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イタリアに本店を置くポルトローナ・フラウは、王室御用達として知られる超高級家具ブランドです。

最高級のレザーにイタリアンデザインを感じるシックでありながら新鮮なデザインは、家具というよりももはや芸術品の域！

今回はそんなイタリアブランポルトローナ・フラウの特徴や歴史、その名作の数々をご紹介します。

 

１．ポルトローナ・フラウとは

ポルトローナ・フラウは、100年以上の歴史を誇るイタリアブランドです。

あの世界的有名家具ブランド、カッシーナやカッペリーニを傘下におさめていることでも知られていて、世界トップクラスの最高級家具を扱っています。

1922年にはイタリア王室の家具ブランドとして指名を受けた経験もあり、その名を世界にとどろかせました。

その品質の高さと技術力の高さから家具だけに留まらず、フェラーリやアルファロメオなどの高級車のシート、さらに航空機のファーストクラス、イタリアの豪華客船レクスのインテリアも手掛けています。

まさに最高級のラグジュアリー空間に似合う、最高品質のレザーと手作業による製造は、これ以上のものはないというほど、時間と手間、費用をかけて作られている一級品ばかり。

まさに家具好きの間では、可能であれば手にしたいあこがれのステータスブランドなのです。

 

2．ポルトローナ・フラウの魅力

ポルトローナ・フラウが長年にわたって世界トップクラスの家具メーカーとして君臨しているのは、どのような魅力があるためなのでしょうか？

 

長年の伝統と技による家具作り

ポルトローナ・フラウの家具は、長年の伝統から培われた職人技によって作られています。
今では多くのメーカーで機械化が進んでいますが、ポルトローナ・フラウは今でも熟練の職人の手作業にこだわっているブランド。

だからこそ、機械では出せない1点もののオリジナリティあふれる雰囲気、細部まで職人の技と気遣いが感じられるぬくもりのあるデザインは、世界中の人々を魅了してやみません。

 

最高級レザー「ペレ・フラウ」を使用している

ポルトローナ・フラウの家具に使われているレザーは、上質な仔牛の革を加工したペレ・フラウを採用しています。

これは厳選な品質管理をクリアした仔牛の革をていねいに加工したもので、非常にやわらかく肌にしっとりとなじむ質感は、いつまでも触っていたくなる心地よさが味わえます。

また、カラーバリエーションは96種類をラインナップしており、定番のダークトーンカラーから、あざやかなレッドやブルーなど、発色の良さも世界から高く評価されているブランドとしても知られています。

 

伝統を大切にしながらも革新的デザインを発表し続けている

ポルトローナ・フラウは100年以上の伝統を大切にしている家具ブランドです。

しかし、伝統を重んじながらも常に現在のライフスタイルに合った、新しいデザインへも用船し続けています。

名作モデルのソファたちを現代に蘇らせたヒストリカルコレクションと、ジオ・ポンティをはじめとするデザイナー界、建築界に名を残した著名人の最新モダンコレクションの2つがあり、新しい家具を生み出そうと挑戦する姿勢が世界から支持を集めているのです。

 

3．ポルトローナ・フラウで活躍するデザイナー

ポルトローナ・フラウでは世界中で名が知られる有名デザイナーを採用し、名作家具を次々と生み出してきました。

今現在も活躍しているデザイナーや、家具デザインに革新を与えた歴代の名デザイナーの復刻盤も人気です。

ここでは、ポルトローナ・フラウで活躍してきたデザイナーをご紹介します。

 

ジオ・ポンティ

90年代に活躍したジオ・ポンティはイタリアモダンデザインの父と呼ばれる建築家です。

イタリアの製造や産業界の再開発に多大な功績を残し、現在のイタリアン家具の基礎を築いてきました。

ポルトローナ・フラウで発表したのは、一枚革のカウスキンで仕上げた「デッザ」などが挙げられます。

デッザは牛のそのままの毛を残した、ナチュラルな風合いの一人がけ用チェア。

シンプルなフォルムですが、座面と背面にはカウスキンを使っていることで洗練されたオリジナリティのあるデザインに仕上がっています。

 

ピエール・ルイジ・チェッリ

イタリアの建築家、ピエール・ルイジ・チェッリは、現代アートをけん引する存在として家具や建築を手がけています。

ポルトローナ・フラウではセンターテーブルのTAVOLO TWICEが有名で、正方形の天板が中央になるユニークなデザイン。

側面にはそれぞれ収納用の引き出しもついており、高級感あふれるデザインに仕上がっています。

知的でスタイリッシュな見た目は、まさにイタリアモダンといったおしゃれな印象です。

 

ジャン・マリー・マソー

1990年に大学を卒業し、香港そしてパリでの仕事を経験してきたデザイナーです。

工業製品から家具まで幅広く手掛けており、これまでに見たことがないような不思議な家具デザインは、人と自然界との関わりを表現した創造哲学に基づいて生み出されています。

ポルトローナ・フラウには、直線ラインが美しい回転アームチェア「ケネディ」などが有名。

その名前のとおり、アメリカで有名な名前を持つこのソファは、キルティングのやわらかいふくらみと、それを再現するために計算されつくした繊細なボタン留めでシェアが得られています。

直線ラインにこだわったシャープなひじ掛けは、スタイリッシュで洗練された佇まいが魅力。

また、3人掛け用ソファの「ケネディ＆ケネディ」は、横長の細身のフォルムがダイナミックなモジューラ―タイプソファです。

 

4．ポルトローナ・フラウの名作

ポルトローナ・フラウは、イタリアモダンをけん引する名作家具の数々を手がけてきました。

ここでは、往年の名作を復刻した家具を中心に、ブランドを代表する名作をご紹介します。

 

バニティフェア

バニティフェアはポルトローナ・フラウが1930年代に手掛けた一人がけ用のチェアです。

現代のアームチェアの原型とも言われており、背面とアーム部分に丸みのあるラインを持たせることで、スタイリッシュでありながら温かみのあるデザインが特徴。

革で全体を覆ったリベット留め張革を使っていることでも有名で、今でも世界中で愛されている永遠の定番です。

レッドやホワイトなどのあざやかなカラーが用意されており、価格は928,000円から取り扱われています。

 

チェスター

ポルトローナ・フラウの最古のモデルであるソファがチェスターです。

イギリスのエドワード王朝時代に誕生した歴史ある家具で、背もたれに等間隔で並べられたボタン留めが特徴です。

こちらはプリッセ、カピトンネと呼ばれる熟練職人の技術で、一つひとつ丹念に作成された一級品。

ルネッサンス文化を生んだ、かつてのイタリア芸術を肌で感じられる家具です。

価格は2,380,000円～で、ソファの中でもトップクラスの高級品です。

 

ボスフォロ

ボスフォロは本体にエクストラサドルレザー、クッション部分にはベレ・フラウを使った異素材の組み合わせが特徴のソファです。

シャープなストレートラインが特徴で、この異素材の組み合わせがシンプルなフォルムに特徴を与え、それぞれが不思議な調和をかもし出しています。

正面から見るとワンカラーのソファですが、側面から見ると視覚的にも心地よい2色のコントラストになっていて、見る角度によって表情の違いが楽しめるソファでもあります。

価格は1,180,000円からラインナップされています。

 

5．まとめ

世界を代表するハイエンドブランド、ポルトローナ・フラウはどれもが職人の手作業で作られる逸品の家具ばかり。

オリジナルの独特のやわらかさを誇るベレ・フラウを採用したソファ類は、目で見ても触ってみてもその上質さが体感できます。

誰もがあこがれるブランドでありながら、その価格から中古市場でも希少価値の高い家具として知られています。

もし使わなくなったポルトローナ・フラウの家具が眠っている方は、ぜひ査定に出してみてはいかがでしょうか。

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