家電リサイクル法とは?

家電リサイクル法とは、不要になったテレビなど「家電4品目」から再利用できる資源を回収して、環境を保全するための法律です。
リサイクルにかかる費用は処分をおこなう所有者が負担し、リサイクルの作業は処分する家電製品を製造したメーカーがおこないますが、対象となる家電4品目は次の通りです。
- テレビ(ブラウン管式・液晶式・プラズマ式)
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
本当に故障?テレビの処分前の5つのセルフチェック

「画面が映らない」「電源が入らない」からといって、すぐに処分を決めるのは早計かもしれません。
故障ではなく、一時的なシステムエラーや周辺機器の接触不良が原因で不具合が起きているケースも少なくないからです。
リサイクル料金を払って処分したり買い替えたりする前に、以下の5つのセルフチェックを試してみてください。
1. 電源プラグを抜き再起動する
「テレビが映らなくなった場合」静電気や一時的なシステムエラーが原因かもしれません。
コンセントから電源プラグを抜き、3〜5分ほど放置してから再度プラグを差し込み、電源を入れて、復旧するか試してみましょう。
リモコンによる電源をオン・オフとは異なり、再起動ではシステムを起動し直します。
これだけで復旧するケースは多いため、まず試したい対処方法です。
2. 本体の主電源ボタンで起動する
「リモコンで電源ボタンを押しても反応しない」という場合、テレビ本体の故障ではなくリモコンの電池切れや赤外線発光部の不具合が原因である可能性があります。
テレビ本体の側部や下部にある「主電源ボタン」を直接押して、画面が点灯するか確認しましょう。
3. B-CASカードを挿し直す
画面にエラーコードが表示されたり、特定チャンネルの映像が乱れたりする場合、B-CASカードの接触不良が疑われます。
一度電源を切り、テレビ背面や側面にあるB-CASカードを抜いて、ICチップ部分を柔らかい布で軽く拭いてからカチッと音がするまで挿し直してください。
B-CASカードではなくACASチップを内蔵している場合は、電源プラグを挿し直して、テレビの再起動をおこなってください。
4. ケーブル類の接続を確認する
清掃時の引っ張りなどが原因で、テレビ背面にあるアンテナケーブルやHDMIケーブルが緩むと動作不良が起こります。
特に「音声は聞こえるが映像が映らない」「入力切り替え時に信号なしと表示される」場合は、レコーダーやゲーム機などの接続ケーブル、およびアンテナ線が奥まで確実に挿さっているか確認しましょう。
5. エラーランプの点滅回数を確認する
テレビの電源ランプが点滅している場合、テレビ本体の自己診断機能により異常を知らせています。
メーカーや点滅の回数によって「電源基板の異常」「バックライトの寿命」などの原因が特定できます。
取扱説明書やメーカー公式サイトで点滅パターンの意味を確認し、修理見積もりと処分費用を比較検討する指標にしましょう。
壊れたテレビ5つの処分方法

壊れたテレビを処分する主な方法は以下の5つです。
| 処分方法 | 手間 | 費用目安 | 主なメリット |
|---|---|---|---|
| 1. 家電販売店に回収依頼 | 少ない | リサイクル料 + 収集運搬料 | 買い替え時に最もスムーズ |
| 2. 指定引取場所へ持ち込み | やや多い | リサイクル料のみ | 収集運搬料がかからず最安 |
| 3. 不用品回収業者へ依頼 | 少ない | 業者規定料金(処分代行料・作業費など) | ほかの不用品とまとめて処理可能 |
| 4. 買取業者へ依頼 | 少ない | 0円(買い取り) | 条件に合えば現金化が可能 |
| 5. ネットオークション・フリマ | 多い | 0円〜(送料負担あり) | 壊れていても需要があれば売却可能 |
それぞれを、詳しく解説していきます。
1. 家電販売店に回収依頼
新しいテレビへ買い替える際の、最もスムーズな処分方法です。
新しく購入したテレビの配送時に古い壊れたテレビを引き取ってもらえるため、運び出す手間がかかりません。
- 必要な費用: リサイクル料金 + 収集運搬料金
- リサイクル料金: 1,320~2,970円程度(メーカーや画面サイズによって異なる)
- 収集運搬料金: 店舗により異なりますが、2,000~3,000円程度が相場です。
家電量販店の多くでは、買い替えをおこなわなくても回収を依頼できますが、収集運搬料が少し高く設定される場合があるので、利用前に確認したほうが無難でしょう。
2. 指定引取場所へ自分で持ち込む
収集運搬料金を節約し、できるだけ費用を抑えて処分したい方に向いている方法です。
ご自身で指定取引場所まで運搬するため、支払うのはリサイクル料金のみとなります。
持ち込みの基本的な流れ
- 処分するテレビのメーカー名と画面サイズを確認する
- 郵便局で窓口でリサイクル料金を支払い「家電リサイクル券」を受け取る
- 家電リサイクル券と不要なテレビを「指定引取場所」に持ち込む
事前予約の要不要や受け入れ時間は指定引取場所ごとに異なるため、持ち込む前にルールを確認してください。
家電リサイクル券については次の記事でも解説しています
3. 不用品回収業者に依頼する
「買い替えの予定がない」「自分で運ぶ車がない」「テレビ以外にも家具や家電をまとめて捨てたい」という場合におすすめです。
自宅まで引き取りに来てくれるため手間がなく、業者のスケジュール次第では即日対応も可能です。
弊社「買取いちばんドットコム」など買取もおこなう業者を選べば、ほかの不用品を買取ってもらうことで、お得に回収してもらえる可能性があります。
4. 買取業者に依頼する
壊れたテレビであっても以下の条件をすべて満たしている場合は、修理して販売できる見込みがあり、買取対象となる可能性があります。
- 50インチ以上の大型テレビ
- 画面が割れていないもの
- 製造から5年以内の高年式モデル
- 人気ブランド(ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など)
リサイクル料金を払うことなく不要なテレビを現金化する方法なので、買取いちばんなどの買取業者までお気軽にお問い合わせください。
なお、弊社の買取品目については、以下も参考にしてください。
5. ネットオークションやフリマなどに出品する
ヤフオク!やメルカリ、ジモティーなどを活用する方法です。
壊れたテレビでもパーツ取りなどの目的で、買い手が付くことがあります。
ただし、テレビなどの大型家電は梱包作業や発送手配の手間がかかるほか、輸送中などトラブルが起きやすい点には注意が必要です。
テレビ周辺機器・付属品の正しい処分法
テレビ本体を処分する際、意外と見落としがちなのが「B-CASカード」「リモコン」「テレビ台」などの周辺機器や付属品の扱いです。
個別に手続きが必要なものがあるため、正しく理解しておきましょう。
B-CASカードの正しい処分法
テレビに挿さっている赤色や青色の「B-CASカード」は、ユーザーの所有物ではなく「(一財)ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ」からの貸与品です。
とはいえ、テレビを処分・譲渡する際にカードを返却する必要はありません。
B-CASカードの破棄手順
テレビからカードを引き抜き、裏面の金色のICチップ部分に必ずハサミを入れて復元不能な状態にします。
その後、お住まいの自治体の分別(「不燃ゴミ」など)に従って処分してください。
古いカードの使い回しは非推奨
古いテレビから新しいテレビへのB-CASカードの使い回しは、経年劣化による読み込みトラブルなどを防ぐためにも避けた方が無難です。
新しいテレビに同梱されている新品のカードを使用してください。
また、近年のテレビはB-CASカードの代わりに「ACAS」という電子チップが本体に内蔵されています。使わなくなった古いB-CASカードは、上記の方法に従って破棄してください。
リモコン・ケーブル類の処分法
テレビに付属していたリモコンや各種ケーブル類は、リサイクル対象には含まれません。
- リモコン: 内部の乾電池を取り外した上で、自治体の「不燃ゴミ」または「小型家電回収ボックス」へ
- ケーブル類: 「不燃ゴミ」「金属ゴミ」「小型家電」など、自治体の区分に従って廃棄する。
テレビ台・壁掛け金具の処分法
テレビを載せていたテレビ台(ローボード)や、壁面に固定していた壁掛け用アタッチメント金具も自治体のルールに従って処分してください。
一辺の長さが30cm〜50cmを超える木製・金属製のテレビ台は、自治体の「粗大ゴミ」として処分するのが一般的です。
金属製の壁掛け金具についても、分解して不燃ゴミに出すか、サイズが大きい場合は粗大ゴミ指定となります。
壊れたテレビの「無料回収」には裏がある?

リサイクル料の支払いが義務付けられている以上「テレビの無料回収」という商売は成り立ちません。
そのため「何でも無料で回収します」と謳う業者には注意が必要です。
「無料だと思って頼んだら、トラックに積み込んだ後に高額な作業費を請求された」といったトラブルが全国で多発しています。
悪質な不用品回収業者を見分ける4つのチェックポイント
トラブルを防ぐため、依頼前に必ず以下の4点を確認し、事前に複数の業者から見積もりを取得しましょう。
「無料・格安」を強調しすぎている業者は避ける
廃棄処分には法的なリサイクルコストが絶対にかかるため、完全無料での回収は原理的に成り立ちません。
見積書の内訳がわかりやすいかをチェックする
「回収一式〇〇円」といった大ざっぱな表記ではなく、「テレビ回収料〇〇円、リサイクル料金〇〇円、作業料〇〇円」と明細が分かれているか確認してください。
見積書に「追加料金」が記載されていないかチェックする
安すぎる見積もりの場合、欄外に小さな文字で「処分費用・階段作業費は別途」と記載されているケースがあります。事前に「追加料金の有無」を明確に確認しましょう。
会社情報・許認可を公表しているか確かめる
業者のWebサイト上に「古物商許可番号」や「会社所在地」「固定電話番号」が明記されているか確認してください。街をトラックで巡回しているだけの業者などは避けるのが賢明です。
まとめ

壊れたテレビは家電リサイクル法の対象品目であるため、原則として無料回収してもらうことはできません。
「無料回収」をアピールする業者を利用すると、後から思わぬ高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクが高いため、必ず認可を得た正規の不用品回収業者や、正しい自治体指定の手続きを通じて処分をおこないましょう。
買取いちばんでは、法に基づいた適正な回収をおこなうとともに、買取可能な不用品とセットでお申し込みいただくことで処分コストを抑えるご提案をおこなっています。
お見積もり・ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。



