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フレックスフォルム（FLEXFORM）は、1970年にイタリアで設立された家具メーカーです。

イタリアを代表する高級家具を取り扱っているブランドとして知られており、100％イタリアンデザインにこだわった、高品質な家具を提供し続けています。

今回はそんなフレックスフォルムとはどんなブランドなのか、活躍するデザイナーや名作の数々をご紹介いたします。

 

１．フレックスフォルムとは

イタリアを代表するフレックスフォルムは、ラグジュアリーなイタリアンデザインで世界中に愛される家具ブランドです。

そもそものフレックスフォルムの始まりは1959年にミラノ郊外にあるブリアツァに、ガリンベルティ兄弟によって創業した家具店でした。

この土地はもともとイタリア家具の生産の中心地として知られており、現在にいたるまでイタリアンデザインを追求した数多くの名作が発表されています。

日本では南青山にショールームもオープンしており、知る人ぞ知るブランドから今では日本人もあこがれるブランドになりました。

フレックスフォルムのデザインの特徴は、王道なイタリアンモダンをベースにしていること。

上質なレザーにボリュームがあるクッションを使ったソファたちは、重厚感あるラグジュアリーな佇まいです。

また、シックで空間をおしゃれに演出してくれるテーブルなど、どれも最高級素材で作られる家具たちは、世界中のセレブ達を魅了してやみません。

 

2．フレックスフォルムの魅力

フレックスフォルムのブランドの信念は、「確かなものを作り、ユーザーに最高のものを届けること」と発表しています。

創業時からこの姿勢は今も変わっておらず、フレックスフォルムが手掛ける家具は長年愛され続けています。

そんなフレックスフォルムの家具の特徴と魅力をご紹介します。

 

素材へのこだわり

フレックスフォルムは、イタリアの家具ブランドの中でもトップクラスの高級品を扱っています。

その値段相応に、使用している素材はどれも一級品ばかり。

たとえばソファは厳選したポプラ材をベースにフレームを作成しています。

また、座面と背面の座り心地を決めるウレタンは、高密度発泡のモールド成形のほか、白鳥のやわらかい羽毛を使ったダウンなど、厳選した素材を使っています。

さらにソファカバーの種類はなんと300種類を超えており、その中から自分の部屋のインテリアにある一つを探せるのも、フレックスフォルムのこだわり。

縫製技術も非常に優れており、ソファのカバーリング技術は世界トップクラスのクオリティで高く評価されています。

 

部屋の使い方を変える機能性を持つ家具たち

家具と言えばすでにある部屋の空間に合わせて、設置するものとのイメージがありますよね。

フレックスフォルムの家具たちは、新しい部屋の使い方を提案してくれる独自性のあるデザインと機能性を取り入れています。

たとえば、ソファのアーム部分が書棚になっているデザインや、あえてリビングの中央に設置できるアイランド式のソファなど、家具にレイアウトフリーの考え方を提案したのもフレックスフォルムでした。

ソファはテーブルの後ろ、書棚は壁際に設置するといった、定番の家具の配置の概念をくつがえす革新的なアイデアの数々は、見る者を驚かせるものが多くそろっています。

 

3．フレックスフォルムで活躍するデザイナー

フレックスフォルムのメインテーマである、イタリアンデザインは創業から40年経った今もまったく変わっていません。

すでに完成された家具デザインは流行に左右されず、どんな部屋もインテリアを格上げする魅力とパワーを持っています。

そんなフレックスフォルムの家具デザインを手がけているのは、イタリアンデザイン界の巨匠アントニオ・チッテリオ。

家具職人の父を持っていたアントニオは、13歳からデザインの勉強を始め、学生のころからフレックスフォルムに出入りして技術を磨いていた経験があります。

代表作は高級感あふれるソファの「グランドピース」。

深く沈み込みやわらかいフェザークッションは、極上の座り心地を約束してくれます。

タイムレスなシンプルデザインは、どんな部屋にもすっとなじむ重厚感もかもし出しています。

空間全体が知性を感じさせる、エレガントな雰囲気はチッテリオデザインの真骨頂と言えるでしょう。

 

4．フレックスフォルムの名作

そんなアントリオ・チッテリオが手掛けてきた、名作家具の数々をご紹介します。

 

グランドピース

ブランドを代表するソファ、グランドピースは背面クッションに最高級フェザーを詰め込み、さらに棒状クッションのボルスターを埋め込んだ、適度な安定感と最高の座り心地が魅力。

ひじ掛け部分には金属プレートにレザーを張り込んだデザインで、やわらかいクッションと金属の無機質な質感の対比が、重厚でラグジュアリーな雰囲気をかもし出しています。

ひじ掛けは2段構造になっており、本棚や小物置き場としても使える構造になっており、テーブル代わりにも使える独特のデザインに仕上がっています。

その名前のとおり、マスターピース（傑作）と呼ぶのにふさわしい、完成されたソファとしていつかは座ってみたい名品です。

 

TRIS（トリス）

こちらのトリスは木製の脚と天板の大理石の異素材を組み合わせた、クールでスタイリッシュなテーブルシリーズです。

木製の温かみ、そして触るとひんやりとする大理石は、正反対の素材ですが、この2つを組み合わせることで、一つの素材で統一した家具にはない独特の深みが生まれています。

フレックスフォルムが大切にするデザインだけでなく「テイストや佇まいも重視すること」という項目にふさわしい、見た目だけでなくテイストにもこだわっているテーブルです。

使いやすいシンプルな円卓デザインの中に、大理石と言う個性が光るフレックスフォルムらしいテーブルです。

 

GUSCIOALTO SOFT

2014年に発表されたパーソナルチェアです。

薄型の背面部分に、丸い座面の組み合わせが新しい、これまでにないデザインが特徴。

パーソナルチェアと言えば、大ぶりでゆったりできるデザインが定番ですが、これはしっかりともたれかかることができる構造なのにとてもコンパクトな印象。

木製の短い脚がかわいらしさもありながら、無駄を省いた洗練されたフォルムがまるで芸術品とも言える美しい見た目のチェアです。

 

５．まとめ

フレックスフォルムは今も昔も、イタリアンデザイン100％にこだわるラグジュアリーブランドです。

家具はどれも機能的でありながら、タイムレスなデザインで、生活空間をエレガントかつゴージャスに彩るアイテムがそろっています。

日本では希少性も高いため、中古市場でも貴重品として高額買取が期待できますよ。

ぜひフレックスフォルムの家具を手放す予定がある人は、査定に出してみることをおすすめいたします。

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