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富士通ゼネラルのルーツは、1936年創業の蓄音機製造会社までさかのぼることができます。ラジオ、無線機などアイテムを広げつつ、1946年よりゼネラルというブランド名を使用。1950年からは主力製品となるテレビの製造を開始し、社名をゼネラルに改めています。

ゼネラルが現在の主力である、エアコンの製造を開始したのは1964年のことでした。窓用からスタートしてカセット型、下吹き出し式など画期的な製品によりゼネラルのエアコンは大ヒット。アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどに進出していきます。当時の商品名・ミンミンをおぼえている方も多いことでしょう。

そんなゼネラルが、さらなる拡大を目指しておこなったのが、日本を代表する総合電機メーカー、富士通との資本・業務提携です。1985年に社名を富士通ゼネラルに改め、エアコンやテレビの製造に力を入れていきました。しかし、中国や韓国が製造する安価な製品に押されるようになり、2000年代にはエアコン以外の家電分野からの撤退を始めます。

富士通ゼネラルがパロマ傘下に収まったのは2025年、社名をゼネラルに戻すことも決定しました。とはいえ、エアコンのブランドイメージは健在であり、これからのゼネラルも要注目の存在です。