「ジャンク品」について

まずはジャンク品がどんなものなのか、詳しく解説していきます。
「ジャンク品」とは
冒頭でもお伝えしたとおり、「ジャンク品」=「故障したもの」というわけではありません。
ジャンク(Junk)の意味は「ごみ」や「がらくた」などがありますが、販売においてのジャンクは「正常な動作を保証しない物」という意味合いを持ちます。
ジャンク品として売られているものの多くは以下のようなものです。
- 動作不良
- パーツ欠損
- 正常に動作しない
- 外観のキズや摩耗が激しい
つまりジャンク品と一口に言っても、正常に動作するものもあればまったく動作しないものなど、不具合の内容はさまざまなものがあります。
とは言え、一般的なジャンク品は「使用が難しい状態にある商品」が多いでしょう。
ジャンク品の具体例
ジャンク品として売られているものの具体例を紹介します。
- スマートフォン
- パソコン
- テレビ
- タブレット
- DVD・ブルーレイレコーダー
- ゲーム機本体
- ゲーム機ソフト
- ゲーム機コントローラー・パーツ
- カメラ
- 家電のリモコン
- パソコン
- 食器
- 時計
- おもちゃ
- 車やバイクの部品
- アダプター・コード類
ジャンク品として売られているものの中で多いのは、スマートフォンやカメラといった小型家電や、テレビやDVD・ブルーレイレコーダーなどの生活家電です。
特にスマートフォンやタブレットは、フリマサイトやネットオークションでも売れやすいことから数多く出品されています。
ジャンク品と中古品の違い
リサイクルショップやフリマサイトなどでよく見かける「中古品」や「ジャンク品」ですが、違いがよくわからないという方もいるかもしれません。
二つは一見似ているものですが、実は意味が大きく異なります。
特徴 | 中古品 | ジャンク品 |
---|---|---|
状態 | 一度誰かが使用したもの 正常に動作するもの | 一部の機能のみ正常に動作する、または正常に動作しない |
値段 | 新品より安い | 新品よりかなり安い |
購入目的 | 再利用 | 部品取り・再利用・リサイクルほか |
このように、中古品は一度他人が使用したものではありますが、動作や使用には問題ないものがほとんどです。
一方ジャンク品は正常に動作しないものも含まれるため、購入の際にはどんな状態であるか確認しておくことが重要になります。
ジャンク品が売れる理由とは

ここまで読んでわかるように、ジャンク品は正常に動作する保証がありません。
そんなジャンク品を購入する人がいるのはなぜなのでしょうか。ここではその理由について詳しく紹介します。
部品取りのため
ジャンク品の購入目的で多いのは「部品取り」です。
ジャンク品の中には一部の動作には問題がないものや、中にある部品は問題なく使用できることがあります。
そこでジャンク品の部品のみを取り出し、ほかの商品の修理に使用するために購入するというわけです。
たとえば「手持ちの家電の修理をしたいけど、安く部品を手に入れたい」というときや、「家電のパーツを失くしたけどまるごと買い替えるのはもったいない……」というときに重宝されます。
これには新品の部品を購入するよりもジャンク品を安く購入し、部品のみを取り出して使用するほうが安く済むというメリットがあります。
また、安いだけではなく、すでに廃盤になった部品を手に入れられるというのもメリットです。
一般的な家電は5~8年程度で部品の生産が終了してしまうため、古い製品の部品を手に入れるためにジャンク品を購入するという場合もあります。
そのまま使用するため
もちろん、ジャンク品をそのまま使用するという人もいます。
ジャンク品とは言え、なかには「一部の動作を除き、通常に使用できる」というものや「外観の破損が激しいが使用できる」というものもあります。
そのような商品は「自分の欲しい機能だけ使えればいい」と考える人には安く購入できるというメリットがあります。
たとえば「DVD・ブルーレイレコーダーの録画機能は使えないけど、再生はできる」という場合や、「画面に一部破損があるけど使用には問題ないスマートフォン」など。
特に電化製品は新品で購入すると高価なものも多く、必要な機能さえあればジャンク品でも構わないという人も珍しくありません。
コレクションのため
ジャンク品の中には、今はすでに売っていない廃盤品や、限定品などの商品も出回っています。
これらはコレクションとして保有したいというコレクターに需要があり、ジャンク品でも売れる場合があります。
コレクションとして購入する場合、実際に使用するのではなく飾る目的で購入する人がほとんどです。
そのため正常に動作しなくても問題はありませんが、見た目に激しい損傷がある場合は売れない可能性もあるでしょう。
ジャンク品でも売れやすいジャンルの品とは

ジャンルによってはジャンク品でも売れやすい商品があります。
ここで紹介する商品はジャンク品でも買取されやすい、またはフリマサイトやネットオークションで売れやすいものになるため、売る際の参考にしてみてください。
スマートフォン
ジャンク品でも売れやすいものと言えば代表的なのがスマートフォンです。
実際にフリマサイトやネットオークションでは、スマートフォンのジャンク品が数多く出品されています。
スマートフォンは新品で購入すると数十万円ほどと高価なものも多く、人気の高い「iPhone」や「Google Pixel」などは高値が付きやすいでしょう。
特に発売から1年以内のものや、液晶画面のひび割れのような軽い故障のものは比較的高値が付いています。
モデルや状態にもよりますが、1万円~2万円程度で買い取ってもらえることもあるでしょう。
パソコン
パソコンもスマートフォンと同様に、ジャンク品であっても売れやすいジャンルのひとつです。
デスクトップパソコン、ノートパソコンのどちらも売れますが、デスクトップパソコンはパーツを組み立てて自作する人も多く、部品取りの目的として高い需要があります。
どちらも新しいモデルであれば1万円前後の値が付きますが、発売から5年以上経過してしまうと数百円程度または無料引き取りとかなり買取額が下がってしまう可能性が高いでしょう。
ゲーム機
ゲーム機は修理のために部品を必要としていることも多く、ジャンク品であっても売れやすいジャンルです。
またゲーム機本体に不具合があっても、一緒に正常に動作するコントローラーやソフトを付けることで売れやすくなる場合もあります。
そのほか古いゲーム機であれば、レトロゲームのコレクターに需要があり、コレクションとして購入する人もいます。
テレビ
テレビは故障の具合によって売れる場合とそうでない場合に分かれます。
たとえばゲーム用やノートパソコン用のモニターとして使用したい場合にジャンク品のテレビを購入するという人もおり、その場合は画面が問題なく映ることや、アダプターと接続できることなどが条件となります。
一方で電源が入らない、画面が割れているなどのテレビは買取不可か、買い取れても千円程度となる可能性が高いでしょう。
カメラ
カメラについては「レンズ」や「シャッターボタン」など、パーツ欲しさでジャンク品を求める人も少なくありません。
そのため、なるべく付属品を揃えてから出したほうが高値で売れやすいでしょう。
一般的にジャンク品のカメラは本体が1万円前後、レンズが5千円前後と言われていますが、当然カメラのメーカーやモデル、故障具合によっても異なります。
自社で修理もできる買取店では再販を見込んで高く買い取ってくれることもありますが、故障の程度によっては修理料金が高くなってしまい、買取額が数百円とかなり安くなってしまう可能性もあるでしょう。
ブランド品
見た目の損傷や劣化の激しいバッグや財布などでも、ブランド品であればジャンク品として売れる可能性があります。
特に「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」「プラダ」のようなハイブランドのものは、状態が悪くても安く欲しいという人もいるため、一定の需要があると考えられます。
とは言え、あまりにも状態の悪いものであれば、かなり安い値段しか付かない場合もあるため注意が必要です。
腕時計
腕時計もブランド品と同様に、高級ブランドのものであれば動かなくても高値が付く可能性があります。
たとえば人気の高い「ロレックス」のようなブランド品では、コレクションとしての需要や修理して再販できる可能性もあるため、動かなくても数十万円の値が付くこともあるでしょう。
またブランド品ではない腕時計の場合は部品取りとしての価値もあり、フリマサイトやネットオークションなどでも数多く取引されています。
ただし腕時計のジャンク品の中には「部品が抜かれている腕時計」などもあるため、購入時には注意しましょう。
ジャンク品を売るときの注意点

ジャンク品でも売れるとわかると、実際に自分でもジャンク品を売ってみたくなる人も多いのではないでしょうか。
しかしジャンク品は「故障や不具合があるもの」となるため、通常の中古品と比べるとトラブルになりやすい商品だと言えます。
ここではジャンク品を売る際の注意点を紹介します。
ポイント1.ジャンク品であることを伝える
特にフリマサイトやネットオークションなどの個人売買に多いですが、ジャンク品であることを正しく伝えておかないと後にトラブルになってしまう可能性があるため注意しましょう。
商品のどこに不具合があるのかや、正常に動作しないことなど、製品の状態を詳しく記載して写真でも状態がわかるようにしておくと親切です。
また、出品の際にはタイトルに「ジャンク品」と記載しておくと一目でわかりやすく、ジャンク品を探している人の検索にも引っかかるようになります。
ポイント2.買取業者は店舗ごとに取り扱い基準が異なる
フリマサイトやネットオークションと違い、買取業者の場合は店舗ごとにジャンク品の取り扱い基準が異なります。
たとえばある買取店ではジャンク品の買取は一切していなくても、ある店では同じジャンク品を千円で買い取る、というような具合です。
基本的にジャンク品の取り扱いについては店舗ごとに詳しい査定基準が異なるため、買取価格についても統一されていません。
そのため同じスマートフォン、同じ故障具合でも千円で買い取ってくれる店もあれば、無料引き取りになる店もあるということです。
ジャンク品の売却を検討している場合はまず、持ち込み予定の店舗でジャンク品の取り扱いがあるか確認してみましょう。
その上で複数の店舗へ査定依頼して、査定金額を比較するのがおすすめです。
ポイント2.スマートフォン・パソコンは個人情報を消去する
スマートフォンやパソコンなどは故障していても、個人情報やデータが本体に残っています。
ジャンク品だからと言って、そのままの状態で売ってしまうと残されたデータを復元されてしまい、個人情報の流出や悪用されることもないとは言い切れません。
個人情報やデータを消すためには手順に従って端末を初期化します。
もし電源が付かない、画面操作ができないなどの故障がある場合は、専門の業者に依頼してデータを消去してもらってから売却するようにしましょう。
まとめ

今回は「ジャンク品」の詳しい内容、売るときの注意点などについて解説してきました。
ジャンク品はそのまま使用する目的で購入されることもありますが、「部品取り」や「コレクション」としての需要もあります。
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