神奈川県での粗大ごみ回収は「戸別回収」と「持ち込み」のふた通りの方法で実施しています。
戸別回収とは粗大ごみを家の前や決められた場所に出すと回収してくれるサービスで、持ち込みとは粗大ごみを処分場まで自己搬入し処分してもらう方法です。

しかし、自治体の中には戸別回収や持ち込みを受け付けていない場合もあるので注意が必要です。
以下では神奈川県の自治体による粗大ごみ回収サービスについて、例をあげながら解説していきます。

1. 粗大ごみとは

神奈川県では多くの自治体が「金属製品なら一番長い辺が30㎝以上で、それ以外は50㎝以上のもの」を粗大ごみとして扱います。
しかし川崎市のように「50cm以上180cm未満のもの」を粗大ごみとする例外もありますので、各自治体が定めているルールにしたがって処分しましょう。

なお、ほとんどの自治体では、家電リサイクル法対象品目（エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機など）やパソコン機器、バイク、事業系ごみなどは、粗大ごみと異なる方法で処分するよう定めています。

2. 戸別収集の手順

神奈川県における粗大ごみの戸別回収は、おおむね以下の手順でおこなわれています。

1. 電話やインターネットで申し込み、回収日を予約する
2. ごみ処理券を購入する
3. 粗大ごみのわかりやすい場所に、ごみ処理券を貼り付ける
4. 予約した回収日に所定の場所に出す

たとえば横浜市では、粗大ごみ受付センター（0570-200-530）への電話や横浜市 粗大ごみインターネット受付で申し込み・予約をします。
その後、コンビニエンスストアをはじめとする取扱店で納付券を購入し、回収してほしい粗大ごみに貼って午前8時までに所定の場所まで搬出する流れです。

神奈川県における粗大ごみの戸別回収のルールは自治体ごとに異なりますので、利用の際にはあらかじめ公式ホームページで確認してください。

また、神奈川県すべての自治体で戸別回収をおこなっているわけではありません。
真鶴町では戸別回収ではなく決められた集積所へ出して回収してもらうか、施設への持ち込みとなっているため注意が必要です。
清川村は一般家庭の戸別収集は行っていませんが、高齢や障害などの理由があれば戸別に訪問収集（清川村あんしん収集）を行っています。

3. 持ち込みの手順

神奈川県で粗大ごみを処理施設に搬入するには、以下の手順でおこないます。

1.ごみの分別一覧表であらかじめ分別しておく
2.粗大ごみを搬入し処分料を支払う

ごみの積み降ろしはご自身で行う必要があります。
受付時にごみ発生場所および本人確認を行う自治体がほとんどですので、発生場所が分かるもの（運転免許証、郵便物など）をお持ちの上で搬入してください。

神奈川県では多くの自治体で自己搬入時の予約は必要ありませんので、開場時間内に直接持ち込みます。
しかし、横浜市、秦野市、平塚市では自己搬入時にも事前予約が必要ですので、注意しましょう。

自治体の施設ごとに粗大ごみを搬入できる曜日や時間が定められているので、公式ホームページで確認してください。

4. 注意点

• 神奈川県の一部では、粗大ごみの戸別回収をおこなっていない地域もあります。
• 横浜市、秦野市、平塚市では、ごみ処理施設の自己搬入でも予約が必要です。