国産メーカー「カリモク」は木のぬくもりを感じる家具がそろう場所
目次
カリモク(Karimoku)は1940年に愛知県刈谷市の木工所から生まれた家具ブランドです。
日本ブランドらしい高度な技術を凝縮して作られる家具の数々は、日本の中でもトップクラスの人気を誇っているのです。
今回はそんなカリモクの家具の歴史や特徴、人気のコレクションをご紹介いたします。
1.カリモクについて
初代社長の加藤正平氏が1940年に創業したのがカリモク(karimoku)です。
愛知県刈谷市の木工所として創業し、1959年からはアメリカ向けの輸出家具のアーム部分の生産を開始。
木製家具の加工、製造技術を身に着けていき、1960年代に入ると家具の自社製品の販売をスタートしました。
徹底した木材の品質管理をはじめ、国内メーカーらしく日本の住環境になじむ家具デザインから、国内家具メーカーではトップクラスの人気を誇っています。
また、ラインナップもソファやテーブル、チェアにベッドなど、どれもナチュラルで落ち着きのあるデザインの家具がそろっています。
2.カリモクの魅力
カリモクが日本人から愛されているのは、次のようにたくさんの魅力と特徴があるためです。
木材へのこだわり
カリモクで使用している木材は、すべて森林から加工、製造にいたるまですべて自社で管理しているもののみ。
木材が適切に管理された森林から伐採した木だという証明である森林認証制度のうち、カリモクは「FSC」と「PEFC」という2つの認証を取得しています。
カリモクの家具にはこの森林認証家具がついており、メーカーの合言葉である「10歳の気をつかうなら、その年齢にふさわしい家具をつくりたい」の信念のもと、長期にわたってきちんと管理された木材を使っているのです。
ナチュラルマークの厳選した本革を使った家具たち
ソファなどの家具に使われているレザーは全て厳選された本革です。
表面に残った牛の天然の傷をあえてそのまま使った「ナチュラルマーク」の革にこだわっていて、貴重な天然素材である本物の証として使用しています。
革は人工的な型押しをほどこすこともありますが、カリモクはその牛の素肌の魅力をそのまま生かせるよう表面から2ミリの「銀面」という乳頭層部分をスライスしています。
ほかにも、表皮をそのままなめし加工した「リーベル」は、使い込むごとに味わいが増す経年変化が楽しめるレザー。
塗料も主に染料を使うことで、塗膜を薄くし革本来のやわらかい手触りを体感できます。
3.カリモクのブランドラインの特徴について
カリモクは「ドマーニ(Domani)」と「カリモク60」という2つのブランドラインを展開しています。
それぞれの特徴や魅力をご紹介します。
ドマーニ(Domani)
ドマーニはカリモクの中でもハイクオリティラインとして、世界に通ずる家具を生み出すことを目的に誕生しました。
国内技術だけでなく海外との連携を進めていき、これまでにないカリモクの家具を目指してきたのです。
どちらかと言えばカジュアルでナチュラルな風合いがカリモクの魅力ですが、こちらはエレガンスでモダンテイストの家具がラインナップされています。
そして、チェアやソファの布地を選ぶことができるセミオーダー制なのもドマーニの特徴。
本革はもちろんエレガンスな花柄モチーフなどのファブリックも充実していて、自分だけのスペシャルな家具を作ることができます。
Morganton
華やかなエレガンスラインのMorgantonは、手になじむ3次元曲線のアームが特徴のチェアと、渋い木目が美しいダイニングセットが人気です。
また、シートは高級車にも使われているフュージョンを用いており、背中にぴたりと密着して上質な座り心地を実現しました。
Forza(フォルザ)
アールデコを元に作られる、どこか官能的な直線と曲線が組み合わさったシルエットが美しいラインです。
特にチェアはあえてひじ掛けをなくし、無駄をそぎ落としたシンプルさが美しく、機能性と同時に「魅せる」ことにこだわったラインです。
カリモク60
カリモク60は、カリモクが1960年代から作り続けているシンプルで良質な家具ラインです。
2002年に改めて「60VISION」というプロジェクトのもと、60年代のカリモク家具を復刻しています。
変わり続ける現代だからこそ変わらない価値を持つものをコンセプトに、カリモクらしい色あせないスタンダードなラインが魅力。
カリモク60に使われる木材は、伐採後すぐに使用せず3~6か月もの時間をかけて天然乾燥させています。
その後、また3か月間環境になじませるシーズニングをほどこしたあと、やっと家具としての加工をスタート。
長年の木を知り尽くしたカリモクだからこそ、時間をかけて乾燥させて仕上げる木材を使用することで、加工後の割れやゆがみを防ぐのです。
4.カリモクの人気家具コレクションの魅力
カリモクはソファからチェア、サイドボードなど幅広い家具をラインナップしています。
その中でも人気が高いコレクションを見ていきましょう。
Kチェア
カリモク最初の家具として誕生したKチェアは、1962年以来ずっと愛され続けている超ロングセラー商品。
60年代の名作家具を復刻したカリモク60から発売されており、カリモク60のアイコン的存在です。
国内向けに販売した初の家具であり、アメリカへの輸出メーカーとして培ってきたノウハウを活かして作ったKチェアは、日本の住環境に合わせたコンパクトでシンプルな見た目が魅力。
ビニールブラックから落ち着きのあるモケットグリーンなどのカラーリングは、どの部屋でもなじむ万能ソファです。
価格は5万円台という非常にリーズナブルな価格設定も、長年愛されている理由です。
ZT73
今カリモクで一番売れているソファが「ZT73」です。
こちらは背もたれが高いハイバックタイプのソファで、一定時間座っていても背中や首が疲れにくい安定感が人気です。
座り心地研究会が生み出した、体圧分散性のウレタンクッション「ニューモールドフレックス」を採用。
これはウレタンの独自の穴あき構造にしたことで、優れた耐久性を誇る安定の座り心地を実現しました。
また、あえてハイバックタイプに太いステッチを装飾した見た目は、往年の昭和モダンを思わせる重厚感がある見た目。
素材も布張りと革張りを選ぶことができ、一人がけ用もラインナップしています。
価格は40万円台から購入可能です。
TORIIチェア
鳥居をモチーフに作られた、シンプルなデザインのチェアです。
日本人におなじみの鳥居に、北欧系家具の美しさをうまくミックスした、これまでにない新しい形の家具です。
カリモクが2009年に立ち上げたばかりのニューライン、「カリモクニュースタンダード」が発表したコレクションで、国内外のデザイナーを迎えて作られました。
まっすぐ伸びた脚と存在感がある鳥居を模した背もたれは、とても情熱的で力強さを感じます。
しかし、日本の住環境になじむ木材のやさしい風合いもあり、新しい形のチェアとして注目を集めて言います。
価格は4万円台からとカリモクのオリジナルブランドでありながら、リーズナブルな価格です。
5.まとめ
カリモクは数十年にわたって日本の住環境に合わせて、ナチュラルスタンダードな家具を作り続けてきました。
最近では海外デザイナーとの連携も行い、また日本の家具業界に旋風を巻き起こすようなニューモデルも続々と発表しています。
部屋やシーン問わずに環境になじむカリモクの家具たちは、日本人好みのデザインばかり。
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