使っていないプリンターを処分したい!小型家電の扱い?粗大ごみで出せる?手間をかけずに処分する方法とは
今はコンビニでも手軽に写真や書類が印刷もできるため、不要になったり壊れたまま眠っているプリンターをこの際処分してしまいませんか?
機械なので処分の仕方が複雑なんじゃ?と思っている方も多いですが、ちょっとしたコツと自治体のルールを守れば簡単、お手軽に処分することができます。
今回はプリンターを処分する際の分別のルールや、なるべく費用をかけずに処分するコツまでを不用品や家電買取のプロの目から細かくご紹介いたします。
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買取いちばんスタッフの河上です。時候の挨拶という風習もメールやLINEで済ませる方も増え、ご自宅でプリンターを使い年賀状などを印刷するご家庭も減ってきているといいます。 それに伴って、「プリンターの正しい処分方法って?」「機械だから特別な処分料金がかかってしまうの?」と不要になったプリンターを抱えてお悩みの方は増えているはずです。 本コラムではプリンターを処分する正しい方法や、処分の前に注意しなくてはいけないことを順番に説明したいと思います。 ご参考になりましたら幸いでございます。
目次
プリンターを処分する前に

プリンターには大きさなどに応じて様々な処分方法があるのですが、プリンターは「小型家電リサイクル法」いう小型家電の再資源化を促進するために設定された法律の対象品目で、定められた方法で処分しなくてはいけないのです。
法に則ってプリンターを処分するのは勿論ですが、処分する前に注意するべきポイントがいくつかあります。
処分前のこの処置を怠ってしまうと、思わぬトラブルになってしまうこともあるので以下をきちんと確認しましょう。
①個人情報を完全に消去しておく
パソコンを処分する際には内部のデータが流出して悪用されないように、データを完全に削除したりハードディスクを壊したりと気を付けている人が大半ですよね。
プリンターの場合ですとパソコン処分時ほどデータに注意せずに処分してしまう人が多いようですが、個人情報などのデータがもし悪用しようとしている人に渡ってしまっては大変です。
最近のプリンターにはHDDが内蔵されているものも多く、個人情報などのデータ(電話帳データなど)が記録されていることもあるため、HDDが付いたままだったり本体の設定をそのままにした状態で処分・廃棄してしまうと、情報漏洩につながってしまうリスクがあります。
プリンターを処分する際には、プリンター内のデータを完全に削除しておくことを忘れずに。
また、プリンター本体に保存されているデータだけではなく、USBメモリやSDカードを挿入したまま処分してしまうことも少なくありません。
こちらも処分の前にUSBメモリやSDカードの抜き忘れがないか、必ず確認するように徹底しましょう。
なお、手動のデータ消去や初期化ではデータの復元ができてしまう可能性もあります。
プリンター内のデータ消去は、専用のソフトを使用したり、専門メーカーや事業者に依頼すると確実で安心です。
②原本の取り忘れがないか確認

こちらも個人情報の管理に関してですが、重要書類をプリンターの原稿台にセットしたまま処分してしまい、重要書類を紛失してしまったり、データを他社へ流出させてしまうことがあります。
プリンターの処分をする際には、スキャナ部分や給紙トレイなどもを慎重にチェックしましょう。
③インクカートリッジを取り外してリサイクルへ
通常のプリンターでは印刷の方式によって、インクカートリッジかトナーカートリッジが使われています。
「インクカートリッジ」はカートリッジ内にインクの顔料を詰め込んだもので、「トナーカートリッジ」はプラスチックの粒子に黒鉛・顔料などの色粒子を付着させたトナーを詰めているもので、それぞれ処分の方法が少し異なります。
プリンターを処分する前には、お手持ちのプリンターのカートリッジがどちらか確認し、正しい方法でインクカートリッジやトナーカートリッジを取り外してから処分しましょう。
インクカートリッジの処分方法
取り外したインクカートリッジがメーカーの純正品であれば、リサイクル用の回収ボックスに入れましょう。
回収ボックスは家電量販店や自治体の施設、郵便局などに設置されていることが多いです。
出かける用事などがあればついでに処分してしまうのがよいでしょう。
回収された使用済みのインクカートリッジは、メーカーでリサイクルされ再利用となります。
環境に優しい処分方法なので、なるべく回収ボックスを利用するようにしましょう。
未使用や使用途中のインクカートリッジでも純正品であれば回収ボックスを利用できます。
近くに回収ボックスがない場合や純正品以外のインクカートリッジは、燃えるゴミ・燃えないゴミとして自治体のルールの下処分してください。
トナーカートリッジの処分方法
トナーカートリッジもインクカートリッジ同様、メーカーの純正品であれば設置されている回収ボックスを利用することができます。
ただし、インクカートリッジの専用の回収ボックスには、トナーカートリッジは入れられません。
必ずインクカートリッジとトナーカートリッジの両方に対応している回収ボックスか、トナーカートリッジ専用のボックスを探して入れましょう。
トナーカートリッジ用の回収ボックスが設置されている場所はインクカートリッジに比べると少ないようですが、家電量販店やPC専門店には比較的多く設置されているようです。
もしトナーカートリッジの回収ボックスが近くに見当たらなければ、純正品であればメーカーへの引き取りの依頼が可能ですので、メーカーのサイトを確認してみるとよいでしょう。
なお、トナーカートリッジは産業廃棄物なので、一般ゴミとして処分するのは絶対にやめてください。
使い切ったトナーカートリッジにわずかに残ったトナーの粉に、万が一熱が加わってしまうと火災が発生したり、最悪の場合は粉じん爆発したりする可能性もあるためです。
必ず上のいずれかの回収方法を取ってください。
プリンターの処分方法

ではいよいよここからは、使わなくなった・壊れてしまったプリンターの処分方法について解説してゆきます。
処分方法はプリンターの大きさ・状態などに応じていくつかあり、それぞれの特徴がありますので見てゆきましょう。
燃えないごみとして捨てる
年賀状のハガキや小さな資料を印刷するだけなどの、家庭用のサイズが小さいプリンターの場合は、燃えないごみとして捨てられる自治体もあります。この場合は費用はかかりません。
名古屋市の場合ですと一辺の長さが30cmを超えないものまでが、燃えないごみの対象です。
自治体によって燃えないごみに対応しているサイズが異なりますが、30cm〜50cmが一辺の長さのおおよその目安としているところが多いです。
それ以上の大きさになる場合は、他の方法で処分する必要があります。
粗大ごみとして捨てる
先ほどご紹介した、燃えないごみとして処分できる大きさを超えているプリンターを家庭ゴミとして捨てたい場合は、粗大ごみとして処分します。
粗大ごみ処分は有料となっており、手数料を支払って回収の依頼をする必要があります。
プリンターを粗大ごみとして処分する方法は次の通りです。
- 自治体の粗大ごみ受付センターに電話かインターネットから回収の依頼をする(この際に手数料の金額がわかります)
- コンビニやスーパー、郵便局など処理券取扱店で指定された金額分の手数料納付券を購入してプリンターに貼り付ける
- 粗大ごみの収集日時の朝8時までに、指定された場所に出しておく
プリンターを自治体に回収してもらう場合、一般的には粗大ゴミとして処分しますが、分解して可燃ゴミまたは不燃ゴミとして出せる場合もあります。各自治体によって異なりますので、ホームページなどで確認してください。
粗大ごみの収集日は月1回しかないため、早く捨てたい場合は自分でごみ処分場に持ち込んで処分してもらうことも可能です。
家庭用のプリンターならば自家用車があれば運べるサイズですが、積み下ろしと運搬を自分で行う必要があります。
小型家電リサイクル
プリンターは小型家電リサイクル法の対象品目になっているので、自治体によってはゴミとして廃棄せずにリサイクル処分できます。
回収方法は以下の4通りです。
- イベント回収:期間限定で行われるイベントの開催期間中に回収
- ステーション回収:ゴミステーションで資源ゴミと合わせて回収
- ピックアップ回収:不燃ゴミとして処分されたものを、清掃工場で選別し回収
- ボックス回収:公共施設や家電量販店に設置してある回収ボックスから回収
お住まいの地域やマンションの掲示板などに情報が出ていることがあるので、こまめにチェックしておき近隣で上記のいずれかの回収が行われるということがあれば持参して回収してもらいましょう。
寄付する

ボランティア団体やNPO団体などへ寄付するのも、プリンターを処分する方法の1つです。
発展途上国や被災地域への物資支援として物品募集をしている団体が世の中には沢山あります。
電化製品などは電圧の違いがあるためそのまま発展途上国に寄付することは多くないですが、寄付されたプリンターをリサイクルし現金化した上でそのお金が発展途上国への支援や活動資金などに活用されています。
基本的には送料はこちらで負担する形となり、リサイクルするにあたって製品の年式が指定されていることもあるので発送前によく確認しておきましょう。
不用品回収の事業者に依頼する
- 回収日が待てない、すぐに処分したい
- プリンターを自分で運ぶのが大変
- プリンター以外にも不用品がたくさんある
という方におすすめなのが不用品回収業者に処分を依頼する方法です。
数百円で済む自治体の回収に比べると費用はかかりますが、都合のいいときに駆けつけてくれる場合も多いですし、引っ越しや大掃除などプリンター以外にも不用品がたくさん出たときにはまとめて引き取ってくれるのでとても便利です。
見積もりだけなら無料のところや、メールやLINEで問い合わせできるところも多いので、料金やスケジュールなどをしっかり確認しておきましょう。
家電量販店で下取りに出して処分

新しいプリンターを購入するという予定がある方は、古いプリンターを家電量販店に下取りに出すことで簡単に処分できます。
家電量販店によっては、新しいプリンターを購入しなくても回収のみでも受付してくれるところもあるので、下取りを検討している方は最寄りの家電量販店に問い合わせてみましょう。
下取りでプリンターを処分する際は基本的には有料となりますので、より安く処分したい方はここで紹介している他の処分方法と費用を比較してから依頼しましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
年式の新しいものや古くても状態がよいプリンターなら、リサイクルショップで買い取りをしてもらえることもあります。
持ち込みや出張買取などでプリンターを査定してもらえますので、まだ使えるから捨てるのには惜しいというプリンターをお持ちならおすすめです。
また、状態が悪かったりもう動かないようないわゆる「ジャンク品」の状態でも、部品がリサイクルできそうなら少額にはなりますが買取価格が付いたり無料で引き取ってもらえることがあります。
フリマアプリで売却する
- 処分をそこまで急いでいない
- 十分使用できるのに年式が古くてリサイクルショップで買取できなかった
という状況であれば、メルカリやフリルなどフリマアプリに出品して処分しながら利益を得ることもできます。
求める機能さえ果たしてくれれば年式や見た目にはこだわらない!という方もいるため、需要と供給が一致すればちょっとした臨時収入につながることもあります。
ただし、購入希望者が見つかるまで時間がかかることも多くそれまでは手元に置いておかないといけないため、すぐにプリンターを処分したい方には不向きです。
また、梱包や発送、さらには購入希望者とのメッセージのやり取りなども自分でやることになるのでそうした細かい作業が苦ではない人に向いています。
とくに個人間の取引になるので配送時や届いてからの不具合など、トラブルに発展してしまうケースもあります。
出品前に動作確認をしっかり行い、特記事項があれば偽りなく明記しておき購入者にも了承してもらうなど、注意深く取引をする必要があります。
まとめ
ご自身に合ったプリンターの処分方法は見つかったでしょうか?
とにかくお金をかけずに処分したいのか、多少お金がかかっても手間なく処分したいのか。
またプリンターの状態によっても最適な方法は変わってくることがお分かりいただけたかと思います。
それぞれに合った方法をお試しくださいね。
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