高級ソファの魅力とは?デメリットはある?

高級ソファの最大の魅力は、その快適な座り心地と優れた耐久性にあります。
高密度ウレタンやフェザー、スプリングなど、内部構造にこだわった製品が多く、長時間座っても疲れにくいのが特徴です。
また、木材や本革といった厳選された素材を使用しているため、丈夫で長持ちしやすいというメリットも。
年月とともに風合いが増す「経年変化」が楽しめるのも嬉しいポイントです。
一方で、デメリットとして挙げられるのが「価格の高さ」。
もっとも手頃なモデルでも20万円前後の価格帯となっており、上位グレードのものになると数百万円に達するケースもあるなど、導入コストは決して安くありません。
加えて、本革などの高級素材にはこまめなメンテナンスが必要になる点にも注意が必要です。
定期的なクリーニング・保湿の手間や維持費がかかることを考慮したうえで、ソファ選びを行う必要があるでしょう。
高級ソファ選びのポイントは6つ!

高級ソファを選ぶ際は、前述したようなメリットとデメリットを踏まえつつ、自分のライフスタイルに合った一台を慎重に選ぶことが大切です。
とはいえ、いざソファを選ぶ際には、どこを重視したらいいかわからないということもあるかもしれません。
そこでここでは、高級ソファを選ぶ際のポイントを6つ紹介します。
素材
ひとくちに高級ソファといっても、張地や脚部、フレームに使われている素材はさまざま。
どの素材にもメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルやインテリアの好みに合わせて、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
張地の素材とメリット・デメリット
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
本革 | ・高級感がある ・使い込むほどに味が出る | ・水分や傷に注意 ・定期的なメンテナンスが必要 ・価格が高い |
合成皮革(人工皮革) | ・カラー展開が豊富 ・本革よりも安価 | ・経年劣化するため長期間の使用には向かない ・本革に比べて高級感に欠ける |
ファブリック | ・色や柄の選択肢が豊富 ・洗えるカバーも人気 | ・汚れやニオイがつきやすい ・本革に比べて高級感に欠ける |
脚部・フレームの素材とメリット・デメリット
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
木材 | ・耐久性が高い ・通気性が良く湿気に強い ・温かみのあるデザイン | ・重い ・直射日光に弱い |
金属 | ・耐久性が高い ・スタイリッシュなデザイン ・お手入れが楽 | ・床にキズが付きやすい ・重い |
座り心地
ソファの見た目だけではなく「座り心地」を重視するのも大切です。
ソファのクッション部分に使われている素材ごとのメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。
素材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
高密度ウレタン | ・弾力性があり、沈み込みすぎない ・型崩れしにくい ・耐久性が高い | ・座り心地が固く感じることも ・長期間の使用で劣化しやすい |
フェザー | ・柔らかく包み込まれるような座り心地 ・高級感がある | ・型崩れしやすい ・定期的なメンテナンス(叩いて整えるなど)が必要 |
ポケットコイル | ・体を点で支えるため快適な座り心地 ・耐久性が高く、ヘタりにくい | ・構造が複雑なぶん重量がある ・価格がやや高い |
Sバネ(蛇腹バネ) | ・弾力性がありコストパフォーマンスに優れる | ・長期間の使用できしみ音が出ることがある ・耐久性があまり高くない |
ウェービングベルト | ・軽量 ・柔らかい座り心地 ・コストを抑えやすい | ・耐久性はあまり高くない ・長時間の使用に不向き |
体圧のかかり方や沈み込みの感覚には個人差があるため、実際に座ってみて判断するのがおすすめです。
サイズ
せっかく好みのソファを選んでも「リビングに入らない」「圧迫感がある」といった事情で手放すことになってはもったいないですよね。
失敗を避けるため、設置予定スペースの採寸と、搬入経路の確認は必ず行っておきましょう。
特にL字型やカウチタイプのソファは人気ですが、設置する部屋によっては「ドアが開かない」「通りにくい」など生活動線の妨げになることも。
設置後の暮らしのことも考えて、バランスを見極めることが大切です。
家具店の中には、ソファの設置イメージをシミュレーションしてくれるサービスを実施しているところもあります。
サイズ感やインテリアとの相性がわからないときには、そちらを活用してみるのもおすすめです。
デザインとカラー
「家具店で一目惚れしたソファを購入」「一番好きなカラーのソファを選んでみる」といったように、直感的に自分の好みに合うソファ選ぶのもひとつの方法です。
ただし、主張が強すぎる色やデザインは、ほかの家具とのバランスを損ねる可能性も。
クラシック、モダン、北欧風など、部屋全体のテイストに合ったデザインやカラーを意識してソファを選ぶのがおすすめです。
お手入れのしやすさ
高価なソファを長く使い続けるには日頃のお手入れが欠かせませんが、素材によってはメンテナンスが手間に感じられ、継続できない可能性も。
購入前には、ソファのお手入れのしやすさや素材・形状の特徴を忘れずに確認しておきましょう。
特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭では防水性や汚れに強い加工が施された生地、カバーが取り外せるタイプなど、メンテナンス性に優れたモデルを選んでおくと安心です。
価格
高級ソファは20万円台で購入できるモデルから100万円を超えるものまでさまざまですが「価格が高い=いいソファ」とは限りません。
自分のライフスタイルや使用頻度に見合った予算を設定することが大切です。
また、同じ価格帯でもブランドや素材の違いによって、座り心地や仕上がりに差が出ることがあります。
購入前には実際に座って比べてみるのがおすすめです。
おすすめの高級ソファブランド7選!

高級ソファブランドは数多くありますが、その中でも特におすすめのブランドを7つ紹介します。
ソファ選びの際は、ぜひ参考にしてください。
カリモク家具(Karimoku)
日本を代表する家具メーカー「カリモク家具」は、国産ならではの高品質と安心感が魅力。
人間工学に基づいた設計で、長時間座っても疲れにくいソファを多数展開しています。
張地のバリエーションも豊富で、ライフスタイルや好みに合わせてカスタマイズしやすいのも特徴です。
マルニ木工(Maruni)
2023年に創業95周年を迎えた「マルニ木工」。
「世界の定番」として知られている国産家具メーカーです。
一人掛け用から複数人でくつろげるサイズまで、幅広いソファを揃えています。
中でも注目なのが「HIROSHIMA」シリーズ。
美しい曲線と手に馴染む滑らかな仕上がりが、国内外から高く評価されています。
シンプルかつ、落ち着いた雰囲気のソファを探している方におすすめです。
飛騨産業(Hida Sangyo)
飛騨の職人技を活かした木製家具ブランド「飛騨産業」が手がけるソファは、温もりと重厚感のあるデザインが魅力。
ソファの骨組みやフレームに無垢材を贅沢に使っているため、耐久性が高く、使うほどに味が出ます。
ナチュラル志向の方や、質のいい家具を長く愛用したい人におすすめです。
カッシーナ(Cassina)
イタリアの高級家具ブランドである「カッシーナ」。
建築家やデザイナーとのコラボレーション家具が有名です。
中でもアート作品のような存在感を持つソファは、モダンでありながら機能性にも優れており、多くの国で愛されています。
高級感あるデザイン、スタイリッシュな形状のソファがお好みの方におすすめのブランドです。
フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)
「フリッツ・ハンセン」は、北欧デザインを代表する存在として世界的に知られているデンマークの老舗ブランド。
ソファでは、自由に組み合わせられる「ALPHABET SOFA(アルファベットソファ)」シリーズや、曲線的なフォルムが美しい「LUNE(ルネ)」シリーズなど、多彩なラインアップを展開しています。
機能美を重視しつつ、空間に映える一台を求める方に最適なブランドです。
ボーコンセプト(BoConcept)
デンマーク発のインテリアブランド「ボーコンセプト」は、スタイリッシュで機能的なデザインが魅力です。
中でもソファは豊富なカスタムオーダーに対応しており、張地やカラーを自由に組み合わせて自分だけの一台を作ることが可能となっています。
張地の無料サンプル取り寄せサービスも用意されているため、質感や色味を実際に確かめながら選べるのも嬉しいポイント。
自分らしい空間づくりをしたい方におすすめのブランドです。
ロルフベンツ(Rolf Benz)
1964年に創業したドイツの高級家具ブランド「ロルフベンツ」のソファは、デザイン性はもちろん機能性の高さが特徴です。
快適性を追求し続ける姿勢が評価され、世界中のラグジュアリーホテルや邸宅でも採用されています。
シンプルで洗練されたデザインは、どんな空間にも自然と馴染み、上質な空間を演出してくれます。
美しさと座り心地、どちらも妥協したくない方にぴったりのブランドです。
購入時によくある失敗例とその対策

高級ソファは価格が高いぶん、購入後に「思っていたのと違った」と後悔するケースも少なくありません。
ここでは、実際の購入時によくある失敗例と、それを防ぐためのポイントを紹介します。
失敗を避けて、満足のいく一台を選ぶための参考にしてください。
大きすぎて部屋に入らない
意外と多いのが、通販や海外のサイトで購入したソファのサイズが予想以上に大きく、部屋に入らなかった…というケース。
特に海外製のソファは日本製のものよりサイズが大きめなことが多く、日本の住宅事情に合わない場合も多いので注意が必要です。
面倒に感じるかもしれませんが、ソファはお店で実物を見て、サイズ感や素材・色味を確認したうえで購入するのがおすすめです。
お店に行く前には、ご自宅の玄関・廊下のサイズを採寸するのを忘れないようにしてくださいね。
座り心地が合わない
「お店に行って選んだソファだけど、長時間座ってみると座り心地が合わなかった…」という失敗もよく聞かれます。
そんな失敗を避けたい場合は、高級家具のレンタルやサブスクサービスを活用するのがおすすめです。
実際にソファを自宅で使用できるので、長時間座ったときの使い心地やサイズ感などもしっかり確認できます。
ただしサービスによっては「すぐに返却できない」「短期利用は費用が割高に設定されている」といったケースもあるため注意が必要です。
利用前には詳細をしっかりと確認しておきましょう。
もし合わないソファを買ってしまったら…
慎重に吟味したものの、合わないソファを購入してしまった!というケースももちろんあるでしょう。
その場合は無理して使い続けず、売却するという方法もあります。
中古買取では新品に近いものに高値が付く傾向があり、時間が経つほど買取価格は下がっていってしまいます。
手放すことを決めたら、できるだけ早く売却手続きを進めるのがおすすめです。
高級ソファをお得に購入する方法

憧れのブランドソファや、デザイン・素材に一目惚れしたソファがあっても、予算の都合で諦めざるを得ない…というケースもあるでしょう。
そんな方のために、ここでは「高級ソファをお得に購入する方法」をいくつか紹介します。
アウトレットや展示品を活用する
家具専門のアウトレット店舗で売られている家具や、家具店で実際に使われていた「展示品」は新品価格から大幅に割引されていることが多く、お得に人気ブランドの家具が手に入ります。
中には定価の30〜50%オフで販売されているケースも。
予算を抑えたい方には、特におすすめの方法です。
ただし、展示品として使われていたソファは小さな傷や汚れがある場合も。
購入前にしっかりと状態を確認することが大切です。
セール時期を狙う
年末年始や決算期(3月・9月)は、家具業界のセールシーズン。
大手ブランドや百貨店では在庫入れ替えのためのセールが実施され、高級ソファも値下げされる可能性があります。
購入を急いでいないのであれば、こうしたタイミングを待つのもおすすめです。
気になるソファがある場合は、あらかじめ店舗やオンラインショップでセール情報をチェックしておくとよいでしょう。
中古品を探してみる
リサイクルショップや中古家具専門店、ネットの家具買取・販売サービスを利用し、中古ソファを購入する方法もあります。
海外ブランドなどは新品価格が非常に高いですが、中古であれば現実的な価格帯に収まる可能性も。
使用済みの家具に抵抗がないということであれば、一度お店やホームページをのぞいてみると希望に合ったソファが見つかるかもしれません。
ただし、中古品の中にはコピー品や劣化の進んだソファが混ざっていることもあるため、価格や見た目だけで判断するのは危険です。
購入前には、お店の取り扱い実績が豊富かどうかや、購入しようとしているソファに証明書類が付属しているかどうかなど、しっかりチェックしておきましょう。
まとめ

高級ソファは高額だからこそ、価格だけで判断せず、素材、サイズ感、使い勝手、そしてインテリアとの相性までトータルに考えることが大切です。
自分のライフスタイルにぴったりの一台に出会えるよう、ぜひこの記事を参考にしてください。
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