1966年にピエリ・アンブロジオ・ブスネリによってチェザーレ・カッシーナと共同で前身であるC&B（カッシーナ＆ブスネリ）が創業されました。C&B社はデザイン・技術・素材などにおいて技術革新をもって応える事でソファのランドマーク的メーカーとして国際的に認知されるようになります。創業された60年代にはモールドウレタンの技術革新によってUPやCoronadoといったアイコン的作品を既に完成している事から高い技術力とデザイン力が伺う事ができます。
1973年には共同出資していたカッシーナの株を全て買い取り社名を今のB&Bイタリアに変更しました。
1980年代には世界的権威のある賞であるコンパッソ・ドーロを既に獲得し、更なる地位を高める事に成功しました。同時期に70年代後半より始まったMAXALTOコレクションでも同じ賞を獲得しています。
1990年代には現在も繋がりの深いアントニオ・チッテリオとの協力によって代表的ソファであるチャールズなどの高品質な製品を生み出し、2000年代にはパトリシア・ウルキオラや日本人デザイナー深澤直人といった注目されているデザイナーとも協力し、新しいエッセンスと美的トレンドを組み入れた家具を発表しています。
現在においても古き良き同社の家具を新しい解釈で新たにリリースするとともに、新しい秘術革新とトレンドを組み入れた製品群を発表し続けているブランドです。

B&Bイタリアはイタリアを代表する世界最高峰のブランド家具メーカーで、モダンデザインを踏襲しながらも同社の高い技術力とトレンド収集力で常に新しい家具を発表し続けています。
家具の特徴としては他のイタリアブランドよりもファブリック素材によるアプローチを試みる事が多く、それらは同社の代表的製品であるチャールズやアンディといったソファに表れています。製品のフォルムは比較的大き目に作られていながらも大きさを感じさせないスッキリとしたデザインに仕上げており、背もたれやフレームに特徴がある家具が多くみられます。