暖房機器の種類とは?
暖房器具にはいくつかの種類があるため、買取、回収を依頼する前にまずそれぞれの種類の違いを理解しましょう。
まず、部屋一帯などの広範囲を暖められる暖房機器には、次のような種類があります。
- エアコン
- 石油ファンヒーター
- 反射式ストーブ
- 対流式ストーブ
- FF式ストーブ
- ガスファンヒーター
- オイルヒーター
それに対して、「足元だけ」など部分的に暖められる暖房機器には次のような種類があります。
- スポットヒーター
- パネルヒーター
- 電気ストーブ
- セラミックファンヒーター
- ホットカーペット
それぞれの特徴によって、買取、回収の流れなども変わるため事前にしっかり確認しておきましょう。
高く売れる暖房機器ってどんなもの?その査定ポイントとは?
まずはストーブやヒーターなどの暖房機器の中でも、高額買取が期待できるのはどんな商品なのか見ていきましょう。
年式が新しい暖房機器
暖房機器は年々機能が向上していて、短時間で寒い部屋を暖められる機能的な商品も増えてきました。
たとえば人の動きを感知して余計な電気消費を避ける人感センサー機能つきファンヒーターや、送風機がついていてヒーター以外の用途にも使える商品も人気を集めています。
特に暖房はエアコンだけで済ませている人も多く、ストーブを買ったものの「結局使っていない」という人もいるのではないでしょうか?
暖房機器は年式が新しいものほど、高額買取が期待できます。
使っていない暖房機器は、ぜひ価値が下がる前に1日でも早く査定に出してみましょう。
高機能な最新タイプ
暖房機器はどんどん新しいアイテムが展開されているため、より高機能な商品も増えています。
例えば送風機能、プラズマクラスター機能といった機能が搭載されているタイプは、他の暖房機器よりも高い価値のある商品として取り扱われます。
高機能な暖房機器は、買い取りにおいても高額で取引されるでしょう。
時代が古いアンティーク品
年式が新しいものほど暖房機器は高く売れるとご紹介しましたが、一つ例外なのが「アンティークとしての価値があるもの」です。
たとえば、明治時代に使われていた電気ストーブやアイアンストーブなど、現在は購入できないような古い暖房機器は骨董的価値があり、高く買い取ってもらえる可能性があります。
祖父母から譲り受けた古い年代の暖房機器などが、実家に眠っていませんか?
自分にとっては使えない暖房機器でも、売ってみると思わぬ高値につながるかもしれません。
売れない暖房機器ってどんなもの?
高額買取が期待できる暖房機器とは反対に、査定に出しても買取を断られる可能性があるのはどんな商品でしょうか?
その特徴をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
壊れている、パーツが不足している暖房機器
電源が入らないものや破損している暖房機器は、中古として買取ができません。
特にファンヒーターやストーブは、長年放置していると電源を入れてもうまく点火しない、部屋がなかなか温まらないなど、本来の暖房機能が果たせなくなることもあります。
このような故障品は買い取ってもらえないのでごみとして処分しましょう。
特に、タンクに古い灯油を詰めたままにしている石油ファンヒーターなどは知らないあいだに壊れてしまう可能性があります。
灯油をタンクに入れたままにしていることで酸化してしまい、そのまま点火すると暖房機器が壊れる原因になってしまうのです。
暖房機器をしまう際は必ず灯油を抜き、また冬に使う際は昨年の灯油が入ったままになっていないかチェックしましょう。
ちなみにごみとして処分する時も灯油タンクは空にする必要があるため、忘れずに捨ててください。
PSマークがついていない暖房機器
PSマークとは日本市場向けに、製品の安全性を保障したマークのことです。
暖房機器の中には海外輸入品もあり、電気を使った暖房機器は「電気用品安全法」もしくは「消費生活用製品安全法」の規定をクリアしていないと販売ができない決まりになっているのです。
そして電気ストーブは電気用品安全法の基準をクリアしている製品は、検査を実施した証拠として国が定めた「PSEマーク」のシールが貼られています。
石油ストーブは「PSCマーク」がついたものが買取対象となります。
これは「消費生活用製品安全法」をクリアした家電にのみ表示できるマークで、一般消費者の命または体への危害の発生を防止するため、適合性検査を受けていることの証です。
暖房機器は使い方によっては、火事などの大事故を引き起こす可能性もあるため基本的にはPSマークがついている安全性が保障されている暖房機器でないと、買取ができません。
特に年式が古いタイプを売る際は必ずPSマークがついているかどうか、調べておきましょう。
暖房機器の高価買取ブランド
暖房機器メーカーの中でも、特に人気の高いブランドをご紹介します。
コロナ
ファンヒーターや給湯器でおなじみのコロナ。
ファンヒーターはポンプ噴霧式を採用していて、一度燃焼等を加熱すればその熱を再利用してガスを作るため電気をほとんど消費しないのが特徴です。
冬場の電気代が安く済むとあって人気を集めています。
また、最近では電源を入れてから点火までの時間も短縮しており、「余熱タイマー」機能を使えばなんと電源オンから7秒という短い時間で点火できるのも魅力ですね。
パナソニック
パナソニックと言えば、暖房機器のほかにもさまざまな電化製品を展開している大手メーカーです。
パナソニック独自の清潔イオンである「ナノイーX」は、加湿器などさまざかな製品に搭載されていますが、暖房機器も例外ではありません。
ナノイーXが搭載された「加湿機能付きセラミックファンヒーター」のような独自アイテムは、特に高い人気を集めています。
シャープ
空気浄化技術の「プラズマクラスター」で有名なシャープも、暖房機器でその技術を体感できます。
「プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター」は、その名の通り加湿性能が搭載されたファンヒーターです。
清潔さにこだわった設計になっているので、お子さんのいるご家庭でも安心して使えるでしょう。
ダイニチ
石油ファンヒーターでおなじみのダイニチは、ブンゼン式の燃焼方式をとっているメーカーです。
こちらは灯油をガス化する際に電気ヒーターのような灯油気化機を必要とする方式であり燃焼中は電気を消費しますが、代わりに電源オンから短時間で点火するのが魅力です。
また、点火する際の独特の灯油臭さが少ないというメリットもあります。
山善
山善(ヤマゼン)は、ヒーター類のほかこたつなど生活に密着したアイテムを多数展開しています。
山善のグラファイトヒーターは、約0.2秒という超速暖タイプであることが特徴です。
見た目もスタイリッシュなので、インテリアにこだわりがある方にも愛されています。
トヨトミ
トヨトミは海外でも人気を集めている、日本の暖房機器メーカーです。
灯油に直接引火させるタイプの商品のため、比較的古い灯油でもそのまま持ち越して使えるのが特徴です。
冬の間に使いきれなかった灯油を翌年そのまま使えるので、灯油代の節約にもつながります。
リンナイ
リンナイではストーブやガスファンヒーター、パネルヒーター、ガス暖炉など多くの暖房機器が展開されています。
火力を重視したパワフルな商品から、集じん・脱臭につながる高性能フィルターを搭載した商品まで揃っています。
多くのシーンで活躍するアイテム揃いなので、中古市場でも安定した人気が期待できるでしょう。
暖房機器を売る前にしておくべきこと
暖房機器を売る前には、安全のためにも次のような作業をしておきましょう。
灯油の処分はしっかり行う
灯油タイプの暖房機器は、売る前に必ず灯油を処分するようにしてください。
灯油が入ったままになっていると、運んでいるあいだにこぼれたり、残っている灯油によって本体が劣化したりすることもあります。
「灯油切れになるまで使い切ったから、もう大丈夫だろう」と考えてしまうかもしれませんが「灯油切れ」という扱いになっていたとしてもまだ少量の灯油がタンクに溜まっていることもめずらしくありません。
そのため、灯油をスポイトできちんと吸い取るよう習慣づけましょう。
タンクの底は、布や新聞紙で拭き取ってください。
暖房機器の簡単なお手入れをしておく
簡単にでもお手入れをしておくことで、より高額での買い取りが実現しやすくなります。
お手入れの際にはまず、表面のホコリを拭っていきます。
細かな部分のホコリは掃除機で吸い取ると、手軽にきれいな状態へ導けます。
さらに、中性洗剤で汚れを拭き取って仕上げをしましょう。
分解が必要な暖房機器は必ず取扱説明書を参考にする
暖房機器の中には、お手入れにあたって分解が必要なものもあります。
そのときには、必ず取扱説明書を確認しましょう。
確認しないまま無理に分解してしまうと、壊れて買い取りに出せない状態となってしまうかもしれません。
特に、分解がメーカー推奨外である場合には、保証対象外になります。
無理せず、できる範囲のお手入れに留めましょう。
暖房機器を高く売るためのポイント
少しでも暖房機器を高く売るにあたっては、タイミングを見極めたりちょっとした工夫を取り入れたりすることが大切です。
そのため、売る前にこれからご紹介するポイントを意識してみましょう。
秋冬に売りに出す
これらの暖房機器を少しでも高く売るには、まず買取を依頼する時期をしっかり見極めましょう。
暖房機器が売れるのは、やはり秋から冬にかけての気温が下がる時期です。
真夏にわざわざ暖房機器を買う人は少ないため、中古買取業者によっては春夏の間は暖房機器の買取自体をしていないところも少なくありません。
特に需要が高まる秋から冬にかけては買取強化をしているお店も多く、ほかの季節よりも高く買い取ってもらえる可能性が高いですよ。
付属品をつけて売る
暖房機器を売る際は取扱説明書や品質保証書、そして外箱などの付属品をできるだけセットで売るように心がけましょう。
特に取扱説明書がないと使い方に困る可能性があるため、付属品があるケースとないケースでは買取金額にも影響が出てしまいます。
付属品がないとその分査定額が安くなることもあるので、新しい暖房機器を買った際はなるべく外箱などを保管しておきましょう。
まとめ
暖房機器は冬場に欠かせないものだからこそ、中古市場でも人気のアイテムです。
最近では人勧センサーなどの高性能な商品も多く、新しい年式のファンヒーターやストーブは数千円以上の高額買取になることもめずらしくありません。
使わない暖房機器がご自宅に眠っている人は、ぜひ早めに売りに出してみましょう。
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