畳数別・エアコンの買取相場

エアコンの買取相場において、最も大きな影響があるのは「年式」と「容量」です。容量とはどのくらいの広さを冷却できるかというエアコンのパワーの範囲を示すものです。
どこの家電メーカーも記載していますので、購入の際にお部屋の広さと照らし合わせて参考にされた方も多いのではないでしょうか?
高く買い取ってもらえるエアコン=需要の高いエアコンとなりますので、まずは容量に応じたエアコンの買取相場を見ていきましょう。
10畳以下の場合:相場1~3万円
賃貸物件では初めからエアコンが設置されていることもよくありますが、備えているのが一室のみ、という場合には別の部屋用に10畳以下用のエアコンを買い求める方も多いですよね。
10畳以下用のエアコンは最も一般的なサイズで、新品で購入する際にも10万円以下で買えるものが多くあります。
そのため買取相場は1万円~3万円と低めになりますが、需要も高いので買い取ってくれる業者には困らないでしょう。
状態や年式にも左右されますが、ダイキンやパナソニックなど、人気の日本家電メーカーの最新機種で使用年数が5年以下であれば、4万円ほどで売れたというケースもあります。
10~20畳の場合:相場3~7万円
10~20畳用のエアコンの場合、一般家庭用としては大きめのサイズのエアコンとなります。
小さな部屋が多数あるタイプの間取りが主流だった時代には、需要が少なく種類もそれほど多くありませんでした。
しかし近年、戸建てやマンションでも「広めのワンルーム」「広めのリビング」という間取りが人気となり、大きなエアコンも需要・人気が上がっています。
購入時に10万円を越えるものが多いため、中古での買取相場も先ほどの10畳以下のエアコンに比べて3~7万円と上がってきます。
お引越し後のお部屋の状況によっては、こちらを買い取ってもらった金額で、10畳以下のコンパクトなエアコンを買い直す方もいらっしゃるようですね。
20畳以上の場合:相場5~10万円
最近では一つの住居に複数人が共同で暮らす、シェアハウスという新しい居住形態も増えましたね。そうした需要に伴って、大きな空間用の中古エアコンの買取相場は5~10万円と高まってきています。
ニーズが高まっているとは言え、コンパクトなエアコンに比べると大空間用のエアコンは一般的なサイズではありません。
需要は限られており、買取をしてもらえるかも業者によっては確認が必要となるでしょう。
さらにこうした大容量のエアコンは元の価格が30万円以上を超すものも多いため、買取相場はそれほど高いとは言えないでしょう。
何畳用のエアコンかは型番から調べられる
業者にエアコンの見積もりをお願いする際に、必ず聞かれるのが「メーカー」と「年式」、そして「容量」です。
お使いのエアコンが何畳用のものかを調べたいというときには、本体に記載されている型番から割り出すことができます。
説明書や保証書などが残っていないときには、本体を確認してみると良いでしょう。
型番ごとの畳数は以下が目安です。
- 22:6畳用
- 25:8畳用
- 28:10畳用
- 36:12畳用
- 40:14畳用
- 50:16畳用
- 56:18畳用
- 63:20畳用
- 71:23畳用
たとえば、日立から出ているエアコンの型番「RAS-SK40A2」は14畳用です。
エアコン本体下部に年式とともに型番を記載したシールが貼られていることが多いので、見ておくと買取の際にスムーズです。
メーカーによってエアコンの買取相場は変わる

同じ容量であっても、メーカーによってエアコンの買取相場は大きく変わってきます。
人気のメーカーであれば、中古でも安心できるためニーズも上がり、買取相場も上がる傾向にあります。
特に人気のメーカーは以下の通りです。
メーカー名 | 人気シリーズ |
---|---|
ダイキン | うるさらX RXシリーズやrisora SXシリーズ、Mシリーズ うるさらminiなど。業務用のエアコンも多く手掛けていて、加湿機能など独自の機能がついている機種も人気 |
パナソニック | 「EOLIA(エオリア)」など。上位機種にはナノイー(ナノレベルの細かなイオン)を空気中に放出できる機能があり人気 |
富士通ゼネラル | 「ノクリア(nocria)」など、状態が良いと数万円ほどでの買取が期待できる |
日立 | 「白くまくん」など。人気モデルは高値での買取が期待できる一方、買取相場はパナソニックやダイキンより若干低め |
三菱電機 | 「霧ヶ峰」など。特に10畳以上の大容量モデルが人気 |
SHARP | プラズマクラスター機能が特徴 |
これらのメーカーは人気が高く、状態や年式が良ければ相場の上限に近い高額で買い取ってもらえたケースもあります。
また、コロナやハイセンス、アイリスオーヤマなど、有名メーカーもエアコンを多数販売しており人気があります。
ただし元々の金額がかなりお値打ちになっているため、中古ではそれほど値段がつかないというのが現状です。
メーカーごとのエアコンの買取価格について、もっと詳しく知りたい方はこちらのページもおすすめです!
エアコン買取を依頼する4つの方法

エアコンを買い取ってもらう方法は以下の4通りが基本です。
- 出張買取
- 宅配買取
- 店頭買取
- 下取り
それぞれ詳しく紹介していきます。
出張買取
出張買取は買取業者が自宅まで来てくれてエアコンの査定を行い、回収までしてもらえるので一番手間がかからない方法と言えます。
取り外し料金が別にかかる場合もあるので事前の確認が必要ですが、高所に設置されたエアコンを自分で取り外すのは大変ですので、取り外しまで行ってくれるのは楽ですよね。
また本来、エアコンの取り外しには電気工事士の資格などが必要で、古いエアコンは「フロンガス」の取り扱いにも注意しなければなりません。
そのため一般の方には最もスタンダードな買取方法と言えるでしょう。
出張費は無料ということが多いものの、まれに出張料金や運搬費用がかかる業者もあります。
査定を依頼する際には、出張費や取り外し費用についても問い合わせておくと安心です。
宅配買取
宅配買取では、まずはショップにエアコンの型番や状態を伝えて、買取の可否や査定金額の目安を教えてもらいます。その金額に納得ができたら、指定の宛先へ自分でエアコンを梱包、発送を行うというものです。
梱包のためのキットは、事前にショップから送ってくれるところも多いので活用すると便利です。
この方法の一番のメリットは自分の空いた時間で作業ができることや、トラックや運搬のための人件費がかからないことですが、取り外しを自分で行わなくてはいけないというデメリットもあります。
慣れない取り外し作業でエアコンを壊してしまったり、自分が怪我をしてしまっては本末転倒です。
また、梱包作業も慣れていないときちんとエアコンを守ることができず、輸送中に破損してしまい買取ができなくなってしまった…ということも。
宅配買取を選択する場合は、事前にエアコンの取り外しや梱包・発送について確認しておきましょう。
また、ショップに届いてから不具合が確認されたり、状態が事前の申告より悪かったりした場合には査定額が下げられてしまうこともあります。
特記すべき状態については事前に細かく説明をしておき、写真のやり取りをしておくとスムーズです。
店頭買取
店頭買取は、近隣に家電買取業者やリサイクルショップがある場合に、エアコンを自分で店頭に持ち込んで買い取ってもらう方法です。そのため、取り外したエアコンを車で運搬できる方に限った方法になります。
店頭で買い取って貰う場合にも、エアコンは自分で取り外さなくてはならず、さらに家から店舗への運搬など、手間と労力がかかってしまいます。
そうした労力がかかっているにも関わらず、査定金額に納得できなければそのエアコンは持って帰るか妥協して安くても売ってしまうかもしれません。
できれば事前に店舗へメーカーや型番を伝えて、大体の査定額を教えてもらうと安心です。
下取り
新しくエアコンを買い替えるという場合でしたら、新しいエアコンを取り付ける工事の際に下取りをしてもらうという処分方法もあります。
10年以上使用したような高価買取が見込めないエアコンであれば、下取りしてもらうのがおすすめです。
下取りの場合は家電リサイクル料金と運搬料がかかることが多いものの、売れないエアコンを処分するには便利な手段と言えるでしょう。
エアコンを高額買取してもらうには?コツ7選!

エアコンを売却する際には、なるべく高く買い取ってもらいたいですよね。
エアコンを相場通り、または相場以上の価格で買い取ってもらうには、普段からの使用方法や査定の前に、いくつかやっておきたいことがあります。
売却前には、ぜひ意識してみてください。
5年以内に売る
エアコンをはじめ家電製品は、毎年どんどん新しいものが出ますよね。そのため、古いものはどんどん型落ちし値段も下がってしまいます。
型番が新しく、使用年数の短いエアコンほど高い相場で売れますので、もし処分を検討しているのなら製造から5年以内には売るようにしましょう。
ただし海外でも人気の高い国産メーカーのエアコンの場合は、5年を過ぎていても海外向けに買い取ってもらえることもあるので、希望を捨てずに業者に聞いてみると良いでしょう。
もしかしたらまだ使うかも…と何でも一旦保管しておく方も多いですが、エアコンに関してはヴィンテージなどはありませんので、1年毎に価値は下がっていき、製造から5年を過ぎてしまうと逆に処分費用がかかってしまうことも。早め早めの決断が大切です。
6~7月のタイミングで売る
エアコンは「季節家電」と呼ばれるもので、需要の高まる時期にかけて大きく相場も上がります。
特に夏を迎える前、6~7月などは気温も湿度も上がってきて、一番エアコンの需要が高まるシーズンです。そのため、この時期にエアコンを査定に出すと、エアコンを使わない時期よりも高い金額で買い取ってもらえることもあります。
夏ほどではありませんが、寒くなり始める10~12月もエアコンの需要が高まるので、その時期に買取に出すのもおすすめです。
ただし、タイミングが重要だからと夏を待っていると、その間に型落ちしてしまったり、使用年数が5年を過ぎてしまい価値が下がってしまうこともあるので注意しましょう。
付属品を揃えておく
リモコンや購入したときの説明書や保証書などを揃えておき、なるべく「買った時に近い状態」で買い取ってもらうと査定額がアップします。
もし何か付属品が足りない場合は、買取業者や次にそのエアコンを購入した方に不都合を強いることになってしまうので、本来より査定額が下がってしまうかもしれません。
新しくエアコンを購入するときには、もしかしたら売ることになるかもしれないと見越して、付属品は捨てずに取っておきましょう。
匂いをつけない!
日常的にタバコを吸われる方はなかなか気付きにくいのですが、タバコのヤニ汚れや匂いは室内にどんどん蓄積していってしまいます。壁紙やカーテンなどはもちろんですが、エアコンのような家電にも匂いは付いてしまうのです。
ヤニが付いて黄ばんでしまったエアコンは分解洗浄をしなくてはならず、コストがかかるばかりか、動作確認もできなくなってしまうので業者に断られてしまうケースもあります。
なるべく室内ではタバコを吸わない方が良いですが、すでに吸ってしまった!という方は自分で掃除ができる部分だけでもクリーニングを行い、内部クリーン機能があればそれも活用することで多少は効果があるかもしれません。
またペットと暮らしているご家庭の場合も、ペットによってはエアコンに匂いがついてしまうこともあるので、高価買取が難しいでしょう。
査定前に掃除する
エアコンに限らず、中古買取の場合は商品の「見た目の状態」がとても重視されます。
定期的にフィルターのホコリを掃除する以外にも、本体上部などホコリの溜まりやすい箇所は必ず掃除しておくようにしましょう。
フィルターはホコリを掃除機などで取り、さらに水洗いしておきます。水気が残っているとフィルターにカビが生えてしまうこともあるので、よく乾燥させてから戻すようにしましょう。
普段はなかなか掃除しないカバ-の内側や天井の部分も、査定の際にはチェックされますので汚れを拭いておくと安心です。
運転の際に変な匂いがしたら、中でカビが発生している可能性があります。高く買い取ってもらいたいのはもちろんのことですが、健康のためにも、エアコンを使うたびに送風運転を行い、内部も毎回乾燥させる癖をつけておきましょう。
室外機もチェックする
一般的に、「エアコン」の買取は室外機もセットで行います。
室外機はベランダや屋根など部屋の外にありますので、雨風によって汚れやすくなっています。もし本格的なクリーニングが必要な汚れやサビが見つかってしまうと、その手間分、査定額は下がってしまうでしょう。
高所などに室外機がある場合は危険なので無理は禁物ですが、できる範囲で汚れは拭き取っておくのがおすすめです。
普段から専用のカバーをかけておくことで、雨風による劣化防止や省エネ効果も見込めます。
取り外し料金を確認する
いくらエアコンの買取価格が高くても、それを取り外してもらう料金が高いと差額は少しになってしまい、損した気分ですよね。
出張買取や買い替えによる下取りなど、業者にエアコンの取り外しもお願いする場合はその金額もよく確認しておきましょう。
また、エアコン買取の専門業者ではなく、不用品全般の買取・回収を行っている業者の場合は、ほかのものを一緒に依頼することで取り外し料金を相殺できたり、サービスしてくれることもあります。事前の見積もりの際に確認しておくことをおすすめします。
まとめ

今回はエアコンの畳数、メーカーごとの買取相場を中心に、買取方法の種類、高く買い取ってもらえるコツなどをお伝えしてきました。
使い勝手の良いコンパクトなエアコンは、年式の新しいものであれば高額な査定額が付くこともありますので、不要になったら早めに査定を依頼したほうが良いですね。
エアコンの買取は取り外しから運搬まで、すべてお任せできる出張買取がおすすめです。
「買取いちばんドットコム」では、愛知・名古屋を中心に不用品の買取・回収を行っています。
大手並みのトラックを保有しておりエリアを巡回しているため、近隣のエリアであればご相談を頂いてから最短30分で査定にお伺いすることができます!
常に最も新しい買取相場をチェックし、スタッフ間で共有、独自の販路を確保するなど、企業努力によって相場を上回る査定額をお出しできるのが強みです。
エアコン以外にも、家具家電・デジタル家電・オーディオ・カメラ・電動工具・ホビー用品・自転車・食器など幅広いジャンルの査定ができますので、ぜひお気軽にご相談ください。