香取市の象徴ともいえるのが、歴史情緒あふれる佐原の町並み。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸から昭和初期の商家や土蔵が今も残っています。小野川を巡る舟めぐりでは、水上から景観を楽しめるほか、伊能忠敬旧宅やユネスコ無形文化遺産の「佐原の大祭」など、歴史文化に触れられるスポットも豊富です。
利根川や小野川周辺には自然も多く、水郷佐原あやめパークでは6月に150万本の花菖蒲が見ごろを迎えます。小見川城山公園の桜やおみがわ花火大会など、四季折々のイベントも人気です。
香取市は、農業も盛んで千葉県有数の米どころ。サツマイモやマッシュルームの生産量も全国トップクラスです。市内の直売所では、採れたての新鮮な農産物が並び、地元の味を楽しめます。
また、丘陵地に立つ「府馬の大クス」は、樹齢1300年以上と伝わる国指定の天然記念物。その壮大な姿は、自然の力強さを感じさせます。
歴史、文化、暮らしが共鳴する香取市は、訪れるたびに心を癒し、新たな発見をもたらしてくれるまちです。