引っ越しで出たごみの処分方法

引っ越しの際は、不要なものを減らしておくと運ぶ荷物が少なくなり、引っ越し費用や新居での荷ほどきの負担を抑えられます。
普段は片付けない場所まで整理するため、想定以上にごみが出ることもあるでしょう。
引っ越し日までに処分を終えるには、ごみの種類や残り日数に合った方法を選ぶことが大切です。
主な処分方法は次の4つです。
- 自治体のごみ回収で処分
- ごみ処理場へ持ち込む
- 売却や譲渡など
- 専門業者へ依頼して処分
1.自治体のごみ回収で処分
自治体のごみ収集は、家庭から出るごみを処分する基本的な方法の一つです。
分別区分や収集日、出し方は地域によって異なるため、自治体のルールに沿って利用してください。
自治体で処分する場合のメリット・デメリットは、次の通りです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・自治体のルールに沿って家庭ごみを処分できる ・粗大ごみも自治体の収集を利用できる場合がある | ・収集日が決まっている ・品目ごとに分別が必要 ・粗大ごみは事前申し込みや手数料が必要な場合がある ・自治体で収集できない品目もある |
自治体では、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみなどを地域のルールに応じて収集しています。
粗大ごみは、品目や大きさによって事前申し込みや手数料が必要になる場合があります。
また、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。
通常の家庭ごみとしては出せないため、購入店や買い替え先の販売店など、定められた方法で処分します。
ほかにも自治体で収集できない品目があるため、処分前に分別方法を確認してください。
引っ越し日までの収集日に間に合わない場合は、次に紹介する自己搬入も選択肢になります。
2.ごみ処理場へ持ち込む
自治体によっては、家庭から出たごみを処理施設へ自分で持ち込める場合があります。
収集日を待たずに処分できることがあるため、引っ越しまで日がないときにも検討できる方法です。
ごみ処理施設へ持ち込む場合のメリット・デメリットは、次の通りです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・収集日を待たずに処分できる場合がある ・複数のごみをまとめて持ち込める場合がある | ・積み込みや運搬を自分で行う必要がある ・受付日時や対象品目に制限がある場合がある ・自治体によっては事前の申し込みや受付が必要 |
ごみ処理施設の利用条件は自治体によって異なり、受付日時や持ち込める品目、手数料なども一律ではありません。
事前の受付や本人確認が必要な地域もあります。
引っ越し直前に利用したい場合は、持ち込み当日になってから判断せず、自治体のホームページなどで受付方法と搬入先を先に確認してください。
3.売却や譲渡など
まだ使える家具・家電などは、捨てる前に売却できるか確認するのも一つの方法です。
買取が成立すれば、ごみの量を減らせるだけでなく、査定額を受け取れる可能性もあります。
主な売却方法は次の通りです。
- リサイクルショップへ売却
- 買取専門店へ売却
- フリマサイト・オークションサイトを利用
大型の家具・家電や複数の品物を手放す場合は、出張買取も選択肢の一つです。
自宅まで査定に来てもらえるため、店舗へ運ぶ手間を省けます。
ただし、引っ越し直前は退去日までの日数が限られます。
出張買取を利用する際は、希望日に対応できるか事前に確認してください。
売却が難しい品物は、知人や地域掲示板などを通じて譲る方法もあります。
寄付を受け付けている団体もありますが、対象品目や状態、受け入れ方法には条件があるため、事前の確認が必要です。
引っ越しで家具・家電をまとめて手放したい方は、買取いちばんの引っ越し時の不用品買取をご確認ください。
4.専門業者へ依頼して処分
自治体で収集できない品物は、品目に合った相談先へ処分を依頼する必要があります。
引っ越しまで時間がなくても、すべての品物を同じ業者へまとめて依頼できるとは限りません。
まずは自治体やメーカーなどが案内する処分方法を確認してください。
専門業者への相談を検討する主なケースは次の通りです。
- 自治体で収集できない品物がある
- 大きく重いため、自分で運び出すのが難しい
- 自治体の収集日までに間に合わず、ほかの処分方法を探している
代表的な品目の相談先は、以下の通りです。
| 処分品 | 主な相談先 |
|---|---|
| パソコン | ・パソコンメーカー ・自治体が案内する小型家電の回収方法 |
| ガソリン・エンジンオイル | ・自治体の分別ルールを確認 ・販売店やガソリンスタンドなどへ相談 |
| 家電リサイクル法対象4品目 (エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機) | ・買い替え先や購入店 ・指定引取場所 ・処分方法が分からない場合は自治体へ確認 |
| 消火器 | ・特定窓口 ・指定引取場所 |
| 土・石 | ・自治体が案内する処分方法を確認 ・販売店や対応可能な専門業者へ相談 |
| ピアノ | ・再使用できる場合はピアノ買取業者 ・処分する場合は自治体が案内する相談先や専門業者 |
家庭から出る粗大ごみなどを不用品回収業者へ依頼する場合は、家庭ごみを適切に回収できる業者かを確認してください。
対応品目や料金、回収日時は業者によって異なります。
引っ越し日が迫っている場合は、処分したい品目と希望日を伝え、対応できるか問い合わせてみましょう。
引っ越しまでにごみ捨てが間に合わなかったときの対処法

引っ越し日までにごみを処分しきれなかったときは、残っているごみの種類や量に応じて、別の処分方法を検討する必要があります。退去日が迫っていても取れる対処法はいくつかあるため、状況に合う方法を選んでください。
主な対処法は次の通りです。
- 自治体や管理会社へ相談する
- 新居へ持って行く
- 引っ越し業者に回収を相談する
- 不用品回収業者へ依頼する
自治体や管理会社へ相談する
収集日が過ぎてしまった場合は、まず自治体のごみ担当窓口へ相談してください。
地域によっては、ごみ処理施設への自己搬入や、家庭ごみを回収できる許可業者への依頼など、通常の収集日以外に利用できる方法が案内されています。
賃貸住宅では、物件ごとにごみ出しや退去時のルールが定められている場合もあります。
処分方法に迷ったときは、管理会社や大家さんにも確認しておくとよいでしょう。
新居へ持って行く
引っ越し当日まで残ったものが少量で、自分で運べる場合は、いったん新居へ持って行く方法もあります。
転居先で処分するときは、新しい自治体の分別や収集ルールに従ってください。
引っ越し業者のトラックで運びたい場合は、処分予定の品物を引っ越し荷物として扱えるか、事前に確認しておくことが大切です。
荷物の量が増えると料金や契約内容に影響する場合もあるため、あわせて確認してください。
引っ越し業者に回収を相談する
引っ越し業者によっては、引っ越し時に不要になった家具・家電の引き取りや買取に対応しています。
ただし、生活ごみを含めて何でも回収してもらえるわけではありません。
対応品目や地域、料金などは業者ごとに異なるため、利用したい場合は見積もりの段階で相談してください。
| 引っ越し業者 | 主な対応内容 | 買取 |
|---|---|---|
| アップル引越センター | 家具・家電などの買取・引き取り ※利用条件・品目ごとの基準あり | あり |
| アリさんマークの引越社 | 引っ越し時の処分品を有料で取り次ぎ ※一部対象外あり | 一部あり |
| アーク引越センター | 家電リサイクル法対象品の有料回収 ※FC店は対象外 | 書籍・CDなど一部品目であり |
| サカイ引越センター | 家電リサイクル法対象品の引き取り ※一部地域では粗大ごみも相談可能 | あり |
対応品目や地域、条件は変更される場合があるため、依頼前に各社へご確認ください。
不用品回収業者へ依頼する
自治体の収集日に間に合わず、自分でごみ処理施設まで運べない場合は、不用品回収業者への依頼も選択肢になります。
家庭から出るごみの回収を依頼するときは、市区町村の一般廃棄物処理業許可を受けている、または自治体から委託されているなど、家庭ごみを適切に回収できる業者か確認してください。
対応できる品目や回収日時、料金は業者によって異なります。
引っ越し日が迫っている場合は、処分したい品物と量、希望日を伝えたうえで、対応可否と見積もりを確認することが大切です。
引っ越しでごみ捨てが間に合わなかったときはどうなる?

ごみの処分が間に合わないまま退去すると、残したごみの処分費用が発生することがあります。
捨て方によっては不法投棄と判断される可能性もあるため、注意が必要です。
ここでは、引っ越しまでにごみを処分できなかった場合に考えられるリスクを解説します。
1.残したごみの処分費用を請求される可能性がある
賃貸住宅を退去するときは、室内に自分のごみや家具・家電などを残さず、契約内容に沿って明け渡す必要があります。
ごみや不要な家具・家電を残した場合、大家さんや管理会社が撤去・処分し、その費用を請求される可能性があります。
大型の家具や大量のごみが残っていると搬出作業も必要になるため、退去前に処分方法を決めておくことが大切です。
なお、賃貸住宅の「原状回復」は、入居時とまったく同じ状態へ戻すことを意味するものではありません。
通常の使用による損耗や経年変化は、原則として借主の原状回復義務から除かれています。
残置物の扱いや費用負担は契約内容にも関わるため、賃貸借契約書を確認し、不明な点は大家さんや管理会社へ問い合わせてください。
参考:国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
2.敷地内などへの放置は不法投棄となる可能性がある
引っ越しまでに処分できなかったからといって、粗大ごみや家具・家電を敷地内などへ自己判断で放置するのは避けてください。指定された方法に従わず廃棄物を捨てると、不法投棄に該当することもあるため注意が必要です。
廃棄物処理法では、みだりに廃棄物を捨てることが禁止されています。個人による不法投棄には、5年以下の拘禁刑もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される場合があります。
退去日までに処分できないものが残ったときは、集積所や敷地内へ置いていくのではなく、自治体や管理会社へ処分方法を確認してください。
▼こちらの記事もおすすめです
引っ越しの荷造りが終わらないとどうなる?リスクと対処法を解説!
引っ越し時のごみ捨てで気を付けるポイント

引っ越し前は、荷造りを進めるにつれて想定以上のごみが出ることがあります。
退去直前になって処分方法に困らないよう、収集日や品目ごとの捨て方を早めに確認しておくことが大切です。
1.引っ越し日までのごみ収集日を確認しておく
引っ越し日が決まったら、まず自治体のごみ収集日を確認してください。
ごみの種類によって収集曜日や頻度が異なるほか、粗大ごみは事前の申し込みが必要な地域もあります。
特に家具や大型の不用品を処分する予定がある場合は、通常の家庭ごみとは別に手続きが必要か確認しておくことが大切です。
自治体のホームページやごみ収集カレンダーを見て、退去日までに利用できる収集日を把握しておきましょう。
2.一度に出せるごみの量を確認する
引っ越しでは、普段使っていない収納や押し入れまで整理することで、大量のごみが出ることがあります。
ただし、自治体によっては引っ越しなどで一時的に出る大量のごみを、通常の収集場所へ出せない場合があります。
大量のごみが出そうなときは、通常収集で出せる量を事前に確認してください。
一度に出せない場合は、ごみ処理施設への自己搬入や自治体が案内する処分方法も検討します。
3.売却するものは早めに査定へ出す
まだ使える家具・家電などを売却する予定なら、引っ越し日より余裕を持って査定へ出すのがポイントです。
査定を依頼しても、品物の状態や需要によっては買取対象にならない場合があります。
フリマサイトやオークションサイトも、出品後すぐに買い手が見つかるとは限りません。
売却できなかった場合に処分へ切り替える時間も考え、早めに動いておくと選択肢を確保できます。
大型家具や家電を店舗まで運ぶのが難しい場合は、出張買取を利用する方法もあります。
引っ越しで複数の家具・家電を手放す予定の方は、処分する前に買取いちばんの無料査定をご利用ください。
4.自治体で通常収集できないものは処分方法を確認する
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。
通常の家庭ごみとは処分方法が異なるため、買い替え先や購入店への引き取り依頼など、決められた方法で手放す必要があります。
家庭用パソコンも、メーカーによる回収や小型家電としての回収など、通常のごみ収集とは異なる方法が用意されています。
利用できる回収方法は製品や自治体によって異なるため、事前に確認してください。
こうした品物は申し込みや持ち込みなどの手続きが必要になることもあり、退去直前では希望する日に処分できない場合があります。
引っ越し日が決まった段階で、処分予定の品物を確認し、それぞれの手放し方を整理しておくとよいでしょう。
引っ越しのごみ捨てが間に合わないときにやってはいけないこと

引っ越し日が迫ると、少しでも早くごみを手放したいと考えるかもしれません。
しかし、収集日や粗大ごみの申し込みなどのルールを守らずに出すと、ごみが回収されずに残る原因になります。
退去直前であっても、次のような出し方は避けてください。
1.収集日・時間を守らずにごみを出さない
家庭ごみは、自治体が定めた収集日や時間に、指定された場所へ出すのが基本です。
引っ越し日が迫っているからといって、収集日前や収集後にごみを置いても、回収されない場合があります。
次の収集日が退去後になるときは、集積所へ置いていかず、自治体へ別の処分方法を確認してください。
2.申し込み前の粗大ごみを集積所へ置かない
粗大ごみは、自治体によって事前申し込みや処理手数料の支払いなどが必要です。
通常の家庭ごみと同じ感覚で集積所へ置いても、回収対象にならないことがあります。
退去日までに収集予約が取れない場合は、自治体のごみ処理施設へ持ち込めるか確認するなど、別の方法を検討してください。
3.自分が利用する場所以外のごみ集積所へ持ち込まない
近くにごみ集積所があっても、自分が利用する場所として指定されていなければ、勝手にごみを持ち込むのは避けてください。
集合住宅のごみ置き場なども、原則としてその物件の居住者が利用する場所です。
新居へごみを持って行って処分する場合は、転居先の自治体や物件で定められた分別・収集ルールに従います。
4.分別ルールを無視して出さない
引っ越し直前で急いでいても、可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみなどをまとめて出すのは避けてください。
分別方法が守られていないごみは、収集されずに残る場合があります。
退去後にごみが残らないよう、最後まで自治体の分別区分や出し方に沿って処分することが大切です。
まとめ

引っ越しまでにごみ捨てが間に合わない場合は、自治体や管理会社への相談、新居への持ち運び、引っ越し業者や回収業者への依頼など、残っているごみの種類や量に合った方法を選ぶ必要があります。
収集日を過ぎたからといって、集積所や敷地内へ自己判断で置いていくのは避けてください。
引っ越し日が決まったら、ごみの収集日や粗大ごみの申し込み方法を確認し、通常収集できない品物は早めに処分方法を整理しておくことが大切です。
退去日が迫っている場合も、自治体の自己搬入など利用できる方法がないか確認するとよいでしょう。
まだ使える家具・家電がある方や、大型品を自分で運び出すのが難しい方は、処分前に買取査定を利用する方法もあります。
買取対象になれば、処分する品物を減らせるうえ、査定額を受け取ることも可能です。
買取いちばんドットコムでは、家具・家電をはじめ100以上のカテゴリを取り扱っています。
査定は無料で、提示された査定額を確認してから売却するか判断できます。
引っ越しで複数の家具・家電を手放す予定の方は、処分を申し込む前に買取いちばんの無料査定をご利用ください。
▼こちらのコラムもおすすめです



