「無料」で不用品回収ができるのはなぜ?

人件費や運搬費、燃料費など一定のコストがかかるはずの不用品回収が「無料」と聞くと「本当に大丈夫なのだろうか」「何か裏があるのでは」と不安に感じる方も少なくないでしょう。
しかし、すべての無料回収が怪しいわけではなく、明確なビジネスモデルにもとづいて無料対応を行っている業者も存在します。
ここでは、不用品回収を無料で行える主な仕組みについて、代表的なケースを紹介します。
リサイクル・リユースによる収益化
無料回収した家電や家具を、リサイクル・リユースによって収益化しているケースです。
- 状態の良い製品はクリーニングを施し、中古品として販売
- 故障している製品は修理を行い、動作する状態にして再販売
- 修理が難しい製品は解体し、使える部品を取り出して修理用パーツとして販売
メンテナンスされた製品は、国内のリサイクルショップやフリマアプリで取引されるほか、海外に輸出されることもあります。
日本製の中古家電は品質が高いと評価されており、東南アジアやアフリカ諸国への輸出ルートを持つ業者も少なくありません。
特に冷蔵庫・洗濯機・エアコンといった生活必需品は、海外でも需要があります。
こうした再販売による収益が、無料回収を可能にしているのです。
金属・資源の買取収益
無料回収した品物を適切に分別・処理し、資源として再販売することで収益を得ている会社もあります。
特に以下のような金属類は、貴重な資源として扱われます。
| 金属の種類 | 主な含有製品 | 特徴 |
|---|---|---|
| 鉄・スチール | 家電製品、自転車、物干し竿など | 製鉄所で溶かして再利用。需要が安定しており、重量に応じて買取価格が決まる |
| 銅 | エアコンの配管、電線、給湯器など | 金属の中でも高値で取引されやすい。純度の高いものは1キロあたり数百円になることも |
| アルミニウム | アルミサッシ、鍋、自転車の一部など | 軽量で再利用価値が高く、リサイクルにより新たなアルミ製品の原料とになる |
| ステンレス | キッチンシンク、洗濯機の槽、鍋など | 錆びにくく耐久性がある |
| レアメタル・貴金属 | パソコン、スマートフォンなどの電子機器 | 金・銀・パラジウムなどが含まれ「都市鉱山」とも呼ばれる。微量でも高値で取引される |
業者の多くは、金属スクラップ業者とのネットワークを持っており、効率的に資源を換金できる体制を整えています。
見た目はただのごみに見えるものでも、資源として価値を生み出すことができるのです。
無料回収+有料引取
不用品回収業者の多くは、価値のある品物を無料で回収し、処分にコストがかかる品物は有料で引き取るという方法でビジネスを成り立たせています。
| 回収対象 | 主な分類例 | |
|---|---|---|
| 無料回収の対象 | 資源価値や再販価値があり、回収後に売却や再利用が可能 | 金属を含む家電製品/電子機器/金属製品 |
| 有料回収の対象 | 再利用が難しく、処分や解体にコストがかかる | 布製品・繊維製品/木製家具/ガラス・陶器製品/特殊処理が必要なもの |
すべてが無料ではないという点に注意が必要ですが、価値のある品物からの収益で、有料品目の料金を相殺または割安にできる可能性もあります。
業者ごとに費用は異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
「無料回収」でよくあるトラブル事例

仕組みを理解すれば、無料回収が決して怪しいものではなく、合理的なビジネスモデルであることが分かります。
しかしこのような正当なビジネスモデルがある一方で、残念ながら悪質な業者によるトラブルが後を絶たないのも現実です。
ここでは、実際に起きている代表的なトラブル事例をご紹介します。
回収後に高額請求された
最も多いのが、トラックに積み込んだ後に高額な料金を請求されるトラブルです。
- 無料と聞いていたのに、積んだ後で「この品目は有料です」と言われた
- 「今キャンセルすると降ろす手数料がかかる」と脅された
- 見積もりを出さずに作業を始められ、断ろうとしたらキャンセル料を請求された
当初無料と言われていたにもかかわらず、最終的に数十万円もの費用を請求された事例もあります。
現金がないと伝えると、ATMまで同行を強要されるさらに悪質なケースもあるようです。
悪質業者は「すでに荷物をトラックに積み込んでしまっている」「作業をさせてしまっている」という消費者の断れない心理を利用してきます。
被害に遭わないためにも「作業前に」条件や料金を確認しておくことが重要です。
「無料なのは1点だけ」と言われた
「無料なのは1点だけ」「見積もりに書いた金額は基本料金のみ」などと言い、追加料金を請求してくるケースです。
複数の不用品をまとめて処分したいと考えていた消費者は予定外の出費を強いられることになりますが、わざわざ業者を呼んでしまった後では断りにくく、結局高い料金を支払ってしまいます。
また「冷蔵庫は無料だが、それ以外はすべて有料」というように、品目による区分が事前に明示されていないケースもあります。
無料になる品目と条件を、依頼前にしっかり確認することが大切です。
回収された不用品が不法投棄されてしまった
回収業者に引き渡した不用品が、適正に処分されず不法投棄されてしまうトラブルも発生しています。
- 回収業者と連絡が取れなくなり、後日、回収品が不法投棄されていることが発覚した
- 依頼者名義の郵便物や書類が混ざった状態で投棄され、事情説明を求められた
- 不法投棄現場の原状回復や撤去費用を求められ、思わぬ負担が発生した
不法投棄した業者に責任があるのはもちろんですが、依頼者も「処分を委託した責任」を問われる可能性があります。
最悪の場合、廃棄物処理法違反で罰金や懲役刑が科されることもあるため、業者選びは慎重に行う必要があるでしょう。
強引に貴金属を買い取られてしまった
不用品回収を依頼したところ、貴金属の買取を強引に迫られてしまう、いわゆる「押し買い」と呼ばれるトラブルも報告されています。
- 不用品の回収に来たはずなのに、ほかに売れるものはないかと執拗に聞かれた
- 無料回収の見積もりだけのつもりが、勝手に室内に入られ、貴金属やブランド品の査定を始められた
- 売るつもりのなかった指輪や時計について、今が一番高い、今日しかこの価格は出ないと言われ、半ば強引に買い取られた
- 帰ってほしいと伝えても居座られ、怖くなって仕方なく契約してしまった
一人暮らしの高齢者に対し、威圧的な態度で「これは価値がない」と安く買い叩いたり、複数人で来て断りにくい雰囲気を作ったりするケースもあります。
「後で返却する」「持ち帰って査定する」などと伝え貴金属を持ち去り、そのまま連絡が取れなくなる悪質な事例も報告されているので注意が必要です。
このような押し買いは特定商取引法で規制されており、不要な買取は明確に断る権利があります。
怪しいと感じたら、すぐに警察や消費生活センター(188番)に相談しましょう。
不用品回収業者のトラブルについてはこちらの記事でも解説しています
- 不用品回収でぼったくられた!よくある事例とトラブルを避ける方法を紹介
- 不用品回収の詐欺に注意!よくある手口と安全な業者の見極め方を解説
- 不用品回収の勧誘電話は要注意!トラブル事例や断り方を解説
- 不用品回収業者を選ぶときのポイント!優良業者を見極めるコツやお得な利用方法
違法な「無料回収業者」の特徴

トラブルを避けるためには、違法な業者を見分ける目を持つことが重要です。
ここでは、注意すべき業者の典型的な特徴をご紹介します。
会社情報・所在地が不明確
悪質な業者はトラブルが起こった際の責任追及を避けるために、会社名、所在地、連絡先、代表者名などの基本情報を曖昧にしていることが多いです。
- ホームページやチラシに住所が記載されていない
- 住所の記載が「○○市内」「関東一円対応」など曖昧な表現になっている
- 地図を載せているが、実際の所在地と一致しない
- 固定電話がなく、携帯電話番号しか記載されていない
- 問い合わせ先がLINEのみで、電話やメールの窓口がない
- 会社名や屋号を検索しても、所在地や登記情報が確認できない
上記のような特徴がある業者は避けたほうがよいでしょう。
また、インターネットで社名を検索し、口コミや評判を確認することも有効です。
悪質な業者であれば、被害者の声が見つかることもあります。
軽トラックで街を巡回・空き地での回収活動
「ご不要な家電はございませんか」と拡声器でアナウンスしながら住宅街を巡回する軽トラックや、空き地や駐車場で回収活動を行っている業者を見かけることがある方も多いのではないでしょうか。
「せっかく近所に来てくれたし」「依頼する手間が省ける」と利用したくなってしまいますが、このような巡回型の無料回収は、多くの場合、必要な許可を持たない違法業者です。
多少手間がかかっても、営業実態や拠点、費用体系が確認できる信頼できる業者を見つけるようにしましょう。
見積書・契約内容を出さない
見積書を出さず、口頭だけで「無料です」「安くやります」などと曖昧な説明をするのも悪徳業者によくみられる特徴です。
- 契約書の取り交わしを拒否する
- 見積書の内容が曖昧(「一式」とだけ書かれて詳細が不明、追加料金の規定がないなど)
- 詳しい説明をしてくれない
そのまま契約すると後から「そんなことは言っていない」と主張されてしまう可能性があります。
見積書を出してもらえない、詳しい説明をしてもらえない時点で利用を避けたほうが無難でしょう。
その場で即決を迫る
「今日だけ特別価格」「今決めてくれたら無料」など、その場での即決を強く迫る業者も要注意です。
冷静な判断ができず、不利な条件で契約してしまうおそれがあります。
正規の業者であれば、見積もりを持ち帰って検討する時間を与えてくれますし、複数業者との相見積もりにも快く応じてくれるはずです。
焦らせる業者は危険と認識し、必ず考える時間を取るようにしましょう。
無料回収を利用する前に確認すべきポイント

トラブルを避けて安全に無料回収を利用するために、事前に確認すべき重要なポイントをまとめました。
無料になる条件を事前に明確にする
「無料回収」という言葉だけを信じるのではなく、具体的にどのような条件で無料になるのかを必ず確認しましょう。
品目、数量、サイズ、状態など、無料になる範囲を明確にしておくことが重要です。
電話やメールで問い合わせる際には、処分したい品目を具体的に伝え、それぞれが無料か有料かを一つ一つ確認してください。
「だいたい無料です」「基本は無料」といった曖昧な回答は信用せず、明確な答えを求めましょう。
追加費用が発生するケースを確認する
無料回収と謳っていても、出張費、階段作業費、搬出費などの名目で追加料金が発生することがあります。
| 追加費用の項目 | 内容 |
|---|---|
| 運搬費 | 回収場所から処分場・倉庫までの移動にかかる費用。距離や回収量によって加算されることがある |
| 作業費 | 搬出作業にかかる人件費。大型家具や重量物、作業人数が増える場合に発生することが多い |
| 階段作業費 | エレベーターが使えない建物で、階段を使って搬出する場合に加算される費用 |
| 解体費 | タンス、ベッド、物置などを現地で解体する際にかかる費用 |
| 分別・仕分け費 | 素材ごとに分別する必要がある場合の手間賃。混載状態で出された場合に請求されることがある |
| 車両費 | 使用するトラックのサイズに応じた費用。軽トラックから2t車以上に変更された場合など |
| 処分費 | 再販やリサイクルができない不用品を処分するための費用。布製品や木製家具などが該当する |
| 家電リサイクル料金 | テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど、法律で定められたリサイクル料金 |
| 即日対応・時間指定費 | 当日回収や特定の時間帯指定を行った場合に加算される費用 |
| キャンセル料 | 作業直前や当日のキャンセル時に発生する費用 |
「当日の状況次第で料金が変わる」という業者もいますが、この場合、当日や荷物積み込み後など断りにくいタイミングで高額請求されるリスクがあります。
追加費用が発生する具体的な条件、自分のケースが該当するか、料金の上限額はいくらかといった点を、依頼前に明確にしておくことが大切です。
書面やメッセージを残す
不用品回収を依頼する際の金額や条件は、必ず書面やメール、LINEなど、形に残る方法で保管しておきましょう。
万が一トラブルになった際の重要な証拠となります。
- 見積書(紙・メール・PDFなど、金額や条件が分かるもの)
- 契約書や申込書、同意書などの書面
- 請求書や領収書(手書きのものも含む)
- チラシやポスティング広告、ホームページの画面キャプチャ
- 業者とのやり取りの記録(メール、LINE、SMSなど)
- 通話履歴や通話内容のメモ
- 作業当日の状況を記したメモ(日時、場所、担当者名、発言内容)
- 支払いの記録(振込明細、クレジットカード明細、電子決済の履歴)
- 作業前後の写真や動画(回収品・トラック・作業の様子など)
書面の交付を拒む、写真撮影を嫌がるといった態度を示す業者は、後々トラブルになるリスクが高いと考えられます。
依頼するのは避け、別の業者に再度見積もりを依頼しましょう。
不用品が売れるかどうか確認する
まだ使える家電や家具、ブランド品、貴金属などは、買取業者に依頼すれば現金化できる可能性があります。
無料回収に出す前に、その不用品が本当に価値のないものなのかを確認してみましょう。
高く買い取ってもらえる可能性が高いアイテム
| 分類 | 主な品目・例 |
|---|---|
| 貴金属・ジュエリー | 指輪、ネックレス、金・プラチナ製品など |
| ブランド品 | バッグ、財布、時計、アクセサリーなど |
| 高級腕時計 | ロレックス、オメガなどの機械式時計 |
| 家電製品 | 製造年が新しい冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなど |
| パソコン・モバイル端末 | パソコン、スマートフォン、タブレット(比較的新しいモデル) |
| カメラ・レンズ | デジタル一眼カメラ、交換レンズなど |
| 楽器 | ギター、ベース、電子ピアノ、管楽器など |
| 工具・電動工具 | インパクトドライバー、発電機など |
| ゲーム関連 | ゲーム機、ゲームソフト |
| 家具 | ブランド家具、デザイナーズ家具 |
| 洋酒 | ウイスキー、ブランデー、ワインなどの未開封品 |
| 骨董品・美術品 | 掛け軸、陶磁器、茶道具など |
処分費用がかからないだけでなく、収入にもなれば一石二鳥です。
「どうせ古いから売れない」と決めつけず、専門家の目で判断してもらうことをおすすめします。
不用品の買取なら「買取いちばん」をご利用ください

不用品だと思っていたものが、実は価値のある品物だった…というケースは少なくありません。
無料回収業者に引き取ってもらう前に、ぜひ当社の買取サービスで価値をお確かめください。
15ジャンル・100以上カテゴリに対応
買取いちばんドットコムは、家電・家具・楽器・ブランド品・貴金属・骨董品など、幅広いアイテムを取り扱っています。
専門店ごとに依頼先を分ける必要がなく、家の中の不用品をまとめて査定・買取できるのがメリットです。
長年培ってきた独自の販売ルートに加え、自社で修理やメンテナンスを行える体制を整えているため、他社では値がつかなかった品物でも評価できる可能性があります。
「古いから売れないだろう」「壊れているから無理だろう」と諦める前に、まずは当社にご相談ください。
査定料・出張費・キャンセル料無料!
査定料や出張費、宅配買取にかかる送料など、査定にかかる費用はすべて無料です。
「査定を受けてから売るか決めたい」「他社と比較したい」といった場合にも便利にお使いいただけます。
もちろん、査定額にご納得いただけなかった場合のキャンセル料も一切いただきません。
安心してご依頼ください。
買取できない品の有料引き取りにも対応
買取できなかった品物についても、適正価格での処分サービスをご案内いたします。
明朗会計で、事前にお見積もりを提示し、追加料金が発生することは一切ございません。
お客様の大切な品物を、正当に評価し、安心・安全にお引き取りすることをお約束します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ

リサイクルや資源回収による収益化、有料品との組み合わせなど、明確なビジネスモデルにのっとった無料回収がある一方で、「無料」を謳いながら高額請求してくる悪質業者が存在するのも事実です。
トラブルを避けるためには、会社情報の確認、書面での金額提示、追加費用の条件確認など、事前のチェックが必須となります。この記事を参考に、信頼できる業者を選んでみてください。
もし不用品回収業者への依頼に迷った場合は、まず「買取サービス」を試してみるという選択肢もあります。
価値がある不用品であれば、処分費用がかからないだけでなく、臨時収入を得られるかもしれません。
その際にはぜひ、買取いちばんドットコムの利用をご検討ください。
【買取いちばんドットコムのサービス】
- 15ジャンル・100以上カテゴリのアイテムに対応
- 大量・多ジャンル製品をまとめて査定可能
- 出張・宅配・店頭から買取方法を選べる
- 査定にかかる費用はすべて無料
買取できない品の有料引き取りにも対応しているため「依頼した結果、買い取れないと言われたらどうしよう」と悩む必要はありません。
LINE査定やメール査定もご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。



