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1949年に生まれたイタリアの家具メーカーカルテル（Kartell）。

プラスチック加工の技術が高く、プラスチック素材ながらもおしゃれで高級感のあるインテリア小物は幅広い世代に愛されています。

今回は、部屋をおしゃれにしたい人におすすめの家具ブランド、カルテルの歴史や魅力をご紹介します。

これまでの人気インテリア小物や家具といった人気商品も解説していますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

１．カルテルとは

カルテル（Kartell）は、イタリアのロンバルディア州で生まれた家具メーカー。

創設者のジュリオ・カステッリは、車のパーツや家庭用品、照明パーツなどの小物の製造を主に手掛けていました。

その後しばらくして、パーツのプラスチック加工技術を活かして家具の製造もスタート。

これまでにない革新的なデザインと、おしゃれでかわいらしい家具たちは瞬く間に世界中で注目されました。

さらにマルコ・ザヌーゾ、ヴィコ・マジストレッティなどの名だたるデザイナーとコラボ。

品質とデザイン性の高さを兼ね備えた家具たちは、美術館のパーマネントコレクションに加えられるなど多くの評価を得ています。

 

2．カルテルの魅力

カルテルは日本でもインテリアをオシャレに仕上げたい人々に人気で、今は新品で購入できないモデルは中古でも高値で取引されています。

そんな日本の人々も魅了する、カルテルの魅力をご紹介します。

 

プラスチックベースのほかにはないデザイン性

プラスチック製のチェアや小物と言えば、安っぽくすぐに壊れてしまう。

そんなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか？

カルテルは長年のプラスチック加工技術を活かして、丈夫でおしゃれな家具や小物を多く創り出してきました。

しかも、デザインのレベルは家具全体で見ても個性的かつ、洗練されたものばかり。

一見するとプラスチックとは思えない、細部までの繊細な彫刻やこだわりのフォルムは、一度見ると忘れられない強烈な個性を放っています。

 

プラスチックならではの透明感

カルテルはプラスチックという素材を活かして、透明なチェアやテーブルなどの新しい家具を次々と生み出しました。

木製では決して作れない、ガラスのような透明感のチェアは個性的でカルテルならではのレトロでポップな雰囲気があります。

特に複雑なカッティングを施したテーブルやチェアは、まるで宝石のような繊細な輝きを放ちます。

まわりとは一味違う、個性的なインテリアでまとめたい人におすすめのブランドですよ。

 

一つあるだけでおしゃれ空間に！インスタ映えする小物たち

カルテルはテーブルなどの大型家具だけでなく、生活雑貨やインテリア小物でも若い世代から高く評価されているブランドです。

たとえば、世代を超えて愛されているカルテルの名作コンポニビリは、丸形のおしゃれなチェスト。

シーン問わず空間をおしゃれに、さらに実用的に役立つ小物として世界中で愛されています。

 

全国に店舗があって現物をチェックしやすい

カルテルはフランス生まれのブランドですが、日本にも各主要都市に店舗を構えています。

大阪や福井、東京、仙台など各地にカルテルがあるので、実際に足を運んで現物を見ることができますよ。

最近はいろいろな家具が通販で手軽に購入できますが、いざ届くとイメージと違った、部屋に置けるサイズではなかったなどのトラブルが起きることもありますよね。

カルテルはオフィシャルショップがあちこちにあるので、気になる商品を直接目で見られるのも魅力の一つです。

 

３．カルテルの人気商品

カルテルがこれまで発表してきた、数々の名作家具たちをご紹介します。

 

コンポニビリ

カルテルを代表する収納チェストのコンポリビニ。

創業者のジュリオ・カステッリの妻のアンナ・カステッリが生み出した、ブランドを代表する名作です。

発売からなんと50年以上経った今でも、その円筒の形状に数段の引き出しが入ったおしゃれなデザインは、1つで北欧系インテリアに仕上がると大人気。

キッチンや寝室、オフィスまでシーンを問わずに設置できるシンプルさも大きな魅力です。

カラーも豊富でベーシックなホワイトやブラックから、メタリックなゴージャスカラーまで、空間をおしゃれに彩ってくれます。

定価は約2万円からラインナップされていて、中古でも人気の商品です。

 

ストーン

マルセル。ワンダースがデザインした、グラスのような繊細なカットが特徴のスツールです。

砂時計のような中央が引き締まったシンメトリーフォルムと、表面の無数の行く南嶽模様によって、まるでカッティングしたダイヤモンドのような輝きを放っています。

スツール以外にも、サイドテーブルや部屋のオブジェとしても活躍する、シンプルで完成されたデザイン。

プラスチックならではの透明感と光沢を活かした傑作です。

 

ラルゴ

モジュール式のシートを組み合わせて作る、新しいコンセプトのソファです。

コンパクトな2人掛けにすることも、パーツをプラスして大型のL字ソファにチェンジすることも。

建築家のピエロ・リッソーニが生み出したソファで、高級感があり場所に合わせて選べる機能的なデザインが高く評価されています。

 

パニエ

フロアテーブルのほかに、マガジンラックにもなる遊び心満点の個性派テーブルです。

パニエはドレスを美しい形に広げるための女性用下着ですが、それをモチーフに丸みのある形状に等間隔で隙間を作った、不思議なデザインです。

透明の天板を乗せるとテーブルに、外すと収納場所としても使える、アイデア次第で使い方が広がるカルテルならではの家具です。

 

４．まとめ

プラスチックの高度な加工技術のもと、生み出されるプラスチックならではの美しいデザインは、家具というよりも美術品のような個性があります。

小物も人気が高く、インテリアをさり気なくランクアップさせてくれる存在です。

中古でもカルテルの家具や小物は人気ですので、ぜひ不要になったものがあったら買取を依頼してみてはいかがでしょうか。

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