冷蔵庫の寿命はいつ?寿命のサイン・買い替えのタイミングが知りたい!

冷蔵庫は日常生活に欠かせない大切な家電ですが、長年使用していると買い替え時期に悩むことも多いですよね。

「最近冷えが悪くなった」「異音がする」など冷蔵庫が不調になったときに、これは修理してもらったほうがいいのか、買い替えたほうがいいのか、判断に迷うこともあるでしょう。
そこでこの記事では、冷蔵庫の買い替えに寿命や買い替えのサイン、おすすめの購入時期などを解説します。
お得な処分方法や豆知識も紹介しますので、冷蔵庫の買い替えにお悩みの方はぜひ参考にしてください!

私が監修致しました

寺坂 健吾
買取いちばんスタッフの寺坂です。 夜、真っ暗で静かな中「ブーン…」と冷蔵庫のうなる音が聞こえてきたことはありますか? そう、普段あまり意識することはありませんが冷蔵庫は毎日休まず動き、食品を冷たくキープし、氷まで作ってくれる働き者の家電です。 そんな冷蔵庫が突然壊れてしまうと食品が傷んでしまい、冷凍庫で溶けたアイスや水分で台所を汚してしまうこともあります。かといって食材全部を無理に食べるわけにもいきません。 できれば寿命となるタイミングを知っておき、壊れて困ってしまう前に買い替えスムーズに新しいものに移行したいですよね。 今回は冷蔵庫の寿命の目安や判断基準を紹介しています。 家電リサイクル法に含まれている冷蔵庫のお得な処分方法も解説しているので、「そろそろ買い替えようかな?」とお考えの方はぜひご一読ください!
目次

冷蔵庫は買ってからどのくらい使える?

冷蔵庫

私たちの生活に今やなくてはならない存在の「冷蔵庫」。
何となく寿命が長いイメージの家電ですが、実際どれくらいが寿命なのかを知らない方も多いのではないでしょうか?

ここではまず、冷蔵庫の寿命にスポットを当てていきたいと思います。

冷蔵庫の寿命はおよそ10年前後

冷蔵庫の寿命は、開閉の頻度や使い方によって差はありますが、おおよそ8〜12年といわれています。
内閣府が2025年4月に発表した消費動向調査によれば、2人以上の世帯での冷蔵庫の平均使用年数は13.5年。
買い替えの理由でもっとも多かったのは「故障」でした。
こうしたデータから見ても、冷蔵庫は10年前後を目安に寿命を迎えると考えておくのが現実的といえそうです。

メーカー部品保有期間は9年

冷蔵庫の調子が悪くなると修理を検討することになりますが、実は修理に使われる部品には保有期間が決められています。主要なメーカーでは、冷蔵庫の製造終了からおおよそ9年間は部品を保有していますが、それ以降は保有を終了するのが一般的です。

つまり、製造終了から9年を過ぎた冷蔵庫が故障した場合、必要な部品が手に入らず、修理できなくなる可能性があるということです。

耐用年数は6年

冷蔵庫の寿命は約10年といわれていますが、耐用年数(その資産を使用できる期間)の観点からはもう少し短めに捉えられているようです。
国税庁の調査によると、冷蔵庫の耐用年数は6年ほどとされています。

このことからも、冷蔵庫の故障や修理が必要になるタイミングは、想像より早く訪れる可能性があるといえるでしょう。

冷蔵庫の寿命にムラがあるのはどうして?

5年ほどで庫内が冷えなくなってしまう冷蔵庫もあれば、15年近く使っているけどまだまだ現役だぞ!という口コミもあるなど、寿命は冷蔵庫によって差があります。
”最新のものが耐久性もある”というわけでもなさそうですが、これはどういう要因が関係しているのか気になりますよね。

先程、冷蔵庫の寿命は10年程度だとお伝えしましたが、これはあくまで正しい使い方をした場合です。
個体そのものの差ももちろんあるでしょうが、やはり寿命には各ご家庭での使い方が大きく影響しているといえます。

中に食品がぎっしり詰まっていれば、コンプレッサー(強い圧力をかけて気体を圧縮し送り出す装置)はフル回転で庫内を冷やそうとするため大きな負担がかかります。
また何度も開け閉めして冷気が逃げてしまい、庫内の温度を低く保てないときにもコンプレッサーにとっては負担がかかっている状態です。

ご自宅での冷蔵庫の使い方を考えたとき、もしも過酷な使い方に心当たりがあるようなら、9年や10年より早く冷蔵庫の寿命は来てしまうかもしれません。

冷蔵庫の寿命が近づいているサインは?

冷蔵庫の中を見る女性

年数が経ったり酷使され寿命が近くなってきた冷蔵庫は、その寿命が近いことを以下のようなサインで知らせてくれます。

  • 庫内があまり冷えていない・冷え方にムラがある
  • 氷ができない・冷凍庫が冷えない
  • 水漏れしている
  • 異常な音がするようになった

具体的にどういう症状なのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

庫内があまり冷えていない、冷え方にムラがある

食材を冷やすスピードが遅くなってきたら、買い替えのサインかもしれません。
冷蔵機能が正常動作しないということは、温度調節をする装置や冷媒回路が故障している可能性があります。
故障箇所によりますが、この場合の修理費用は数万円になることも。

ただし、冷えの悪化は冷蔵庫の使い方を変えることで改善するケースもあります。
冷蔵庫はドアの開閉が多いと冷気が逃げて庫内の温度が上がりやすくなるため、開閉頻度を減らすことによりまたしっかり冷えるようになるかもしれません。

食材がどの程度入っているかにも注目しましょう。
なぜなら、食材を詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、冷蔵庫の中が冷えにくくなる場合があるからです。
食材の量はなるべく増やしすぎないように意識し、食材と食材の間に隙間を作るように心がけましょう。

氷ができない・冷凍庫が冷えない

氷ができなかったり、冷凍室のアイスが溶けていたりする場合は、モーターの故障や製氷皿をひねる部品の不具合が考えられます。

しかし、中には給水タンクや製氷皿が正しくセットされていない場合や、氷を作らない設定になっているだけの場合もありますので、まずはそれらをチェックしてみるのがおすすめです。
それでも改善されない場合は故障している可能性が高いので、メーカーなどに問い合わせましょう。

水漏れしている

冷蔵庫の下や庫内に水が漏れている場合は、本体に何らかの不具合が生じている可能性があります。

  • 床に水が漏れる…冷蔵庫内で発生した水をためる蒸発皿がずれている or 故障している
  • 庫内で水が漏れる…冷気が出る部分にホコリやカビが付着している

このように、掃除や蒸発皿の調整で改善される場合もありますが、故障している場合は修理や買い替えを検討しましょう。

上記以外にも、ドア部分のパッキン(ドアの淵についているゴム製の部品)が劣化し、ドアの閉まりが悪くなることもあります。そうなると冷蔵庫内の温度が上がり、食品が溶けて水漏れにつながる場合もあるためご注意ください。

異常な音がするようになった

先程も登場しましたが、冷蔵庫を冷やす際はコンプレッサーと呼ばれる圧縮装置が動作しています。

このコンプレッサーは機能している時は「ブーン」という音がするのですが、先述したような何らかの異常があり庫内が冷えにくくなってしまうと、通常以上に庫内を冷やそうと出力を上げて稼働し、その運転音が大きくなってしまうのです。

また、コンプレッサー自体の故障の場合も異音がします。
通常冷蔵庫内が冷えるとコンプレッサーの音が止まるのが普通ですが、音が止まらず長時間鳴り続ける場合は、コンプレッサー自体に何らかの異常が発生している可能性があります。
コンプレッサーは冷蔵庫にとって重要な部品のため、故障した際はすぐに対応するようにしてくださいね。

中には故障と勘違いしやすいトラブルも

冷蔵庫の様子がいつもと違うと”故障かも…”と思いがちですが、実はそうではなく、故障と勘違いしやすい現象もあります。
その場合は、原因を取り除けばそのまま問題なく使用できるはずなので、一度確認してみましょう。

  • 冷蔵庫内が冷えにくい
  • パッキンの劣化でドアが閉まらない

これらの場合、ものを詰め込みすぎているか、パッキンに汚れが付着しているといったケースも多いです。
一度冷蔵庫内をキレイに掃除し、それでも改善されなければ修理や買い替えを検討しましょう。

「買い替え」か「修理」か迷ったら

選択に迷う女性

冷蔵庫の寿命のサインについて見てきましたが、寿命を迎えた際の対処法としては「買い替え」と「修理」の2つが考えられます。

ここでは、それぞれの選択肢がどんなケースに適しているのかを解説していきます。
冷蔵庫の調子が気になっている方は、判断の参考にしてみてくださいね。

購入後8年以内の場合は「修理」

購入後8年以内の故障であれば、メーカーに依頼し修理してもらうのがおすすめです。

修理費用が安く済む場合は修理したほうがもちろんお得ですが、このタイミングで思い切って最新のものに買い替えるのもアリでしょう。
新しく買い替えることで高性能になり、電気代を抑えられるメリットもあります。
電気代を節約できれば結果として出費を抑えることにもなるため、どちらがお得かしっかりと検討するのをおすすめします。

購入から8年以上経ち古くなっている場合は「買い替え」

何度もお伝えしているように、メーカーの部品保有期間は製造終了から約9年のため、購入から8年以上経過している冷蔵庫や、いつ購入したか分からないような場合は買い替えるのが無難です。

寿命を過ぎた冷蔵庫が故障した場合、仮に修理したとしてもすぐに別のパーツが故障してしまう可能性も。
そうなると修理費用がかさんでいき、買い替えたほうがよかったと後悔してしまうかもしれません。

最新モデルであれば高性能で使いやすく、電気代を節約できるなどのメリットもたくさんあるため、思い切って買い替えを検討するのをおすすめします。

故障以外にも買い替えのタイミングはある!

冷蔵庫の買い替えをすべきタイミングは故障や劣化以外にもあります。
ライフスタイルに合わせて、使い勝手のいい冷蔵庫へ買い替えましょう!

電気代が高いと感じたとき

家庭の中で、消費電力の大きい家電は冷蔵庫です。
電気代が高いと感じる場合は、冷蔵庫を買い替えることで改善する場合があります。

特に古い冷蔵庫では、モーターが一定の回転数で動き続けるタイプが多く、無駄に電力を消費しがちです。
一方、近年の冷蔵庫にはインバーター制御機能が搭載されており、ドアの開閉や室温に応じてモーターの回転数を調整することで、効率的に冷やしながら電力消費を抑える仕組みになっています。

「電気代を少しでも減らしたい」と考えている方には、新しい冷蔵庫への買い替えがもっとも手軽で効果的な方法といえるでしょう。

家族が増えたとき

結婚や出産など家族が増えたときも、冷蔵庫の買い替えのタイミングです。

買い物する食材が増えたにもかかわらず、容量の小さい冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなり、電気代が多くかかってしまいます。
また、詰め込みすぎることで故障のリスクが高まったり、食材の出し入れがしづらくなって不便を感じることもあるでしょう。

一般的に一人暮らしに適した冷蔵庫のサイズは200L程度、家族3~4人向けは400~500Lとされています。
冷蔵庫を買い替えるなら、多少余裕のある容量のものを選ぶのがおすすめです。

よりお得に!冷蔵庫の買い替えならこのタイミングを狙え!

冷蔵庫売場

冷蔵庫を買い替えよう!と決めたらすぐに新しい冷蔵庫を買いに出かけたいですよね。
でもちょっと待ってください!
実は、冷蔵庫の買い替えにはおすすめの時期がいくつかあるのはご存知でしょうか?

冷蔵庫は大型の家電で値も張るものですから、少しでもお得に買い替えたいはず!
壊れてしまう前の急を要していない買い替えであれば、次のようにお得な購入時期を待って買い替えるのがおすすめです!

新年度の準備にむけた2月〜3月

4月から始まる新生活に備えて、2月頃から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のセールが行われやすいです。

そのほか新生活セットとしてポットやコーヒーミルなど小さいキッチン家電をまとめて安く買えたり、機種を限定して大幅に値引きされていたりとお得なサービスが利用できることも。
買い替えのタイミングが春頃なら家電屋さんをぜひチェックしてみましょう。

またほとんどの家電量販店の決算セールは年に2回で、3月と9月に行われます。
春の決算セールと重なる3月が特に狙い目です!
決算セールはとにかく値引きされます。お店としても売れ残るよりは多少安くしても売ってしまいたいはずなので、交渉次第でさらに安く買うこともできるかもしれませんよ!

最新機種にこだわらないのであれば、新機種が出る前の7月〜8月

いわゆる「白物家電」と呼ばれる生活に欠かせない家電製品の多くは、1年に1回はモデルチェンジがあり、9月中旬頃から新機種が登場します。

その前の7月や8月には型落ちや旧型モデルをセールで販売することが多いので、最新機種にこだわらないのであれば冷蔵庫をかなり安く購入できます。
店頭でのディスプレイも入れ替わるため、展示品処分が頻繁に行われるのもこの時期です。

型落ち製品はすぐに売り切れてしまう場合もあるため、早めに情報をチェックしておきましょう!

新機種を希望するなら9月〜10月

最近の冷蔵庫は、AIによる冷却制御や、野菜の鮮度を1週間以上保つ機能など、目覚ましい進化を遂げています。
そういった最新機能を搭載したモデルがどうしても欲しい!という方には、新機種が登場する9月〜10月が買い替えのタイミングです。

新機種なのでお得に購入するのは難しいかもしれませんが、値段より機能を重視するのであれば、カタログや店頭でチェックして、自分に合った1台をじっくり選ぶのをおすすめします。

ボーナスシーズン・年末年始などのセール時期もおすすめ!

7月や12月のボーナスの時期や、年末年始なども家電のセールが行われることが多いです。
さらに、3月の決算期は狙い目。お店の売上目標が高く設定されていることから、なんとしても売上を伸ばしたいと考える店舗で大幅な値引きや特典がつくこともあるため忘れずにチェックしておきましょう。

こうしたセール時期は人気商品がすぐに売り切れてしまうこともあるので、あらかじめネットやチラシで情報をこまめにチェックしておくと安心です。
準備しておけば、タイミングを逃さずに理想の1台を手に入れられますよ。

家電量販店で買うなら週末も狙い目!

なるべく出費を抑えたくても予期せぬ故障に見舞われ、お得な時期まで待ってられない…とお悩みの方もきっといらっしゃるでしょう。

家電量販店では、週末限定でメーカーとコラボして大幅値引きを行っていることが多々あります。
メーカーにこだわりが無いのであれば、土日に足を運んでみるのもひとつの手です。

ただし冷蔵庫の有名メーカーであるPanasonicと日立は「指定価格制度」を採用しており、メーカーがあらかじめ設定した価格での販売が基本となっています。
そのため、週末セールであっても店舗が独自に値引きすることはできず、価格が固定されている場合があるので注意してください。

とはいえ、メーカー側が市場の状況を見て値下げを決定すれば、その価格に応じた販売が可能になるため、「まったく値下げされない」というわけではありません。タイミングさえ合えば、お得に冷蔵庫を購入できるチャンスに出会えることもあるので、ネットや店頭チラシをしっかりチェックしておきましょう。

買い替えにおすすめの冷蔵庫メーカー5選!

冷蔵庫の種類は豊富なので、どのメーカーにするか決められない!という方もいらっしゃいますよね。
ここでは、その中でも特におすすめしたい国内メーカー5つをご紹介したいと思います。

HITACHI(日立)

2020年度冷蔵庫のおすすめメーカーランキングで1位を獲得した日立。
「真空保存」や「プラチナ触媒」など自社開発の技術を製品に導入しており、肉や魚などの食材の鮮度をキープする機能が人気です。

中でも注目を集めているのが「真空チルド」技術。
専用のチルドルーム内の空気を小型真空ポンプで抜くことで、食品の酸化を抑え、栄養素や風味を保ったまま鮮度をキープしてくれる優れものです。

MITSUBISHI(三菱電機)

三菱電機の冷蔵庫は、使い勝手にこだわった設計が魅力です。

中でも人気の機能「切れちゃう瞬冷凍」は、凍らせた食材を解凍することなく、そのまま包丁でスッと切れる状態にしてくれるので、調理の手間を大幅にカットできます。
解凍の手間が省ける分、忙しい日でも時短で調理できるのがうれしいポイントです。

Panasonic(パナソニック)

パナソニックの冷蔵庫には、食品の細胞破壊を抑えながら冷凍することで、旨味をしっかりと保持する「はやうま冷凍」機能が搭載されています。
これにより、冷凍した食品の味が新鮮に保たれ、解凍後も美味しく楽しめます。

また一部モデルでは、冷蔵庫のコンプレッサーを本体の上部に配置した「トップユニット方式」を採用しています。この方式により、下部の野菜室や冷凍室の容量が広がったり、最上段の奥に収納された食材を取り出しやすくなったりと、使い勝手がますます向上しました。

SHARP(シャープ)

シャープの冷蔵庫は、独自技術「プラズマクラスター」を搭載しているのが特長です。
庫内の空気をきれいに保ちつつ、食材に付着した菌の繁殖を抑えて、鮮度をより長くキープしてくれます。

「メガフリーザー」と呼ばれる大容量冷凍室を備えたモデルでは、冷凍食品をたっぷり収納可能。
中が見渡しやすく整理しやすい設計も魅力です。
まとめ買いをする方や家族の人数が多いご家庭にもぴったりな冷蔵庫となっています。

TOSHIBA(東芝)

東芝冷蔵庫「VEGETA」シリーズは、約10日間も野菜の鮮度を保てる「もっと潤う摘みたて野菜室」を採用。
水分を逃さずみずみずしさをキープできるため、野菜をよくまとめ買いする方や、ストックを無駄にしたくない方に特におすすめです。

また、軽く触れるだけで扉が開く「タッチオープン」や、収納するものに合わせてドアポケットの高さを簡単に変えられる「フリードアポケット」など、使いやすさにこだわっている設計も魅力。
利便性を重視したい方にもぴったりな一台です。

買い替えの際の注意点

冷蔵庫に野菜を入れる女性

買い替えに適した時期やおすすめメーカーを確認したところで、ここからは実際に冷蔵庫を買い替える際にチェックしておきたいポイントを確認します。
知らないと損をすることもあるので、買い替え前には一度、目を通してみてください。

設置場所を確認しよう

冷蔵庫はサイズが大きく幅を取るため、買い替え前には設置場所の確認をしておくことが大切です。
設置の段階になって「玄関に入らない!」「置けない!」なんてことにならないように、きちんと以下の点をチェックしておきましょう。

  • サイズの確認:熱を逃がすため左右に3cm程余裕をもって置けるか、扉を開ける時に壁などぶつからないか
  • 搬入時の経路:置くスペースだけでなく玄関、廊下、リビングのドアなど搬入する際に通る場所のサイズを確認しておく
  • 冷蔵庫の扉の開き方の確認:利き手や赤ちゃんを抱っこしながら開けるなど、開けやすい方向は様々。右開き、左開き、両開きなど使い勝手を確認しておきましょう。
  • 容量や野菜室と冷凍庫の位置など:作り置きを冷凍する場合が多いのか、生鮮食品をよく買うのか、など生活スタイルで使いやすいものを選びましょう

食材を減らし、掃除しておく

買い替えた冷蔵庫が届く日が決まったら、早めに生鮮食品の買い足しをストップしどんどん冷蔵庫の中身を減らしていきます。
献立をしっかりと考え、計画的に減らしていくようにしましょう。

とはいえ、たくさんある調味料やバターなどを急に全部使い切ることはなかなかできない…ということももちろんありますよね。
そうした使い切れなかったものたちは、使っていた冷蔵庫の電源を落とした後、一時的に保冷剤を入れたクーラーボックスや保冷バッグに避難させておきます。
新しい冷蔵庫の電源を入れ、庫内が十分に冷えたら移動させましょう。

処分する冷蔵庫は電源を落とし、水抜きをする

処分する冷蔵庫は、運び出す前日になったら電源を落とし「水抜き」を行います。

電源を落とすことによって中に溜まった霜が水となって出てきますので、その水が溜まった器を説明書の指示に従って外し、水を流しなどに捨てれば完了です。

水が残ったままだと運搬時に水漏れし内部の故障の原因になったりほかの荷物を濡らしてしまったりすることがあるので、忘れずに行うようにしましょう。

▼水抜きについてはこちらの記事でも解説しています

買い替えた冷蔵庫を長持ちさせるコツ

冷蔵庫

いつかは寿命を迎えてしまう冷蔵庫ですが、使い方をちょっと工夫するだけで長持ちさせることも可能です。
ここでは、冷蔵庫を長く使うための5つのコツを紹介します。

コツ① ドアの開閉回数を少なくする

ドアの開閉が多いと庫内の温度が上がりやすくなり、庫内を冷やすために余分な冷却運転が必要になります。
これが冷蔵庫の負担となり、結果的に寿命を縮める原因に。

そのため、食材の出し入れはなるべくまとめて手早く行うのがポイントです。
よく使うものは手前に配置し、少ない開閉でスムーズに取り出せるようにしておきましょう。

コツ② ものを詰め込み過ぎない

冷蔵庫の中に食料品を詰め込み過ぎると、冷気の流れが悪くなります。
冷気の流れが悪くなると、冷却するまでの時間が長くなって冷蔵庫に負担がかかるため、こちらも寿命を早めてしまう原因に。
冷蔵庫の中のものは詰め込みすぎず、適度に隙間を空けるようにしましょう。

コツ③ 熱いものは”冷やしてから”入れる

熱いものをそのまま冷蔵庫に入れてしまうのも、庫内の温度が上がるためNGです。

熱いものは必ず冷やしてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

コツ④ 冷蔵庫の周りにものを置かない

冷蔵庫の周りにものがあるとうまく放熱できなくなり、冷却力が低下し、無駄な電力を消費してしまいます。
側面は0.5〜2cm、上部は5〜30cmほど隙間を確保し、設置するようにしましょう。

コツ⑤ 定期的に冷蔵庫内の掃除をする

冷蔵庫内やその周辺にホコリや汚れがたまると冷却効率が悪化したり、不具合や故障を引き起こしたりすることもあります。
庫内の引き出しや棚はもちろん、以下の場所も定期的に清掃を行いましょう。

  • 冷気の送風口
  • ゴムパッキン
  • 放熱板

寿命を迎えた冷蔵庫を処分するには?費用はどのくらいかかる?

冷蔵庫前で悩む女性

最後に、寿命を迎えた冷蔵庫を処分する方法と費用について紹介していきたいと思います。

冷蔵庫の処分には「リサイクル料金」+「収集・運搬料」がかかる

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象製品のため、自治体で粗大ごみとして回収してもらえません。
「リサイクル料金」+「収集・運搬料金」を支払い、正しい手順で処分する必要があります。

冷蔵庫のサイズリサイクル料金(税込)
170L以下(小)3,740円
171L以上(大)4,730円

大手メーカーのリサイクル料金は上記ですが、メーカー・容量によって異なることもあります。詳細は一般財団法人 家電製品協会のホームページでご確認ください。

収集・運搬料金についても、家電量販店のホームページで確認できます。リサイクル料金と違い金額が大きく違うこともありますので、事前に必ず確認しましょう。

▼冷蔵庫の処分・家電リサイクルについて詳しくはこちらの記事でも解説しています!

処分費用を抑えたいなら「買取処分」がおすすめ!

冷蔵庫は使用済みのものでも、状態がいいものなら「買取」でお得に処分できる可能性があります。

  • 正常に機能するもの
  • 製造年数が5年以内のもの
  • 保証期間内のもの
  • 国内の大手メーカーのもの
  • 大容量のもの(容量400L以上)

上記の条件に当てはまるようでしたら、ぜひ一度査定に出してみましょう!

冷蔵庫の買取は「出張買取」一択!

冷蔵庫は重量・サイズがある家電なので、自分で家から持ち出すのは難しいですよね。
その場合は、出張買取してくれる業者を利用するのがおすすめです。

リサイクルショップ

大手リサイクルショップは、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電の出張買取にも対応しています。
依頼すれば家まで買取に来てくれるほか、いろいろなジャンルの製品を取り扱っているため、家具や洋服など、さまざまなものをまとめて買い取ってもらえるのもメリットです。

ただし、リサイクルショップは多ジャンルのものを扱う性質上「専門性に欠ける」というデメリットがあります。本来なら価値のある冷蔵庫でも、値段が付かない、あるいは相場の半分以下の値段で査定されてしまうことも少なくありません。

そのような事態を避けるためにも、冷蔵庫の買取は専門的な知識のある家電専門店・不用品回収業者に依頼することをおすすめします!

家電専門買取業者

家電を専門に取り扱う買取業者であれば、冷蔵庫を適正価格で査定してもらえます。
多少故障したものでも修理し再販できる場合があるので、壊れた冷蔵庫でも一度査定を依頼してみるといいでしょう。

ただし、家電専門買取業者は「状態があまりに悪いもの」「製造年数が5年以上経過してしまっているもの」は基本的に買い取ってもらえません。
売却を考えるのなら、なるべく早めに査定に出すことをおすすめします。

不用品回収業者

不用品回収業者と聞くと、ただ不用品を処分するだけの業者という印象を持つ方も多いかもしれません。

しかし、最近では「買取」に力を入れている業者も増えてきています。
各ジャンルの専門知識を持った査定士が常駐している業者を選べば、冷蔵庫などの家電も価値をしっかりと査定してもらえるので安心です。

もちろん買い取れなかった冷蔵庫はそのまま引き取ってもらえるので、処分となった際に手間がかからないのもメリットといえるでしょう。

悪徳業者に要注意!

不用品回収業者には多くのメリットがありますが、中には過剰請求や不法投棄を行う悪質な業者も存在するため注意してください。
「安いから」「無料だから」と値段だけで業者選びをすれば、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
以下のチェックポイントを押さえて、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

  • 会社の情報が明確である
  • 実績が開示されている
  • 料金が事前に明確である
  • スタッフの対応が丁寧である
  • 料金交渉に柔軟に対応してくれる
  • 口コミが高評価

上記のほか、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」を試すのもおすすめです。
信頼できる業者に依頼して、安全に冷蔵庫を処分しましょう。

まとめ

冷蔵庫と食品

冷蔵庫は比較的寿命が長い製品ではあるものの、製品や使用頻度、設置環境によっては寿命が早く訪れることももちろんあります。

  • 庫内があまり冷えていない・冷え方にムラがある
  • 氷ができない・冷凍庫が冷えない
  • 水漏れしている
  • 異常な音がするようになった

このようなサインがみられたら、修理や買替を検討しましょう。

冷蔵庫は不具合が出たら捨てるしかないと思われがちですが、製品によっては買取を依頼できることもあります。記事内では、買取してもらえる冷蔵庫の特徴や買取依頼先なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

弊社「買取いちばんドットコム」でも、冷蔵庫の買取・回収を行っています。
査定・出張費は無料となっておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください!

▼そのほかの生活家電・電化製品に関する記事はこちら

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