お役立ちコラム

引っ越し時に布団はどうする?梱包方法や運搬での注意点とは

■投稿日 2025年11月11日
■更新日 2025年11月11日
布団

引っ越しの際、大きな家具や家電と同様に運搬に悩むのが「布団」です。
布団はどこの家にもあるものですが、運搬する機会はあまりないため、いざ荷造りとなると梱包に迷う方も多いでしょう。

布団を運ぶ際は紐でまとめておくだけでも大丈夫と考える方もいますが、紐だけだと布団がむき出しになってしまうため、運搬中に汚れたり濡れたりする可能性があります。
ここでは引っ越し時の布団の梱包について、詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

引っ越し時の布団の梱包方法

布団の収納袋

早速、布団の梱包方法について3つの方法を紹介します。

布団は引っ越し業者へ依頼した場合、専用の布団袋を用意してもらえることがほとんどです。
業者へ依頼しないときは、市販の布団袋や別の梱包材を用意しましょう。

1.引っ越し業者の布団専用の袋に入れる

引っ越し業者では布団袋を用意してくれることが多く、布団のほかにもクッションやぬいぐるみなどに使用できることがあります。
布団袋の大きさは業者によって異なりますが、バッグのような形で持ちやすく、畳んだ状態で布団を入れられるのが特徴です。

梱包する際は下から「敷布団・掛け布団・毛布・シーツや敷パッド・枕」のように、重たいものから順番に入れるようにしましょう。
布団を入れ終わったら付属の紐でしっかり結び、運搬中にほどけないようガムテープで固定するのがおすすめです。

布団袋1枚につき1組~2組ほどは入れられるようになっていますが、布団が何組もあるときや量が多いときは、用意してもらった布団袋では足りない場合もあります。
そのときは追加で布団袋をもらうか、市販の布団袋を購入してください。

2.市販の布団袋を購入して利用する

業者からもらった布団袋が足りないときや、業者へ依頼せず自分で引っ越し作業をするときには、市販品の布団袋を利用する方法もあります。
布団袋は季節の布団や来客用の布団を収納しておくにも便利なので、いくつか持っておくのも良いでしょう。

ただし、引っ越し業者が用意する布団袋はバッグ型で大きなものが多いのに対し、市販の布団袋はクローゼットや押し入れに収納しやすいようコンパクトなものが主流です。
運搬する布団の量に合わせて複数の布団袋の購入が必要となるため、早めに用意しておくと安心です。

3.布団用の圧縮袋に入れる

布団専用の圧縮袋に入れると、サイズがコンパクトになるため運びやすくなります。
また、運搬の際に場所を取らないため、自分で引っ越しを行う際には、車両内のほかの荷物のスペースも
確保できます。

ただし布団は圧縮しすぎると本来のふんわり感を損なう可能性があるため、元の厚さの3分の1を目安に留めるようにしましょう。
特に羽毛布団はより傷みやすいため、2分の1を目安にしてください。

また、引っ越し後すぐに開封しないという場合も使い方に注意が必要です。
布団は清潔な状態で圧縮袋に入れておかないと、カビやダニの発生に繋がります。
圧縮袋に入れる前には、クリーニングに出したりホコリをはたいたりして汚れを取り除き、陰干しや天日干しでしっかり乾燥させておきましょう。

布団を運搬するときの注意点

注意

ここでは布団の梱包時に気を付けたい点について紹介します。

1.引っ越し業者が用意した布団袋に布団を詰めすぎない

基本的に大手引っ越し業者でもらえる布団袋は、寝具が1組~2組程度入るようになっています。
しかし、ダブルの布団や羽毛布団などを入れたときは、かさばってしまうときもあるでしょう。
また、予備の布団や季節の布団をお持ちの方は、もらった布団袋だけでは足りないことも。

その際、もらった布団袋で済ませるために、無理やり布団を詰め込んでしまうこともあるかもしれません。
しかし業者が用意する布団袋の多くは、不織布や薄い紙などでできており、布団を詰めすぎると破れやすくなってしまう恐れもあります。

また、袋に入れた布団の量が多いとかなり重たくなるため、運搬が困難になってしまうことも考えられます。
作業スタッフの負担も考慮して、布団袋には入る布団の枚数だけを入れるようにしましょう。

2.壊れやすいもの・割れものを一緒に入れない

布団は柔らかいため、緩衝材代わりになりそうだと考えて、布団以外ものも一緒に布団袋に入れてしまおうと考える方もいます。
しかし、布団袋は寝具を運搬するものであるため、作業スタッフが運ぶ際も軽く投げられたり、ポンと置かれたりすることも。

もし布団と一緒に壊れやすいものや割れものが入っていたら、破損してしまうことも考えられます。
布団袋に入れていたせいで荷物が破損した場合は、引っ越し業者の補償の対象にはなりません。

布団袋には寝具のみを入れるようにして、壊れやすいものや割れものなどは引っ越し業者の指示通り、紙や新聞紙などで包むようにしましょう。

3.雨の日は布団袋が濡れないよう注意

引っ越し作業日が雨だった場合は、布団袋にビニール袋をかぶせて、雨に濡れないよう配慮しましょう。
特に引っ越し業者が用意する布団袋は不織布が多いため、水に濡れると中の布団に浸みてしまうことがあります。
また、市販品の布団袋でも、耐水性のない素材のときは注意が必要です。

引っ越し業者に依頼する際は、雨に濡れないようビニール袋を用意してくれることもありますが、自分でも準備しておくと安心です。

4.布団を梱包するタイミングは当日でもOK

引っ越し準備を早めに終わらせるため、布団の梱包も急いでしまうことがあります。
しかし布団は引っ越し当日まで使用するものなので、早く梱包してしまうと布団が足りなかったり、温度調節ができなかったりして不便になることも。

布団は布団袋に入れるだけなので、引っ越し当日の作業でも大丈夫です。
ただし明らかに使用しない布団は、前日までに梱包しておきましょう。

5.布団を段ボール箱に入れるのはNG

布団袋が用意できず、段ボール箱に布団を入れて梱包しようと考える人もいるかもしれません。
しかし段ボール箱に布団を入れると湿気が溜まりやすいため、カビや悪臭の発生のリスクが高まります。

布団袋が足りないときは、引っ越し業者で購入できることもあるため相談してみましょう。

引っ越し前に布団を処分したいときは

布団 粗大ごみ

引っ越しの際、不要な布団は処分を検討しましょう。
布団が減れば引っ越し時の梱包や運搬の手間が省けるうえ、引っ越し費用の節約にも繋がります。

しかし布団は自治体での可燃ごみや不燃ごみなどでは処分しにくいため、早めに計画を立てるのがおすすめです。
ここでは布団の処分方法について詳しく解説します。

処分方法1.粗大ごみの戸別回収で捨てる

多くの自治体では、30㎝角または一辺の長さが30㎝や50㎝以上の大きさのものは「粗大ごみ」に分類されており、布団も該当します。
粗大ごみは自治体へ申し込めば回収に来てもらえますが、地域によって回収ルールや申し込み手順が異なるため、事前に確認しておきましょう。

ここでは愛知県名古屋市の粗大ごみ回収手順について紹介します。

  1. 電話かインターネット上で粗大ごみ回収の受付をする
  2. 品目ごとの手数料・回収日を確認
  3. 手数料分の手数料納付券(シール)を販売店にて購入する
  4. 回収日に、布団に手数料納付券を貼って朝8時までに収集場所へ出す

名古屋市では布団1組(2枚まで)に対し、250円の手数料がかかります。
また、回収日は1か月に1回程度で、申し込み期限は回収日の7日前までです。
引っ越し前に布団を処分したいときは、回収日がいつか確認してから申し込むようにしましょう。

処分方法2.ごみ処理施設へ持ち込む

戸別回収に間に合わないときは、布団を自分でごみ処理施設へ持ち込んで捨てる方法もあります。
自分で運搬する必要はありますが、ごみ処理施設の営業時間内であればいつでも利用できるため、都合に合わせて布団を処分できます。

また、重さごとに手数料が決められていることが多いため、布団の量によっては戸別回収よりお得に利用できるのもメリットです。
布団以外のごみも同時に処分できるため、引っ越し前で処分を急いでいるものがあれば、一緒に持ち込みましょう。

ただし、ごみ処理施設へ持ち込む場合も自治体ごとに申し込み手順が異なります。

ここでは愛知県名古屋市の自己搬入の手順を紹介します。

  1. 「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別して車に積み込む
  2. 搬入するごみを車に積んだ状態で、ごみが発生する区の環境事業所へ行く
  3. 指定されたごみ処理場へごみ(布団)を持ち込む
  4. 処理施設でごみの計量を行い、手数料を支払う
  5. ごみを降ろしたら完了

名古屋市での自己搬入の手数料は10㎏ごとに200円で、現金で支払います。
前日までの予約は不要ですが、受付場所とごみの搬入場所が異なるためご注意ください。

処分方法3.リサイクル回収に出す

処分したい布団が羽毛布団のときは、リサイクル回収を利用しましょう。
リサイクルに出した羽毛布団は回収後、洗浄・精製加工されて、新しい羽毛商品へと生まれ変わります。
ごみを減らせるだけでなく、環境保全や資源の有効活用にも繋がる点もメリットです。

また、リサイクル回収の場合は無料で行っていることが多いため、処分費用を抑えたい方にもおすすめです。
以下の店舗では羽毛布団のリサイクル回収を実施しています。

店舗名回収方法
nishikawaGreen Down Project 協力店にて回収
ニトリ全国のニトリ店頭で回収
無印良品店舗にて回収
河田フェザー全国にある回収場所にて回収

回収には「ダウン率50%以上のもの」「布団以外の羽毛製品はNG」など、条件を設けていることもあるため、持ち込む前に確認しておきましょう。

処分方法4.不用品回収業者へ依頼する

ラクに布団を処分したいときは、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。
不用品回収業者は自宅まで布団やそれ以外の不用品を引き取りに来てくれるため、大量の布団や重たいものがあるときに便利です

また、基本的にどの業者も年中無休で、都合に合わせた日時に引き取りに来てくれます。
引っ越し前の急な依頼にも対応してくれることがありますので、不用品の処分を急いでいる方にもおすすめです。

ただし不用品回収業者は業者ごとに料金体系やプラン内容が異なるため、事前に見積もりを取っておきましょう。
業者によってはトラックのサイズごとの積み放題プランや、少量パックなどのお得なプランを用意しています。
ほかにも、ハウスクリーニングやエアコンの取り外しといったオプションサービスが充実していることも多いため、希望に合わせて業者を選択しましょう。

布団は処分ではなく売却も可能?

布団

有名ブランドの布団や毛布、新品未使用品などは、処分ではなく売却できることもあります。
「引っ越し前に整理したら使用していない布団が出てきた……」というときは、お持ちの布団が売れるかもしれません。

売れる可能性がある布団とは

布団は直接肌が触れるものであるため、買取を断られることがほとんどです。
特に使用済みの布団やノーブランド品は、ほぼ買い取ってもらえないと考えて良いでしょう。

一方で、以下のような布団であれば買い取ってもらえる可能性があります。

  • 新品・未開封のもの
  • 高級ブランドの布団(東京西川・京都西川・山甚物産・小杉ロマンス・シモンズなど)
  • セット品(掛け布団・敷布団・枕など)

高級ブランドの布団は新品での購入価格が高いため、中古であっても買い取ってくれることがあります。
一方でニトリやアイリスオーヤマなど、新品での購入価格が比較的安いものは、中古での買取が難しくなるでしょう。

布団の売却方法

布団は、リサイクルショップや買取専門店などで買取してくれることがあります。
店頭での買取も可能ですが、店舗によっては「出張買取」に対応してくれるため利用してみましょう。

出張買取であれば、自宅に居ながら査定・買取が完結するので、布団を運搬したり店に出向いたりする手間がかかりません。
また、布団以外のものも扱っている店舗であれば、布団と同時にほかの不用品の買取も依頼できます。

引っ越し前は不用品が多く出ることもあるため、あわせて査定依頼をしてみるのもおすすめです。

査定依頼は、以下の点に注意して店舗を選びましょう。

  • 持っている布団の買取は可能か
  • 布団以外の不用品買取を依頼したいときは、その品目に対応しているか
  • 引っ越しまでに日程が間に合うか
  • 出張査定・査定後のキャンセルに費用が発生しないか

買取店によっては事前に写真や情報を送ることで、買取可能かどうかや、おおよその査定額を教えてもらえます。
LINE査定やメール相談などに対応している店舗も増えているため、事前に確認してから査定依頼をしておくと安心です。

▼こちらの記事もおすすめです

古い布団を買い取ってもらうには?処分方法やかかる費用も解説!

まとめ

引っ越し準備をする人

引っ越しでの布団の梱包方法は、新居で清潔な布団を使用するためにも大切なポイントです。
布団はそのままの状態で紐でしばったり、段ボール箱へ入れたりせず、布団袋を使用して梱包しましょう。

また、不要な布団があれば引っ越し前に手放してしまうのがお得です。
布団は処分だけでなく、リサイクル回収や売却などの方法も可能な場合があるため、お持ちの布団の状態に合わせて最適な方法を選択してください。

当社「買取いちばんドットコム」では、布団の買取や処分をしています。
対応エリアであれば最短30分のスピード訪問が可能ですので、引っ越し前のご利用もおまかせください。

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監修者

黒田 真一
買取いちばんスタッフの黒田です。引っ越し時は大きなものの梱包・運搬に迷うことも多いですよね。布団もその一つで「段ボール箱に入れていいの?」「そのまま紐で結んで運んでもよい?」などの疑問点も。今回の記事では布団の正しい梱包方法や、運搬時の注意点などを紹介しています。また、引っ越し前に不要な布団を手放せば手間や引っ越しコストを削減できるため、布団の処分方法や売却についてもまとめました。引っ越し前に本記事を確認していただき、お役に立てると幸いです。
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