引っ越し前日にやること10選!忘れがちな準備や最終確認ポイントをチェック!

引っ越し前日は、荷造りや各種手続きの仕上げに追われ、慌ただしくなりがちです。
やるべきことを思い出すたびに焦ってしまい「あれもこれもやり忘れていた!」とパニックになってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、引っ越し前日に済ませておきたいことを10項目にまとめて紹介します。

あわせて前日の過ごし方やよくある質問についても触れていますので「準備は一通り済んだけど不安が残っている」「なにか忘れている気がして落ち着かない」という方も、ぜひ参考にしてください。

私が監修致しました

寺坂 健吾
引っ越しにともなう不用品処分や家具・家電の買取相談を受ける中で、ご依頼が集中しやすいのが「引っ越し前日」です。準備に追われる中で処分のタイミングを逃してしまい、直前になって慌ててお問い合わせいただくケースも少なくありません。また、段ボールへの詰め忘れ、中身が残った冷蔵庫、外し忘れたカーテンや照明など、前日の見落としが当日のトラブルにつながる場面も多く見受けられます。引っ越し作業をスムーズに終え、新居で気持ちよく新生活を始めるためには、引っ越し当日の動きだけでなく前日の「準備の最終チェック」も重要なポイントです。そこで本コラムでは、現場でよくあるトラブル例をふまえながら、引っ越し前日にやるべきことをわかりやすく整理しました。忘れがちな作業や当日の流れを確認するためのチェックリストとして、ぜひお役立てください。
目次

引っ越し前日にやることリスト【10選】

チェック

引っ越し前日にやることは、家族構成や移動距離によって多少の違いがありますが、ここでは多くの方に共通する基本的なチェックポイントを紹介します。

1. 荷造りを終わらせ、最終チェックをしておく

「引っ越し当日の朝まで、徹夜で荷造りをする羽目になった」「引っ越し業者が来てしまい追加料金が発生してしまった!」なんてことにならないよう、荷造りは計画的に進め、前日までには終わらせておきましょう。

ラベル貼りや段ボールの番号管理などもこの段階で再確認しておき、重いものは下、軽いものは上に積むなど、運搬しやすい配置にしておくと搬出がスムーズです。

また、前日までにほとんどの荷物の梱包を済ませていたのに、当日になって「まだあれが残っていた!」と気づく…なんてこともあります。
たとえば洗面道具、着替え、スマホの充電器など、当日の朝まで使うものはつい忘れがちなので注意しましょう。

引っ越し当日まで使うものや、引っ越し後すぐに使うものは一つのダンボールにまとめ、あとはふたを閉めるだけにしておくのがおすすめです。

2. 冷蔵庫の電源を切り、中を空にする

冷蔵庫の中の食材や調味料は前日までに計画的に使い切っておきましょう。

どうしても使いきれなかった調味料などは、一つのダンボールにまとめて液漏れ対策を施したうえで、ほかの荷物と一緒に運んでもらう形が一般的です。

常温保存ができない調味料や生鮮食品などは、保冷剤入りのクーラーボックスで運ぶ手段もあるものの、遠方への引っ越しでは食品の劣化リスクが高まります。

特に夏場などは衛生面のトラブルにつながる恐れもあるため、冷蔵保存が必要なものは前日までに処分しておくのが安心です。

食材・調味料が冷蔵庫内に残っていないかを確認したら、冷蔵庫の水抜きを行います。

【水抜きの手順】

  1. 冷蔵庫の電源を抜く
  2. ドアを開けっぱなしにして霜を溶かす
  3. 溶けた霜をタオルなどで拭く
  4. 水受け容器の水を捨てる
  5. 乾燥させる

一見、当日の朝でもよさそうに思えますが、霜取りには数時間かかることもあり、当日バタつく原因になりかねません。
前日のうちに電源を切っておくのが無難です。

中身が空になった冷蔵庫は、軽く掃除しておくと新居でもすぐに気持ちよく使い始められます。

▼冷蔵庫の引っ越し準備について詳しくはこちらのコラムをどうぞ

3. 洗濯機の水抜きとホースの準備

洗濯機を運ぶ際には「水抜き作業」を事前に行う必要があります。

給水・排水ホース内に水が残ったままだと、運搬中に水漏れを起こしたり、カビの原因になったりする恐れがあるため、前日までにホースを外し、しっかり水を抜いておきましょう。

内部やホース内の水分が乾くまでに時間がかかる場合もあるため、余裕をもって前日のうちに済ませておくのがおすすめです。

【縦型洗濯機の水抜きの手順】

  1. 洗濯槽を空にし、水道の蛇口を閉める
  2. 電源を入れ、標準モードで1分運転させる
  3. 電源を切り、給水ホースを外す。ホース内に溜まった水をすべて抜く
  4. ※ホース内の水があふれることがあるため、洗面器、タオルなどを用意しておく
  5. 排水ホースの水を抜くため、再度電源ON、短時間で脱水を行う
  6. 電源を切り、排水ホースを取り外す
  7. ※こちらもホース内の水があふれることがあるため、洗面器やタオルなどを用意すると安心です
  8. ドアを開けっぱなしにして洗濯機の内部、ホース内をよく乾かす

上記は縦型洗濯機の水抜き手順ですが、洗濯機の種類・メーカーによっては手順や作業内容が異なることもあります。

洗濯機の取扱説明書やメーカーのホームページなどを確認しつつ、確実に作業を終えられるようにしておきましょう。

▼洗濯機の水抜き作業について詳しくはこちらのコラムをどうぞ

4. 貴重品や当日使うものを手荷物にまとめる

現金、通帳、印鑑、身分証、保険証などの貴重品はダンボールに入れてしまうと、紛失のリスクがあるほか、どこに入れたかわからずトラブルの元になる可能性があります。

当日使う予定の無いものでも、貴重品はバッグなどに入れて必ず身につけておくようにしましょう。

あわせて、スマホの充電器、薬、メガネ、マスク、タオルなど、当日使うものも一緒にまとめておくと安心です。
着替えや下着なども念のため1日分用意しておくと、万が一荷解きが遅れた場合でも困らずに済みます。

5. ゴミの最終処分を済ませる

引っ越し直前は、生ゴミや不燃ゴミ、使い切れなかった日用品など、多くのゴミが出ます。
地域のゴミ出しルールをあらためて確認し、最終の回収日までに処分を済ませておきましょう。

もし回収日が過ぎてしまっている場合は、自分で処分場に持ち込むか、引っ越し業者の不用品回収オプションなどを活用する方法もあります。

また見落とされやすいのが、部屋の掃除に使った雑巾や、冷蔵庫の霜取り・洗濯機の水抜き後に使った布類などの処分です。
これらも当日の荷物にならないよう、前もってゴミ袋にまとめておくと安心です。

6. 照明器具・カーテンの取り外し

照明器具やカーテンは、引っ越し業者が外してくれるとは限りません。

脚立が必要な場合や配線が複雑な場合など、時間がかかることも多いため、前日のうちに取り外しておくと安心です。

外したネジやフックなどの小物は失くしやすいため、チャック付きの袋にまとめておき、本体にガムテープなどで貼り付けておきましょう。
新居での再設置もスムーズに行えるため、作業効率の面でもおすすめです。

7. 掃除と簡単な原状回復

退去時の原状回復は、敷金が返還されるかどうか、またその金額にも関わるため、非常に重要です。

家具を動かした際に出てくるホコリを取り除いたり、床や壁の汚れを拭き取ったりするなど、部屋全体を簡単にでも掃除しておくと印象が良くなります。

中でもキッチン・バスルーム・トイレといった水まわりは、カビや水アカが「入居者の管理不足」とみなされやすいため、念入りにきれいにしておくのがおすすめです。

8. 引っ越し業者への最終連絡

搬出当日の訪問時刻やトラックの停車位置、エレベーターの使用可否など、当日の段取りについては前日までに業者と最終確認しておきましょう。

あわせて、以下の点も事前にチェックしておくと安心です。

  • 旧居・新居の住所
  • 当日に支払う料金や支払い方法
  • 雨天時の対応
  • 大型家具の運搬に関する要望など

見積もり時より荷物が増減している場合や契約内容に変更がある場合も、できるだけ早めに業者へ連絡しましょう。

そのほか不明点がある場合も、遠慮せず事前に相談しておくことで、当日のトラブルを防ぎやすくなります。

9. 近隣への挨拶や一言メモ

搬出作業当日は、物音や作業車の出入りで周囲に迷惑がかかる可能性があります。

トラブルにならないよう、ご近所や管理人さんに一言挨拶しておくといいでしょう。

直接挨拶が難しい場合は「〇時〜〇時に引っ越し作業があります。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします」といったメモを掲示するだけでも印象が良くなります。

10. 新居での受け入れ準備

鍵の受け渡しや電気・水道・ガスといったライフラインの開通手続きなど、新居での受け入れ準備が整っているかも忘れずに確認しておきましょう。

さらに搬入経路に障害物がないかを確認し、家具や家電のおおまかな配置までイメージしておくと、当日の作業がスムーズに進みます。

引っ越し前日の過ごし方

引っ越し準備をする女性

引っ越し当日をスムーズに迎えるためには、前日の過ごし方にも工夫が必要です。

ここでは、引っ越し前日にやるべきことや、落ち着いて当日を迎えるためのポイントをまとめました。

食事は外食で済ませる

引っ越し前日に料理をすると、調理器具や食器の洗い物が出て、荷造りの負担が増えてしまいます。

ゴミの処分も面倒になるため、できれば外食やテイクアウトを利用して、余計な手間を省くのがおすすめです。

早めに就寝する

前日にすべてを片づけようと無理をすると、睡眠不足や体力低下につながり、当日の作業に支障をきたすおそれがあります。

引っ越し後に回せる作業は無理に詰め込まず、優先度の高いことだけに集中しましょう。

「8割終わっていれば十分」と考え、前夜は早めに休むことで、当日は余裕を持って対応できます。

翌日のスケジュールをイメージしておく

手荷物の確認、朝食の準備、鍵や貴重品のチェックなど、当日朝にやるべきことをひと通りイメージしておきましょう。

スマホや紙に「当日朝のチェックリスト」を書き出しておくと、バタバタした中でも落ち着いて行動できます。

「引っ越し前日」に関してよくある質問

Q&A

最後に、引っ越し前日に関してよくある質問をまとめました。
作業時の参考にしてください。

Q1. 電気・ガス・水道は前日に止めるべき?

冷蔵庫の稼働や掃除、洗濯機の水抜きなどで、電気・水道は前日まで使うケースが多くなります。

前日に停止してしまうと不便になるため、使用停止日は引っ越し当日に設定するのが一般的です。

ガスについては停止時に立ち会いが必要な場合があるため、数日前までに連絡し、日時を予約しておきましょう。

なお、停止後の支払い方法(現地での精算・後日請求など)は事業者によって異なるため、連絡時にあわせて確認しておくと安心です。

Q2. 冷蔵庫の霜取りはどのくらい前にすればいい?

霜が厚くついている場合は完全に溶けるまで時間がかかるため、余裕をもって取りかかるのがおすすめです。

冷蔵庫の大きさや年式にもよりますが、少なくとも半日〜1日前には電源を切っておくのがいいでしょう。

Q3. 当日の服装や靴はどんなものがいい?

引っ越し当日は動きやすく、汚れても気にならない服装を選びましょう。

特に賃貸物件では玄関の出入りが多くなるため、スリッポンなど着脱しやすい靴を選ぶのがおすすめです。

あわせて、作業中に手を保護できる軍手や、ちょっとした汚れを拭けるタオルを手荷物に入れておくと、当日も安心して動けます。

Q4. 引っ越し先に先回りしておくべき?

可能であれば荷物搬入の直前に新居へ行き、鍵の受け取りや掃除、照明の取り付けなどを済ませておくと、搬入作業がスムーズに進みます。

同行できる家族やパートナーがいる場合は、荷物搬出と搬入で担当を分けると効率的です。

まとめ

引っ越し作業

引っ越し前日はなにかと慌ただしくなりがちですが、落ち着いて当日を迎えるためのコンディションを整える貴重な時間でもあります。

本記事で紹介したチェックリストや前日の過ごし方を参考に、万全の状態で新生活のスタートを切っていただければ幸いです。

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