冷蔵庫の買い替え時期とは?

それでは早速、冷蔵庫の買い替え時期についてご紹介します。
- 冷蔵庫の買い替え時期は「購入から10年前後」が目安
- 冷蔵庫の製造終了後は9年目までに買い換えよう
それぞれ、詳しく解説していきましょう。
冷蔵庫の買い替え時期は「購入から10年前後」が目安
一般的に、冷蔵庫の寿命は10年前後とされています。
購入から9〜13年ほど使用した冷蔵庫は、問題なく使えていたとしても買い替えを検討しはじめて良いでしょう。
ただし、国税庁によれば冷蔵庫の耐用年数は「6年」とのことです。
安全に使いたいなら、6年以上経過したあたりから買い替えを視野に入れ始めるといいかもしれません。
ちなみに内閣府の消費動向調査によれば、冷蔵庫の平均使用年数は「14年」とされています。
冷蔵庫を含む家電類の買取に関しては、こちらもご参考ください!
冷蔵庫の製造終了後は9年目までに買い換えよう
手元にある冷蔵庫がすでに製造終了している製品である場合には、さらに早いタイミングで買い替えた方がいいかもしれません。
各種冷蔵庫を展開している主要メーカーは「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」の決まりによって冷蔵庫が製造終了したあと9年間は部品を保有しておくように定められています。
つまり製造終了したあとでも9年以内であれば、メーカーに問い合わせれば修理できる可能性があるということです。
しかしそれ以降はメーカー修理に出しても部品がなく、対応してもらえない可能性が高くなります。
修理ができないとなると不具合が見られた場合には、一気に「使えない状態」に陥ってしまうこともあるので注意しましょう。
冷蔵庫の買い替えを検討すべきサイン

冷蔵庫の買い替え時期を見極めるのは難しいからこそ、冷蔵庫が次のような状態に陥っていないかチェックしてみましょう。
- きちんと冷えていない
- 製氷機で氷が作れない
- 水漏れが発生している
- 異音がしている
このような「寿命が近いサイン」が見られたら、ある日突然使えなくなってしまう可能性もあるため見逃さないようにしてください。
きちんと冷えていない
毎日使っているうちに、冷蔵庫内がしっかり冷えていないと感じるようになることもあるのではないでしょうか。
また「一部は冷えているけれど一部は十分に冷えない」「タイミングによって冷え方にムラがある」というようなケースでは、安心して使い続けられません。
冷蔵庫内が思うように冷えない原因として、次のようなものが考えられます。
- 冷蔵レベルを調整できるタイプの冷蔵庫で、レベル下げられている
- 容量以上にたくさんのものを詰め込んでいる
- 冷気口の前にものが置いてあり、ふさがっている
これらに該当する場合、冷蔵庫内を整理することで本来の冷却機能が取り戻せるかもしれません。
それでも改善しないのならば、コンプレッサーやコンデンサーといった冷蔵庫に必須の冷却装置がうまく作動していない可能性が考えられます。
冷蔵庫の冷却装置が故障した場合、メーカーに問い合わせることで修理を依頼できるでしょう。
しかし、前述の通りメーカーに部品がないなどの理由で対応できないこともあるため、その際は買い替えを検討してください。
製氷機で氷が作れない
貯水タンクを満水にしているのにもかかわらず、製氷機がスムーズに氷を作らないというトラブルが見られることもあります。
この場合、製氷機機能そのものが故障している可能性があるでしょう。
氷がうまく作れない場合には、まず製氷機機能が休止中になっていないか、貯水タンクがしっかりセットできているか、水が不足していないかなどを確認しましょう。
また、受け皿が汚れていたり食材が入っていたりすることでも、正常に作動しなくなる場合があります。
これらの問題にクリアしていても製氷機が作動しないのであれば、冷蔵庫の買い替えを検討してもいいかもしれません。
水漏れが発生している
冷蔵庫のトラブルで起こりやすいのが、冷蔵庫内の水漏れです。
冷蔵庫内の水漏れは主に、冷蔵庫内でできた霜の水分を排水するためのドレンホースが汚れていたり、詰まっていたりといった原因で発生します。
さらにパッキンの劣化が原因となって霜が発生したり、製氷機になんらかの不具合が見られたりすることでも水漏れにつながるでしょう。
このようなトラブルが見られたら、業者やメーカーに問い合わせて各所の点検・修理をしてください。
それでもなお水漏れが発生する場合や、修理費がかさんでしまう場合には買い替えがおすすめです。
異音がしている
冷蔵庫は通常時でもある程度の駆動音が発生するものですが、いつもより大きく響いていたり、異音がしたりするケースでは買い替えが必要かもしれません。
異音の原因はさまざまありますが、主にコンプレッサーや冷却ファン、冷媒ガスの回路、サーモスタットといった冷蔵庫にとって重要なパーツの不具合が影響していると考えられます。
特にコンプレッサーのように重要な部品が故障してしまうと冷却効率が下がり、過剰なエネルギーを使用するため気付かないうちに電気代が上がってしまうリスクもあるため注意しなければいけません。
部品の故障が見られたら、修理もしくは冷蔵庫本体の買い替えを検討してください。
冷蔵庫の買い替えにおすすめな時期とは?

冷蔵庫を買い替える時期に悩んだら、次のような時期を参考にしてください。
- 決算セールシーズン
- ボーナスシーズン
- 新モデル発表シーズン
このような時期には、お得に買い替えできる可能性が高くなります。
それぞれの理由や仕組みについて、詳しく解説していきましょう。
決算セールシーズン
まずは、決算セールシーズンとなる3月と9月です。
これらの時期には多くの家電量販店やメーカーで決算セールが開催されるため、冷蔵庫も安く手に入る可能性が高くなります。
セールシーズンは店舗でも大々的に告知を打ち出すはずですから、この時期が近づいてきたらこまめに情報をチェックし見逃さないようにしましょう。
ボーナスシーズン
さまざまな企業でボーナスシーズンとなる6月や12月は、それに合わせて家電量販店でもセールが実施されることがめずらしくありません。
お財布の紐が緩くなるビジネスパーソン向けの製品が安く手に入りやすくなるため、冷蔵庫の情報にも注目してください
特に12月は「年末セール」を実施する店舗も多く、お得に冷蔵庫を買い替えられるでしょう。
新モデル発表シーズン
冷蔵庫は、例年ボーナス前となる10〜11月頃に新モデルが発売されます。
その影響を受け、8〜9月は従来のモデルとなっている冷蔵庫の価格が下がりやすくなるでしょう。
少しでも性能の良い冷蔵庫を狙っているのなら、10〜11月頃を買い替え時期に選びましょう。
しかし機能や性能にこだわりが強くないなら、8~9月に購入するとお得です。
冷蔵庫を買い替える前にやっておくべきこと

冷蔵庫を買い替えるときは、冷蔵庫をスムーズに処分しやすいよう事前に次のような準備をしておきましょう。
- 冷蔵庫内にある食材を使い切る
- 使い切れなかった食材や調味料類をクーラーボックスへ移す
- 水抜きをする
具体的にどのような作業なのか、詳しく解説していきます。
冷蔵庫内にある食材を使い切る
冷蔵庫を処分するためには、冷蔵庫内を空にしなければいけません。
残っている食材は、買い替えまでに使い切るイメージで減らしていきましょう。
冷蔵庫の買い替え時期がおおむねわかっていれば、計画的に食材を使用して調理しやすくなります。
いきなり買い替えることになり、直前にすべて使い切るのは大変ですからあらかじめしっかり準備しましょう。
使い切れなかった食材や調味料類をクーラーボックスへ移す
使いきれなかった食材や調味料類は、新しい冷蔵庫が冷えるまでクーラーボックスに入れて保存してください。
というのも冷蔵庫は、電源を入れてから庫内が冷えるまで時間がかかります。
冬場であればおよそ4~5時間かかりますし、夏場となると想定している温度感になるまで24時間以上要する可能性もあります。
クーラーボックスが用意できない場合、発泡スチロールで代用しても構いません。
中に保冷剤や氷を入れ、適切な温度を保ちましょう。
水抜きをする
冷蔵庫の電源を落とすとそれでまで一定の冷たさを保たれていた冷蔵庫内の温度が上がり、霜が溶けて水受け皿や蒸発皿に水が溜まります。
この水を捨てる作業である「水抜き」は、冷蔵庫を処分するための大事な作業の一つです。
水抜きをする前には、冷蔵庫内にできている霜をすべて溶かさなければいけません。
冷蔵庫内の霜が溶けるまでには、夏場であればおよそ10時間、冬場であればおよそ15時間ほどかかります。
コンセントを抜いてから、半日〜一日程度を目安に、しっかり水抜きを行なってください。
いらなくなった冷蔵庫の処分方法

冷蔵庫は「特定家庭用機器再商品化法(通称「家電リサイクル法」)」の対象となることから、ほかの不用品のように一般ごみとして処分できません。
代わりに、次のような方法で処分する必要があります。
- 冷蔵庫を購入した店舗に引き取ってもらう
- 指定引き取り場所に持ち込む
- リサイクルショップで買取依頼をする
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれの方法にメリット、デメリットがあるので、適切な方法で冷蔵庫を処分しましょう。
冷蔵庫を購入した店舗に引き取ってもらう
家電リサイクル法の中で、家電量販店は冷蔵庫のようなリサイクル品目を引き取るように義務づけられています。
つまり、使わなくなった冷蔵庫はその冷蔵庫を購入した店舗に引き取ってもらえるのです。
購入した店舗がどこかわからない、もしくはすでに閉店してしまったというケースでは、新たに冷蔵庫を購入した店舗に下取りを依頼しましょう。
こうした方法であれば、運搬なども任せられるので手間もかかりません。
ただし、家電量販店に引き取ってもらう場合にはリサイクル料金、そして収集・運搬の費用が発生します。
具体的な費用はそれぞれの店舗によって違いますので、あらかじめ確認しておきましょう。
指定引き取り場所に持ち込む
冷蔵庫などの品目も、自治体が指定している引き取り場所であれば処分してもらえます。
お住まいの自治体では、どこに引き取り場所があるのか「自治体名 冷蔵庫 処分場所」「自治体名 ごみ処理センター」などのワードで確認してみましょう。
こうした引き取りサービスの利用にあたっては、あらかじめ郵便局でリサイクル料金を振り込みます。
その上で、家電リサイクル券に必要事項を記入し、用意してください。
この方法では自分で運搬しなければならないという負担はありますが、その分収集・運搬料はかかりません。
リサイクルショップで買取依頼をする
冷蔵庫を「捨てる」のではなく「売る」方法として、リサイクルショップを利用する方法があります。
リサイクルショップでは冷蔵庫の買取を受け付けている場合がありますので、お近くの店舗に依頼してみましょう。
買取に対応してもらえればリサイクル料金を支払う必要はなく、むしろ買取料金を受け取れます。
少しでもお得に冷蔵庫を処分したいという方にとって、ぜひ活用したい方法と言えるでしょう。
ただし、リサイクルショップまでの運搬は基本的に自分で行わなければいけません。
運搬の手間が気になる方であれば、冷蔵庫のように大きく重たいものの運搬は大変な作業に感じられるでしょう。
一般的な車に乗りきらない大きい冷蔵庫の場合には、別途軽トラックをレンタルするなどの手間もかかります。
レンタル費用がかさんだ場合、買取金額と相殺して損をしてしまうこともあるかもしれません。
また、すべての冷蔵庫が買取可能となるわけではありません。
買取不可となった冷蔵庫は、ふたたび自宅まで持ち帰る必要があります。
不用品回収業者へ依頼する
「手元の冷蔵庫がもし売れるのなら、捨てるのではなく売りたい」
「でも、売れなかったときにまた持ち帰るのは面倒」
「そもそも自分で運ぶのは大変だから、運搬も業者にしてもらいたい」
このようなご要望がある方におすすめなのが、不用品回収業者を利用する方法です。
不用品回収業者とはその名の通りいらなくなったものを回収することを目的とした業者ですが、買取金額がつくものであれば買取に切り替えてもらえます。
また、不用品回収業者は「出張買取」のサービスを行なっていることもあります。
出張買取なら、自宅で待っていれば査定士が来てくれるので自分で店舗まで持ち込む手間がかかりません。
運び出し、運搬なども経験豊富なスタッフに任せられ「大きい冷蔵庫を自分で運ぶのは難しい」という方でも安心して利用しやすいでしょう。
「二階にあるいらないものを運んでほしい」といった依頼もできるので、力仕事に自信がなく処分が滞っている方も安心です。
利用にあたっては費用がかかりますが、高価買取を実現できれば利用金額から差し引いて計算できます。
冷蔵庫の他にもいらないものがあるのなら、あわせて買取を依頼すればプラスになるかもしれません。
「まず査定額を聞いてから冷蔵庫を売るか判断したい」という方は、キャンセル料のかからない業者を利用しましょう。
冷蔵庫の高価買取を実現するポイント

冷蔵庫は、前述の通り一部の方法を使えば「お金を支払って捨てる」のではなく「お金を受け取って売る」ことができます。
その際には、次のようなポイントにも注目してみましょう。
- 動作を確認しておく
- なるべくきれいにしておく
- 付属品を用意しておく
- 需要の高まるシーズンを狙う
査定前にこれらのポイントを意識すると、高額買取を実現しやすくなりますよ。
動作を確認しておく
冷蔵庫をはじめとした電化製品の買取において、必ずチェックされるのが「正しく動作しているか」というポイントです。
当然ながら、きちんと動作しない冷蔵庫の場合には買取金額も著しく下がってしまいます。
修理をしても改善が見込めないと考えられるのであれば、買取不可になるかもしれません。
このようなトラブルを招かないためにも、あらかじめ動作確認はしておきましょう。
なるべくきれいにしておく
毎日使う冷蔵庫は、知らないうちに汚れてしまうものです。
しかし、買取市場において「使用感のあるアイテム」はどうしても、そうでないものに比べて価値が低くなってしまいます。
冷蔵庫の高価買取を実現したいなら、次のような作業をしてできるだけきれいにしておきましょう。
- 除菌シートで拭いておく
- べたつく汚れは拭き取っておく
- 食べ物のかすは取り除いておく
- 取り外せるパーツ(ケースなど)は丸洗いする
- 貼られているシール類は剥がしておく
これらの作業をしておくだけで、きれいな状態を保ちやすくなります。
新品同様とはいかずとも、なるべく新品のようにきれいな状態を目指すことで高価買取を実現しやすくなるため試してみてください。
付属品を用意しておく
冷蔵庫は購入時に、説明書や保証書といった付属品がついていたのではないでしょうか?
買取に出すときも、なるべくこれらの付属品を揃えた状態にしておきましょう。
特に、次のようなパーツは無くしたり、忘れたりしやすいため注意してください。
- 取り外し式のトレー
- 製氷皿
- 氷スコップ
これらの付属品も、冷蔵庫本体と同様に汚れを落としてきれいにしておくことで、査定の際の評価ポイントとなるでしょう。
また、これらの正規品のうち足りないものがあっても基本的に買取自体はできます。
ただしその場合、すべての付属品が揃っている場合よりも安い金額で取り扱われるという点は理解しておきましょう。
需要の高まるシーズンを狙う
冷蔵庫に限った話ではありませんが、需要の高いものほど高く売れます。
そのため冷蔵庫も、高価買取を目指したいのであれば需要が高くなるシーズンを逃さないようにしましょう。
冷蔵庫の場合には、引っ越しシーズンを迎えると一気に需要が高まります。
そのため2〜3月頃、もしくは少し前の1月頃を目安に買取に出すと、高価買取を実現しやすくなります。
反対に、4月を超えると一気に需要が落ち着くため、同じ冷蔵庫であっても買取金額が変わるかもしれません。
冷蔵庫のようなサイズの大きなお品物は特に、保管スペースを割かなければいけないため買取業者も買取に積極的でない可能性があります。
シーズンを逃して損をしてしまうことがないよう、時期をしっかり見極めて買取に出しましょう。
まとめ

冷蔵庫は、買い替え時期に差し掛かると冷却能力が低下したり、異音がしたりといったトラブルが発生してしまいます。
これらのトラブルが起き始めたら、セール時期やボーナス時期を狙って買い替えを検討しましょう。
古い冷蔵庫を処分するときには、基本的に処分費用がかかります。
しかし、状態のいい冷蔵庫や性能のいい冷蔵庫の場合には買取に出すことでむしろプラスとなるかもしれません。
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