバッグ、腕時計、貴金属など
急な引っ越しで即金性を重視するなら出張買取がおすすめ
売却方法には「フリマアプリ」「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」がありますが、急な引っ越しの場合は「出張買取」がおすすめです。
フリマアプリはいつ売れるか予測がつかないため、期日が迫った引っ越しには不向きです。
大量にものがある場合、店頭買取は運搬が手間ですし、宅配買取は振込までに数日から1週間を要します。
一方、出張買取であれば、査定員が自宅まで訪問し、その場で査定・現金払いを行ってくれます。
大型家具や重い家電を持ち出す手間もなく、最短即日現金を手に入れることが可能です。
なお、弊社「買取いちばんドットコム」は名古屋市を中心に出張買取を行なっています。
急な引っ越しにも対応できるよう体制を整えていますので、お気軽にご相談ください。
買取について詳しくはこちら
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市区町村の公的支援制度・貸付で引っ越し費用を借り入れる
公的な支援制度を利用することで、無利子または極めて低い金利で資金を借り入れられる場合があります。
特に失業や収入減、傷病などのやむを得ない事情で急な引っ越しが必要になった場合、自治体の窓口に相談する価値は十分にあります。
| 制度名(市町村の窓口) | 主な内容と対象者 | 貸付・支給限度額 |
|---|---|---|
| 緊急小口資金 (社会福祉協議会) | 緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった世帯を対象とした無利子貸付。 | 最大10万円以内 (無利子・保証人不要) |
| 生活福祉資金貸付制度 (社会福祉協議会) | 低所得世帯等を対象に、生活再建や引っ越し費用(敷金等)を支援する制度。 | 敷金など必要実費相当額 (保証人あり:無利子、なし:年1.5%) |
| 住居確保給付金 (自立相談支援機関・福祉課) | 離職や収入減により住居を失うおそれのある方に、自治体から家賃相当額を直接支給する制度。 | 自治体が定める家賃上限額 (原則3ヶ月間返済不要) |
これらの公的制度は、申請から実際の審査・支給(貸付)までに1週間〜1ヶ月程度かかるケースがほとんどです。
「急な引っ越しで猶予がない」という場合でも、対象となり得る制度があれば速やかに担当窓口へ相談し、手続きを進めましょう。
クレジットカードを活用する
手元に現金の持ち合わせがなくても、クレジットカードを活用することで初期費用の支払いを後ろ倒しにできます。
近年では、賃貸初期費用のクレジットカード決済に対応している不動産会社が増加しています。
カード決済のメリットと手数料の注意点
支払い自体を翌月以降に先送りできるほか、カード会社のWebサイトやアプリから後から「分割払い」や「リボ払い」に変更が可能です。
さらに決済額に応じたポイントも還元されます。
ただし、分割払いには手数料(実質年率12〜15%程度)が発生するため、安易に回数を増やしすぎると将来の家計を圧迫します。「何回払いなら無理なく返済できるか」を事前にシミュレーションした上で利用してください。
引っ越し費用を安く抑える「①賃貸契約の初期費用」

お金の工面と同時に進めるべきは、引っ越しにかかる2大費用の一つ「①賃貸契約の初期費用」の削減です。
次の方法を参考に、少しでも良い条件の新居を探してください。
ポータルサイトの活用で好条件の物件を探す
賃貸契約の初期費用を安く抑える確実な方法は、物件探しの段階で初期費用がかからない・少ない契約条件を狙うことです。
大手不動産ポータルサイトで物件を検索する際は、検索条件に以下の項目をチェックして絞り込みを行いましょう。
敷金・礼金なし(ゼロゼロ物件)で探す
通常、家賃の1〜2ヶ月分ずつかかる敷金・礼金が両方とも0円の物件です。
これだけで10万〜20万円近くの初期費用を直接カットできます。
フリーレント付き物件で探す
入居後の一定期間(1〜2ヶ月程度)の家賃が無料になる契約形式です。
旧居の退去日と新居の入居日が重なることで発生する「二重家賃」の負担を大幅に軽減できます。
仲介手数料無料・半額の物件を探す
通常は家賃1ヶ月分+消費税がかかる仲介手数料を、無料や半額に設定している物件や不動産会社を狙います。
ポータルサイト上で「仲介手数料不要」などの条件で絞り込むか、自社管理物件を多く扱う不動産会社の自社サイトから探すのも効果的です。
急な引っ越しで探す時間がない場合でも、ポータルサイトの条件指定を活用すれば、手持ちの現金が少なくても契約できる物件を短時間で効率よく見つけることができます。
引っ越し費用を安く抑える「②引っ越し業者の運搬費用」

引っ越しにかかる2大費用のもう一つは「②引っ越し業者の運搬費用」です。
「①賃貸契約の初期費用」とあわせて見直すことで、引っ越しにかかる全体の資金負担を大幅に軽減できます。
相見積もりで比較検討する
引っ越し業者へ依頼する場合、1社だけの見積もりで決めるのはNGです。
引っ越し料金には定価が存在せず、業者の空き状況やトラックの繰り出し状態によって提示額が大きく変動するためです。
費用を限界まで下げるためには、必ず3社以上の見積もりを取って比較検討しましょう。
また、日程に余裕がない場合でも「時間指定なし」を選択したり、土日祝日を避けて平日に設定したりすることで、費用を安く抑えられます。
格安運送プランを活用する
単身者で荷物が極めて少ない場合は、通常の引っ越しトラックプランではなく、専用のBOX単位で荷物を運ぶ「単身パック」や、軽トラックと作業員1名で運搬する「赤帽」などの軽貨物運送を利用するのが安上がりです。
単身専用パック(アートセッティングデリバリー、日通など)
コンテナBOX1箱あたり1万5,000円〜3万円程度で利用可能。専用BOXに入りきる量であれば最も格安です。
赤帽・軽トラ運送の活用
近距離の引っ越しで、自身も作業を手伝うことが前提であれば、1万5,000〜2万5,000円前後の定額で利用できる場合があります。
自力で軽トラックをレンタルして友人・知人に手伝ってもらう方法もありますが、車両レンタル代などに加えて友人への礼金が発生します。
手間や事故リスクを考慮すると「単身パック」や「赤帽」を利用した方が、結果的に安くて安全です。
引っ越し費用を安く抑える「③旧居の退去費用」

うっかりしていると、引っ越しの2大費用よりも大きな金額になるのが「③旧居の退去費用」です。
不当に修繕費用やクリーニング費用を請求されて敷金が戻らなかったり、追加請求を受けたりするリスクを回避するための防衛法を解説します。
国土交通省の「原状回復ガイドライン」を知る
まず頭に入れておくべきなのは、賃貸物件における「原状回復」とは「入居時の状態に完全に戻すこと」ではないという点です。
国土交通省が定める「原状回復修繕トラブル予防ガイドライン」では、年月の経過による劣化(経年変化)や、普通に生活していて生じる損耗(通常損耗)の修繕費用は、すでに払っている家賃に含まれていると定義されています。
借主(入居者)負担にならない費用の例
家具の設置による床の凹み、日光による壁紙の日焼け、電気製品の後部壁面にできる黒ずみ、次の入居者を確保するための全体的なハウスクリーニング費用(契約書に特約がない場合)などは、原則として負担する必要はありません。
借主(入居者)負担になる費用の例
タバコのヤニによる壁紙の変色や臭い、引っ越し作業中につけた大きな引っかき傷、結露を放置して発生したカビや腐食、手入れ不足によるキッチンの油汚れや浴室のカビなどは、借主側の不注意・手入れ不足とみなされ修繕費を請求されます。
退去立ち会い時のサインは避ける
退去当日の「立ち会い」は、修繕費用の請求額を決定づける重要な局面です。相手は不動産管理のプロですが、言われるがまま書類にサインしてはいけません。
荷物搬出後に室内を撮影し証拠を残す
荷物をすべて搬出した直後の室内について、部屋全体や水回り、傷・汚れのある箇所を写真や動画で記録に残しておきましょう。
退去後に生じた傷だと主張された際の明確な証拠になります。
見積書・清算確認書にその場でサインしない
立ち会い時に提示される「原状回復費用見積書」や「清算確認書」に、納得がいかない項目(高額な壁紙張り替え費用や不透明なクリーニング特約など)が含まれている場合、絶対にその場で署名・捺印をしてはいけません。
「一度持ち帰って国土交通省のガイドラインと照合して確認します」と告げ、後日冷静に交渉する姿勢を見せることが大切です。
まとめ

急な引っ越しで「お金がない」という状況に陥ると焦りが生じがちですが、費用構造を分解し、適切な順序で対処すれば乗り切ることは十分に可能です。
まずは必要な資金の総額を正しく算出し、手持ちの不用品売却や公的支援制度、各種分割払いを検討して必要な現金を確保します。
それと並行して、ポータルサイトでの物件絞り込みや複数業者からの相見積もり、退去時の原状回復ガイドラインの確認を行うことで、出ていく費用を極限までカットすることが重要です。
特に「一刻も早く引っ越し資金を作りたい」「運搬する荷物を減らして業者費用を安くしたい」という場合は、不用品の買取サービスを上手に取り入れるのが近道となります。
例えば「買取いちばん」のような出張買取専門店を利用すれば、査定から持ち出しまで手間なく即日で現金化が可能です。
使える手段を賢く組み合わせ、無理のない形でスムーズな新生活をスタートさせてください。



