ホワイトボードの処分方法

ホワイトボードを捨てるときはオフィスや学校、病院など事業活動にて使用する場合と家庭用とで処分方法が異なります。
これを踏まえた上で処分方法を選択しましょう。
ホワイトボードの主な処分方法は次の通りです。
事業活動で使用したもの | 家庭で使用したもの |
---|---|
・産業廃棄物処理業者へ依頼する ・不用品回収業者へ依頼する | ・自治体の粗大ごみで処分 ・自治体の不燃ごみで処分 ・不用品回収業者へ依頼する |
それぞれの処分方法を詳しく解説していきます。
【家庭】粗大ごみで処分
ホワイトボードを処分する代表的な方法は、粗大ごみに出す方法です。
基本的にどの自治体でも大きさが30㎝角以上や、一辺の長さが30㎝または50㎝以上のものなどは「粗大ごみ」に分類されます。
ホワイトボードは大きなサイズのものが主流ですので、粗大ごみで処分することが多いでしょう。
粗大ごみで処分する際は、自宅近くまでトラックで回収に来てくれる「戸別収集」か、自分でごみ処理施設まで持ち込む「自己搬入」の二通りの方法があります。
どちらも手数料がかかりますが、自治体での処分ということで比較的安く処分できるのがメリットです。
それぞれの手順について詳しく紹介します。
戸別収集で処分する場合
戸別収集で粗大ごみを捨てる場合、どの自治体でも予約が必要となります。
申し込み方法や処分までの手順は自治体によって多少異なりますが、一般的には次のような流れです。
- 電話またはインターネット受付で予約する
- 手数料を予約時に確認し、スーパーやコンビニなど販売店で手数料納付券を購入する
- 手数料納付券に氏名や受付番号を記載し、ホワイトボードに貼りつける
- 指定日時に収集場所へ運び出して完了
戸別収集は自宅近くまで引き取りに来てくれますが、回収日が少なく、すぐに捨てられないといったデメリットがあります。
多くの自治体で粗大ごみの回収は月に1回程度となっており、予約のタイミングによっては捨てられるのは1か月先ということも珍しくありません。
そのため急いでホワイトボードの処分をしたいという方は、早めに予約をするか、別の手段での処分を検討する必要があるでしょう。
自己搬入で処分する場合
自己搬入の場合は、各自治体にあるごみ処理施設へ自分でホワイトボードを持ち込む必要があります。
持ち込みは車でのみの利用となるため、ホワイトボードを運搬するための車両を用意しなくてはなりません。
また、持ち込みの手順については自治体によって多少異なります。
ここでは例として、愛知県名古屋市での自己搬入の手順を紹介します。
- 事前に持ち込むごみを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
- 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
- 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
- 指示された場所まで自分で搬入し、ごみを車から降ろす
- 計量を行い、現金で手数料を支払う(10㎏までごとに200円)
ごみ処理場へ持ち込む方法は、処理場の営業時間内であればいつでも利用できるのがメリットです。
また、重量で手数料が決まることが多いため、場合によっては戸別収集よりも安く捨てられるでしょう。
ただし処理場へ持ち込むには、名古屋市のように受付場所・搬入場所が異なる場合や、持ち込む前に予約が必要になる場合など、自治体によってさまざまです。
お住まいの市町村のホームページで手順を確認しておくようにしましょう。
【家庭】不燃ごみで処分
小さなサイズのホワイトボードは自治体の不燃ごみで処分できる場合があります。
一般的には自治体の指定ごみ袋に入る大きさのものや、30㎝角以下のものなどは不燃ごみで捨てられる場合が多いため、お住まいの地域のルールを確認してみましょう。
また、自治体によっては大きなサイズのホワイトボードであっても、解体して小さなサイズにすれば一般ごみ(不燃ごみ)として捨てられる場合もあります。
しかし解体にはノコギリやバール、ハンマーといった工具が必要になるうえ、解体できるスペースを用意しなければなりません。
DIYや解体作業に慣れていない人はケガをしてしまう可能性もあるため、作業に不安がある場合はほかの方法で処分することをおすすめします。
【法人】産業廃棄物処理業者へ依頼する
オフィスや学校、病院や店舗など事業活動で使用したホワイトボードは事業ごみとなり「産業廃棄物」に該当します。
自治体の粗大ごみ回収では捨てられないため注意しましょう。
産業廃棄物を処分したい場合は、自ら処理するか、廃棄物を処理できる業者に委託し、適正に処理しなければなりません。
普段利用している処理業者があるという場合には、そこへホワイトボードの処分ができるか相談してみてはいかがでしょうか。
また、多くの自治体では市町村のホームページにて、自治体の許可を得た事業者を紹介していますので、そこから業者を選んでみる方法もあります。
【家庭・法人】不用品回収業者に引き取ってもらう
「ホワイトボードが大きくて外に運び出すのが大変」
「指定された日時にホワイトボードを運べない」
そんなときには、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
不用品回収業者は小さなものから大きなものまで、家やオフィスにある家電や家具、雑貨や日用品など幅広いジャンルのものを引き取りに来てくれる民間の業者です。
産業廃棄物の収集運搬または処分の許可を得ている不用品回収業者であれば、事業者から出るごみの処分も依頼できます。
大きなホワイトボードはもちろん、自治体では処分できない冷蔵庫やエアコンといった「リサイクル家電」や、「処理困難物」であるタイヤや金庫なども処分してもらえるため、捨てにくいものがあるという方はまとめて依頼してみてはいかがでしょうか。
分別や解体などの必要もなく、手間をかけずに処分できるため急いでいる方はもちろん、ラクに不用品を処分したいという方にも大変便利です。
また電話をすればこちらの希望の日時に合わせて回収に来てくれるため、粗大ごみと違って自分のスケジュールに合わせて処分できるのもメリットのひとつです。
多くの業者では土日や夜間、早朝などにも対応してもらえるため、平日や昼間に時間が取れないという方でも安心して利用できますよ。
ただし、不用品回収業者でホワイトボードを処分するときは、ほかの処分方法よりも高くなりがちなので「見積もり」を取るのがおすすめです。
業者によってはLINEやメールなどで簡単に見積もりができるところもあるため、まずは相談してみましょう。
ホワイトボードは中古買取してもらえる?

ホワイトボードは壁に直接取り付けるタイプと、脚部がある自立タイプの2つに分けられます。
このうち中古として需要が高いのは、自立ができて持ち運びしやすいホワイトボードです。
壁掛けに比べて場所を選ばず使える自立タイプは、無地から日付、年間スケジュールの枠が用意されているものまで幅広い種類が用意されています。
さらにキャスター付きなら移動も簡単なので、大型ホワイトボードの定番になっています。
状態がよければ多少古くとも十分に中古品としての需要が高いため、買い取ってもらえる可能性も十分にありますよ。
買取されやすいホワイトボードの特徴
買取されやすいホワイトボードの特徴を以下にまとめました。
- 日付枠が付いているもの
- スタイリッシュなデザインやインターフェース機能付きのもの
- 国内のオフィス家具ブランド(オカムラ、コクヨなど)のもの
見た目のキレイさや状態の良さはもちろんですが、デザインによっても買取価格が左右されます。
特に近年では印刷機能が付いたものなど多機能なホワイトボードも多く、最新機能が搭載されたものはより高値での買取が期待できるでしょう。
ホワイトボードの買取相場は?
ホワイトボードの買取相場は数百円~4千円程度です。
壁掛けタイプは売れないことも多いですが、自立タイプは需要も多く、状態によっては買い取ってもらえる可能性が高くなります。
しかしホワイトボードの表面に汚れや傷が多い場合、買取された場合でも0円~数百円程度となってしまうこともあります。
とは言え、処分するとなると費用も手間もかかってしまうことが多いため、安くても買い取ってもらえるとお得に処分できますよ。
ホワイトボードの売却先はどこがいい?

ホワイトボードを売ろうと思ったとき、どのような方法があるかを紹介します。
それぞれメリット・デメリットがあるため、自身の状況や希望に合わせて選択してください。
リサイクルショップで売却する
中古品の売却を考えたとき、思いつくのがリサイクルショップでの売却という方も多いのではないでしょうか。
リサイクルショップは大手チェーン店も多く、家の近くに店舗があれば手軽に利用できるのがメリットです。
ホワイトボードを運搬する手段がある方は、店舗へ持ち込めばその場で査定・買取ができるため、すぐに現金化することも可能でしょう。
また、自分での運搬が難しい場合にも「出張買取」をしている店舗を選べば、自宅まで引き取りに来てもらえます。
リサイクルショップは取り扱いジャンルが幅広いため、ほかにも売りたいものがあればまとめて売却してみてはいかがでしょうか。
ただし取り扱いジャンルが幅広い分、1点ずつの買取額が低くなりやすいというデメリットもあります。
リサイクルショップでは査定額の算出がマニュアル化されていることも多く、さまざまなジャンルの商品を扱うということで店舗での管理コストもかかってしまい査定額が低くなりやすいのです。
そのため、持っているホワイトボードを少しでも高く売りたいという方は、オフィス用品を扱う買取専門店やフリマサイトなどの利用も検討してみましょう。
買取専門店へ売却する
中古品の売却はリサイクルショップだけでなく、買取専門店を利用する方法もあります。
買取専門店は消費者(お客様)から中古品を買い取り、ECサイトや古物市場などで販売しているお店です。
自社の店舗で販売していないため在庫を抱えて管理する必要がなく、その分店舗も小さくて済むため運営コストを抑えられるという特徴があります。
また、ブランド品や家電などジャンルに特化した買取店も多く、そのような店舗では専門の知識を持ったスタッフが在籍していることもあり、適正価格での買取が期待できるでしょう。
ホワイトボードに関してはオフィス用品を専門に扱う買取店へ売ることで、より高い買取額が期待できるほか、デスクや棚といったほかのオフィス用品もまとめて買い取ってもらえるというメリットも。
ただし買取専門店は近くにお店がないということも多いため、自宅やオフィスが出張買取の対応エリアに入っているか確認する必要があるでしょう。
フリマサイトやネットオークションを利用する
ホワイトボードを高く売りたいという方は、フリマサイトやネットオークションを利用するという方法もあります。
フリマサイトやネットオークションは利用者が多く、直接売買できるため高く売れる可能性が高いのがメリットのひとつです。
買取店で断られたものでも「欲しい」と思う人がいれば売却できるため、処分までに時間やスペースに余裕があるのであれば一度出品してみるというのもよいでしょう。
ただしキャスターが付いている大型のホワイトボードは送料が高くなってしまうほか、梱包の手間がかかるというデメリットもあります。
フリマサイトやネットオークションを利用するのであれば、家庭用の小さなサイズのものがおすすめです。
ホワイトボードを高く売るためには?査定前にチェックするポイント

ホワイトボードを査定に出す際には、次のことに気を付けておくと査定額が上がる可能性があります。
キズや汚れの有無を確認
ホワイトボードは主に白い板面にマジックで文字を記載する道具です。
使っているうちにマジックの汚れがそのまま残って変色したり、細かい傷ができたりと、経年劣化が起こりやすいものでもあります。
こうした古いホワイトボード、汚れや傷があるものは中古品としての価値が低く、わざわざ査定してもらっても買取値がつかない可能性があるため注意しましょう。
また、査定前にはできるだけ清掃しておき、見た目をキレイにしておくことで査定額がアップする可能性があります。
付属品を揃えておく
ホワイトボードの付属品は商品によって違いがありますが、単品よりも購入時についてきたマーカーボックスやマーカー消し(イレイザー)などの小物が残っていると、より高値で買い取ってもらいやすいでしょう。
ホワイトボードだけでも使うことはできますが、あらかじめ付属品が残っていれば次の人がそのまま使える分高価買取に繋がります。
また、自立式のホワイトボードの付属品でもっとも注意したいのがキャスター部分です。
中にはキャスターの取り外しができて、左右に動かないように脚部を固定できるホワイトボードもあります。
その場合、外しておいたキャスターといった細かいパーツも残っていた方が高価買取になりやすいでしょう。
そのほか、保証書や取扱説明書があればあわせて査定に出すようにしてください。
メーカー・型番をチェック
ホワイトボードには「絶対にココのブランドがいい!」というような一流メーカーはありませんが、やはり海外のメーカーよりも国内メーカーのほうが人気が高く、買取の際も高値が付きやすくなります。
そのため査定に出す際には「どこのメーカーのホワイトボードか」というのを知っておくと、査定額アップに繋がったり査定自体がスムーズになったりするでしょう。
お持ちのホワイトボードのメーカーや型番がわからないという場合には、ボード背面やラック部分、キャスター付近に貼られたラベルで確認できます。
LINEやメールでの査定を依頼する場合にはこれらを伝えると、より正確な査定額がわかりますよ。
ホワイトボードを高く買い取ってもらうコツ!

ホワイトボードを少しでも高く買い取ってもらうためにやっておきたいことを紹介します。
ホワイトボードを拭き掃除してキレイにする
ホワイトボードはイレイザーで消しただけではマジックの汚れが落ち切らず、隙間にも汚れやホコリが溜まったままになっています。
この部分をしっかりと濡れ布巾などを使って拭き取っておくことで、見た目がぐっとキレイになりますよ。
ホワイトボードに限らず、中古品は見た目の状態がキレイなほうが高価買取に繋がります。
査定に出す前に全体的に拭き掃除をして、キレイな状態にしておきましょう。
オフィス家具の買取を強化している業者を選ぶ
ホワイトボードは一般家庭から出る不用品とくらべて、オフィス家具寄りのアイテムです。
買取業者を選ぶときはオフィス家具、OA用品などの買取実績が豊富、もしくは強化しているところを選びましょう。
業者によっては買取依頼をしても、ホワイトボードそのものの買取に対応していないこともあります。
見積もりを出してもらう前に、電話やLINEなどでホワイトボードの買取が可能か確認しておくとよいでしょう。
業者によっては画像を添付したメールやLINEを送るだけで、おおよその査定額をお知らせしてくれる事前査定をしているところも増えてきました。
自宅に来てもらう前に相場がわかるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ

ホワイトボードは長年使い続けられるアイテムであり、それでいて需要が高いものでもあります。
人気メーカーのものや状態が良いホワイトボードなら、思わぬ高値で買い取ってもらえるかもしれません。
オフィスや施設で使わなくなったホワイトボードがある方は、粗大ごみに出す前に買取を依頼してみましょう。
「買取いちばん」ではホワイトボードを含め、オフィス家具の買取・回収もしています。
見積もりは無料で、大きなホワイトボードやオフィス家具は出張買取いたしますのでご安心ください。
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