プリンターの処分方法8選!

プリンターの処分方法は以下の8つです。
- 粗大ごみとして処分する
- 不燃ごみとして処分する
- 小型家電リサイクルに出す
- 家電量販店の引取サービスを利用する
- リサイクルショップで売却する
- ネットオークション・フリマプリを活用する
- 譲渡・寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの手順や費用、注意点について確認していきましょう!
①粗大ごみとして処分する
プリンターは多くの自治体で「粗大ごみ」に分別されています。
自治体の粗大ごみ回収サービスは事前に申し込みが必要です。
ここでは事前申込から回収までの大まかな流れを紹介します。
- 電話・インターネットで回収を申し込む
- 手数料・回収場所を確認
- スーパーやコンビニで「手数料納付券」を購入する
- 必要事項を記入後、プリンターに手数料納付券を貼る
- 回収当日、回収場所にプリンターを持ち込む
手数料の金額は500円前後であることが多く、比較的安価な費用で処分できるのがメリットです。
ただし、予約を取ったり回収日の朝に回収場所までプリンターを持ち運んだりと手間がかかるため、忙しい方には利用が難しいかもしれません。収集頻度が低く、すぐ捨てられないのもデメリットです。
「手間をかけたくない」「すぐ捨てたい」ということなら別の手段を検討しましょう。
②不燃ごみとして処分する
サイズが小さいプリンターを「不燃ごみ」として回収している自治体もあります。
その場合は指定のごみ袋にプリンターを入れ、指定日時にごみに出すだけで処分が完了。
手数料も必要ないため、気軽な手段といえるでしょう。
ただし、プリンターはサイズに関係なく「粗大ごみ」としている自治体や、金属部分を分解するよう指示している地域があるなど、自治体ごとに分別方法や処分の仕方が異なるため注意が必要です。
プリンターを捨てる際は、お住まいの地域のルールを必ず確認するようにしましょう。
③小型家電リサイクルに出す
プリンターは小型家電リサイクル法の対象品目に該当するため、自治体が実施する小型家電リサイクル回収を利用して処分することも可能です。
リサイクル回収の方法は自治体によって異なりますが、一般的には以下のような方法があります。
回収方法 | 詳細 |
---|---|
イベント回収 | イベントの実施期間内でリサイクル回収する |
ステーション回収 | ごみ収集所で資源ごみとあわせて回収する |
ピックアップ回収 | 不燃ごみとして処分後、清掃工場で選別して回収する |
ボックス回収 | 公共施設や家電量販店に設置してある回収ボックスに投入する |
常設されている回収ボックスを利用すれば、ごみの回収日を待たずにプリンターを処分できます。
急いで捨てたい方は、お住まいの近くのボックスを探してみるといいでしょう。
費用は無料のため、粗大ごみ手数料を支払いたくない方にもおすすめです。
ただし、回収ボックスにはサイズ制限があり、ボックスに入らない大きさのプリンターは小型家電として処分できないため注意してください。
その場合は、別の処分方法を検討する必要があります。
④家電量販店の下取りサービスを利用する
新しいプリンターを購入する予定がある方は、古いプリンターを家電量販店に下取りに出すという方法もあります。
店舗名 | 条件 | 費用 |
---|---|---|
ヤマダ電機 | ・ヤマダ電機、ヤマダウェブコムなどでプリンターを購入した場合 | 1,100円(税込) ※ 店頭持ち込みの場合 |
ケーズデンキ | ・商品を購入せず引き取りのみの利用が可能 | 1,100円(税込) ※ 店頭持ち込みの場合 |
ヨドバシカメラ | ・150cm以下で20kg以下の家庭用プリンターのみ対象 | 1,100円(税込) ※ 店頭持ち込みの場合 |
エディオン | ・縦+横+高さの合計が120cm以下かつ重さが10kg以下 | 550円 ※ 店頭持ち込みの場合 |
ビックカメラ | ・ビックカメラの店頭でプリンターを新しく購入した場合 | 無料 |
回収料金や利用条件はお店ごとに異なりますが、家電量販店でのプリンターの処分は基本的には有料です。
安く処分したい方は自治体の処分や小型家電回収など、ほかの処分方法をご検討ください。
⑤リサイクルショップ で売却する
幅広い商品を取り扱っているリサイクルショップでは、もちろんプリンターも買い取ってもらえます。
以下のような特徴があるプリンターをお持ちなら、捨てる前に一度査定を受けてみるといいでしょう。
- 動作状況に問題がないもの
- 使用期間が短い(3年以内)のもの
- 国内大手メーカーのもの
- 印刷方法がレーザー式のもの
- 付属品が揃っているもの
リサイクルショップは全国に店舗が多く、プリンターを直接持ち込めばその場で査定・現金化できる手軽さが魅力です。
急ぎで処分したい場合や、すぐにお金が欲しいときには便利な選択肢となるでしょう。
ただし、総合型のリサイクルショップは専門知識に乏しい場合もあり、適正価格よりも安く査定されてしまうリスクも。本来は高値がつくはずの製品でも、市場相場より大幅に低い価格で査定されてしまうことも珍しくありません。
中には、相場の半額以下での提示というケースもあるため、売却額については慎重に見極める必要があります。
⑥ネットオークション・フリマアプリを活用する
ネットオークションやフリマアプリをうまく活用すれば、プリンターを高値で売却できる可能性があります。
キズや古さを理由にリサイクルショップで買取を断られたプリンターでも、有名メーカー製やスペックの高いモデルであれば買い手が見つかることも多いので、あきらめずに一度出品してみるのがおすすめです。
ただし、出品したからといってすぐに売れるとは限らないため、売れるまでの間は使わないプリンターを自宅で保管し続ける必要があります。
また、出品から梱包、配送までの一連の流れをすべて自分で対応する必要があり、想像以上に手間がかかることも。特に梱包は丁寧に行わないと、配送時の破損によるトラブルにつながりかねません。
そのため、手軽さやスピード感を重視する方には不向きな方法といえるでしょう。
多少の手間を惜しまない方であれば、挑戦してみてもいいかもしれません。
⑦譲渡・寄付する
まだ状態のいいプリンターをお持ちなら、必要としている人に譲るという方法もあります。
- 友人や知人、親族に譲る
- 地元掲示板「ジモティー」で譲り先を探す
- ボランティア団体・NPO団体などに寄付する
引取りに来てもらえるのであれば梱包や配送料も必要ないので、気軽にプリンターを手放せます。
取扱説明書や予備のインクカートリッジなどがあれば、あわせて渡すと喜ばれるでしょう。
ただし、譲る前には必ずプリンターの動作確認を行っておくことが大切です。
見た目がきれいでも、印刷に不具合があるとトラブルの原因になりかねません。
印刷が正常に行えるか、インク残量はどのくらいかなど、基本的な点をあらかじめチェックしておくと安心です。
⑧不用品回収業者に依頼する
「プリンターを手間なく処分したい」「ほかにも捨てたいものがある」
そんなときは、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者とは、家庭やオフィスから出る不用品を回収してくれる業者のこと。
回収対象ジャンルが幅広く、プリンターのような家電はもちろん、家具や雑貨などもまとめて対応してくれるのが魅力です。
引っ越し前や大掃除後など、さまざまな不用品を一気に処分したいときに特に重宝します。
【不用品回収業者のメリット】
- 電話一本で家まで来てもらえる
- 搬出や積込をすべてスタッフにおまかせできる
- 買取・査定に対応している業者も
- 不用品をまとめて処分できる
自治体の粗大ごみ回収は回収日が限られており、タイミングが合わないと処分までに時間がかかってしまうこともあります。
その点、不用品回収業者なら自分の都合に合わせて日時を指定できるため、「朝にごみを出せない」「忙しくて予約を取る時間がない」といった方にもぴったりです。
プリンターの処分に迷っている方は、ぜひ選択肢のひとつとして検討してみてくださいね。
プリンターの処分には結局いくらかかるの?

プリンターのさまざまな処分方法を見てきましたが、「結局どの方法が一番お得なの?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回ご紹介した処分方法ごとに、処分費用の目安を以下にまとめました。
処分方法 | 処分費用の目安 |
---|---|
不燃ごみとして処分する | 無料 |
粗大ごみとして処分する | 250円~ |
小型家電リサイクルに出す | 無料 |
家電量販店の下取りサービスを利用する | 550円〜 |
リサイクルショップで売却する | 無料 |
ネットオークション・フリマプリを活用する | 配送料・手数料 (設定金額により異なる) |
譲渡・寄付する | 無料 (配送料がかかる場合もあり) |
不用品回収業者に依頼する | 3,500円〜6,000円程度 |
プリンターは不燃ごみとして捨てたり、小型家電回収を利用したりすれば、無料で処分できます。
まだ使える状態であれば、買取サービスを利用してお得に手放す方法もおすすめです。
まずはお手元のプリンターの状態を確認し、自分にとって一番メリットのある方法で処分しましょう。
インクカートリッジの捨て方

プリンターを処分する前には、装着されているインクカートリッジを取り外し、適切に処分する必要があります。
ここでは、インクカートリッジの捨て方やリサイクル方法を紹介します。
インクカートリッジの処分方法
インクカートリッジの処分方法は以下の4つです。
- メーカーに回収してもらう
- 回収ボックスに持っていく
- 不燃・可燃ごみとして出す
- 不用品回収業者に回収を依頼する
メーカーによって回収された使用済みのインクカートリッジは、リサイクルされ、さまざまな形で再利用されます。
限りある資源を有効活用するためにも、可能な限り回収ボックスを活用するのが望ましいでしょう。
未使用や途中使用のカートリッジでも、純正品であれば回収ボックスの対象となります。
なお、回収ボックスが近くにない場合や、互換品・再生品など純正品でないカートリッジは、可燃ごみまたは不燃ごみとして処分できます。
分別方法は自治体によって異なるため、事前に自治体の指示を確認してください。
もし「インクカートリッジが大量にある」「プリンターも一緒に捨てたい」という場合は、不用品回収業者の利用もおすすめです。
トナーカートリッジの処分方法
トナーカートリッジもインクカートリッジと同様、メーカーの純正品であれば回収ボックスを利用して処分できます。
ただし、インクカートリッジ専用の回収ボックスにはトナーカートリッジを入れられません。
必ずインクカートリッジとトナーカートリッジ両方に対応した回収ボックス、またはトナーカートリッジ専用の回収ボックスを利用しましょう。
もし近くにトナーカートリッジ専用の回収ボックスが見当たらなければ、純正品の場合、メーカーへの引き取り依頼が可能ですので、メーカーの公式サイトを確認してください。
なお、トナーカートリッジは産業廃棄物に分類されるため、一般ごみとして処分することは絶対に避けてください。
残ったトナーの粉に熱が加わると、火災や粉じん爆発が起きる可能性があり、大変危険です。
メーカーの指示に従い、適切に処理するようにしましょう。
プリンターを処分する際の注意点

最後に、プリンターを処分する前に知っておきたい注意点を紹介します。
思わぬトラブルを避けるためにも、処分前にぜひ一度チェックしてみてください。
個人情報を完全に消去しておく
プリンター内蔵HDDに保存された電話帳データや印刷履歴をそのままにしておくと、個人情報の流出や第三者による悪用など、トラブルの原因になります。処分前に必ず削除するようにしましょう。
データ消去や初期化の方法は取り扱い説明書や、メーカーの公式サイトで確認できます。
わからないことがある場合はそのままにせず、お客様センターに確認しておくと安心です。
USBメモリ・SDカードの抜き忘れにも注意!
プリンター本体にUSBメモリやSDカードを挿したまま処分してしまうケースも少なくありません。
個人情報や大切なデータが保存されていることも多いため、処分前には必ずUSBメモリやSDカードが挿さっていないかを確認しましょう。
特に、長年使っていた機種や複数人で共有していたプリンターの場合は、抜き忘れが起こりやすいので注意が必要です。
原本の取り忘れがないかも確認しておく
コピーやスキャンのために原稿台にセットした重要書類を、プリンター本体と一緒に廃棄してしまう…なんてケースもあります。
契約書や身分証のコピーなどを紛失してしまうと、大きなトラブルにつながる恐れもあるため、処分前には原稿台のチェックを忘れないようにしてください。
また、給紙トレイや排紙口などにも書類やメディアが残っていないか、念入りに確認を。
思わぬ見落としを防ぐためにも、処分前の「最終チェック」を習慣にしておきましょう。
【要注意】業務用のプリンターは自治体で廃棄不可!
業務用大型プリンターや、業務で使用されていた家庭用プリンターは「産業廃棄物」として扱われるため、自治体のごみ回収を利用できません。
処分の際は、「産業廃棄物収集運搬許可証」を持つ業者に依頼し、適切に処理してもらいましょう。
業者によっては、不要になったインクカートリッジやオフィス用品をまとめて引き取ってくれる場合や、プリンター内のデータ消去まで対応してくれるところもあります。
処分したいものや状況に応じて、最適な業者を選ぶと安心です。
まとめ

今回紹介したプリンターの処分方法は以下の8つです。
- 粗大ごみとして処分する
- 不燃ごみとして処分する
- 小型家電リサイクルに出す
- 家電量販店の引取サービスを利用する
- リサイクルショップで売却する
- ネットオークション・フリマプリを活用する
- 譲渡・寄付する
- 不用品回収業者に依頼する
「小型家電リサイクル法」対象品目であるプリンターは、小型家電回収を利用して無料で処分できるほか、まだ使える状態であれば売却や譲渡といった方法も選べます。
「プリンター以外にも捨てたいものがある」「オフィス用品の処分に困っている」という場合は、不用品回収業者の利用もおすすめです。
お手持ちのプリンターの状態や、ご自身の都合に合わせて、最適な処分方法を選んでみてくださいね。
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