ベッドの処分でお困りの方必見!場所を取りがちなベッドを一刻も早く処分したい方向けに解説♪


引越しや模様替え、家族が増えたり布団生活に変えたりと生活の変化などによってベッドを買い換えることは多々あると思います。
そんな時に大きくて重いベッドはどのように処分すればよいのでしょうか?
家財の中でもベッドはスペースを取るため、不用になったらたとえ壊れていなくてもすぐに処分してスッキリしたいですよね。
ですがベッドを構成する素材も様々で処分方法がわからなかったり、いざ処分したくても大きすぎて外に持ち出すことができなかったりとベッドの処分は何かと面倒です。
今回はベッドを正しく処分する方法について考えていきましょう。

私が監修致しました

ベッドの処分でお困りの方必見!場所を取りがちなベッドを一刻も早く処分したい方向けに解説♪監修者
寺坂 健吾

買取いちばんスタッフの寺坂です。 睡眠はリラックスし日中の疲れをとり、明日への心身の活力を養う大切な時間です。ベッドは1日の三分の一ほどを過ごす場所ですから、気に入ったものを使い続けたいですよね。 経年や引っ越しなどで不要になったベッドを処分したいと思ったときに、処分の仕方で頭を悩ませたり、処分できず合わないベッドで眠り続けて不眠にでもなってはいけません。 このコラムを読んで今日もグッスリ、快眠していただけると幸いです。

自治体のルールに沿って粗大ごみとしてベッドを処分する

ベッドを処分する際に最もオススメなのは、自治体のルールに沿って粗大ごみとしてベッドを処分する方法です。
自治体によって多少ルールが異なりますが、粗大ごみとしてベッドを処分する方法は以下のとおりとなります。

処分方法

ベッドに限らず、粗大ごみの処分方法は自治体によってルールが異なります。
名古屋市の粗大ごみ収集は、地域ごとで月に1回の収集日がさだめられています。収集を依頼するには事前に申し込みが必要です。
しかし、おおよその流れは似ているはずなので以下を一例としてご覧ください。

  1. まずはベッドのサイズをチェック
  2. 収集日の7日前までに、電話もしくはインターネットで自治体の粗大ごみ受付センターにベッド回収を依頼
    この時に処分費用がわかります。
  3. スーパーマーケットやコンビニ、郵便局などで2で提示された金額分の粗大ごみ処理券を購入
  4. 必要事項を粗大ごみ処理券に記入し、処分したいベッドに貼り付けておく(シールのようになっています)
  5. 指定された収集日の午前8時までに、指定の収集場所へベッドを運び出す

以上の流れで処分完了です。

自治体から指定された場所まで収集に来てもらうことはできるのですが、家の中から外に出すまでは自分で行わなくてはならないのでエレベーターのないマンションなどにお住まいの方は少し大変ですね。

65歳以上の方や身体に障害がある方のみの世帯で、部屋からベッドを外に出すことが困難な場合には運搬から頼めることもありますので申込み時に相談しておくと安心です。

費用

名古屋市のベッドの処分費用の一例を見てみましょう。この金額分の粗大ごみ処理券を購入して、処分するベッドに貼り付けてください。

  • ベビーベッド・・・1,000円
  • ベッド・・・1,500円

自治体によってはシングルベッドかセミダブルベッドか、ダブルベッドなのかで処分費用が変わる場合もあります。
また、上記の処分費用はそれぞれベッドマットを除く費用です。マットレスの処分費用は別途かかってきますのでご注意ください。

粗大ごみとしてベッドを処分するメリットとデメリット

  • メリット
    ・自治体に依頼するので、安い価格で正しく、確実に処理してもらえる
    ・収集日に指定された場所(だいたいは家の前の邪魔にならない場所を指定されます)に出せば、あとはそのまま回収してもらえるので安心
  • デメリット
    ・自治体によっては、粗大ごみ収集の申込み受付時間や曜日が限られている
    ・引っ越しなどのタイミングに合わせて早めにスケジュールを組む必要がある
    ・自治他の規定やベッドのサイズによっては、規定のサイズに収まるように解体してから処分しなくてはならない

自分で自治体の粗大ごみ処理施設へ持ち込む

自動車があって、折りたためたりベッドを車に載せられるサイズまで小さくできるのであれば、自治体の粗大ごみ処理施設に直接不要になったベッドを持っていくことも可能です。

自分で処理施設に運ぶと、収集を頼むよりも安価で片付けられる傾向にあります。体力のある方は自分で運べる方は持ち込みを検討してもいいでしょう。

  • メリット
    ・粗大ごみの収集を頼むときよりも、費用をさらに安く抑えられる(数百円~というところが多いです)
  • デメリット
    ・自治体によっては粗大ごみ収集の申込み受付時間や曜日が限られていたり、予約が必要な場合がある
    ・自分で処理施設まで持っていくことができないと利用ができず、車を手配したりすると結局高くついてしまう場合も…?

力技!解体して可燃ゴミとしてベッドを処分する

名古屋市では1辺が30㎝を超える大型ごみを「粗大ごみ」と定義し、処分には上記でお伝えした手数料がかかります。
そんな粗大ごみが、もし一般のごみ袋に入るサイズまで細かく解体されれば可燃ごみとして費用をかけずに処分できるのはご存じでしょうか?

解体すれば無料になるって本当?

東京23区や大阪市など自治体によっては、元々のサイズが粗大ごみの大きさの処分品では、小さく解体しても粗大ゴミの費用がかかってしまうことがあるようです。
一般ごみの袋に入っていて粗大ごみ処理券を貼らずに処分しようとしても、回収してもらえなかったり後から費用を請求されたりする可能性がありますので必ずお住まいの自治体に確認してから判断してください。。

解体の方法

解体をする場合はかなり大きな騒音が出ることが予想されるため、必ず周囲の状況をチェックした上で日中に行いましょう。ベッドの解体の手順は以下のようになります。

  1. ベッド全面をカバーするようにブルーシートを広げる
  2. ベッドの取り外せる箇所(脚など)をすべて外す
  3. 可燃ゴミの袋に入るサイズになるよう、電動ノコギリを使って、木製の部分をカットする
    ※ベッドの構造や部品によっては、ペンチやナットなどの工具が必要になることもあります。

ベッドを自分で解体するメリット・デメリット

手順を見てお判りいただけたかと思いますが、ベッドの解体は一人で出来ないことはありませんがかなり時間と労力を費やす作業です。
かなりの騒音を覚悟しなくてはなりませんし木くずなど粉塵が出て後片付けも大変です。
工具で床など部屋を傷つけてしまうこともあるかもしれません。

自治体がベッドを解体して可燃ゴミとして処分することを認めている場合はかなりの節約につながりますが、デメリットの方が多いように思えます。お庭やガレージなどがあって外で作業ができる方向けかもしれません。

スプリングマットレスは適正処理困難物

さらに、スプリングマットレスは布や綿、ウレタンや樹脂などのほか金属製のスプリングなど様々な素材が入り組んで作られているため廃棄処理が難しく、廃棄物処理法で「適正処理困難物」に指定されています。
マットレスの部分をもし自分で解体しようと思うと、ハサミで布を切ったあとにクリッパーでコイル部分を切断する必要がありますが金属を切断するのは素人にはかなり危険な作業です。

ベッドの解体に加えてマットレスの解体を両方行うのは、至難の技ということですね。

引越し業者にベッド回収・処分を依頼

引っ越し先で新しいベッドを購入する予定であったり、和室のある住宅へ引っ越すためベッドからお布団での生活に切り替える予定である、など転居に伴って現在お使いのベッドが不要になる際には、引越し業者にベッドの処分を依頼できることもあります。

処分方法

引越し業者にベッドの回収を依頼する場合は、事前の見積もりの際に回収希望の意向を伝えてください。
多くの場合の引っ越し業者は事前に自宅まで見積もりに来て、家財道具の何を新居に持っていくか、何を置いていくのかをひとつひとつ尋ねてくれると思います。
引越し当日に急に「ベッド引き取って!」と依頼しても、引き受けてもらえない可能性が高いため、必ず事前に依頼しましょう。
ベッドのみに限らず不用品の引き取り対応が可能な場合は、引越し業者から見積額が提示されるので依頼をするか否かを判断してください。

引越し業者にベッドの処分を依頼するメリットとデメリット

引越し業者にベッドの回収をお願いするメリットは、引越しの際にさらに別の業者に手続きをしたりと余分な手間をかけることなくベッドの処分を一本化して依頼できる点です。
また、ベッド以外にも不用な家具があれば一緒に処分してもらえる可能性があります。

デメリットは、引越しと同時の契約でなければベッドの回収依頼ができないことです。
また、業者により回収できるものとできないものがあり、場合によっては引っ越し業者から提携の不用品回収業者を紹介され、窓口は結局別…ということもあるようです。

費用

回収費用に関しても業者によってケースバイケースですが、目安としては5,000~10,000円程度です。
多くの大手引越し業者は、不用品の処分が本業ではない分、回収してほしい全ての製品に対応していなかったり、回収の料金は割高になる傾向があります。
そのため、引越しと不用品処分は別に考え、不用品処分を本業にしている業者にお願いするのがスムーズで、割安かもしれません。

新しくベッドを購入するなら購入店でベッド回収を依頼

引越しなどでいらなくなったベッドや壊れたベッドは、代わりのベッドを新しく買うときに家具販売店やホームセンターなどで引き取りサービスを行っている場合があります。

処分方法

ベッド1台につき人件費など引取り料がかかる場合もありますが、無料で引き取りをしてくれるお店もあるので、購入する前に家具販売店やホームセンターなどに確認してみましょう。

通信販売でベッドを購入する場合の注意点

通信販売では、一定金額以上のベッドを購入すると買った数と同数の引取りができるというお店もあります。
自宅へ新しいベッドの配送を頼んだ場合には、通常はベッドの搬入日と同時に古いベッドも引取りになります。

インターネットショッピングなど通信販売でベッドを購入する際には、購入画面に古いベッドの引き取りの要・不要を入力する箇所がないか、なければWebサイトのQ&Aをチェックするかもしくは問い合わせフォームから処分の可否を確認しておくなど、漏れのないようにしておきましょう。後からは依頼できない場合があります。
引取りの日時や方法、引取り料などの確認も忘れないようにしましょう。

買い替えの際にベッドを処分するメリットとデメリット

メリットは何といっても同じタイミングでベッドの購入と処分をできることです。
ベッドを買い替えるケースでは、搬入があまりに早いとベッドを2台部屋に置くことになり、古いベッドの搬出が早すぎると新しいベッドが届くまでの間は床で寝なくてはならないという問題が生じます。
購入店に古いベッドの処分を依頼できれば、この問題がクリアになります。

  • メリット
    ・ベッドの運び出しから運搬まで全てまかせることができる
    ・新しいベッドの搬入と同じタイミングで古いベッドの処分ができ、時間的にロスが少ない
    ・無料引き取りサービスがあるお店もあり、引取り料の負担がなく処分ができる!
  • デメリット
    ・基本的にはベッドを購入しないと回収・処分サービスは利用できない
    ・高い引取り料のかかるお店では費用面でのメリットが少ない場合もある

費用

購入店による古いベッドの回収サービスの費用は店舗によって異なりますし、店舗ごとにそれぞれ規定が設けられているので、条件をよく確認した上で回収の依頼を相談してください。

大手家具取扱店で提示している家具の回収サービスの費用は、

  • ニトリ・・・3,300円(条件:購入する家具と回収する家具が同数であること)
  • IKEA・・・5,500円(条件:ソファとマットレスのみ対応可能。その他の寝具は対応不可)
  • 楽天市場・・・13,200円(キャンペーン実施により安くなる場合あり)
  • 無印良品・・・3,000円(条件:購入する家具と回収する家具が同種・同数であること)
  • ベルメゾン・・・無料(条件:販売価格と送料に下限あり)

上記は、それぞれ家具の購入と同時でなければ利用できないサービスです。
また引取りサービス費用とは別に、新しいベッドの配送料組立料金がかかる場合が多いので店頭や電話で確認をしておきましょう。

リサイクルショップ、メルカリやインターネットオークションによるベッドの処分

リサイクルショップ、メルカリやラクマなどのフリマアプリやインターネットオークションを使ってベッドを買い取ってもらう方法もあります。

処分方法

リサイクルショップにベッドの処分を依頼する場合は、まずは見積もりを依頼します。
ベッドは店頭への持ち込みは困難なので、出張・訪問見積もりに対応しているリサイクルショップに依頼しましょう。見積もりは無料の場合が多いです。

インターネットのフリマやオークションでベッドを処分する際には、ご自身で商品の写真の撮影や商品情報の入力などの出品作業から、交渉など購入希望者とのやり取り、梱包から発送まで行う必要があります。

ベッドを中古店やオークションで売却するメリット・デメリット

買取でベッドを処分する最大のメリットは、金額に多寡がありますが収益が得られることです。
ただし、ベッドやマットレスなどの買取はかなりハードルが高いことを理解しておく必要があります。
全般的に寝具は衛生意識が強く働くため、「前に誰が使っていたか分からない」ものは未使用の物や高級ブランド品以外、なかなか売れないと考えておいたほうがよいでしょう。
一転ベビーベッドは使用する期間が短く、比較的状態がいいものが多いため中古市場でも需要が高く買取金額が付きやすいです。

また、サイズや重量の問題から配送料が高額になってしまうことも、ベッドが売れにくい要因の一つです。
メルカリなどフリマアプリを介してベッドを取引する場合は、配送料を出品者がもつ場合が多いため、赤字になってしまう場合もあります。

  • メリット
    ・収益を得られる。美品、ブランド品であれば高額がつくことも。
  • デメリット
    ・衛生面からベッドやマットレスは購入希望者がつきにくい
    ・梱包・配送の手続きを出品者で行わなくてはならない

ベッドの人気ブランド

中古市場でも人気の高いベッドのブランドはいくつかあり、

  • フランスベッド
  • シーリー
  • RUF(ルフ)
  • WATER WORLD(ウォーターワールド)
  • MASTERWAL(マスターウォール)
  • IDC 大塚家具

などのブランドで状態の良いものであれば、高価買取が期待できます。
もちろんノーブランドのベッドであっても、使いやすいサイズのものや新品未使用に近い状態のものであればニーズはありますので、まずは査定に出してみることをおすすめします。

不用品回収業者にベッドの処分を依頼する

時間も手間を最小限に抑えたい!という方には、不用品回収業者にベッドの処分を依頼する選択肢もあります。
費用はかかりますが、不用品回収業者に依頼すればベッドだけでなくご家庭の不用品をまとめて処分してもらえるため、引っ越しなどでほかにも不用品がある方にはオススメです。

処分方法

不用品回収業者に電話やインターネットから問い合わせをして、回収の見積もり依頼をします。
見積もりだけなら無料のところが多いので、複数社相見積もりを取ったほうが費用を若干ですが抑えられます。
双方の条件が合致すれば契約をし、希望の日時に不用品業者が回収に来てくれます。業者がトラックで来ていればその場で回収してもらえることもあるようです。

不用品回収業者にベッドを回収してもらうメリット・デメリット

メリットは、依頼するだけでよくベッドを運び出したり解体する手間をかけずにご家庭の不用品をまとめて処理できることです。
ベッドだけでなく古くなった荷物をまとめて処分したいときや、結婚・引っ越しなどのライフステージの変化によって不用なものが出てきたときにはとても手軽な処分方法です。

料金体系は、荷物の量に比例するプランやトラックの荷台のサイズによって決まるプランなど業者によってそれぞれです。

シングルベッドやセミダブルベッドなど、ベッドのサイズやパイプベッドかどうかなど、ベッドの種類によっても料金が異なる場合がありますので見積もりの際に確認しておきましょう。

ただし、業者の見極めには注意しなくてはなりません。
不用品回収業のなかには、「無料」「格安」といううたい文句で注文を受けておきながら実際には不当な高額請求をしたり、回収したものを不法投棄をするような悪徳業者もあり、被害が後を絶ちません。
不法投棄は依頼者側も罰せられる事例もあり、無関係な話ではありません。

不用品の回収は行政の認可を受けて運営している業者に依頼しましょう。
行政のルールに沿って運営している業者を見極める方法は、以下のとおりです。

  • 連絡先や代表者の氏名が記載されており透明性がある
  • 無理な回収をせずに、あくまでも依頼主の希望によって回収を行っている
  • 地元に密着した運営を行っており、地域での評判がよい
  • ホームページなどに事例をたくさん載せており、確かな実績がある

これらの条件をクリアしている業者に処分を依頼しましょう。

  • メリット
    ・自宅まで回収に来てくれるため、重いベッドを部屋から搬出してもらうところからお願いできる
    ・不要品がほかにもある場合は、まとめて引き取ってもらえる
  • デメリット
    ・自治体に頼むときより料金が高額になる
    ・回収業者によって料金が大きく異なる
    ・悪徳な業者もいるため見極めが必要

マットレスの処分はどうする?ベッドと別々に処分できる?

ベッドフレームとセットになっているのがマットレスですね。
こちらの処分はどうしたらいいのでしょうか。

ベッドフレームは買い替えるけどマットレスはまだ使う、またはその逆の場合は別々に処分することになりますが、買取や回収処分業者によっては

  • マットレスとベッドはセットでないと買い取れない
  • 別々に処分が可能

と対応はまちまちです。
自治体の粗大ごみに出す場合も、名古屋市ではマットレスに1,000円、ベッドに1,500円と別々に処分費用がかかります。

解体して可燃ごみや不燃ごみとして出す方法も自治体によってはできますが、マットレスはスポンジや金属コイルなど様々な素材が複合して使われているため、解体はかなり大変であることを覚えておきましょう。

マットレスの処分方法についてはこちらの記事もご覧ください!

まとめ

今回はいらなくなったベッドの処分方法を紹介してまいりました。
粗大ごみで出すのか解体して家庭ごみで出すのか、はたまた業者へ回収を依頼するのか。
それぞれ費用や手間、かかる時間などメリット、デメリットなどがありますのでご自分の余力に合った方法で正しく処分しましょう。

まだ使えるものはリユースにまわしてみるというのも一つの方法です。特にベビーベッドは需要がありますのでどなたかへ譲るというのもオススメです。

いずれにせよ、不法投棄などは絶対にせずに正しくベッドを処分し、快適な寝具で安眠ライフを送りましょう。

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