1992年には発表されたLucelino(ルーチェリーノ)は、光の魔術師の異名を持つインゴ・マウラーの代表作です。まるで天使のように羽が生えた電球がふわふわと宙を舞うようなフォルムは、見ているだけで心をほっとさせるような落ち着いた気持ちになります。
Lucellinoとはイタリア語でLuce(光)とUccelino(小さな鳥)という2つの単語を合わせた造語です。
ベース部分から2本のコードだけで電球を支えており、そのつながった先の羽が生えた電球をタッチするとライトがほのかに光、そしてだんだんと光の強さを増していきます。この技術はタッチトロニクスと言われており、優しく光る天使の灯りを演出しています。