照明器具の捨て方とは?処分以外のお得な再利用方法も解説

自宅やオフィスなどでの、日々の暮らしに欠かせないのが照明器具ですよね。
照明器具は壊れたときや、引っ越しや模様替えをしたときなどに不要になることがありますが、それほど処分の機会が訪れるわけではありません。
そのため、処分方法についてよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

照明器具は種類によっては大きいものもあり、素材種類も豊富なので処分の際には正しく分別する必要があります。また「小型家電リサイクル法」に該当し、適切に処分しなくてはならないことも注意点です。
今回は照明器具の捨て方についていくつか方法をまとめてみました。わかりやすく解説していますので、ぜひご活用ください!

私が監修致しました

寺坂 健吾
買取いちばんスタッフの寺坂です。 電球が切れて交換したことはどなたも経験があると思いますが、照明器具を処分したことがある方はまだそんなに多くないのではないでしょうか。 照明器具にはさまざまな種類・素材・大きさなどがあり、それぞれ処分方法が異なるため注意しなくてはなりません。 今回の記事で正しい捨て方・お得な処分方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次

照明器具の捨て方

照明器具

まずは照明器具の捨て方についてご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、最適な方法を選択してください。

処分方法1.自治体で粗大ごみとして捨てる

照明器具の大きさが30㎝角以上、または一辺の長さが30㎝や50㎝以上のものは、粗大ごみに該当することがほとんどです。
「自治体回収なので安心」や「低価格で処分できる」などのメリットがあり、手軽に処分できます。

粗大ごみでの処分は、指定の収集場所へ回収に来てくれる「戸別回収」かごみ処理施設へ持ち込む「自己搬入」の2通りありますので、都合の良い方法を選択しましょう。

戸別収集を依頼する

戸別収集は、自宅近くの指定収集場所まで粗大ごみを回収しに来てくれます。
手軽に利用できる方法ではありますが、収集場所までは自分でごみを運ばなくてはなりません。
そのため、大きなものや重たいものなどは運搬に手間取ってしまうこともあります。

また、どの自治体でも戸別収集の利用には「事前予約」が必要です。
予約受付は収集日の何日か前に締め切りことが多く、収集日は月に1回程度と少なめですので、急いで処分したい方には不向きと言えます。

以下は戸別収集を利用する手順です。

  1. 電話かインターネットで粗大ごみ受付センターへ回収を依頼(処分にかかる金額を確認)
  2. 金額分の手数料納付券をスーパーやコンビニ、郵便局で購入
  3. 納付券に必要事項を記入し、処分する照明器具に貼り付けておく
  4. 指定の収集日当日に、指定された回収場所へ出す

照明器具の大きさや種類によって手数料が異なることもありますが、数百円程度で捨てられることがほとんどでしょう。
例として、以下の自治体の手数料を紹介します。

自治体名処分手数料備考
愛知県名古屋市250円LED照明・シーリングライト・ランプシェード・スタンドライト・キャンドルなど
蛍光管は外して排出
神奈川県横浜市200円電球等は外す。金属製で30㎝未満のものは小さな金属類へ。木製・プラスチック製で50㎝未満のものは燃やすごみへ。ガラス製で50㎝未満のものは燃えないごみ
大阪府大阪市200円~1,000円大きさにより処理手数料が異なる
蛍光灯は外して排出
2025年4月時点

粗大ごみとして照明器具を捨てる場合は、電球や蛍光管、グローライトは外しておきましょう。
電球・蛍光管・リモコン・電池は燃えないごみ、または危険ごみに出します。

ごみ処理施設へ自己搬入する

各自治体にあるごみ処理施設へ、自分で照明器具を持ち込んで処分する方法もあります。
自分で持ち込むため運搬の手間はかかりますが、営業時間内であれば都合のよい時間に処分できることがメリットのひとつです。
また、手数料はごみの重さで決められていることが多く、ごみの量が多いときには戸別回収より安く済むかもしれません。
ただし持ち込みは車両のみでの利用で、車への積み込みや処理施設での積み下ろしは自分で行う必要があるためご注意ください。

例として愛知県名古屋市での利用手順をご紹介します。

  • 「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別し、車に積む
  • ごみが発生する区の環境事業所で受付する
  • 処理施設へ搬入する
  • 処理手数料の支払い(名古屋市では10㎏ごとに200円)

ごみ処理施設へ搬入する際も、白熱電球やLED製品は照明器具から取り外しておきましょう。

名古屋市では事前予約が不要ですが、予約が必要な自治体もあります。
お住まいの地域での利用方法を確認しておきましょう。

処分方法2.不燃ごみで捨てる

電球・蛍光管・リモコンや電池は不燃ごみか危険ごみとして出しますが、自治体の規定によってはサイズの小さな照明器具も不燃ごみとして処分できます。
一般的には不燃ごみの指定袋に入る大きさのものが該当し、処分費用は無料です。

照明器具本体を不燃ごみで捨てるときには、プラスチック製のカバーなど金属以外のパーツと、金属でできた本体とで分けて出すようにしましょう。

処分方法3.小型家電製品としてリサイクル

照明器具は小型家電リサイクル法対象品目のひとつです。
そのため、自治体や家電量販店などで回収を行い、リサイクルすることが推奨されています。

自治体によってはリサイクルボックスの設置や、ステーション回収、イベント回収などによって証明器具の回収もしていますので、お住まいの地域での回収方法を確認してみましょう。

たとえば愛知県名古屋市では市役所や総合スーパーなどで回収ボックスを設置しており、施設の営業時間内であればいつでも利用できます。
回収は無料ですので、積極的に利用しましょう。

ただし、回収ボックスの投入口に入る大きさでないと利用できません。
例として愛知県名古屋市に設置している回収ボックスの概要を紹介します。

  • 投入口の大きさ:縦15㎝以下かつ横40㎝以下かつ奥行25㎝
  • 取り外し可能な電池(バッテリー)は取り外す
  • 箱や袋から出して、小型家電だけを入れる
  • 電球、蛍光管、電池類は利用不可

自治体以外に、家電量販店で回収ボックスを設置している場合もあります。
「エディオン」や「ヤマダ電機」など、大手の家電量販店では回収ボックスや店頭回収などで引き取ってもらえるため、近くに店舗がある場合には確認してみてください。

処分方法4.照明器具を買い換えるときにお店に引き取ってもらう

処分だけでなく照明器具を新しく買い替えるのであれば、新しいシーリングライトを購入したお店で古いものを引き取ってくれるかもしれません。
ネット通販では受け付けておらず持ち込みのみ、など店舗によっていくつか条件はありますが、無料か非常に安価で処分できます。

たとえば「ビックカメラ」では、購入商品と同一商品を無料で引き取ってもらえるサービスがあります。
引取サービスは持ち込み時や、配送時などで利用できるため、買い替えの際は検討してみてください。

処分方法5.リサイクルショップやメルカリなどで買い取ってもらう

まだ使える状態の照明器具であれば、リサイクルショップや中古家具・家電の専門店で買い取ってもらえる可能性もあります。
費用を払って処分することなく、逆にお金が手に入るというお得な方法です。

近くに店舗がない場合や持ち込めないというときには、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトやフリマアプリで出品してみるという手もあります。
出品してから買い手がつくまでに時間がかかることがあるので、すぐに処分したい!という方には不向きですが、自分が設定した価格で売れるのがメリットです。

またジモティーなど地域の掲示板を使って、近隣で照明器具を欲しがっている人がいればその人に譲るという方法もあります。
ヤフオクやメルカリなどは梱包や発送の手間がありますが、ジモティー経由であれば最寄り駅や玄関先などまで購入者が引き取りに来てくれるため、その手間もありません。

フリマサイトもジモティーも個人間での取引となりますので、照明器具の寿命が分からなかったり輸送の際に破損したりするとトラブルが起こりがちです。
詳細はきちんと商品説明の欄に記入しておくなど、お互い納得したうえで取引を進めるようにしましょう。

金額がつきやすい照明器具とは?

  • LED
  • 見た目がきれい
  • 年式が新しい
  • 調光・調色・明るさ記憶ができ、リモコンで操作できる高機能モデル
  • パナソニックなど著名ブランドのもの

上記の条件以外には、多方向に動かせるスポットライトなどインテリア性の高いものも人気です。

照明器具が売れやすい季節

新生活シーズンである3月、4月は引っ越しや一人暮らしを始める人が多く、照明器具のニーズは高まります。
お盆やお正月の来客に備えて模様替えをすることが多い7月、12月も、ボーナスシーズンということもあって需要が高まるシーズンになります。

処分方法6.不用品回収業者に依頼する

これまで紹介してきた方法より費用はかかってしまいますが、引っ越しなどでシーリングライトの他にも処分したい不用品がたくさんある場合や、急いで処分したいというときには不用品回収業者に回収を依頼する方法がおすすめです。

電話やメールで回収依頼ができ、指定した日に部屋まで回収に来てくれるうえ、運び出しまで行ってくれるのでこちらの手間はほとんどありません。
天井からの取り外しは別料金となる場合もあるので、見積もりの際に確認しておきましょう。

ただし、照明器具ひとつのために回収に来てもらう場合は多少割高になってしまうこともあります。
ほかの不用品とまとめてのパック料金や、お得なキャンペーンをしていないか確認してから利用するのも一案です。

注意点としては、悪徳業者に騙されないようにこちらで業者を見分けなくてはいけないことです。
たくさんある不用品回収業者の中には、「無料回収」を謳っておきながら後で高額な追加料金を請求してくるようなところや、回収したものを不法投棄するようなところもあります。

特に不法投棄については、依頼した側も罪に問われる可能性もあるため他人事ではありません。
こうしたトラブルに巻き込まれないため事前に複数社で見積もりを取り、会社の所在地や利用者の口コミなどを確認しておくのがおすすめです。

照明器具の処分時の注意点

注意点

照明器具を処分する前には事前準備が必要になります。
ここでは照明器具を処分する際のやっておきべきことや、注意点についてお伝えしていきます。

電球・蛍光灯は処分の際に割れないように注意

電球や蛍光灯は照明器具本体から取り外して処分することになりますが、電球を購入したときについてきた紙のカバーをつけて、電球を保護した状態でごみに出すようにしましょう。
もしカバーを処分してしまっている場合は、緩衝材や紙袋などで覆うと割れにくくなります。
万一落としたりぶつけたりして割れてしまってもいいように、さらに上から袋に入れておくと安心です。

蛍光灯には危険な物質が含まれている

シーリングライトなどで使われる円形の蛍光灯には約5~15㎎程の水銀が使用されており、それほど多い量ではないものの破損してしまうと危険です。

お部屋の中で蛍光灯が割れてしまったときはガラスが飛び散りやすく、一緒に危険な水銀も飛散してしまう恐れもあります。お子様やペットがいる場合はその部屋に近づけないようにし、換気をしっかりと行いながら破片を集めるようにしてください。
掃除機を使うなら紙パック式のものが望ましいです。排気は吸い込まないように注意してください。

水銀を使用している蛍光管は「危険物」として処分

蛍光管は水銀を使用していることが多く、「危険物」として回収している自治体も多くあります。
自治体によって回収方法が異なることもありますので、お住まいの地域のルールを確認しておきましょう。

愛知県名古屋市の場合、蛍光管は回収拠点へ持ち込むことになっています。
ただし割れた蛍光管の場合は新聞紙や厚紙で包み、「キケン」と記入してから不燃ごみで処分しましょう。

また、白熱電球やLED製品は不燃ごみで処分できます。お持ちの蛍光管がLEDかどうかわからない場合は器具のラベルや型番を確認することで見分けられます。

分解できるパーツは分解しておく

照明器具を処分する際はあらかじめ分解しておくほうが捨てやすくなります。
大きなものは持ち運びがラクになりますし、素材が異なるものは分別がしやすくなるというメリットもあります。
また小さなサイズにすることで粗大ごみではなく、普通ごみで捨てられるようになるかもしれません。

分解の際は工具を使用せず、簡単にできる範囲で行いましょう。

証明器具の種類

照明器具

ここでは代表的な照明器具をご紹介します。
照明器具ごとの一般的な処分方法もお伝えしますので、参考にしてみてください。

シーリングライト

メインの照明器具としてよく使用されるのが「シーリングライト」です。
従来の天井からぶら下げるタイプのライトとは異なり、天井に直接張り付く形で設置された照明器具を指します。
円や四角のシンプルな盤状をしているものが多く、インテリアのテイストを邪魔せずにお部屋の広い範囲を照らしてくれる照明として人気です。

シーリング(天井)ライトには、様々なバリエーションがあります。

  • 円形や四角形の盤状で、白いカバーがついたもの
  • 棒状の蛍光灯を数本配置したもの
  • バーにスポットライトを複数付けたもの
  • 数個の電球を組み合わせたシャンデリアタイプ
  • シーリングファンが付いたもの

小型であれば不燃ごみとして処分できますが、シーリングライトの中には大型のものも多く、その際は粗大ごみとして扱われます。
またリモコン付きのシーリングライトの場合、リモコンは電池を抜いてから自治体の指示に従って捨てるようにしてください。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井からチェーンやコードを使って吊り下げた形の照明器具です。
灯りを照らす範囲は狭いものの、強い光を出せるのが特徴で、ダイニングルームやインテリアのアクセントとしても人気があります。
主にガラスや金属などを使用した器具が多いですが、プラスチックや和紙などでできたデザイン性の高い器具も増えています。

こうしたデザイン性の高いものやアンティーク品などは中古でも需要があるため、買取に出したり寄付したりすることも検討してみましょう。

スタンドライト(フロアライト・フロアランプ)

スタンドライトとは床に置いて使用する間接照明のことを言います。
フロアライトやフロアランプとも呼ばれ、リビングルームやベッドルームなどで使用されることが多いですが、用途に合わせてさまざまな使い方ができるのが魅力です。

スタンドライトは高さがあるものが主流で、土台部分に金属やコンクリートが使用されているものも多くあります。
分解可能であればパーツごとに分解して処分しましょう。

デスクライト

デスクライトはその名の通り机の上で使用する照明器具です。
勉強や仕事など、手元で作業する際に向いています。
小型のものが多いため、小型家電として回収ボックスなどで捨てることも可能です。

電灯と付属品

照明器具には、主にLED・蛍光灯・白熱灯が用いられています。
形はそれぞれ、円形や棒状の直管型と呼ばれるものと、電球型というものがあります。
蛍光灯には点灯させるためのスターターとして、グローランプと呼ばれるものがついていることもありますね。

従来の照明のようにひもがぶら下がっておりひもを引っ張ってスイッチを操作するものもありますが、リモコンで操作するタイプのシーリングライトにはリモコンと、リモコンを壁に付けておくためのリモコンラックが付属していることもあるでしょう。

まとめ

スタンドライト

証明器具の捨て方について紹介してまいりました。
家電製品ということで複雑な処分方法なのかと躊躇してしまいますが、意外と簡単に捨てられる方法もあります。

ほかに家具・家電など不用品がたくさんある場合や、すぐにでも処分したいというときには不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

またLEDタイプや年式の新しい国内メーカーのもの、人気の高いデザインの照明器具であれば、中古での需要も十分にありますので捨てる以外の処分方法も検討した方がよいでしょう。

当社「買取いちばん」ではシーリングライトやフロアランプをはじめ、さまざまな種類の照明器具を買い取っています。
ご依頼いただいてから最短30分で査定にお伺いすることも可能です。
査定は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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