USMハラー（USM Haller）は、スイスの家具メーカーUSM社により開発され歴史のある収納システム（モジュラー・ファニチャー・システム）の事を指します。USM社は金属加工と錠前業の会社として1855年に設立され歴史は古く、USMハラーとして名を広めるのは1960年代に建築家のフリッツ・ハラーによって様々なシーンにおいて柔軟に対応できる鉄骨モジュラー建築システムを開発した事に始まります。
USM社のシステム家具は耐久性やデザインで注目を集めスイス国内だけでなく周辺国からも注目を集める事となります。ドイツ・フランス・アメリカに子会社を設立し世界中に販路を広げ、2001年にはニューヨーク近代美術館の永久コレクションに加えられ現在の地位を獲得するに至ります。
2007年にUSMハラーは化学物質や微粒子の排出が少なく、屋内の大気汚染を減らす取り組みをしていることを証明するものとしてヨーロッパの家具製品では最初にグリーンガード認証を取得し、環境に配慮した家具として認定を受けています。
日本へは2008年に進出し、ここ東海地方ではアクタスやザ・コンランショップなどの一流家具店で取り扱われている事から高いデザイン性と機能性を裏付けています。

USM社のハラーシステムの特徴は複数のパーツを自由に組み合わせる事でユーザーの環境に合わせた家具を自由に組み合わせる事が出来るのが特徴です。同社の製品はボールとパイプを骨組みの基礎として組み合わせ、パネルをはめ込み、トレーやドロアー、扉などを外付けしていきます。シンプルなデザインはオフィス家具の枠を超え、現在ではリビングや寝室などのプライベート空間にも使用されています。お手入れも非常に簡単で乾拭きをするだけで良く丈夫で長く使い続ける事が出来る事も人気の理由です。