車箪笥とは、箪笥の下に車輪がついている家具のことを指します。江戸時代は火事が起きやすく、万が一の際は貴重品の入った箪笥を外へ持ち出せるようにと、箪笥に車輪がつけられたのだそうです。文明が発達した現代社会ではそのような用途で使われることはありませんが、レトロなインテリア家具として人気があります。

階段箪笥はその名が示す通り、段々のデザインを一番の特徴とします。江戸時代には、実際に階段としても活用されていたのだそうです。段数が3段のものや5段のものがあり、左右の向きも右上がり・左上がりがございます。非常に珍しい箪笥なので、こちらもインテリア家具として注目されています。

幅広いラインナップから多くの方に支持されているのが、岩谷堂チェストです。高さが400ミリのローチェストもあれば、800ミリを超えるミドルタイプのチェストも展開しています。存在感のある飾り金具と美しい漆塗りで目を楽しませてくれる逸品ですが、ほどよい高さなのでインテリアとも馴染みやすいのではないでしょうか。チェストの上に小物を飾ることもでき、和モダンなテイストを演出できます。

岩谷堂箪笥の顔ともいえる代表的な家具が、大型箪笥です。高さが1750ミリにも及ぶ整理箪笥や洋服箪笥などが、豊富に展開しています。箪笥の内部には、通気性に優れた桐の無垢材が使用されているため、大切な着物や洋服を湿気から防いでくれます。洋服箪笥にはS字フックがついたバーやネクタイハンガーなどが備えつけられており、現代的なライフスタイルにも適応する工夫が施されています。

岩谷堂テレビボードは、マンションにお住まいの方や外国の方にも人気があります。岩谷堂箪笥では、長い伝統を誇る箪笥の技術を生かして、現代的な生活にもマッチする家具を作っています。漆を塗って研く工程を丹念に繰り返す、この高度な漆塗りの技術によって、独特の風合いが生まれるのだそうです。年月とともにその色合いは少しずつ変化していくため、リビングを彩るインテリアとして長く楽しむことができます。