引っ越しで冷蔵庫の電源はいつ切る?いつ入れる?

冷蔵庫は中身の整理・霜取り・搬出・再設置と、やることが多い家電のひとつです。
特に電源を切るタイミングと、設置後の通電タイミングには注意が必要です。
電源を切るのは「前日〜15時間前」が基本
霜取りや水抜きの時間を確保するため、前日の夜〜当日の朝までには電源を切っておくのが推奨されています。
霜が厚くついている冷凍庫の場合、24時間前に切ると安心です。
冷蔵庫は稼働中、庫内や蒸発皿に水分がたまっており、電源を切ることでこれが徐々に溶け出します。
この水分が運搬中にこぼれると、床を濡らしたり冷蔵庫内部の結露・カビの原因になるため、完全に溶けてから排水する必要があります。
冷蔵庫設置後は「10〜60分」待ってから通電
引っ越し先で冷蔵庫を設置したら、すぐにコンセントを入れたくなりますが、最低10〜60分は静置してから通電しましょう。
運搬中に傾けられた冷蔵庫の内部では、冷媒やオイルが偏っている可能性があります。
この状態で通電すると、冷却効率の低下やコンプレッサーの故障につながるおそれも。
以下のようなケースでは長めに待つのが安全です。
- 横倒しにして運んだ
- 階段で強く傾けた
- 運搬距離が長かった
製品によって、指示が異なる場合もあるため、取扱説明書を必ず確認しましょう。
電源を切る前にやること(庫内の準備・霜取り・水抜き)

冷蔵庫の電源は、引っ越しの前日〜15時間前を目安にオフにするのが基本です。
ここでは、冷蔵庫の電源を切る前にやっておきたい準備を3つのステップで紹介します。
庫内の中身は計画的に減らす
引っ越し当日までに庫内を空にするためには、1〜2週間前から食材を減らす計画を立てておくことが大切です。
冷凍庫は在庫が多く、使い切るのに時間がかかることも。
- 1週間前からは買い足しを控えめに
- 3〜5日前からは冷蔵庫にあるものでやりくりする
- 調味料や開封済みの瓶詰めは早めに処分・梱包する
冷凍食品はギリギリまで保管したくなるかもしれませんが、霜が残ったまま搬出すると解けた水が庫内に残り、水漏れやにおいの原因になります。
冷蔵庫を新居でも使う予定があるなら、クーラーボックスと保冷剤を活用して一時保管する方法も有効です。
霜取りと水抜きは半日前にはスタート
冷蔵庫は使っているうちに、庫内の壁や冷却部分に霜がついていることがあります。
電源を切ると霜が少しずつ溶けて水になりますが、蒸発皿や庫内のすき間に溜まったままだと、運搬時にこぼれることがあります。
対策は以下の通り。
- 電源をオフにしたらドアを開け放しにする
- 庫内にタオルを敷いて霜が溶けた水を吸収させる
- 背面または下部の蒸発皿がある場合は、溜まった水を捨てる
霜取り機能がついた冷蔵庫の場合は短時間で済むこともありますが、念のため半日前には電源をオフにしておくと安心です。
引っ越し当日│冷蔵庫の運搬で気をつけること

冷蔵庫は家電の中でも重量があり、構造もデリケートなため、運搬時の扱い方ひとつで故障や破損につながるおそれがあります。
ここでは、当日の搬出前にチェックしたいポイントを3つ解説します。
棚やケースは外しておくと安全
冷蔵庫の中が空になっていても、棚板やドアポケットが取り付けたままの状態では危険です。
運搬中の振動や傾きによって外れてしまい、庫内を傷つけたり、パーツが割れてしまったりするリスクがあります。
以下の点に注意しましょう。
- すべての棚・トレイ・ケースは取り外しておく
- 取り外した部品はタオルなどで包み、別の箱で梱包
- 給水タンクがついている機種は水を抜いて乾燥させる
冷蔵庫は縦にしても横にしてもある程度の揺れが発生するため、中の部品が遊ばないようにすることが大切です。
ドアはしっかり固定|揺れによる開閉に注意
冷蔵庫のドアは、ちょっとした傾きや段差で簡単に開いてしまう構造です。
搬出中にドアが開いてしまうと、ケガや壁への接触、冷蔵庫の転倒や破損などの原因になるため、必ず事前に固定しておきましょう。
主な固定方法は、以下の通りです。
- 養生テープや専用バンドでドアを留める
- ドアと本体のあいだにタオルや段ボールをはさみ、遊びをなくす
- 搬出ルート(玄関・廊下)を事前に確認し、ぶつかりにくい配置にする
また、ドアが開いてしまうことで庫内に外気が入り、結露やにおいの原因になる可能性もあります。
湿気が残っていると冷却効率が下がるおそれもあるため、搬出から設置完了まで一度もドアを開けない状態を保つのが理想的です。
横倒しや大きな傾きは避ける
冷蔵庫はコンプレッサーや冷媒ガスなどのパーツが重力の影響を受けやすい設計になっており、横向きや強い傾きは極力避けるべきです。
内部にあるオイルやガスが偏ることで、通電後の冷却不良や故障の原因になることがあります。
とはいえ、階段や狭い搬出路では一時的に傾けざるを得ない場面もあるかもしれません。
そのような場合は、以下の点に注意しましょう。
- できるだけ短時間・最小限の傾きにとどめる
- 搬入後は冷蔵庫をまっすぐ立てた状態でしばらく静置する
念のため、設置後すぐにコンセントを挿さず「冷却が安定するまで待つ」というひと手間が冷蔵庫を長持ちさせるポイントです。
引っ越し後に冷蔵庫の電源を入れるタイミングと手順

引っ越し先で冷蔵庫を設置したあとは「すぐに使えるように」と思わず電源を入れたくなりますが、通電のタイミングには注意が必要です。
運搬によって本体が傾いた冷蔵庫は、内部の冷媒やオイルが偏っていることがあり、すぐに通電すると冷却機能に不具合が出るリスクがあります。
ここでは、新居で冷蔵庫を安全に使い始めるためのポイントを見ていきましょう。
冷蔵庫設置後すぐの通電は控える
冷蔵庫を設置したあとは、最低でも10分〜1時間はそのまま動かさずに置いておくことが推奨されています。
冷却に使われるオイルやガスが運搬中に傾いて移動しており、電源をすぐに入れると、圧縮機(コンプレッサー)に負荷がかかるためです。
特に以下のような搬送状況だった場合は、より慎重に対応しましょう。
- 横倒しの時間があった
- 階段で斜めに持ち上げた
- 長時間かけて運搬した
こうした条件があてはまるときは、念のため1時間以上静置してから電源を入れるのが安全です。
また、冷蔵庫の取扱説明書に「通電までの待機時間」が記載されている場合もあるため、確認しましょう。
庫内が冷えるまでは4〜10時間ほど
電源を入れても、庫内がすぐに使えるほど冷えるわけではありません。
機種や庫内の容量、設置場所の気温にもよりますが、冷蔵室は2〜4時間程度、冷凍室は6〜10時間程度かかるのが一般的な目安とされています。
冷蔵庫の状態を安定させるためには、
- 設定温度を「強」にして初期冷却を早める
- ドアの開閉を最小限に抑える
- 内部に温かいものを入れない
といった工夫も有効です。
また、冷却状態の目安として、表示ランプ(庫内温度センサー)や保冷剤の硬さなどを参考にするのもひとつの方法です。
食材はクーラーボックスで保管
引っ越しのタイミングで食品をすべて使い切るのが理想ですが、冷凍食品や生鮮品などどうしても残ってしまう場合は、クーラーボックスと保冷剤で一時的に保管する方法が便利です。
冷却が十分でない状態で食材を戻すと、庫内の温度が上がってしまい、再度冷やすのに時間がかかるだけでなく、食品の傷みやにおいの原因になることもあります。
食材を戻すのは、以下のような状態になってからが安心です。
- 冷蔵庫の冷気がしっかり感じられる
- 保冷剤が再び凍り始めている
- ドアの内側に結露やぬるさがない
このように段階的に様子を見ながら、庫内に入れるタイミングを見極めることが大切です。
引っ越しで冷蔵庫を買い替え・買取という手も検討しよう

引っ越しのたびに迷うのが「今の冷蔵庫をそのまま運ぶか、それとも処分するか」という判断です。
費用や作業の負担を考えると、運ばないという選択が合理的になることもあります。
特に、使用年数が5年以上経っている冷蔵庫や、搬出・搬入に不安がある間取りの場合は、一度立ち止まって「本当に運ぶべきか?」を見直してみる価値があります。
冷蔵庫の運搬には意外とコストと手間がかかる
冷蔵庫は、大型家電のなかでも重量・サイズともにトップクラス。
引っ越し業者に頼む場合も、搬出・搬入の難しさや設置の手間があるため、料金が高くつきやすい家電です。
以下のような場合、追加費用がかかることもあります。
- 搬出時に玄関や廊下を通れず分解が必要になる
- 新居の搬入口が狭く吊り上げ作業が必要になる
- 作業時間が長引いて人員や延長料がかさむ
こうした手間や追加費用を踏まえると、冷蔵庫の状態や使用年数によっては、思いきって手放すほうがスムーズな場合もあります。
使用年数5年以上なら、買い替えも視野に
一般的に、冷蔵庫の耐用年数は10年程度といわれていますが、5〜7年を過ぎると冷却効率の低下や電気代の増加が目立ち始めることがあります。
引っ越し先での買い替えを検討している場合、今使っている冷蔵庫を「買取に出してその場で手放す」という選択肢も非常に有効です。
- まだ使える状態ならリユースできる可能性がある
- 家電リサイクル料や処分費がかからない
- 引っ越し前にスペースが空くことで作業効率がアップ
状態がよければ、臨時収入になることもあり、結果的に買い替え費用の足しにできるメリットもあります。
買取できない冷蔵庫の処分方法
年式が古い冷蔵庫や、動作に不具合があるもの、大きな傷がある場合は、買取が難しいケースもあります。
製造から10年以上が経過している製品は、中古市場での需要が下がるため、値段がつかないことも少なくありません。
その場合は、以下のような方法で処分を検討する必要があります。
- 家電リサイクル法に基づく回収
- 引っ越し業者による有料回収サービスの利用
- 不用品回収業者に回収を依頼
どの方法も処分費用がかかるため、まずは「買取の可否」を確認してから判断することをおすすめします。
買取いちばんドットコムなら、手間なく冷蔵庫を手放せます
「買取いちばんドットコム」では、冷蔵庫を含む大型家電の出張査定・搬出・回収まですべて無料で対応しています。
わざわざ運ぶ必要はなく、査定から引き取りまでワンストップで完了するのが特徴です。
- 査定料・出張費・キャンセル料すべて0円
- 最短30分で訪問可能、即日引き取りもOK
- 他社より1円でも高く買取できるよう企業努力を徹底
- 大型家電の搬出にも慣れたスタッフが丁寧に対応
冷蔵庫の電源を切って庫内を空にしたタイミングでご依頼いただければ、引っ越し準備の負担を減らせます。
「この冷蔵庫、運ぶべき?処分すべき?」と迷ったときこそ、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問

Q.冷蔵庫の電源はいつ切ればいいですか?
A.引っ越しの前日〜半日前(12〜24時間前)までに電源を切るのがおすすめです。
霜が溶けて水漏れしたり、庫内の湿気がこもったりするのを防ぐためには、余裕をもって霜取り・水抜きを行うことが大切です。
製氷機能付きの冷蔵庫は、給水タンクの水抜きも忘れずに行いましょう。
Q.引っ越しのタイミングで冷蔵庫を売ることはできますか?
A.はい、引っ越し前に冷蔵庫を手放すことは可能です。
すでに買い替えを検討している方や、搬送コストを抑えたい方には、出張買取のご利用がおすすめです。
買取いちばんドットコムでは、電源を切って庫内を空にした状態でご依頼いただければ、スタッフがそのままご自宅まで伺って査定・引き取り対応いたします。
Q.冷蔵庫の搬出もしてもらえますか?自分で準備することはありますか?
はい、スタッフが搬出まで対応いたしますのでご安心ください。
お客さま側でお願いしたいのは、以下の3点です。
- 電源を切って霜取り・水抜きを済ませる
- 庫内の食材をすべて出す
- 本体の側面や庫内にある「型番シール」を確認しておく
上記を整えていただけると、査定がスムーズになり、より適正な買取価格をご案内しやすくなります。
Q.買取できなかった場合は、引き取ってもらえますか?
A.はい、再販が難しい冷蔵庫でも、回収対応は可能です。
製造から10年以上経っている場合や、動作不良・目立つ破損がある冷蔵庫などは、買取対象外となることがあります。
回収費用の目安やリサイクル料金については、査定時にスタッフより丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q.冷蔵庫以外の家電や家具も買取してもらえますか?
A.はい、冷蔵庫以外にも、洗濯機・電子レンジ・テレビなどの生活家電や、ソファ・ベッド・ダイニングセットといった大型家具も査定対象です。
買取いちばんドットコムでは、1点から複数品まとめての出張査定も可能なので「ついでにこれも見てほしい」といったご依頼も大歓迎です。
商品ジャンルやサイズに関わらず、査定・出張費はすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
引っ越し時の冷蔵庫の扱いに迷ったら、早めの準備がおすすめ

引っ越しで冷蔵庫を運ぶなら、電源をいつ切るか・いつ入れるかを把握することがトラブル回避の第一歩です。
庫内の霜取り・水抜き・ドア固定・クーラーボックスでの保冷など、やるべき準備は多く、思った以上に手間がかかります。
もし、使用年数が5年以上・搬出が難しい・新居で買い替える予定のいずれかに当てはまるなら「運ばない」という選択肢を検討みてはいかがでしょうか。
「買取いちばんドットコム」の出張買取サービスでは、冷蔵庫をはじめとした大型家電の査定・搬出・買取まで無料で対応しています。
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