チェストは「Chest of drawers」とも呼ばれますが、引き出しが付いた収納家具をいいます。日本では「整理ダンス」とも呼ばれています。チェストは、さまざまな素材の物が販売されていますが、その中でもアンティーク調のチェストは人気です。職人の方が丁寧に造り上げたアンティーク調チェストは、中古市場でもヴィンテージ扱いとなるため、高価買取の対象になることが多いです。そのため、中古市場でも、とても需要のある収納家具となっています。

キャビネットは洋家具の一種であり、製造当初は食堂用の家具でした。食器を収納して、配膳の際にテーブルとして使用していたのです。しかし、次第にダイニングやリビングに設置されるようになり、食器のみではなく、さまざまな物を収納するようになってきました。近頃では、飾り棚としての要素も強くなってきています。オープン型や両開扉、引き違い扉、ラテラル型などさまざまなタイプのキャビネットがあります。

利用スペース・収納物に応じて、様々な種類から選択できるのが「ラック」です。生活のミニマム化が取り沙汰にされ、断捨離ブームに火が付いた昨今ですが、それでも生活している以上は本や雑誌、小物など様々な物が溜まっていきます。思い出深く、捨てることができない物もあるでしょう。ラックは、そのような物を片付ける際に活躍する収納家具です。
スチールラックやメタルラックは、耐久性にも優れていて、手入れがしやすいことから中古市場でも需要があります。

クローゼットとは、洋服を一列に並べる収納家具です。箱型の形状をしており、前面に扉がついており、内部には用途に応じて棚板やハンガーパイプ、引き出しなどが設置されています。ハンガーを吊るして洋服を掛けるスペースと畳んだ服などを置いて収納するスペースがあり、シワになりやすい服も形を崩さずに保存することができます。近頃は、部屋の中に壁面クローゼットが付いていることがあり、需要は減ってきていますが、大量の衣類を持っている方などから需要がある収納家具です。

テレビ台は、リビングの主役にもなり印象を大きく左右する収納家具です。素材や機能、価格帯もさまざま。高さが低いロータイプをはじめ、高さの高いハイタイプ、システムタイプなどの種類があります。また、組み合わせタイプのテレビボードは、テレビ台の部分と収納スペースであるシェルフ部分が独立していて、それぞれ単体で使用したり、組み合わせたりして使用できます。リビングの印象を決める家具のため、ヴィンテージ家具が欲しいという方も一定数います。