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ニトリは全国にチェーン展開している大手家具メーカーです。

「お値段以上ニトリ」のフレーズは、CMで耳にする機会も多いですよね。

そんなニトリの家具はリーズナブルな価格帯とシンプルで使いやすいデザインから、新生活をスタートする若者を中心に幅広い世代が利用しています。

もし引っ越しやリフォームでニトリの家具が不要になったとき、どうやって処分すればいいのでしょうか？

今回はニトリの家具は買い取ってもらうことができるのか、売れる家具と売れない家具の違いなどをご紹介します。

 

１．ニトリの家具は買取ができないお店が多い理由

ニトリは低価格な家具を数多く販売しており、シンプルでどんな部屋にも使いやすいデザインが人気です。

しかし、実はニトリの家具はリサイクルショップで買取を実施していないところが多いのをご存知ですか？

その理由は大きく分けて次の3つが挙げられます。

 

元値が安いため

ニトリの家具はリーズナブルな価格がウリですが、だからこそ中古として再販する際に業者にとって儲けが少ないメーカーでもあります。

たとえば、定価が5,000円のテーブルを再販するとなった場合、人件費を割いて出張買取を行定価よりも安く出品するとなると、お店側にほとんど利益が発生しません。

商品として低価格だからこそ、中古家具として買取しづらいメーカーなのです。

 

消費者が組み立てるので安全性や耐久性に不安がある

ニトリの家具の多くは、消費者が購入後に組み立てるスタイルです。

家に持ち込むのが楽な組み立て式家具ですが、あくまで素人が組み立てる以上何かしら作り方に問題が起きている可能性があります。

たとえばネジを締めるべきところを一か所閉め忘れていたり、ネジの締め付けそのものが力不足でゆるかったりする恐れがあるのです。

そのような家具として耐久性が低い商品は、たとえ買取をしても搬送中に破損するリスクも。

また、次の買取手が使用した際に破損して、ケガなどの思わぬトラブルを生む可能性も考えられます。

あらかじめ家具メーカーが組み立てている完成品とくらべて、どうしても耐久性が落ちる点からわざわざ中古では買い取りづらいのが現状です。

 

耐用年数が低い家具が多い

リーズナブルだからこそ、原材料も低価格のものを使っているのもニトリの家具の特徴です。

しっかり組み立てていても、5年程度でボルトが緩んできたり、天板の一部がガタガタと不安定になったりと、経年劣化が進みやすいです。

もともと長年使い続けられる頑丈さが足りないことから、特に年数が経過したニトリの家具は、家具としての価値が低いと言えるでしょう。

 

２．売れるニトリの家具・売れないニトリの家具！

ニトリの家具が売れづらい理由をご説明してきましたが、商品によっては買取ができるものもあります。

ここでは、売れる家具と売れない家具の違いを見ていきましょう。

 

売れるニトリの家具

ニトリの家具の中でも10万円以上のハイクラスな商品であれば、買取値がつく可能性があります。

たとえば、2～3人掛けの電動リクライニングソファは、元値が高く家具としての需要があるので買い取ってもらいやすいアイテムです。

ほかにも4人がけのダイニングテーブルセットなど、家族で座れる大型のテーブルは定価も2人掛けとくらべて高価な分、買取できる可能性がありますよ。

 

ニトリの売れない家具

もともと買取がむずかしいニトリの家具ですが、なかでも買取価格が出づらいのがベッドなどの寝具です。

ベッドは衛生面から新品を購入する層が多いのと、新品でもお手頃価格であることからもともと中古としての需要が少ないです。

お店側にとっても販売スペースを多く取るため、あまり買取に力を入れていません。

また、先ほどもご紹介しましたが元値が安い一人用のチェアやテーブルなどの家具は、お店の利益が少ないため基本的に買取は不可になることが多いです。

ニトリの家具を売る際は、商品の中でも高額なものや、状態がきれいなものが買い取ってもらうための最低条件となります。

 

３．ニトリの家具を買い取ってもらうコツとは？

それでは、ニトリの家具を買い取ってもらうにはどんな点に気をつければいいのでしょうか？

 

ほかの家具とまとめて売る

ニトリの家具だけでなく、ほかの不用品とセットで査定してもらうことで、買取の可能性が高まります。

特に出張買取では、1人のお客様に対して多くの家具を買い取れた方がお店側も費用対効果が高いことから、まとめて売る方が高額買取になる傾向があるのです。

そこで、引っ越し時に不要になったニトリの家具を始め、冷蔵庫などの生活家電、楽器など
買取を実施しているジャンルの商品はまとめて査定に出してみましょう。

 

家具をきれいに掃除する

ニトリの家具を高く売るには、商品自体を少しでも新品の状態に近づけることも大切です。

特に中古家具は汚れや傷、臭いがあると消費者からも敬遠されてしまいます。

長年使用したテーブルなどの木製家具は、ホコリのほかに表面のベタつきやシミなどが残りがち。

まずはホコリを乾拭きして掃除したら、ベタつきは食器洗い用のやわらかいスポンジに、中性洗剤を染み込ませて表面を軽くこすりましょう。

木製家具の表面がベタつくのは、人の皮脂や料理の油分などが主な原因です。

そこで、油分を分解する効果がある食器洗い用の中性洗剤を使って表面を掃除すれば、ベタつきが分解されてサラサラになりますよ。

ただし、強い力でこすってしまうと表面に傷がつくこともあるので、優しくなでるように全体を磨いていきましょう。

最後に濡れ布巾で洗剤をふき取って、乾拭きをしておくと木材の傷みを防げます。

 

付属品をそろえておく

購入時に付属していた、取扱説明書や予備のネジなどはまとめて保管しておきましょう。

査定時に提出することで、もし不足分があってもすぐに修理できるため買い取ってもらいやすくなる可能性があります。

むしろネジが不足していたり、引き出しや天板が足りなかったりする家具は、買取ができないので外しているパーツが合ったら査定前にきちんと設置しておきたいですね。

 

４．まとめ

ニトリの家具は基本的に、査定に出しても買い取ってもらえないリサイクルショップが多いです。

ただし、ニトリの中でも電動ソファなど高級モデルは、定価が高い分中古でも人気があるので査定金額がつけられる可能性もあります。

査定に出して値段がつかなかったとしても、不用品として有料で引き取ってくれるリサイクルショップもあるので、まずはお気軽に査定の相談をしてみてはいかがでしょうか。

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