万年筆の代表的なブランドである「モンブラン」は、1960年に誕生したドイツの高級筆記用具メーカーです。モンブランの標高「4810」がペン先に刻印され、山頂の雪を再現した「ホワイトスター」と呼ばれるロゴがトップにあしらわれています。万年筆の代名詞とされる「マイスターシュテュック」は、美しいフォルムと書きやすさも含め、最高級の万年筆です。元米国大統領ジョン・F・ケネディ氏や作家のエドガー・アラン・ポーのほか世界中に愛用者が多く、一生ものの万年筆として利用できます。

国内最大手の「セーラー」は、日本で初めて先がふたつに割れた金ペンを製造したメーカーです。100年の歴史に裏付けられた職人の技術でていねいに仕上げた高級万年筆は、世界でも評価の高いアイテムとなっています。代表モデルの「プロフィット」や初心者向け「プロムナード」、女性向けのポップな「キャンディ」、有田焼や蒔絵など日本の伝統工芸を採用した高級万年筆など、豊富なラインナップを誇ります。

ドイツのインクのトップメーカーとして知られていた「ペリカン」が、万年筆を発売したのは1929年。このときに開発された画期的な志度の吸入メカニズムが世に広まり、一躍万年筆メーカーとして有名になりました。そのスタイルが踏襲された「スーベレーン400シリーズ」は太さと、緻密に計算された絶妙な重量のバランスが絶賛され、ほかにも「M200クラシックシリーズ」などが人気となっています。

国内三大メーカーのひとつ「パイロット」の万年筆は、「書く」ことにこだわって開発されているのが特徴です。文字の「トメ・ハネ」がしやすく、日本語を書くのに適しており、初心者から愛好家まで幅広く対応できるラインナップの豊富さも魅力です。

イギリス王室御用達の筆記具メーカーである「パーカー」は、創業120年を誇る老舗。フラッグシップモデル「デュオフォールド」は、ビッグレッドの愛称で親しまれ、パーカーの叡智を結集したロングセラー。ほかにも、熟練の技術と革新的なデザインの「ソネット」「IM」も人気です。